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父親や母親の歯並びは子どもに遺伝する?後天的要因や歯並びの矯正方法も解説

湊 寛明
湊 寛明
この記事の監修者 

歯科医師。医療法人社団ピュアスマイル理事長。インビザライン ブラックダイヤモンドドクター。インビザライン世界サミット23万人いるインビザラインドクターの中からトッププロバイダーの1人に選出。
https://purerio.tokyo/

歯並びの悪さは遺伝する? それとも生活習慣が原因?など、子どもの歯並びを見て、気になっている方も多いかもしれません。実は、親子で似た歯並びになるのは、遺伝的な要素だけでなく、食生活やクセの影響も大きいのです。

 

本記事では、歯並びに影響する遺伝的・後天的要因を解説し、改善方法についても紹介します。

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1. 子どもの歯並びは父親や母親から遺伝する?

親の歯並びは子どもに遺伝する?

親の歯並びは、子どもにどれほど影響するのでしょうか?

 

結論として、母親や父親の顎の大きさ・歯の形・生え方は、子どもの歯並びに一定の影響を与える可能性があります

 

顔の骨格が親に似るのと同様に、顎の形状や歯列の構造も遺伝する傾向があるため、受け口(反対咬合)や叢生(ガタガタの歯並び)などは遺伝的な要因があるいえるでしょう。

 

とはいえ遺伝だけが歯並びを決めるわけではありません最新の研究では、歯並びの悪さのうち遺伝によるものは約2%程度だといわれています。

 

子どもの歯並びには、生活習慣や癖、食事の影響といった後天的な要因が大きく関係しているのです。

 

親の歯並びが良くても、子どもが必ずしもきれいな歯並びになるわけではありません。

逆に親の歯並びが悪くても、後天的なケアによって理想的な歯並びを保つこと可能です。

 

子どものきれいな歯並びのためには、成長に合わせた適切なケアや習慣を取り入れることが大切だといえるでしょう。

2. 歯並びに影響する遺伝的要因

具体的に歯並びに悪影響をおよぼす可能性のある遺伝的要因には、どのようなものがあるのか見ていきましょう。

2-1. 歯の大きさ

まずは歯の大きさです。

 

歯の大きさは遺伝的要素が強く、親子で似た大きさになることがあります。

 

歯が大きすぎるとすべての歯が生えるスペースがなくなってしまい、八重歯や歯列の乱れにつながることがあります。

歯の並ぶスペースがなく、前歯が前に出てしまうと出っ歯になります。

 

反対に小さいとすきっ歯などの原因になることがあります。

2-2. 顎の大きさ

顎の大きさも遺伝要素のあるものです。

 

顎の大きさにより、出っ歯(上顎前突)や受け口(下顎前突)になることがあります。

 

出っ歯は、下顎が小さく、上顎よりも後ろに下がってしまうことによるものが大きく、受け口は上顎が小さい、下顎が大きい、もしくはその両方の場合になりやすいです。

2-3. 生え変わり

乳歯から永久歯への生え代わりにも、親の遺伝がかかわることがあります。

 

生え代わりが順調に行われなかった場合歯並びに影響が出ることがあるからです。例えば乳歯が抜ける前に永久歯が生えると、その永久歯が頬や舌側に生えてしまい、歯並びが悪くなります。

 

また、乳歯が抜けてからしばらく永久歯が生えずにいると、周囲の歯が乳歯が抜けて開いたスペースに傾斜した場合も、歯並びに影響を与えます。

 

傾斜した歯が、永久歯が生えるスペースを潰してしまうこともあります。

3. 父親や母親から遺伝しやすい5つの歯並び

顎の形や顔と顎のバランスといった歯並びに影響を与える骨格の遺伝子情報は子孫に受け継がれるとされています。そのため、遺伝しやすい歯並びとは、骨格が影響している歯並びとえます。

 

骨格が大きく関係する歯並びには、以下5つの例が考えられます。

3-1. 反対咬合(受け口)

反対咬合(受け口)は、本来上の歯が下の歯より前で咬むべき状態であるのに対して下の歯のほうが前で咬んでいる状態をいいます。

受け口は骨格による特徴なので、遺伝の影響があると思われます。

 

また、舌で下顎の前歯を押し出すなどの幼少期の癖が続いてしまっていた場合に受け口になることがあります。

 

受け口を放置すると、食べ物を噛みにくいというデメリットがあるといわれたり、舌の動きから「サ行」や「タ行」が発音しにくいとされたりしています。

 

受け口は矯正歯科専門の医療機関で適切な治療を行うことができます。

 

ただ、受け口は成長とともに治療が難しくなる場合が多いとする主張もあります。

3-2. 叢生

叢生(そうせい)とは、歯が顎に入りきらず重なり合ってデコボコになっている歯並びのことです。

 

乱ぐい歯とも呼ばれ、日本人の不正歯列のなかで最も多い状態といわれています。

 

叢生は顎のサイズに対し歯のサイズが大きく、スペースが足りないことによって起こります。

顎の大きさは遺伝要素のあるものなので、叢生には遺伝的要素も関係しているとみられます。

 

叢生の人は歯がデコボコのためきれいに歯を磨くのが難しく、

虫歯歯周病のリスクが高まるおそれがあるとされています。

 

顎の骨が成長過程にある子どものうちなら非抜歯で矯正できた事例も多くあります。

 

お子さまの歯並びについてご心配な親御さまやご自身の叢生が気になる方は、歯科医院に行き歯科医師と相談してみましょう。

3-3. 上顎前突(出っ歯)

上顎前突(じょうがくぜんとつ)とは、別名「出っ歯」とも呼ばれる歯並びのことで、

上顎が通常より前に出ている状態を指します。

 

そうなる一因に遺伝的要素があり、親が上顎前突であった場合その子孫に遺伝する可能性があります

また、幼少期の口呼吸や舌の位置などが顎や歯並びの形成に影響を与えます。

 

上顎前突は、口が開いたままになりがちなことによって口の中の唾液が乾いてしまうリスクがあります。

唾液の持つ自浄・殺菌作用などの働きがうまく行われないと虫歯や歯周病にかかる可能性が生じます。

 

また、前歯が前方に出ているため前歯をぶつけて歯を折るリスクも存在します。

 

上顎前突は、その特徴を持つ一人ひとりの状態により治療方法が異なることが多いです。

一般的なのはワイヤー矯正ですが、マウスピース矯正という選択肢もあります。

3-4. 八重歯

八重歯とは、犬歯(根が一番長い歯)が歯列外にはみ出した状態で、叢生の一種です。

 

いずれも結果として犬歯がはみ出た状態ですが、以下の3つの原因に大別されます。

 

・顎の成長が不十分で窮屈に歯が生えてくるため

・顎の大きさと歯の大きさのバランスがとれないため

・乳歯が抜けるのが遅れて永久歯が外側に向かって生えてくるため

 

八重歯は日本ではチャームポイントの一種としてとらえられていますが

海外の一部地域では八重歯のことを「ドラキュラの歯vampire teeth」と呼ぶこともあり、

八重歯をそのままにしていると「矯正する経済的な余裕がない」と思われることがあるそうです。

 

叢生全体にいえることですが八重歯も虫歯や歯周病になるリスクがあります。

 

また八重歯は、口の中の粘膜に接触しやすく、粘膜に傷がつくと口内炎ができる可能性があります。

そのため、矯正等によって八重歯を治す方はいらっしゃいます。

3-5. すきっ歯

前歯の歯列において、隙間が生じることを一般的に「すきっ歯」といいます。

 

前歯同士の隙間が2mm以上ある場合にすきっ歯と判断されることが多いです。

 

すきっ歯は先天的な原因と後天的な原因に分けられます。

先天的原因として遺伝的要因が挙げられます。骨格や顎の形状は遺伝しやすいといわれています。

ほかにも、歯が生える本数が多かったり少なかったりするためにすきっ歯になることもあります。

 

後天的原因として乳幼児期の癖などが挙げられます。例えば乳幼児期に長期間指しゃぶりをしていると歯が内側から押されて、すきっ歯になりやすくなるとされています。

 

すきっ歯のデメリットとして、歯の隙間に食べ物が詰まりやすいなどの口腔内環境への悪影響が挙げられます。

 

すきっ歯の治療方法はさまざまですが、ご自身の歯そのものを活かしたいということであれば矯正が選択肢となるでしょう。

4. そのほかに考えられる遺伝による歯並びへの影響

歯並びは両親から遺伝する可能性があります。

 

また、両親だけでなく祖父や祖母などから隔世遺伝が起こる場合もあります。

 

ただし、両親や祖父母の歯並びが直接引き継がれるわけではなく、歯並びを作るさまざまな要素が複雑に重なって、結果として子どもに影響をおよぼす場合があります。

4-1. 個々の遺伝的特性による歯並びへの影響

歯並びは一つの遺伝的特性だけでなく個々の遺伝的特性が組み合わさって形成されると推測されます。

 

例えば、親の一方が大きな歯を、もう一方が小さな顎を持っている場合、その子どもは両方の特性を継承する可能性があります。

 

このように、特性の組み合わせが歯並びの問題を引き起こすことも考えられるわけです。

4-2. アレルギーの遺伝による歯並びへの影響

アレルギー体質は比較的遺伝しやすいと言われています。

 

アレルギー体質によりアレルギー性鼻炎になると、鼻が詰まり口呼吸をすることが増えるリスクがあります。

 

口呼吸をすることで上顎の成長不全が起こり、舌が下がって歯や顎を前に押し出すことで受け口の要因になることも考えられます。

 

また、口呼吸は口をぽかんと開けている時間が長くなり、口周りの筋力が発達せずに唇で歯を押さえる力が弱くなって歯並びの乱れにつながるおそれがあります。

5. 歯並びに影響する後天的要因

ここまで紹介した遺伝による歯並びへの影響は、避けようと思ってもなかなか避けられるものではありません。

 

しかし、遺伝によるものが歯並びの悪さのすべての要因であることはなく、後天的な要因もたくさんあります。

 

どのような後天的要因が歯並びに影響するのか見ていきましょう。

 

■参考記事:歯並びを良くする方法|日常生活で意識すべきポイントと注意点

5-1. 口呼吸

口呼吸も後天的な大きな要因になります。

 

口呼吸になると上顎が発達しにくくなり歯並びに影響が出ます。

 

舌の位置が下がり、口の筋肉が鍛えられないためです。

 

口の筋肉が鍛えられなくなると、舌から圧力が強くなってしまい、バランスが取れなくなるため、歯が前に押し出されて歯列の乱れにつながります。

5-2. 頬杖や猫背

子どもが何気なくしている頬杖や猫背の姿勢には、要注意です。

どちらも顎の骨に強い負担をかけ、成長途中の子どもの歯並びに影響を与えます。

 

特に頬杖は、いつも同じ側でつくことで顎に偏った負担をかけ噛み合わせのバランスにも影響する可能性があります。

顔だけではなく体の歪みにもつながりかねないため、注意してください。

 

また猫背は、一見すると歯並びに関係ないように思えますが噛み合わせがズレやすくさらに口呼吸になりやすい姿勢です。

 

前述のとおり、口呼吸は上顎の発達を妨げて歯並びに影響をおよぼすため、猫背によって歯並びが悪くなることも考えられます。

 

さらに、猫背で歯周病が悪化するリスクも見逃せません。

歯周病は、全身の健康にかかわるといわれています。体全体の健康を守るためにも、猫背は意識して改善していくのが理想です。

5-3. うつ伏せ寝や横向き寝

うつ伏せ寝や横向き寝も、子どもの歯並びにとってリスクとなります。

 

寝ている間は長時間同じ姿勢になりやすく、体勢によっては顎に負担がかかったり、偏った力が加わったりするかもしれません。

 

その結果、顎の歪みを招き歯並びに影響を与える可能性があります。

特に、子どもの顎は成長途中であるため、こうした影響を受けやすいといえるでしょう。

 

うつ伏せ寝は顎の骨や歯に頭の重みがそのままかかるのに加え鼻で呼吸しづらく口呼吸になりやすい点に注意が必要です。

 

また、横向き寝は頭の重さや筋肉の力が片側の頬や顎にかかりやすく歯や顎のバランスを崩す原因になることがあります。

 

健やかな歯並びを守るためには、子どもの毎日の寝姿勢にも気を配ることが大切です。

5-4. 歯磨き習慣

虫歯や歯周病を予防するうえで大切なのが毎日の歯磨き習慣です。

実は、この歯磨きが、子どもの歯並びを守ることにもつながっているのをご存じでしょうか。 

 

虫歯が進行すると歯の形が変形しその影響で噛み合わせが乱れることがあります。

結果として、歯並びが悪くなってしまう場合があるのです。

 

もともと歯並びが整っていても、油断はできません。

毎日の歯磨きを丁寧に行なって、虫歯をしっかり予防することが大切です。

 

また、歯周病が進行すると歯がぐらつき、噛み合わせや歯並びの乱れにつながることもあります。

 

一方で、歯並びが悪いために汚れが溜まりやすくなり虫歯や歯周病を引き起こしやすくなるケースも少なくありません。

 

このように、歯並びと虫歯・歯周病は密接に関係しており、子どもの頃から正しい歯磨き習慣を身に付けることが大切だといえます。

 

特に寝る前の歯磨きは忘れないようにしましょう。

5-5. 指しゃぶり・爪噛み癖

指しゃぶりは、出っ歯(上顎前突)の代表的な後天的要因の一つです。

 

個人差はありますが指しゃぶりの期間が長くなるほど歯並びや噛み合わせが悪化する傾向がみられます。

 

指しゃぶりによって出っ歯になった際に、歯科矯正を受けて治療しようと思っても、指しゃぶりの習慣自体を改善しないと再発してしまうおそれがあります。

 

そのため、なるべく早い段階で指しゃぶりを卒業するのが理想です。

できれば4、5歳までにやめるようにしましょう。

 

指しゃぶりと同じように、爪噛み癖にも注意してください。

 

爪を噛むことで特定の歯に力がかかり歯が少しずつ移動して噛み合わせに悪影響をおよぼすことがあります。

 

爪を噛み続けることで、出っ歯や開咬(歯を噛みしめたときに前歯の上下に隙間ができる状態)になるリスクもあるので、この癖も早めに卒業させましょう。

 

また、これらの癖は顎関節にも負担をかけます。顎関節症になるおそれもあるため、注意が必要です。

5-6. 舌癖

舌による歯への圧力も歯列が乱れる要因となります。

 

飲み込んだり会話したりする際に無意識のうちに舌が前歯に圧力をかけてしまう癖があると前歯が出っ歯になることもあります。

 

前歯の付け根に舌先が当たることが本来舌があるべき位置とされています。

5-7. 食事の偏り

やわらかい食べ物ばかり食べているなど、食事の偏りも歯並びに影響することがあります。

 

食べ物は顎の成長に影響し、やわらかい食べ物ばかり食べていると成長が遅くなることがあるからです。

食材や調理方法を変えてみるほか、じっくりと時間をかけて食べる食事をする時間を作ることも重要です。

 

顎の骨が発達しないまま、乳歯から永久歯に生え変わると歯のサイズだけが大きくなってしまい、歯が生えるためのスペースがなくなってしまいます。

そうなると、永久歯が少ないスペースに無理やり生えてきてしまって、歯並びが悪くなってしまいます。歯の生える向きが前後に傾いてしまうこともあるでしょう。

 

遺伝だけではなく歯が永久歯に生え変わる前の食生活も歯並びに関係しているため、十分にご注意ください。

5-8. 咀嚼回数の少なさ

現代は、パンやパスタなどやわらかい食べ物が増えており、咀嚼回数は自然と減る傾向にあります。

 

この咀嚼回数の少なさも歯並びを悪くする後天的要因の一つです。

 

咀嚼回数が少ないと、口周りの筋肉や顎が十分に発達しません。

そうなると、歯が並ぶスペースが不足し、歯が重なり合って生える「叢生」が起こりやすくなります。

 

咀嚼回数が増えれば、顎の骨にしっかりと力が伝わり、骨が丈夫に成長・発達していきます。

 

口周りの筋肉が使われて、口もとも引き締まってくるでしょう。

 

きれいな歯並びと引き締まった口もとのためには普段からしっかりと食べ物を噛むことが大切です。

5-9. 乳歯の早期脱落

乳歯が抜けるタイミングも、歯並びに影響します。

 

乳歯は、永久歯が正しい位置に生えてくるための「ガイド」役です。

 

その乳歯が、本来のタイミングよりも早く抜けてしまうと、周辺の歯が空いたスペースに傾いてしまうことがあります。

 

そうなると、永久歯は正しい位置に生えてこず、歯並びや噛み合わせは悪くなってしまうでしょう。

 

個人差はありますが乳歯の生え変わりは一般的に6歳頃から始まり12歳前後で完全に永久歯へと置き換わります。

 

抜ける時期が極端に早い・遅い、片側だけ抜けていないといった場合は、歯科医師に相談するのをおすすめします。

 

関連記事

乳歯が抜ける時期はいつ?抜ける順番や生え変わる際の注意点を解説

6. 歯並びが悪い状態を放置するリスク

歯並びが悪いとさまざまな問題が生じてしまいます。

 

そこで以下では、歯並びを放置した際にどのような問題が起こるのかを解説していきます。

6-1. 虫歯や歯周病になりやすい

歯と歯が重なっていたりすると、歯磨きをしても磨き残しができてしまい、虫歯や歯周病のリスクが高まります。

 

特に八重歯や叢生(歯並びの乱れが激しい状態)の方は虫歯や歯周病に悩む方が多いです。

 

虫歯や歯周病になった際に治療したとしても、歯並びを改善しなければ根本的な解決にはなりません。

6-2. 正しい発音で話すのが難しい

歯並びが悪かったり、顎の位置がズレてしまっていると、正しい発音で会話するのが難しくなります。

 

滑舌が悪い原因が歯並びであったことも多くあります。

 

そのため、気になるのであれば早めに歯列矯正治療を受けることをおすすめします。

6-3. 食べ物をうまく噛めない

歯並びが悪いと噛み合わせも一緒に悪くなってしまいますよね。

 

そうすると、前歯で食べ物を噛み切ったり奥歯ですり潰すのが難しくなります。

 

食べ物をよく噛まずに飲み込んでしまうと、消化を助ける効果のある唾液が十分に分泌されずに、胃と腸に負担をかけてしまいます。

6-4. 顎関節に負担がかかる

歯並びが悪いと食べ物を噛んだ際に、顎関節に負担がかかってしまい、顎関節症になりやすいです。

 

普段の食生活によって歯並びが悪くなり顎関節症を発症してしまうケースも多くあるため、歯並びが悪い場合には放置せずに治療することをおすすめします。

 

もしウィ・スマイルのマウスピース矯正を検討しているのであれば、LINEで無料相談が可能なので、気軽にお問い合わせください。

7. 歯並びを改善する矯正方法

歯並びを良くするには?

歯並びが悪いまま放置すると、さまざまなリスクが考えられます。

そのため、できるだけ早く治療するのがおすすめです。

 

歯並びを改善する代表的な治療が歯列矯正です。

また、症状の程度によっては外科的矯正治療が必要になることもあります。

 

ここでは歯列矯正治療について、具体的にどういったものがあるのかを解説していきます。

7-1. ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は、ブラケットと呼ばれる装置にワイヤーを通して歯を動かしていく歯列矯正治療です。

 

一般的に歯列矯正と聞いて、多くの方が思い浮かべるのがこのワイヤー矯正ではないでしょうか。

 

ワイヤー矯正は歯に加わる力が比較的強く、その分、矯正力も強くなります。

そのため、幅広い症例に対応できる方法として、多く選ばれています。

 

ただし、矯正装置が目立ってしまうのがデメリットです。

 

参考記事

ワイヤー矯正の仕組みとは?歯が動くメカニズム・痛みの原因を徹底解説!

7-2. 舌側矯正(裏側矯正)

舌側矯正は、ワイヤー矯正と同じようにブラケットにワイヤーを通して歯を移動させる歯列矯正治療です。

 

ブラケットの位置が舌側(裏側)であるため、矯正装置が目立ちにくいことがメリットといえます。

 

一方で、歯の移動が比較的ゆっくりであるため矯正期間が長くなりがちです。

また、ワイヤーの微調整には高い技術が必要なため、ワイヤー矯正よりも費用が高くなる傾向があります。

 

舌側矯正を検討する場合は、メリット・デメリットを踏まえたうえで、歯科医師と十分に相談して決めることが大切です。

 

参考記事

裏側矯正のデメリットとは?費用・治療期間・対策方法まで徹底解説!

7-3. マウスピース矯正

マウスピース矯正は、理想的な歯並びをシミュレーションしたうえで作製したマウスピースを装着し段階的に歯を移動させていく歯列矯正治療です。

 

マウスピースが透明なため、矯正しているのが目立ちにくいのが特徴です。

 

そのため、治療中の見た目を重視する方を中心に、マウスピース矯正を選ぶケースが増えています。

 

参考記事

マウスピース矯正の方法とは?仕組み・流れ・向き不向きまでわかりやすく解説!

8. 予防と改善に!歯並びが乱れる原因となる癖や生活習慣を見直そう

ここまで解説してきたとおり、歯並びに影響する要因は、遺伝よりも癖や生活習慣によるものが大きいといえます。

 

言い換えれば、歯並びの乱れが軽度であれば癖や生活習慣を見直すことで悪化を防げる可能性があるということです。

 

ただし、効果には個人差があります。また、成長期の子どもの口腔内は非常に繊細で、歯も動きやすい状態です。

 

治療方針については、歯科医師に相談したうえで慎重に判断することをおすすめします。

 

以上を踏まえ、ここでは歯並びに影響を与える癖や、生活習慣を見直す方法について紹介します。

8-1. 口呼吸の改善方法

子どもが口呼吸をしている場合は、まず風邪や鼻炎などの疾患がないか耳鼻咽喉科で診てもらいましょう

 

鼻の機能に問題がなければ、意識的に鼻呼吸をするよう、時々声かけをしてあげてください。

 

すっかり癖になっている場合は、なかなか改善しないかもしれません。

その場合は、耳鼻咽喉科や小児歯科での相談をおすすめします。

 

寝るときに市販の口呼吸防止テープ鼻孔拡張テープを貼るのも有効です。

ドラッグストアなどに売っているので、子どもが嫌がらなければ使ってみてください。

8-2. 頬杖・猫背の改善方法

頬杖や猫背などを改善するためには、声かけをするだけでなく、まず大人が良い姿勢のお手本を見せることが大切です。

 

また、子どもが使っている椅子の高さが合っておらず姿勢が崩れていることも考えられます。その場合は、姿勢が安定するように高さを調整してみてください。

 

体幹トレーニングなどを遊びに取り入れるのも効果的です。自然と姿勢の改善につながります。

 

子どもと一緒に楽しみながら、無理のない姿勢改善を目指しましょう。

8-3. 舌の位置・癖の改善方法

まずは、子どもに正しい舌の位置(スポット)を教えてあげましょう。

 

小さい子どもの場合は、好きな歯磨き粉などを正しい位置につけそこに舌を当てさせて練習する方法が効果的です。

 

最初はなかなか改善しないかもしれませんが、1日1回ずつでもよいので根気よく続けることが大切です。

 

また、舌癖を改善するトレーニングも取り入れるとよいでしょう。

 

例えば、大きく口を開けて舌先で唇をなぞる練習や、ガムを噛んで口の中で丸めたり伸ばしたりするトレーニングも効果が期待できます。

 

セルフトレーニングだけで改善が難しければ歯科医師に相談してみてください。

8-4. 指しゃぶり・爪噛み癖の改善方法

指しゃぶりや爪噛みをやめさせたい場合、遊びのなかに手遊びを多めに取り入れたり、たくさんスキンシップを取ったりするのがおすすめです。

 

また、しゃぶる指や爪を噛む指に絆創膏やテープを巻いてみるという方法もあります。

 

ほかにも、常に爪をしっかりと切っておくハンドクリームを塗るなども試してみるとよいでしょう。

8-5. 就寝時の姿勢の改善方法

寝るときの理想の姿勢は、仰向けです。

 

子どもがどうしてもうつ伏せ寝や横向き寝をする場合は敷き布団の硬さを変えてみたり枕の高さを変えてみたりするとよいでしょう。

 

また、クッションやタオルなどを使って寝返りを防止するのもおすすめです。ただし、窒息しないよう最大の注意を払ってください。(赤ちゃんの場合、寝る場所にクッションやタオルを置くことはおすすめしません)

 

姿勢の誘導が難しい場合は、眠りが深くなった頃に仰向けに変えてあげましょう。

8-6. 歯磨き習慣の改善方法

歯磨きを嫌う子どもは多いものです。そのため、まずは「歯磨き=楽しいこと」と思ってもらえるような工夫をしましょう

 

例えば、歯磨き後のご褒美シールや、歯磨きに遊びを取り入れる、歯磨きに関する楽しい絵本を読み聞かせる、などが効果的です。

 

また、毎日時間を決めて歯磨きをすることで歯磨きに関する自主性が育ちやすいといわれています。意識して、毎日同じ時間に歯磨きをするようにしましょう。

 

関連記事

仕上げ磨きはいつまで?年齢別の目安とやめどき・正しい続け方

8-7. 食習慣の改善方法

きれいな歯並びのためには、「十分に噛むこと」を意識した食事を中心にし、子どもの顎の発達を促しましょう。

 

やわらかい食材ばかりではなく根菜やキノコ類乾物こんにゃくなど歯ごたえのある食材を取り入れるようにしてみてください。和食はこれらの食材を頻繁に使うので、おすすめです。

 

ほかにも、汁物を具だくさんにする食材を少しだけ大きめにカットするなど調理法を工夫してみましょう。

 

ただし、子どもの年齢と発達にあった食材、調理法であることを最優先にしてください。

8-8. 咀嚼回数の改善方法

咀嚼回数についても自然に増えるように工夫しましょう。

 

例えば、ハンバーグに根菜やキノコを混ぜ込む、おにぎりに海苔を巻く、白米に押し麦を混ぜるなどです。

 

噛む回数を一緒に数えてゲーム感覚にして楽しむのもおすすめです。

 

また、食事中はテレビを消して咀嚼に集中できる環境を整えることも大切です。

 

ただし、子どもの成長や発達段階によって適した食材は異なります。必ず、年齢・発達に合わせた食材を選ぶようにしましょう。

9. まとめ|歯並びは遺伝だけでなく後天的要素も多い!まずは生活習慣の見直しから

親の歯並びは子どもに遺伝することもありますが、その割合は決して高くありません。子どもの歯並びが悪くなる原因は、後天的な要因が大きいと考えられています。

 

つまり、ついやってしまっている癖や生活習慣を見直せば歯並びの悪化を防げる可能性があるということです。子どもの年齢や症状の程度によっては、歯並びの改善が期待できるでしょう。

 

なかなか改善せず治療を希望する場合は、信頼できる歯科クリニックでの歯列矯正治療がおすすめです。

 

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