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歯科矯正で横顔の印象は改善する?Eラインに影響を与える症例

丹谷聖一
丹谷聖一
この記事の監修者 

歯科医師。医療法人聖礼会理事長。ICOI国際インプラント学会認定医・指導医、日本口腔インプラント学会認定医・専門医、臨床研修指導医、インプラントフェロー認定、iACD歯科総合認定医・研究指導医。
https://www.us-shika.com/

口ゴボの矯正にかかる費用はどのくらい?3つの治療法と料金相場

「口元がモコっとしていて恥ずかしい」

「受け口だから横から見られると自信がない」

 

横から見たお顔の美しさを判断する基準に、Eラインというものがあります。では、理想的なEラインはどのようにしたら手に入れることができるのでしょうか。実はある程度の乱れであれば、歯科矯正によって横顔のフェイスラインを整えることができるのです。

 

そこで当記事では、Eラインにおける歯科矯正を行う効果についてご説明します。口元や横顔にお悩みの方は、ぜひ最後まで読んでみてください!

1. 理想的なEラインにより横顔は美しく見える

美を判断するときは、髪型やお肌のツヤも大切ですが、フェイスラインも意識したいものです。そして横顔のフェイスラインは、正面から見た美にもつながるため非常に大切な要素でもあります。

1-1. Eラインとは

Eラインとは、エステティックライン(Esthetic Line)の略で、美を表す基準として生まれた言葉です。

顔を横から見たときに、鼻先とオトガイ(あごの先端)を直線で結んだラインをEラインと呼びますこのEラインは、アメリカの矯正歯科医師であるロバート・ケリッツが1954年に提唱しました。美の判断は、人によってバラつきがあるので一定ではありませんが、現在でも平均的な判断基準として利用されています。

1-2. Eラインの理想

顔を横から見たとき、口先がEラインのやや内側にある状態が美しい横顔とされています。ただし日本人は欧米人と違い、鼻が低めですし下あごの先も後方にあることが多いです。そのため、日本人の場合は唇の先がEラインの内側ではなく、ライン上に触れる程度を理想的と判断することもあります。

1-3. Eラインのチェック方法

Eラインを自分で確認する際は、定規や指などの直線のものを鼻先とあご先に当てます。鼻先とあご先に当てたラインに、口先が少し触れるか触れない程度であれば理想的なEラインと言えます。あくまでもひとつの目安ですが、気になる方はチェックしてみましょう。

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2. 横顔の印象が崩れる3つの原因

歯並びに影響する後天的要因

Eラインが崩れる理由はひとつではありませんが、歯並びの悪さが原因となる場合があります。これは、鼻先と下あごの先端を結んだEラインから、口の先端が大きくズレていることが要因のひとつです。

2-1. 出っ歯(上顎前突)

いわゆる出っ歯の状態を上顎前突(じょうがくぜんとつ)と呼びます。そのため、出っ歯のせいで上唇がEラインよりも前方に飛び出している状態なのです。矯正歯科治療を行うことで、上の前歯とともに上唇も本来の位置に後退させることができます。

 

出っ歯については、歯が並ぶスペースを確保できない場合、小臼歯を抜歯をして矯正治療を行います。

2-2. 受け口(下顎前突)

受け口は、正式には下顎前突(かがくぜんとつ)と言い、似た症状として反対咬合(はんたいこうごう)と呼ぶこともあります。そして受け口は、出っ歯とは逆に下の歯が前方に出ていることで、下唇も同じように出てしまうのです。さらに受け口には、下顎が出ているようなしゃくれなどもあり、いずれもEラインが崩れる要因になります。

2-3. 上下顎前突

上下顎前突(じょうげがくぜんとつ)は口ゴボとも呼ばれ、口元が盛り上がって見える症状です。

上下顎前突は口が閉じにくい特徴があるため、Eラインの乱れ+だらしない口元になる傾向があります。重度の上下顎前突でない限りは、歯科矯正によってEラインを整えることが可能です。さらに、叢生(そうせい)も含むような症状の場合は、抜歯をして歯の並ぶスペースを確保して矯正治療を行います。

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3. 横顔の印象改善だけじゃない!歯科矯正のメリット

口ゴボや出っ歯とほうれい線の関係「まとめ」

審美性の要素は、口元だけでなくお顔全体のバランスが関係しています。もちろん横顔も大切ですが、お顔の美しさはEラインだけではありません。そして矯正歯科治療には、Eラインだけではなく様々な美しさを手にするメリットがあるのです。

3-1. エラが目立ちにくくなる

出っ歯や受け口などの症状を改善すると、Eラインだけでなくエラが目立ちにくくなることがあります。これは、フェイスラインの改善はもちろん、歪みによる無駄な力みが改善されるためです。また、歯科矯正によって噛み合わせが改善されると、あごの筋肉の偏った張りも改善されます。

3-2. スマイルラインが整う

スマイルラインとは?

スマイルラインとは、笑顔を作ったときに上の前歯の先端と下唇の曲線が美しく平行に揃うラインのことを指します。このラインが整っていると、自然で魅力的な笑顔が生まれ、全体の印象も良くなります。

 

スマイルラインの形は個々の顔の輪郭や歯の形状によって異なりますが、歯科矯正や審美歯科の治療によって理想的なスマイルラインを実現することが可能です。

 

スマイルラインと歯並びの関係

歯並びが乱れていたり、歯がねじれて生えている場合、スマイルラインが崩れ、笑顔の印象が損なわれることがあります。しかし、矯正治療で歯並びを整えることで、スマイルラインも美しく整い、笑顔に自信が持てるようになります。また、口元に自信がつくと笑顔が自然に増え口角が上がりさらに魅力的な表情を作り出せます

3-3.しっかり噛めるようになった

歯並びを整える矯正治療では、見た目の改善だけでなく、噛み合わせが良くなることで「食べ物をしっかり噛めるようになったと感じる方も多くいます。この変化は、日常生活の質を向上させる大きな要素となります。

 

例)胃への負担が軽減

食べ物を十分に噛み砕いて飲み込むことで、胃や消化器官への負担が減り、体全体の健康に良い影響を与えます。

3-4. 顔の左右のバランスが整いやすくなる

歯並びが悪い方は、食事をする際に左右の歯で均等に咀嚼できていません。その結果、本人は気づいていなくても、長期的には少しずつ左右のバランスに歪みが生じます。歯科矯正によって歯並びが改善されると、バランスが変化してフェイスラインもキレイになるのです。

3-5. 体の歪みの改善につながる

歯科矯正は歯並びだけでなく、顎関節や身体の歪みの改善にもつながります。

 

歯並びの乱れで噛み合わせが歪むと、あご関節や全身のバランスが歪む可能性があります。これは、歪んだ噛み合わせで咀嚼をするうちに、顎や首回りの筋肉に偏った力が加わるためです。結果的に、めまいや肩こり、頭痛などの様々な問題を引き起こすと考えられています。

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4. 顔の印象を整える矯正方法の種類

口元やEラインなどのお顔の印象は、矯正歯科治療で改善することができます。

 

改善する方法はいくつかありますが、乱れの原因や症状に合わせて治療方法を選ぶことが大切です。また、状態によっては抜歯をすることがありますので、治療を考えている方はリスクなども矯正医に確認しておきましょう。

4-1. マウスピース矯正

マウスピース矯正とは、マウスピース型の矯正装置で歯並びを改善する治療法です。有名なメーカーとしては「インビザライン」があります。Eラインをきれいに整えるための前歯を矯正する「部分矯正」にも適しています。装置は1日20時間以上の装着が必要ですが、取り外しが簡単なので食事や歯磨きなどのストレスがありません。

 

装置が透明なので、治療期間中は周囲に目立たず矯正することができます。ただし、乱れ方や骨格の状態によっては、マウスピース矯正が適応しない症例もあります。

4-2. ワイヤー矯正

ワイヤー矯正とは、金属製のワイヤーとブラケットを利用した矯正方法です。

様々な歯並びの症例に対応しているため、複雑に乱れた歯並びの改善が可能です。ただし、治療中はマウスピース矯正のように装置を外すことはできません。治療期間中は定期的に通院し、ワイヤーを調整して歯列をきれいに整えていきます。

4-3. セラミック矯正

セラミック矯正とは、矯正装置ではなく人工歯(セラミッククラウン)を自分の歯にかぶせる治療法です。

 

人工歯をかぶせるだけなので、他の矯正方法に比べて短期間で治療できます。ただし自分の歯の位置は変わらないため、重度の不正咬合などには対応できない可能性があります。また、治療する歯の本数が多くなると、他の矯正方法よりも高額になるので注意が必要です。

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5. 歯科矯正で横顔が必ずしも美しく変わるわけではない

歯科矯正を受けることで、横顔が美しくなったと喜ぶ方がいる一方で、思ったような変化が得られなかったり、逆に「かえって印象が悪くなった」と感じる方もいます。

 

特に以下のようなケースでは、矯正後の横顔の変化が期待通りにならないことがあります。

5-1. 歯並びだけが問題の場合

歯列の矯正だけでは顔全体のバランスに大きな影響を与えられない場合があります。例えば、骨格的な要因が伴わない場合、矯正の効果は主に歯の位置に限られることが多いです。

5-2. 骨格に問題がある場合

顎の位置や骨格全体の形が原因で横顔のバランスが崩れている場合、歯科矯正だけでは改善が難しいことがあります。このような場合には、外科手術を伴う矯正治療(外科的矯正)が必要になることもあります。

5-3. 抜歯矯正で口元が後退しすぎた場合

抜歯を伴う矯正治療では、歯を後方に移動させることで口元が引っ込むことがあります。しかし、過度に引っ込むと横顔のプロファイルが平坦になり思い描いていた印象とは異なる結果になることがあります。

5-4. 鼻が低い場合

鼻の高さや顔全体の骨格は横顔の美しさに大きく関わります。特に鼻が低い方の場合、歯科矯正による口元の変化が横顔に大きな影響を与えづらいことがあります。

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6. まとめ:歯科矯正でEラインは改善できる

マウスピース矯正できない歯並びとは?治療できない場合の対処方法

いかがでしたでしょうか。

 

よほど重度でない限り、歯科矯正は理想的なEラインを手に入れることが可能な治療なのです。歯列矯正によって口元のバランスが整うと、Eラインと同時に正面から見た印象もとても明るく理想的なお顔になります。

 

横顔や口元の膨らみが気になる方は、無料カウンセリングなどを利用して歯科医師に相談してみてはいかがでしょうか。

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