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歯列矯正で歯が動きやすい人の特徴とは?動かない原因と治療期間を短くするコツも解説

湊 寛明
湊 寛明
この記事の監修者 

歯科医師。医療法人社団ピュアスマイル理事長。インビザライン ブラックダイヤモンドドクター。インビザライン世界サミット23万人いるインビザラインドクターの中からトッププロバイダーの1人に選出。
https://purerio.tokyo/

口ゴボや出っ歯とほうれい線の関係「まとめ」

「歯列矯正って治療期間が長いイメージがあるよね・・」

 

 

最近では、口元の美しさや整った歯並びが注目されるようになり、進学や就職活動、さらには仕事の場面をきっかけに歯列矯正を始める人が増えています。

 

しかし、「歯列矯正は何年もかかる」と思い込んで、治療に踏み切れない方も少なくありません。

実は、同じような歯並びの症状でも、歯が動きやすい人とそうでない人では治療期間に差が生まれることがあります。

 

そこで今回は、「歯列矯正で歯が動きやすい人の特徴」をテーマに解説します。

 

また、動くスピードが平均的でも、治療期間に差が出る原因や対策についても詳しくお伝えします。

 

歯列矯正を検討している方は、ぜひ治療の参考にしてみてください。

1.歯列矯正で歯が動きやすい人の特徴とは?

矯正治療を行った際に、歯が動きやすい人の特徴についてご説明します。

 

歯列矯正で歯が動くスピードは、一般的に1ヶ月で約0.3~0.5mm程度と言われています。

 

そのため、矯正器具を使用して歯を4mm移動させるには、約1年の治療期間が必要です。

 

ただし、個人差があるため、中には通常よりも早いスピードで歯が移動する方もいます。

歯の動きが速ければ、当初の治療計画よりも短期間で矯正が完了する可能性が高くなります。

 

1-1.新陳代謝が活発な人の歯は動きやすい

歯列矯正は、歯槽骨(しそうこつ)の吸収と再生を利用して歯を誘導していく治療です。

そのため、骨の代謝が活発な人は、歯が通常よりも早く移動します。

 

歯は歯槽骨という骨によって支えられており、常に新陳代謝を行なっています。

 

骨は一定の圧力が加わると、溶ける(吸収)ことで衝撃を逃がそうとする性質があります。

矯正によって歯が移動すると、空いたスペースには新しい組織が再生されます。

 

代謝が活発な人は、歯の周囲組織の吸収と再生が早いため、歯が動くスピードが速いということになります。

1-2.子供など成長期に行う歯列矯正

子供は成人よりも歯が動きやすい傾向があります。

 

子供は身体の組織が変化している最中なので、歯の周囲組織も柔軟な状態です。

成長には個人差がありますが、人間の骨は15〜18歳ごろまでに少しずつ形成されていきます。

 

そのため、成長期のタイミングに歯科矯正を行うと治療がスムーズになります。

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2.歯列矯正の治療期間が短くなる人の条件

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前の章では「歯が動きやすい人」をご紹介しましたが、この章では「矯正期間が短くなりやすい人」をお伝えします。

 

単なる歯の動きやすさとは異なり、矯正前から矯正後の保定期間までの全体を通した特徴になります。

 

■参考記事:矯正の治療期間は大人だと何年かかる?流れや早く終わらせるコツも

2-1.症状が軽い歯並びや噛み合わせの状態

歯列の症状が軽度であるほど、歯を動かしやすいため治療は短期間になります。

 

特に、軽度のすきっ歯や出っ歯など、前歯だけの部分矯正は治療期間は短めです。

 

また、抜歯の必要がない人も矯正治療をスムーズに開始できるというメリットがあります。

 

■参考記事:矯正に抜歯が必要な症例3選|歯を抜くメリットや非抜歯との違いも解説

2-2.健康な口内環境が短期間治療の鍵

口腔内が健康な状態であることも、矯正治療の期間に大きく影響します。

 

虫歯や歯周病などの問題がある場合、それらの治療を優先する必要があり、矯正の開始までに時間がかかることがあります。

 

歯列矯正を検討している方は、事前に口腔内の病気を治療し、健康な状態を整えておくことが大切です。

2-3.歯列に影響するような悪い癖がない

歯列の移動に影響するような癖がないことも、スムーズな矯正治療の大切な要素です。

 

舌を前歯に押しつける舌癖や頬杖などは、余計な圧力が掛かって治療を妨げる可能性があります。

 

どちらも無意識にしてしまう癖なので、日頃から気をつけるようにしましょう。

 

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3.歯列矯正で歯が動きにくいときに考えられる原因

歯が動きやすいケースがある一方で、逆に予定よりも動きが遅いケースがあります。

本人の身体的な要因もありますが、生活習慣によって動きが遅くなることもあります。

3-1.噛む力(咬合力)が強い

日頃から癖として噛む力が強いと、矯正治療が計画通りに進まないことがあります。

 

矯正中は歯槽骨が柔らかいため、装置が誘導している力とは別の圧力をかけないことが大切です。

 

 

食いしばる癖がある人

 

歯列矯正は、歯を横方向に誘導しながら歯並びを整える治療です。

しかし、食いしばる癖があると縦方向に圧力がかかり、歯の移動を遅らせる可能性があります。

また、矯正中の食いしばりは痛みのリスクにも繋がるため、意識的な改善を心がけましょう。

 

 

就寝中に歯ぎしりをする人

 

歯ぎしりの程度によりますが、食いしばりと同様で歯の移動を遅らせる要素になります。

しかも、歯ぎしりは自分でコントロールできないため、心当たりのある場合は早めに矯正歯科医と相談しましょう。

 

3-2.矯正歯科治療の注意点を守っていない

歯科矯正には、どの治療方法にも気をつけるべき注意点があります。

そのため、歯科医師の指示を守れるかどうかも治療計画の進み具合に影響します。

 

ワイヤー矯正中は、通院時に歯列の確認やクリニーニング、ワイヤーの調整などを行います。

計画通りの通院ができないと、ワイヤーが調整できないため歯の移動が遅くなる可能性があります。

 

また、マウスピース矯正は装着時間が決められており、1日20時間以上の装着を必要とします。

装着を忘れてしまうと治療が進まないだけでなく、後戻りして治療が伸びてしまうリスクもあります。

 

さらに矯正方法に関係なく、治療後の歯が後戻りしないために保定を行います。

保定にはリテーナー(保定装置)を装着し、整えた歯列を安定させます。

矯正が終わっても、リテーナーの管理を怠らないよう注意が必要です。

3-3.アンキローシス(骨性癒着)を起こしている

矯正中、予定通りに歯が動かない場合はアンキローシスを引き起こしている可能性があります。

 

アンキローシスとは、骨と歯がダイレクトに癒着して一体化している状態を言います。

 

通常の歯と歯槽骨の間には歯根膜があり、歯と骨が直接くっついているわけではありません。

この歯根膜は衝撃に弱く、歯をぶつけるなどのトラブルによって損傷することがあります。

 

もし、損傷した歯根膜が元に戻らない場合、歯根と歯槽骨が直接くっついてしまうのです。

 

歯科矯正は歯根膜の代謝を利用しているため、損傷した歯は移動できない可能性があります。

 

アンキローシスは矯正前の診断が難しく、歯と骨が癒着していても移動できるケースがあります。

判断の目安としては、矯正を始めて2~3ヶ月ほど様子を見る矯正歯科や歯科医院が一般的です。

3-4.医師の技術力が治療に影響する場合も

歯列矯正がスムーズに進まない原因として、医師の技術力が不足しているケースも挙げられます。

 

経験や実績が豊富な矯正専門のクリニックを選ぶことで、歯が効率的に動き、治療期間の短縮が期待できます。

 

信頼できる医師のもとで治療を受けることが、成功への近道といえるでしょう。

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4.歯列矯正治療を早く終わらせる4つの方法

「歯が動きやすい人」の特徴に当てはまらない場合でも、工夫次第で歯列矯正の治療期間を短縮することができます。

ここでは、具体的に取り組みやすい4つの方法をご紹介します。

4-1.健康的な生活を心がけ、新陳代謝を高める

矯正治療をスムーズに進めるためには、日々の健康管理が大切です。

 

栄養バランスの良い食事を意識し、十分な睡眠を確保し、適度な運動を取り入れることで新陳代謝が促進されます。

新陳代謝が活発になると、歯周組織がより良い状態を保ちやすくなり、歯の動きがスムーズになると言われています。


小さな習慣を積み重ねることで、矯正の効果を引き出しましょう。

4-2.舌や口の使い方を見直す

舌や口の動きには、歯列矯正の進み具合に大きな影響を与える力が隠れています。

 

例えば、舌で歯を押してしまったり、唇や頬に無意識に力を入れてしまう癖があると、矯正器具の働きを妨げてしまうことも。


矯正治療中は舌の位置や動き、口元の使い方を意識し、悪習慣を減らすことを心がけましょう。

専門家の指導を受けるのも一つの手です。

4-3.医師の指示を守り、定期的に通院する

矯正治療を短縮するためには、医師からの指示を忠実に守ることが欠かせません。

 

装置の取り扱いや日常生活での注意点は、すべて治療効果を最大化するためのものです。

また、定期的な通院を怠らないことで、器具の調整やトラブルの早期発見・対応が可能になります。


矯正治療中は、計画に沿った通院スケジュールを優先し、治療を生活の中心に考える意識を持つことが大切です。

4-4.経験豊富な歯科医院を選ぶ

歯列矯正の成功には、歯科医師の技術や経験が大きく関係します。

 

矯正治療の実績が豊富な医院では、さまざまなケースに対応してきたノウハウが蓄積されており、歯を効率よく動かす治療方法を熟知しています。


また、カウンセリングの段階で信頼できる医院を選ぶことで、安心して治療に取り組むことができ、結果として治療期間の短縮にも繋がるでしょう。

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5.矯正中に歯が動きやすい人「まとめ」

大人の歯列矯正にかかる値段は?前歯を削る費用や医療費控除について解説

今回ご説明した通り、矯正中の歯が動くスピードは人によって異なります。

 

しかし、歯が動きやすい体質でも、全体としての治療期間には他の条件も影響します。

歯科医師の指示を守れなかったり、通院のペースを守らなかったりすれば治療期間は伸びてしまいます。

 

歯列矯正で大切なことは、歯が移動する速さではありません。

 

歯列矯正治療の目的は、見た目の悩みを改善し、綺麗な歯並びを手に入れることですよね。

 

歯並びや口周りが気になる人は、まずは無料相談やカウンセリングの利用から始めてみましょう。

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