「矯正にはどれくらいの期間がかかる?」
「早く終わらせるコツはある?」
歯列矯正は、治療に長期間かかるイメージがある方も多いのではありませんか?そのため、なかなか治療に踏み切れないこともあるでしょう。
歯列矯正には全体矯正と部分矯正があり、部分的な矯正なら数ヶ月の短期間で終わるケースもあります。
当記事では、歯列矯正を短期間で終わらせるコツや、治療後の保定期間について解説します。歯並びが部分的に気になるという方は、部分矯正なら比較的短期間で治療を終えられるでしょう。
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- 1.歯列矯正に時間がかかるのはなぜ?
- 2.歯列矯正に使う器具の種類
- 2-1.ワイヤー矯正
- 2-2.マウスピース矯正
- 2-3.裏側矯正
- 3.歯列矯正の治療期間の目安
- 3-1.歯列矯正にかかる平均的な期間
- 3-2.歯列矯正の期間が短くなりやすいケース
- 3-3.歯列矯正の期間が長引きやすいケース
- 4.前歯の部分矯正にかかる期間
- 4-1.前歯の部分矯正にかかる期間の目安
- 4-2.前歯の部分矯正ができないケース
- 5.歯列矯正後の保定期間とは
- 5-1.保定期間とは
- 5-2.保定期間の注意点
- 6.主な保定装置
- 6-1.固定式リテーナー
- 6-2.可撤式リテーナー
- 6-3.クリアリテーナー
- 7.歯列矯正の流れ
- 8.歯列矯正の期間が短い人の特徴
- 9.歯列矯正を早く終わらせる3つのコツ
- 9-1.矯正装置を1日20時間以上つける
- 9-2.予約をキャンセルせずに通院する
- 9-3.虫歯にならないようにする
- 10.歯列矯正ならマウスピース矯正がおすすめ
- 11.自分の歯並びに合わせた矯正方法で短期間に終わらせよう
1.歯列矯正に時間がかかるのはなぜ?
歯列矯正で歯を動かすには、長い方だと3年以上の期間がかかることもあります。
なぜこのように長い期間がかかるのでしょうか。
歯を動かすには歯を通じて歯根膜という膜に力をかけます。
この歯根時間膜が押された側の歯槽骨は吸収を始め、引っ張られた方の歯槽骨は増生を始めます。
この特徴を利用したのが歯列矯正です。
歯槽骨の増生と吸収を正常に起こしながら歯を動かすには、長い時間がかかります。
1ヶ月に1mm程度のスピードで動くのが、歯にとってはベストとされています。
矯正治療を急ごうとあまり力をかけすぎると、歯槽骨の吸収と増生が正常に行われず、吸収だけが進み、歯がグラグラしてくる可能性もあります。
歯肉が下がる、神経が炎症を起こして壊死するなどのリスクもあるため、決まった速度以上で歯を動かすことはできません。
これにより、矯正にはある程度の時間がかかるのです。
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2.歯列矯正に使う器具の種類
矯正歯列矯正に使う器具の種類はいくつかあります。
患者様一人ひとりの状態によって向いている器具が違います。
歯列矯正に使う器具の種類は以下のとおりです。
- ・ワイヤー矯正
- ・マウスピース矯正
- ・裏側矯正
2-1.ワイヤー矯正
ワイヤー矯正とは、歯の表面にブラケットという金属を装着し、その上にワイヤーを渡して、そのワイヤーに力をかけることによって歯を動かす矯正方法です。
1ヶ月に一度程度、ワイヤーの締め具合を調節し、少しずつ理想の方向に歯を動かします。
ワイヤー矯正の治療期間は半年~3年程度です。
患者様の口腔内の状態によって必要となる期間が変わります。
ワイヤー矯正でも部分矯正は行えますので、その場合は比較的短めの期間となることもあります。
2-2.マウスピース矯正
マウスピース矯正とは歯列の形に整形した透明なマウスピースを歯に装着し、付け替えていくことで歯を動かす矯正方法です。
ワイヤー矯正に比べ、目立たないのがメリットです。
1ヶ月に一度程度、ワイヤーを占めるワイヤー矯正と違い、マウスピース矯正のマウスピースは7日~10日程度に1枚交換します。
これにより一度に動かす歯の距離が比較的短くなり、ワイヤー矯正より痛みが出にくいといわれています
どちらかといえばワイヤー矯正の方が治療期間が短くなるというエビデンスもありますが、基本的にはマウスピース矯正の期間も、半年~3年程度になります。
同じく患者様の口腔内の状態によって必要となる期間が変わります。
2-3.裏側矯正
表から見えてしまうワイヤーを裏側につけ、歯を動かすのが裏側矯正です。
裏側から歯を動かすのは比較的難しく、裏側矯正が選択可能な歯科医院と、選択可能でない歯科医院があります。
裏側矯正も半年~3年程度の期間が必要となります。
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3..歯列矯正の治療期間の目安
歯列矯正は時間をかけて歯に力をかけ続けるため、治療期間が長くなりがちです。とはいえ、患者さんの症状や治療方法によっても大きく異なります。
- ・歯列矯正にかかる平均的な期間
- ・歯列矯正の期間が短くなりやすいケース
- ・歯列矯正の期間が長引きやすいケース
矯正期間の治療期間の目安を知り、自身に合った治療方法を選択しましょう。
3-1.歯列矯正にかかる平均的な期間
全体矯正する場合の治療期間は、一般的に数ヶ月〜約2年ほどかかるといわれています。
軽度のすきっ歯や1本の歯だけ小さいなどの症状は、セラミック矯正での改善も可能です。
治療期間については、矯正装置による差はそれほど大きくありません。ただし、ワイヤー矯正は通院時に歯科医師が細かくワイヤーを調整できるため、人によって短縮しやすい症例もあります。
3-2.歯列矯正の期間が短くなりやすいケース
症状が軽度であれば、歯を移動する距離が小さいため矯正期間も短縮されます。幼少期〜学生は骨代謝が盛んなため、大人と比較すると治療期間は短めです。
また、虫歯や歯周病がなく、スムーズに矯正を開始できる方も全体としての治療期間は短くなります。
3-3.歯列矯正の期間が長引きやすいケース
矯正中に虫歯になってしまうと治療期間が長くなる可能性があります。
虫歯の場所によっては矯正装置を外す必要があるため、矯正治療が中断されるからです。また、マウスピース矯正で装着時間を守らず、計画通りに治療が進まないケースもあります。
矯正装置を取り外している時間は、歯が後戻りするリスクがあるため、歯科医師に指示された装着時間は守りましょう。
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4.前歯の部分矯正にかかる期間
前歯の部分矯正は、よほどの重度でない限り一般的には短い期間で終わります。日頃からケアや検診が行き届いている方は、スムーズに部分矯正を開始できるでしょう。
そこで、部分矯正と全体矯正の期間や部分矯正ができないケースを解説します。
- ・前歯の部分矯正にかかる期間の目安
- ・前歯の部分矯正ができないケース
部分矯正であっても抜歯が必要な症状の場合は、全体としての矯正期間が長くなることもあります。部分矯正について詳しく知りたい方は、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
4-1.前歯の部分矯正にかかる期間の目安
前歯を部分矯正で整えるための平均的な治療期間は、3ヶ月〜1年程度です。
軽度な重なりやねじれ、すきっ歯などは短期間で矯正できる可能性があります。また、虫歯や歯周病などがある場合は、病気を治療してから部分矯正を開始します。
4-2.前歯の部分矯正ができないケース
前歯だけの治療で歯列が整わないと判断された場合は、部分矯正が受けられないことがあります。以下のような症状は、部分矯正では治療できない可能性があります。
- ・噛み合わせに問題がある
- ・重度の出っ歯
- ・過蓋咬合(かがいこうごう)
- ・オープンバイト(開咬)
- ・前歯のデコボコが激しい
部分矯正は軽度の歯並びの乱れにしか対応していないため、重度の乱れがある場合は適応できません。また、マウスピース矯正でも対応できない場合があるので、重度の乱れがある方はワイヤー矯正を検討しましょう。
「自分の歯列は矯正できるのかわからない」という方は、クリニックで相談してみてください。
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5.歯列矯正後の保定期間とは
矯正期間が終わると、多くの方は矯正治療が終わったと思うかもしれません。しかし、矯正治療を成功させるためには、保定という処置が重要になります。保定の期間については、順に解説します。
- ・保定期間とは
- ・主な保定装置
保定期間も、歯列矯正に必要な治療の一部です。部分矯正は保険が適応しないため、保定に関しても治療費は自費になります。
5-1.保定期間とは
歯列矯正の治療後は歯槽骨がやわらかいため、移動した歯が元に戻ろうする力が働きます。そのため、矯正治療にはリテーナーという保定装置を装着して、歯を安定させる保定期間があります。
これは全体矯正に限らず、部分矯正であっても同じように一定の保定期間が必要です。
平均的な保定期間は2年ほどですが、装着期間や1日の装着時間は歯科医師の判断によって異なります。
5-2.保定期間の注意点
矯正の治療は数ヶ月〜約2年かかりますが、この期間にリテーナーを付ける保定は含まれていません。保定期間は矯正にかかった期間と同等かそれ以上の間、装着しておく必要があります。たとえば、矯正治療で2年かかると、保定には2年以上必要なため、合計の治療期間は4年を超えることになります。
実際の口コミでも、リテーナーを正しく使用しなかったことで歯が削られてしまったという意見がありました。
“僕はサボってしまったのですが、ズレてしまい上あごの前から二番目の歯が下の歯によってちょっと削られてしまいました。”
引用:Yahoo!知恵袋
リテーナーを頻繁に取り外していると、歯列を綺麗にするために歯を削られる場合もあります。
歯列矯正を実際に行う場合は、矯正期間だけではなく保定期間も見据えて検討しましょう。
関連記事:リテーナー装着期間の後戻りは治る?再矯正の詳細や予防策5選を解説
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6.主な保定装置
保定装置には保定が終わるまで外さない固定式と、取り外しが可能なものがあります。取り外しが可能な保定装置は、開始当初は長時間の装着になり、日にちの経過とともに装着時間を減らしていきます。
主な保定装置は以下の通りです。
- ・固定式リテーナー
- ・可撤式リテーナー
- ・クリアリテーナー
好みの装置を希望することもできますが、リテーナーの特徴と、患者の症例や生活習慣に合わせて選ぶのが大切です。
6-1.固定式リテーナー
主に左右の犬歯の舌側(裏側)にワイヤーを接着して、歯の後戻りを防ぐリテーナーです。
上の歯に利用すると噛んだ際に下の歯に当たってしまうため、下の歯に利用されることが一般的です。固定式なので管理の必要はありませんが、ワイヤーと歯の隙間は歯磨きが届きにくいため、虫歯のリスクが高くなります。
6-2.可撤式リテーナー
歯の表側をワイヤーが通り、歯の裏側をプラスチック素材で挟み込むタイプのリテーナーです。もっとも耐久性のある装置で、歯ぎしりや食いしばりが強い方でも利用できます。
保定期間中に破損してしまった場合でも、通院中の矯正歯科で修理が可能なため安心です。
可撤式リテーナーは自分で取り外せるため、食事も歯磨きもしやすいメリットがあります。ただ、歯の表側にあるワイヤーが目立つため、審美性はよくありません。
6-3.クリアリテーナー
マウスピース型の矯正器具に似ている透明の保定装置で、インビジブルリテーナーとも呼ばれています。
審美性に優れているため、仕事や人と会話する際もストレスがありません。しかし、耐久性が強くないため、歯ぎしりや食いしばりの強い方は利用できない可能性があります。
学校や仕事などで目立ちたくない方は、日中はクリアリテーナーを利用し、夜は可撤式リテーナーと使い分けることも可能です。ただ、2つのリテーナーを作製するため費用面での負担が大きくなります。
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7.歯科矯正の流れ
矯正治療は様々な段階を踏んで行われます。
矯正治療の基本的な流れは以下の通りです。
(1)初診 | まずはどのようなことにお困りなのか、どこを治したいのか、様々なことを患者様にお伺いします。もし心配なことがあればこの段階できちんと相談しておきましょう。もし初診で矯正を受けたいということになっても、次の検査の段階で問題があれば治療を行わないこともあります。 あくまで初回の相談と、仮の意思決定の場と考えると良いでしょう。 |
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(2)検査 | 歯科用CT、レントゲン、口腔内模型の採得、口腔内のスキャニング、口腔内写真撮影などを行います。これらによって患者様の口腔内にどのような問題があるかが分かります。 一人ひとりの患者様に合わせた装置を作るため、どのように歯が動くかきちんとシミュレーションするため、などの理由からこのような検査を行います。 |
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(3)治療計画 | 患者様の口腔内の状態を把握したら、歯科医師がいくつかの、選択可能な治療計画を立てます。 |
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(4)治療計画の決定・共有 | 治療計画を患者様と共有します。との装置が良いのか、治療期間はどの程度かなどを患者様に提示し、一番あった形の治療を選択します。矯正装置の装着までには、抜歯が必要なケース、虫歯治療が必要なケース、歯周病治療が必要なケースなどもあります。これらもきちんと共有し、どのようなスタートで、どのようなゴールを目指すのかを共有し齟齬のないようにします。 |
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(5)矯正装置装着 | 様々な前段階の治療が終わったら、矯正装置を装着します。ワイヤー矯正ではブラケットとワイヤーの装着、マウスピース矯正ではマウスピース用の型取りをして、送られてきたマウスピースを装着します。装着して2日~3日は痛みが出やすい期間といえます。しかし多くの場合1週間程度で治まります。 |
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(6)定期的な調整やチェック | ワイヤー矯正だと1ヶ月に一度程度の調整が必要です。マウスピース矯正だと異常がないかどうかの確認のため、それよりもある程度長い期間を置くこともできます。また装置が入っている状態では、口腔衛生に問題が出やすいため、定期的に通っていただき虫歯や歯周病にならないようにクリーニングを行います。 |
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(7)装置が外れる | 歯が理想の位置まで動いたら、装置を外すことができます。歯槽骨はまだ完全に固まってはいないため、歯はとても動きやすい状態です。 |
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(8)保定期間 | 動きやすい歯の状態を安定させるために、保定装置というものを入れます。保定装置とはワイヤー矯正ではプラスチックとワイヤーでできたプレート装置、マウスピース矯正では最後のマウスピースを利用して固定を行うこともあります。この期間をきちんと過ごせば、いつまでもきれいな歯並びを維持しやすくなります。 |
また、場合によっては抜歯が必要と判断されることもあります。
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8.歯列矯正の期間が短い人の特徴
矯正治療で矯正期間が長い人、短い人がいます。矯正治療の期間が短く終わる人にはどのような特徴があるのでしょうか。
それぞれの特徴と、詳細な説明は以下の通りです。
- ・歯が動きやすい人
- ・症状が軽度な人
- ・歯が動くスペースがある人
8-1.歯が動きやすい人
歯槽骨の吸収や増生がスムーズだと、矯正治療が早く済むことがあります。
例えば大人より子供の方が歯槽骨の吸収と増生は行われやすく、歯が動きやすいという特徴があります。年齢が上がったとしても、歯槽骨の状態が健全だと動きやすいです。
8-2.症状が軽度な人
少しだけ歯が重なっている、程度の軽い出っ歯など、症状が軽い方はきれいな歯列にしやすいため、治療期間が短くて済むケースが多いです。
反対に症状が重く、様々な処置や動かし方を工夫しなければならない方は、期間が長くなる傾向にあります。
8-3.歯が動くスペースがある人
歯並びの良し悪しは顎のスペースと歯の大きさによって決まります。
歯に対して顎が小さいとスペースが少なく、抜歯などの処置が必要となります。
歯の動くスペースが比較的確保しやすく、抜歯などの事前準備がいらない方は矯正期間が短くなる傾向にあります。
またマウスピース矯正を行う場合は、一番後ろの歯をさらに後ろに動かすことが可能です。この部分にスペースがある方も矯正期間が比較的短くて済む場合があります。
歯列矯正で歯が動きやすい人と動かない人の特徴は?動かない場合の原因も解説
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9.歯列矯正を早く終わらせる3つのコツ
歯列矯正を早く終わらせるには3つのコツがあります。
- ・矯正装置を1日20時間以上つける
- ・予約をキャンセルせずに通院する
- ・虫歯にならないようにする
大人の歯列矯正には数ヶ月〜約2年かかります。少しでも装置をつけている期間が短くなるように、紹介するコツを実践してみてください。
9-1.矯正装置を1日20時間以上つける
マウスピース矯正は、1日20時間以上の装着が必要です。装着期間が足りないと歯が計画通りに動かないため、治療期間が長引いてしまいます。
食事・歯磨き以外の時間に装置を外していると、20時間を下回る可能性があります。痛みや違和感ではじめは慣れないかもしれませんが、できるだけ長く装着するようにしてください。
ワイヤー矯正の場合も器具が壊れたときは歯が動かないので、すぐにクリニックへ相談しましょう。
9-2.予約をキャンセルせずに通院する
歯列矯正中は定期的なメンテナンスが必要です。綺麗に歯磨きをしているつもりでも、磨き残しが原因で虫歯や歯周病になるリスクはゼロではありません。
そのため、定期的に通院し、歯の掃除をしてもらいましょう。クリニックでのメンテナンスは歯石や歯垢を除去してくれ、場合によっては歯のサイズが小さくなったような気になります。
予約をキャンセルせずに通院すれば虫歯や歯周病がない状態を保てるため、矯正期間も予定通りに終えられるでしょう。
9-3.虫歯にならないようにする
定期的に通院しても、日々のケアを怠っていると虫歯になる可能性が高まります。
ワイヤー矯正は、歯の表面に装置がついているので歯磨きがしにくいです。虫歯はそのまま放置せずに、できるだけ早く治療したほうがいいでしょう。
矯正中に虫歯になると、矯正治療が中断してしまいます。正しい方法で毎日ブラッシングを行い、虫歯ができない口腔環境を整えていきましょう。そうすることで、予定通りの矯正期間で治療を終えられる可能性があります。
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10.歯列矯正ならマウスピース矯正がおすすめ
歯列矯正なら、周りの人にバレにくいマウスピース矯正がおすすめです。とくに前歯だけの矯正に適しており、部分矯正なら矯正期間が短いため費用も安く抑えられるでしょう。
マウスピース矯正には以下のようなメリットがあります。
- ・歯の矯正が目立ちにくい
- ・簡単に取り外しができる
- ・矯正中の滑舌や違和感が少ない
ワイヤー矯正は、ブラケットが常に口に当たっている状態なので、違和感や発音がしにくいなどのストレスを感じることがあります。
ウィ・スマイルのマウスピース矯正なら1回1,650円でお試しができるので、気軽に試せます。部分矯正なら10万円から治療できる場合もあるので、近くのクリニックで相談してみてください。
マウスピース矯正について詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
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11.自分の歯並びに合わせた矯正方法で短期間に終わらせよう
歯列矯正には数ヶ月〜約2年ほどの期間が必要です。歯を元の位置に戻さないための保定期間も加えると約4年以上かかる場合があります。
少しでも矯正の期間を短くするためには、3つのコツを実践してみてください。
- ・虫歯にならないようにする
- ・矯正装置を1日20時間以上つける
- ・予約をキャンセルせずに通院する
歯を清潔に保ち、虫歯にならないようにしておけば予定通りの期間で治療を終えられるでしょう。
また、八重歯やすきっ歯などの気になる前歯をピンポイントで改善したい場合は、部分矯正がおすすめです。
部分矯正なら矯正期間も短く、費用面も抑えながら理想的な歯並びを手に入れられるでしょう。ただし、気になるのは前歯だけでも、全体の歯並びやあごの状態によっては部分矯正が適応しない可能性があります。
歯列矯正を検討している方は、矯正歯科のカウンセリングや相談をおすすめします。自分の希望と歯科医師の診断を踏まえ、治療計画を立てましょう。
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