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口ゴボの矯正費用はどれくらい?矯正方法別の相場や治療期間の目安

湊 寛明
湊 寛明
この記事の監修者 

歯科医師。医療法人社団ピュアスマイル理事長。インビザライン ブラックダイヤモンドドクター。インビザライン世界サミット23万人いるインビザラインドクターの中からトッププロバイダーの1人に選出。
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1.そもそも口ゴボとは?

口ゴボとは、口元が前方に突き出している状態のことです。

 

この状態だと横顔の美しさの基準とされるEライン(鼻先と顎先を結ぶライン)のバランスが崩れ、顔全体の印象に影響が出ます。

口ゴボの主な特徴として挙げられるのは、口を閉じると顎に梅干しのようなしわができる、笑うと口元の突出が目立つ、唇が厚く見える、口の開閉がしづらいといった点です。

 

原因はさまざまで、遺伝による骨格の問題をはじめ、口呼吸や舌で前歯を押す癖、幼少期の指しゃぶり、アデノイド肥大、顎の成長不足、歯並びの乱れなどが関係しています。

 

また、歯並びが整っていても、骨格や噛み合わせ、口周りの筋肉の発達、舌の位置次第で口ゴボになることもあります。自分に合った治療方法を見つけるには、歯科医院で正確な診断を受けることが重要です。

 

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2.【治療方法別】口ゴボの矯正費用と治療期間の目安

以下の表は、口ゴボの治療方法別の費用相場と治療期間の目安です。

 

矯正方法費用相場治療期間の目安
マウスピース矯正55万円~130万円9ヵ月~3年
ワイヤー矯正(表側)60万円~140万円1年4ヵ月~3年2ヵ月
ワイヤー矯正(裏側)100万円~160万円1年8ヵ月~3年
ハーフリンガル矯正85万円~120万円2年~2年6ヵ月

 

それぞれ詳しく解説します。

2-1.マウスピース矯正

マウスピース矯正は、透明なマウスピース型の装置を付けて、歯の位置を少しずつ調整する治療法です。費用の相場は55万円~130万円、治療期間は9ヵ月~3年程度です。

 

口ゴボの症状が軽い場合は、歯を少し内側へ動かすだけで口元の印象が大きく変わることがあります。インビザラインなどのマウスピース矯正であれば、軽度の口ゴボに対応可能です。

 

装置が目立ちにくいため、接客業や人前に出る機会が多い方に向いています。また、取り外しができるため、食事や歯磨きを普段どおり行なえるのも利点です。金属アレルギーの心配もありません。

 

ただし、1日20時間以上の装着が必要なため、自己管理の徹底が治療結果に大きく影響します。

 

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2-2.ワイヤー矯正(表側)

ワイヤー矯正(表側)は、歯の表面にブラケットという装置を取り付け、ワイヤーで歯を動かしていく矯正方法です。費用相場は60万円~140万円、期間の目安は1年4ヵ月~3年2ヵ月程度です。

 

中程度の口ゴボになると、歯並びの問題だけでなく歯の傾斜や顎の位置のずれなど、複数の要因が関係するケースが多くなります。

 

こうした状況では本格的な矯正治療が必要になり、歯列を調整しながら正しい位置へ移動させるワイヤー矯正が効果的とされます。治療により、口元の突出感の軽減が期待できるでしょう。

 

ワイヤー矯正は装置を取り外す必要がないため、自己管理の負担が少ない点もメリットです。

 

ただし、笑ったときや話すときに金属の装置が見えるため、見た目を気にする方には抵抗があるかもしれません。また、装置に食べ物が挟まりやすく、歯磨きに時間がかかる点にも注意が必要です。

 

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2-3.ワイヤー矯正(裏側)

ワイヤー矯正(裏側)は、歯の裏側にブラケットとワイヤーを装着して歯の位置を調整する矯正方法です。費用相場は100万円~160万円、期間の目安は1年8ヵ月~3年程度になります。

 

裏側矯正の最大のメリットは、装置が外から見えないことです。そのため、人前に出る仕事をしている方や、矯正していることを知られたくない方におすすめです。

 

表側矯正と同等の治療効果が得られるため、中程度の口ゴボのような難しい症例にも効果が期待できます。

 

一方で、費用が表側矯正より高くなる傾向があるほか、舌に装置が当たって慣れるまで時間がかかる、発音がしづらくなるといったデメリットがあります。また、歯磨きがしにくいため虫歯リスクが高まりやすく、日々のケアに注意が必要です。

2-4.ハーフリンガル矯正

ハーフリンガル矯正は、上の歯の裏側と下の歯の表側にブラケットとワイヤーを装着する矯正方法です。費用相場は85万円~120万円、期間の目安は2年~2年6ヵ月程度です。

表側矯正と裏側矯正の中間的な治療法で、コストと見た目のバランスが取れた選択肢といえます。

 

上の歯は笑ったときに特に目立ちやすいため、裏側に装置を付けて正面から見えにくくするのが特徴です。一方、下の歯は表側に装置を付けますが、会話や笑顔の際にもほとんど目立たないため、見た目への影響を最小限に抑えられます。

 

ハーフリンガル矯正は、裏側矯正より費用を抑えられ、発音への影響も少なく、また、表側矯正より歯へのダメージが少ないといったメリットもあります。

 

ただし、完全な裏側矯正よりは装置が見える場面があることや、表側矯正よりは費用が高くなる点に注意が必要です。

 

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3.口ゴボの矯正治療は原則保険適用外

口ゴボの矯正治療は見た目の改善(審美目的)と見なされることが多いため、原則として保険適用外となり全額自己負担です。

 

ただし、一定の条件を満たせば、保険が適用されるケースもあります。おもな条件は以下のとおりです。

 

  • 顎の骨格に問題がある「顎変形症(がくへんけいしょう)」と診断された場合
  • 入院、顎の骨切り手術など外科的な治療をともなう場合

 

保険適用になるかどうかは、専門の歯科医院での診断が必要です。また、保険適用の矯正治療を行なえる「指定医療機関」で治療を受ける必要があります

 

気になる方は、まず矯正歯科や口腔外科の専門家に相談してください。

 

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4.口ゴボの矯正治療の費用を抑える方法

口ゴボの矯正治療は、費用面で負担を感じる方も少なくありません。しかし、利用できる制度を活用したり、支払い方法を工夫したりすることで、経済的な負担を軽減できる可能性があります。

 

ここでは、口ゴボの矯正治療にかかる費用を抑える具体的な方法について解説します。

 

4-1.医療費控除を利用する

医療費控除は、1年間に支払った医療費が一定額を超えたときに、所得税や住民税の一部が軽減される制度です。

 

矯正治療でも、発音や咀嚼などの機能改善を目的とする場合は、医療費控除の対象となる可能性が高いとされています。例えば、成長期の子どもの歯並びや噛み合わせの改善、顎の発達異常の治療などです。

 

口ゴボの矯正も、噛み合わせや発音に支障がある場合や、顎の骨格的な不正が原因の場合は、機能改善を目的とした治療として控除の対象となることがあります。なお、見た目の改善のみを目的とする審美的な矯正は対象外です。

 

申告の際は、治療費の領収書や医療費通知などを保管し、確定申告で申請してください。

 

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4-2.デンタルローンを利用する

デンタルローンは、歯科治療費を分割で支払うための目的別ローンです。金融機関が提供しており、審査に通れば利用できます。

 

一般的なローンより低金利に設定されていることが多く、返済期間も長期で組めるため、月々の支払い負担を抑えながら治療を受けることが可能です。

 

高額な矯正治療でも無理のない返済計画を立てやすく、まとまった資金がない場合でも治療を始められるのがメリットです。分割払いの手段の一つとして、検討してみるとよいでしょう。

 

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4-3.院内分割払いを利用する

院内分割払いは、歯科医院が独自に設けている支払い方法です。

 

金融機関を利用せずクリニックと患者が直接取り決めて分割で支払うため、手続きが簡単で、多くの場合は審査も不要です。また、金利がかからないケースもあり、経済的な負担を抑えられます。

 

ただし、対応している歯科医院は限られるため、利用したい場合は事前に取り扱いの有無を確認しておきましょう。

4-4.歯科医院のモニター募集を利用する

歯科医院によっては、治療中の写真提供や経過観察への協力を条件に、通常料金よりも安い「モニター価格」で矯正治療を受けられる場合があります。

 

ただし、写真の使用範囲や公開方法など、事前に提示される条件をよく確認しておくことが重要です。

4-5.複数の歯科医院の料金を比較する

同じ治療内容であっても、歯科医院によって料金は異なります。

 

複数の歯科医院で初回カウンセリングを受け、費用だけでなく総合的に比較検討しましょう。おもなチェックポイントは次のとおりです。

 

  • 医師の実績
  • 設備の充実度
  • アフターケアの手厚さ
  • 通院のしやすさ(アクセスや診療時間など)

 

費用と治療内容のバランスが優れている歯科医院を選ぶことが大切です。

5.口ゴボは自力で直すことはできる?

軽度の口ゴボなら、日々のセルフケアや習慣の見直しによって口元の印象をある程度和らげることが可能です。効果が期待できる方法としては、以下のようなものがあります。

 

  • 口輪筋トレーニング:口周りの筋肉を鍛え、唇の突出感を軽減する
  • 舌の位置を正しく保つ:舌を上顎に軽く当てた状態を保ち、歯や顎への圧力を軽くする
  • 鼻呼吸を意識する:口呼吸の習慣を改善し、口元の筋肉の緊張を和らげる
  • バランスよく噛む:片側だけで噛む癖を直し、顎の発達を均等にする

 

これらのセルフケアに即効性はなく、継続的な取り組みが必要です。毎日コツコツと続けることで、少しずつ効果が表れてきます。

 

ただし、根本的な改善は難しいため、並行して専門家にも相談しましょう。特に、骨格に起因する中程度以上の口ゴボは自力での改善に限界があり、専門的な矯正治療が必要です。

6.まとめ|口ゴボの矯正で理想の口元へ

口ゴボの矯正治療には複数の方法があり、費用や治療期間は症状や治療内容によって幅があります。マウスピース矯正、ワイヤー矯正など、それぞれに特徴があるため、まずは専門の歯科医院で相談しましょう。自分の状態に適した治療法について詳しい説明を受けることが大切です。

 

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