- この記事の監修者
-
歯科医師。医療法人聖礼会理事長。ICOI国際インプラント学会認定医・指導医、日本口腔インプラント学会認定医・専門医、臨床研修指導医、インプラントフェロー認定、iACD歯科総合認定医・研究指導医。
https://www.us-shika.com/
すきっ歯を矯正治療で治療すると、どのくらいの治療費がかかるのでしょうか。
そもそも治さないとどうなるのか、歯並びが気にならなくても放置してはいけないのでしょうか。すきっ歯は、人によって症状や隙間の数も異なりますが、放置はおすすめできません。そこで当記事では、すきっ歯の矯正治療についてご紹介します。また、治療費の目安から治療例など、症例写真を参考に詳しく解説します。
\先着30名様限定お試しプラン1,650円/
- 1.矯正すべき?すきっ歯に関する基礎知識
- 1-1.すきっ歯の特徴と原因
- 1-2.すきっ歯を放置するリスク
- 2.すきっ歯の矯正方法と費用の相場
- 2-1.マウスピース矯正
- 2-2.ワイヤー矯正
- 2-3.セラミック矯正
- 3.すきっ歯の矯正に必要な期間
- 3-1.すきっ歯の全体矯正に必要な期間
- 3-2.すきっ歯の部分矯正に必要な期間
- 4.すきっ歯の矯正で活用できる「デンタルローン」
- 4-1.デンタルローンとは
- 4-2.デンタルローンのメリット・デメリット
- 5.高額療養費制度も活用できる
- 6.すきっ歯の矯正費用を抑えるならマウスピース矯正がおすすめ
- 6-1.マウスピース矯正ですきっ歯を治療した症例画像
- 6-2.ウィ・スマイルの特徴
- 7.すきっ歯を矯正で治療する方法と相場「まとめ」
1. 矯正すべき?すきっ歯に関する基礎知識
見た目に歯の間が開いている、隙間のある状態をすきっ歯といいます。多くの方は、上の歯の隙間が開いているすきっ歯を見たことがあるのではないでしょうか。
「特に歯並びが悪いわけではないけど、矯正したほうが良いのかな」
隙間が目立たない場所だったり、前歯2本の目立つ場所だったりと症状は様々です。症状や程度によって悩みも人それぞれですが、放置すると悪影響を及ぼす可能性があります。
1-1 すきっ歯の特徴と原因
すきっ歯は、医学的に空隙歯列(くうげきしれつ)や歯間離開(しかんりかい)と呼ばれています。また、歯の中央が開いている症状を正中離開(せいちゅうりかい)と呼びます。
すきっ歯には以下のようにいくつかの原因があります。
・生まれつきの特徴
生まれつき顎の大きさに対して歯の本数が少ないと、隙間が開いてしまします。また、矮小歯(異常に小さい歯)があると、左右のスペースが余って隙間ができます。
・生活習慣によるもの
前歯を押し出す舌癖や、特に子どもの頃の指しゃぶりは正中離開の大きな原因になります。同時に出っ歯の原因にもなるため注意が必要です。また、睡眠中の歯ぎしりで歯に負荷がかかって移動してしまうこともあります。
1-2. すきっ歯を放置するリスク
「特にひどくもないし、すきっ歯は治療しなくても良いのでは?」と思う人もいますが、長期的には様々な問題を引き起こす可能性があります。
・虫歯になりやすくなる
本来の歯並びは、ぴったり隙間のない状態だからこそ食べ物が挟まりにくい状態です。しかし、すきっ歯は中途半端に隙間があるため、どうしても食べ物が挟まりやすくなります。食事ごとに歯みがきをしないと、お口の中が不衛生な状態になり、虫歯のリスクが高まるのです。
また、大きめの隙間が空いている場合は、噛むたびに歯ぐきが食べ物に押されます。硬い食べ物や当たる強さによっては歯肉が傷つき、歯周病の原因になることもあるため注意が必要です。
・嚙み合わせが悪くなる
すきっ歯の程度や奥歯などの場所によっては、食事の際に噛みやすい片側だけで噛むことがあります。そのまま放置してしまうと顎に偏った負担がかかり、長期的には不正咬合になる可能性もあるのです。
・発音が悪くなる
特に正中離開の人は前歯の間から息が抜けてしまい、サ行がうまく発音できない傾向があります。さらに英語を話したいと考えている人は、息が抜けると発音できない単語が多いため注意が必要です。
2. すきっ歯の矯正方法と費用の相場
すきっ歯は通常の歯科矯正と同じように治療が可能です。
治療方法は、1本だけ捻転しているだけのものから、数カ所に隙間があるなど症状によって異なります。費用についても、部分矯正で済むものから全体矯正が必要なものまで様々です。
2-1. マウスピース矯正
透明のアライナーを歯に装着して歯並びを整える治療法です。
マウスピース矯正は透明で目立たず、周囲の目を気にせず矯正治療ができます。特に会話の多い学生や、接客業の方に人気の治療法です。軽度の乱れであれば、ワイヤー矯正よりも痛みを感じにくい傾向があります。
費用については、部分矯正が10万円~50万円ほどで治療できます。一方で隙間が多い、または全体の歯列矯正を希望する場合は30~100万円が相場です。
費用を抑えたい方には、分割の支払いプランがおすすめです。例えばウィ・スマイルの場合は、月額1,760円から矯正治療を始められます。分割手数料は発生しますが、初回の診察料や治療中の調整費用が必要ありません。
きれいな歯並びは一生ものと考えると安心できるプランです。
2-2. ワイヤー矯正
ワイヤー矯正は金属製の装置で歯を移動する治療法です。
最大のメリットは、あらゆる歯列不正に対応ができる点です。すきっ歯に限らず、八重歯や叢生(でこぼこに乱れている)にも対応できます。
すきっ歯の治療費については、マウスピース矯正よりも高額になる傾向があります。また、デメリットとしては、表面のブラケットが目立ってしまい、印象がよくないという点です。また、装置を取り外せないため、歯みがきなどのケアに手間がかかります。
目立たせないためには裏側矯正もありますが、手間がかかるため高額になります。また、透明の装置もありますので、予算を踏まえた治療計画を検討できます。
費用の目安
費用の目安 | |
表側矯正(通常の矯正) | 50~100万円 |
裏側矯正(舌側矯正) | 80~150万円 |
クリア矯正(透明の装置) | 70~120万円 |
※矯正治療は自由診療のため費用は目安となります
2-3. セラミック矯正
セラミック矯正は歯そのものは移動せず、人工の歯を被せてすきっ歯を目立たなくする治療方法です。特に矮小歯によるすきっ歯の場合は、セラミッククラウンを被せると症状が改善します。
特徴としては、本数が少なければ短期間で終わることと、ほかの矯正よりも痛みが少ない点がメリットです。ただし、本数が多ければ高額になりますし、変色や破損のリスクがあります。また、削った歯は寿命が短くなることがあるため注意が必要です。
費用の目安(1本あたり)
ハイブリッドセラミック | 6万円~ |
メタルボンドセラミック | 8万円~ |
ジルコニアセラミック | 12万円~ |
1本あたりの金額のため、治療する本数が多いほど高額になります。また、強度や審美性の理由から前歯と奥歯で使用に適さない種類もあります。
\歯並びのシミュレーションも可能!/
3.すきっ歯の矯正に必要な期間
すきっ歯の矯正に必要な期間は、全体矯正を受けるのか、部分矯正を受けるのか、どの施術方法にするのかで大きく異なります。
また、すきっ歯以外の治療が必要だったり、前歯部分に複数箇所の隙間があったり、嚙み合わせにも問題がある場合には、治療期間が伸びてしまうことがあります。
3-1.すきっ歯の全体矯正に必要な期間
施術方法 | 期間 |
マウスピース矯正 | 1年~2年半程度 |
ワイヤー矯正 | 1年~3年程度 |
裏側矯正 | 2年~3年程度 |
ワイヤー矯正は、痛みが生じたり、見た目が悪くなるデメリットの代わりに、すべての歯を動かせます。そのため、期間もその分、短くなっています。
とはいえ、日常生活で気にならない程度の見た目を保ちたい人には、マウスピース矯正がおすすめです。ウィ・スマイルのマウスピース矯正であれば、ほかの施術方法と比べても安価で、矯正できます。
見た目もほとんど目立たないようになっているので、仕事や学校がある方には、おすすめの治療方法ですよ。
\先着30名様限定お試しプラン1,650円/
3-2.すきっ歯の部分矯正に必要な期間
施術方法 | 期間 |
マウスピース矯正 | 3か月~11か月 |
ワイヤー矯正 | 2か月~1年程度 |
裏側矯正 | 5か月~1年程度 |
部分矯正であれば、個人差はありますが、半年以内に治療可能であることがわかりますね。
見た目にもほとんど影響せず、治療期間も短いマウスピース矯正は、気軽にできる歯科矯正として人気ですよ。
しかし、矯正を受ける際には、医師としっかりと治療計画を立て、その計画通りに治療できるようにしていくことが大切なのも忘れてはいけません。
4.すきっ歯の矯正で活用できる「デンタルローン」
歯の矯正を受けたいけど、費用面での不安があるという方は、「デンタルローン」を検討してみてはいかがでしょうか。
ここでは、すきっ歯の矯正でも活用できる「デンタルローン」について紹介していきます。
4-1.デンタルローンとは
デンタルローンとは、信販会社や金融機関などが提供する歯科治療費専用のローンです。
自動車ローンや住宅ローンと同じように、借入金の使用目的が限定されているのが特徴です。仕組みとしては、かかった歯科治療費を信販会社などが立替えて、患者が元本と利息を返していくような仕組みになっています。
4-2.デンタルローンのメリット・デメリット
デンタルローンのメリットは、分割で返済できるので、資金面でのゆとりができることでしょう。また、歯科医院の窓口で手続きできることもあるため、利用しやすいのもメリットの1つです。
反対にデメリットは、利用するには審査がいるのと、分割手数料が発生することです。また、デンタルローンを扱っていない歯科医院もあるので、事前に先生に相談しておくようにしましょう。
費用面について、不安がある方は、月額1,760円〜利用できるウィ・スマイルのマウスピース矯正を検討してはいかがでしょうか。治療器具もほとんど目立たないため、日常生活への影響も少なく、おすすめの歯科矯正ですよ。
\先着30名様限定お試しプラン1,650円/
5.高額療養費制度も活用できる
すきっ歯を含め、歯科矯正にかかった治療費は高額療養費制度を活用することで、払った医療費の一部分が払い戻されます。
高額療養費とは、同一月(1日から月末まで)にかかった医療費の自己負担額が高額になった場合、一定の金額(自己負担限度額)を超えた分が、あとで払い戻される制度です。
引用元:全国健康保険協会「高額な医療費を支払ったとき(高額療養費)」
高額療養費制度の払い戻しは、医療機関などから出される診療報酬明細書の審査をするため、診察月から3か月以上かかります。そこで、高額療養費支給見込額の8割相当額を無利子で貸付する「高額療養費貸付制度」も活用するのがおすすめです。
このような制度も検討することで、今まで費用面での不安があるため、治療を断念していたというような方が減るのではないでしょうか。
もし、気になることがあれば、費用のことも含めて、医師に相談してみましょう。
6. すきっ歯の矯正費用を抑えるならマウスピース矯正がおすすめ
すきっ歯の治療にはマウスピース矯正をおすすめします。
すきっ歯の症状は、上下ともに隙間がある人もいれば、1箇所しか隙間がない人もいます。重度の乱杭歯(らんぐいば)など、複雑な乱れでない限りはマウスピース矯正がおすすめです。また、治療中のマウスピースを利用して、歯列矯正とホームホワイトニングを同時に行うこともできます。
6-1. マウスピース矯正ですきっ歯を治療した症例画像
以下は、ウィ・スマイルのクリニックで治療した参考画像になります。
ご覧の通り、すきっ歯がきれいな歯並びに改善されたことがお分かりいただけたと思います。
6-2. ウィ・スマイルの特徴
技術と価格のバランスを踏まえた場合、ウィ・スマイルでの治療をおすすめします。
ウィ・スマイル矯正とは、マウスピース矯正を考えている患者さんと全国のクリニックをおつなぎする「ポータルサイトの名称」です。
「ウィ・スマイル矯正」というマウスピース装置が存在するわけではなく、カウンセリングの上で、その医院が提供している適切なマウスピース矯正をお選びいただくことになります。
・治療できるクリニック
ウィ・スマイルは関東エリアを中心に、多くの矯正歯科と提携して治療を行なっています。東北地区では宮城県、大阪をはじめとする関西地区から四国の愛媛でも治療が可能です。
・高度で精密な矯正治療
精密な3Dシミュレーションで、患者さんにぴったりな理想の歯並びをシミュレーションできます。ですから、治療後の歯並びを治療前に確認できるため、安心して矯正を始められるのです。また、担当医師と相談しながら治療期間を決められる点も安心です。
・治療費を抑えたシステム
最短1回から24回まで、治療回数を患者さんが自由に選ぶことが可能です。定期的な通院で必要な調整料や、矯正治療後の保定管理料が無料など余計な治療費が膨らむことがありません。
また他院で対応できない言われたケースの場合でも、難症例コース(別途見積)で対応いたします。
\自分にぴったりのプランを見つける/
7. すきっ歯を矯正で治療する方法と相場「まとめ」
すきっ歯といっても、軽度なものから複数の隙間があるなど、症状や程度も様々です。しかし、すきっ歯を放置してしまうと虫歯や歯周病のリスクもあるため改善をおすすめします。また、当記事でご紹介したように、すきっ歯の治療にはマウスピース矯正をおすすめします。
様々な治療法のなかでも、ウィ・スマイルは総合的にみても負担が少ない治療できるシステムです。ウィ・スマイルには、チャットや無料のLINE相談もありますので、気軽に相談してみるのも良いのではないでしょうか。
LINE相談では治療期間の相談も受け付けており、短い期間・少ない費用での治療が可能です。その他どんな些細なことでも、矯正に関する疑問・お悩みにお答えします。
歯列矯正は自分の人生に関わる大きな決断です。失敗して後悔しないためにも、不安や悩みはすべて解消してから決断をしましょう。
ご自身の悩みや不安など、いつでもご相談ください。
\24時間なんでも相談可能/