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ワイヤー矯正の種類を徹底解説!治療法・ワイヤー・ブラケットの違いとは?

湊 寛明
湊 寛明
この記事の監修者 

歯科医師。医療法人社団ピュアスマイル理事長。インビザライン ブラックダイヤモンドドクター。インビザライン世界サミット23万人いるインビザラインドクターの中からトッププロバイダーの1人に選出。
https://purerio.tokyo/

ワイヤー矯正を考えているけれど、どんな種類があるのか分からない、自分に合う方法が知りたい と思っていませんか?

ワイヤー矯正には、表側矯正裏側矯正ハーフリンガル矯正 などの治療方法があり、使うワイヤーやブラケットの違いによって、見た目や治療のしやすさが変わります。

この記事では、ワイヤー矯正の種類や特徴選び方費用を抑えるコツ まで分かりやすく解説します。

✔ ワイヤー矯正の治療方法(表側・裏側・ハーフリンガル)
✔ ワイヤーやブラケットの特徴と違い
✔ 費用の目安やコストを抑えるポイント

自分に合った矯正方法を見つけて、理想の歯並びを目指しましょう。

1. ワイヤー矯正とは?

ワイヤー矯正といえば、「歯の表面に金属の針金がついている」 というイメージを持つ人が多いですよね。

昔は、矯正治療といえばワイヤー矯正が一般的でした。

 

歯に矯正装置をつけて、ワイヤーの力で少しずつ動かしていく方法 です。

定期的に歯科医院でワイヤーを調整しながら、理想の歯並びを目指します。

治療期間は1~3年ほどですが、歯並びの状態によって個人差があります。

ワイヤー矯正は、笑ったときに矯正装置(ブラケットやワイヤー)が見えるのが気になる という人もいます。

でも、その分、しっかり歯を動かせるため、長年選ばれている信頼性の高い矯正方法です。

最近では、白や透明の装置を使って目立ちにくくすることも可能になり、さらに、歯の裏側に装置をつける「裏側矯正(舌側矯正)」を選べば、ほぼ見えずに矯正することもできます。

矯正装置の種類が増えたことで、見た目の悩みを減らしながら、自分に合った方法で歯並びを整えられるようになっています。

 

■参考記事:ワイヤー矯正の仕組みを徹底解説!歯はどのようにして動くのか?

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2. ワイヤー矯正の治療方法の種類

ワイヤー矯正といえば歯の表側に器具を装着するのを想像する方も多いかもしれません。

しかし、ワイヤー矯正にはいくつか種類があり、ご自身のライフスタイルやご希望に合わせて選ぶことができます。
ワイヤー矯正の種類は以下のとおりです。

2-1. 表側矯正

特徴
最も一般的な矯正方法で、歯の表側にワイヤーとブラケットを装着して歯を動かします。

適応症例
・ 軽度〜重度の歯並びの乱れ
・ 抜歯矯正が必要なケース
・ 開咬(前歯が噛み合わない)や受け口

メリット
✅ 費用が比較的安い
✅ 幅広い症例に対応可能
✅ 動かす力が強く、治療期間が短縮できることも

デメリット
❌ ワイヤーやブラケットが目立ちやすい
❌ 矯正初期に口内炎ができることがある

治療期間の目安
・ 1.5年〜3年程度(症例による)

こんな人におすすめ!
・ 費用を抑えながら確実に歯並びを改善したい人
・ 軽度〜重度の不正咬合を治したい人

2-2. 裏側矯正(舌側矯正・リンガル矯正)

特徴
歯の裏側にワイヤーとブラケットを装着するため、他人から装置が見えにくい矯正方法。

適応症例
・ 軽度〜重度の歯列矯正
・ 接客業や営業職など、人前に出る仕事の方

メリット
✅ 矯正していることが他人に気づかれにくい
✅ 唾液の循環が良く、虫歯になりにくい

デメリット
❌ 発音に影響が出ることがある(特に治療初期)
❌ 表側矯正より費用が高い

治療期間の目安
・ 2〜3.5年程度(表側矯正より長くなることがある)

こんな人におすすめ!
・ 矯正装置をできるだけ目立たせたくない人
・ 人前で話す機会が多い仕事の人

2-3. ハーフリンガル矯正

特徴
「上の歯は裏側矯正」「下の歯は表側矯正」にする方法。上の歯が目立ちにくく、裏側矯正より費用を抑えられるのが特徴。

適応症例
・ 中度の歯並びの乱れ
・ 矯正装置の見た目を気にするが、費用は抑えたい人

メリット
✅ 上の歯は目立たず、裏側矯正より安価
✅ 裏側矯正より発音がしやすい

デメリット
❌ 100%目立たないわけではない
❌ 適応できる症例が限られる

治療期間の目安
・ 1.5年〜3年程度(表側矯正とほぼ同じ)

こんな人におすすめ!
・ 裏側矯正ほど高額な費用はかけたくないが、目立ちにくい方法を希望する人
・ 人前で話す機会があるが、完全な裏側矯正は厳しいと感じる人

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3. ワイヤー矯正で使われるワイヤーの種類

ワイヤー矯正には、さまざまな種類があります。

それぞれに「目立ちにくい」「痛みが少ない」「動きやすい」といった特徴があり、選び方次第で見た目や治療の快適さが変わります。

ここでは、ワイヤーの種類ごとの特徴や違いを分かりやすく解説します。
どのワイヤーが自分に合っているのか、ぜひチェックしてみてください。

3-1. メタルワイヤー

特徴
最も一般的なワイヤーで、ステンレス製の金属ワイヤーを使用。治療の初期から仕上げまで幅広く使われる。

適応症例
・ ほぼすべての症例で使用可能
・ 治療期間を短縮したい人

メリット
✅ 矯正力が強く、歯を効率的に動かせる
✅ 費用が比較的安価
✅ コーティングが剥がれる心配がない

デメリット
❌ 金属色が目立つ

交換頻度
・ 1ヶ月〜2ヶ月に1回

3-2. ホワイトワイヤー

特徴
金属ワイヤーに白いコーティングを施した、審美性を重視したワイヤー。

適応症例
・ 矯正装置を目立たせたくない人
・ 軽度〜中程度の歯列矯正

メリット
✅ 目立ちにくく、審美性が高い

デメリット
❌ コーティングが剥がれることがある
❌ メタルワイヤーより費用が高め

交換頻度
・ 1ヶ月〜2ヶ月に1回(コーティングの剥がれ具合による)

3-3. 形状記憶ワイヤー(ニッケルチタンワイヤー)

特徴
温度変化によって柔軟性が変わり、痛みを抑えつつ効率よく歯を動かすワイヤー。

適応症例
・ 痛みをできるだけ少なくしたい人
・ 軽度〜中等度の歯列矯正

メリット
✅ 柔らかいため、痛みが少ない
✅ 自然に元の形に戻るため、効率的に歯を動かせる

デメリット
❌ メタルワイヤーより費用が高い
❌ 強い力が必要な症例には向かない

交換頻度
・ 1.5ヶ月〜3ヶ月に1回

3-4. βチタンワイヤー

特徴
メタルワイヤーより柔軟で、形状記憶ワイヤーよりコントロールしやすい。

適応症例
・ 軽度〜重度の歯列矯正
・ 精密な調整が必要なケース

メリット
✅ 痛みが少なく、歯に優しい
✅ 金属アレルギーのリスクが低い

デメリット
❌ メタルワイヤーより費用が高い

交換頻度
・ 1.5ヶ月〜3ヶ月に1回

3-5. ゴムメタルワイヤー

特徴
βチタンワイヤーよりもさらに柔軟で、痛みを最小限に抑えられる最新ワイヤー。

適応症例
・ 矯正の最終段階で微調整が必要な人
・ 極力痛みを抑えたい人

メリット
✅ 歯に優しい力で動かせる
✅ 痛みがほとんどない

デメリット
❌ 費用が高い
❌ 取り扱い医院が少ない

交換頻度
・ 2ヶ月〜3ヶ月に1回

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4. ワイヤー矯正で使用するブラケットの種類

ワイヤー矯正には、さまざまなブラケットが使用されます。

これらの器具は材料や特性によって異なり、それぞれにメリットデメリットがあります。

主要なブラケットの種類は以下のとおりです。

4-1. メタルブラケット

特徴
金属製の最も一般的なブラケット。丈夫で幅広い症例に使用可能。

適応症例
・ ほとんどの歯並びの乱れに対応
・ 強い矯正力が必要なケース(抜歯矯正など)

メリット
✅ 強度が高く、壊れにくい
✅ 摩擦が少なく、歯がスムーズに動く
✅ 費用が比較的安い

デメリット
❌ 見た目が目立つ

費用の目安
・ 約30万円~80万円(全顎)

4-2. プラスチックブラケット

特徴
軽量で透明感のあるブラケット。審美性を重視したい人向け。

適応症例
・ 軽度の歯列矯正
・ 見た目を重視したい人

メリット
✅ 透明感があり、目立ちにくい
✅ メタルアレルギーの心配がない
✅ 費用が比較的安い

デメリット
❌ 摩擦が大きく、歯の動きが遅くなることがある
❌ 変色しやすく、長期間の使用で黄ばむことがある
❌ メタルやセラミックより耐久性が低い

費用の目安
・ 約60万円~90万円

4-3. セラミックブラケット

特徴
白くて歯の色に近いブラケット。目立ちにくいが、やや割れやすい。

適応症例
・ 見た目を気にする人
・ 軽度~中等度の歯並びの乱れ

メリット
✅ 目立ちにくく、審美性が高い
✅ 金属アレルギーの人でも使用可能

デメリット
❌ メタルブラケットより壊れやすい
❌ 摩擦が強いため、歯の動きが遅くなることがある

費用の目安
・ 約65万円~100万円

4-4. ハイブリットブラケット

特徴
セラミックとプラスチックを組み合わせたブラケット。審美性と耐久性のバランスが良い。

適応症例
・ 強度も見た目も重視したい人
・ 中等度の歯列矯正

メリット
✅ 見た目と耐久性のバランスが良い
✅ メタルより目立ちにくく、セラミックより丈夫

デメリット
❌ メタルブラケットより費用が高い

費用の目安
・ 約40万円~80万円

4-5. ジルコニアブラケット

特徴
セラミックよりも強度が高く、透明感のある白いブラケット。審美性と耐久性を兼ね備えた最新素材。

適応症例
・ 見た目を重視しつつ、耐久性も求める人
・ 軽度~中等度の歯列矯正

メリット
✅ 透明感があり、最も目立ちにくい
✅ 強度が高く、割れにくい
✅ 摩擦が少なく、歯の動きがスムーズ

デメリット
❌ 費用が高め
❌ 取り扱い医院が少ない

費用の目安
・ 約65万円~100万円

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5. ワイヤー矯正の種類と選び方

ワイヤー矯正を選ぶ際は、「見た目」「費用」「痛み」の3つの要素を考慮することが大切です。

 

適したワイヤーやブラケットの種類を選ぶことで、矯正治療が快適になります。
ここでは、目的別に最適なワイヤー矯正の選び方を詳しく解説します。

5-1. できるだけ目立たない矯正がしたい人

おすすめの矯正方法
・裏側矯正(舌側矯正)
・ハーフリンガル矯正(上裏側・下表側)
・ホワイトワイヤー × セラミックブラケット

特徴とメリット
✅ 歯の裏側に装置をつける裏側矯正なら、周囲に気づかれにくい
✅ ハーフリンガル矯正なら、上の歯は見えにくく、費用も抑えられる
✅ ホワイトワイヤーやセラミックブラケットなら、表側矯正でも目立ちにくい

デメリット
❌ 裏側矯正は費用が高め(100万円以上かかることも)
❌ ハーフリンガル矯正は上下の矯正装置が異なるため、調整が難しい
❌ ホワイトワイヤーはコーティングが剥がれることがある

5-2. 費用をなるべく抑えたい人

おすすめの矯正方法
・表側矯正(メタルワイヤー × メタルブラケット)
・部分矯正(前歯だけの矯正)

特徴とメリット
✅ メタルブラケットは最も費用が安く、耐久性も高い
✅ 部分矯正なら短期間&低コストで矯正が可能

デメリット
❌ メタルブラケットは目立ちやすい
❌ 部分矯正は適応できるケースが限られる(軽度の歯列不正のみ)

5-3. 痛みを軽減したい人

おすすめの矯正方法
・形状記憶ワイヤー(ニッケルチタンワイヤー)
・ゴムメタルワイヤー
・βチタンワイヤー

特徴とメリット
✅ 形状記憶ワイヤーは優しく歯を動かすため、痛みが少ない
✅ ゴムメタルワイヤーやβチタンワイヤーは柔軟性があり、歯に負担がかかりにくい

デメリット
❌ 費用が通常のメタルワイヤーより高くなる
❌ 一部の歯科医院でしか取り扱いがない

 

✅ 矯正方法の選び方まとめ

 

目的おすすめの矯正方法費用の目安
目立たない矯正裏側矯正、ハーフリンガル矯正、ホワイトワイヤー80万~150万円
費用を抑えたい表側矯正(メタル)、部分矯正20万~100万円
痛みを軽減したい形状記憶ワイヤー、ゴムメタル+5万~15万円

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6. ワイヤー矯正の費用相場と費用を抑えるポイント

ワイヤー矯正は種類によって費用に大きな差があります。

ここでは、矯正方法ごとの費用相場を比較しながら、費用を抑えるポイントも解説します。

 

矯正種類費用相場
表側矯正(メタルブラケット)60万~100万円
表側矯正(セラミックブラケット)70万~110万円
裏側矯正(舌側矯正)100万~150万円
ハーフリンガル矯正80万~120万円
部分矯正20万~50万円

矯正費用をさらに抑える方法

分割払い(デンタルローン)を利用する
・一括払いが厳しい場合でも、月々1万円程度の分割払いが可能
・金利によって総額が変わるため、事前に確認が必要

保険適用が可能なケースを確認する
・顎変形症・先天性疾患 などの一部症例では、保険が適用される
・指定された矯正歯科で治療を受けることが条件

矯正モニターを活用する
・治療経過の写真提供などの条件付きで、通常より 10~30%安くなる ことがある
・取り扱い医院が限られるため、事前に確認が必要

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7. まとめ|ワイヤー矯正の種類を比較して最適な方法を選ぼう

ワイヤー矯正にはさまざまな種類があり、治療方法ワイヤーブラケットの違いによって見た目や費用、治療の快適さが変わります。


矯正ワイヤーの選び方のポイント

・目立たない矯正をしたい → 裏側矯正・ホワイトワイヤー・ハーフリンガル矯正
・費用を抑えたい → メタルブラケット・部分矯正
・痛みを軽減したい → 形状記憶ワイヤー・ゴムメタルワイヤー

また、デンタルローンの利用保険適用の確認矯正モニターの活用 などで、費用を抑えることも可能です。

最適な矯正方法を選ぶには、「見た目・費用・痛み」のバランスを考え、歯科医と相談しながら決めることが大切です。

あなたに合った矯正方法を見つけ、理想の歯並びを手に入れましょう!

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