マウスピース矯正をしていて、歯に痛みを感じたことはありませんか。
痛みがあれば原因は何なのか、このままこのマウスピースを装着し続けていいのかと不安になることもあるでしょう。
マウスピース矯正は基本的に痛みの少ない矯正方法と言われていますが、痛みがゼロではありません。
痛みの感じ方、程度に個人差はありますが、矯正は元あった場所から歯を動かす治療なので、何らかの痛みは生じます。
本記事では、マウスピース矯正における痛みの原因と痛みが生じた時の対処法についてまとめました。痛みを予防する方法も解説するので、これからマウスピース矯正をはじめる方もぜひ参考にしてみてください。
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- 1. マウスピース矯正が痛いと感じる6つの理由
- 1−1.歯が動いているため
- 1−2.衝撃に敏感になっているため
- 1−3.虫歯や歯周病があるため
- 1−4.マウスピースの着脱時に痛みを感じやすいため
- 1−5.マウスピースが歯茎や舌に当たっているため
- 1−6.アタッチメントやゴムが歯や口内に当たっているため
- 2.マウスピース矯正が痛いと感じたときの対処法
- 2−1.歯や歯茎をマッサージする
- 2−2.やわらかめの食事をとる
- 2−3.歯科・クリニックでマウスピースを調整する
- 2−4.ひとつ前のマウスピースに変更する
- 2−5.鎮痛剤(痛み止め)を服用する
- 2−6.虫歯や歯周病が原因の場合は治療を優先する
- 3.マウスピース矯正で痛みが生じたときにやってはいけないこと
- 3−1.マウスピースを頻繁に外したり、長時間外す
- 3−2.固い物を食べる
- 3−3.冷やしたり温めたりする
- 3−4.市販の痛み止めをむやみに使用する
- 4.マウスピース矯正の痛みを予防する3つの方法
- 4−1.決められたスケジュールを守る
- 4−2.食事中はマウスピースを着用しない
- 4−3.マウスピースと歯をこまめに手入れする
- 5.マウスピース矯正はワイヤー矯正より痛くない?
- 5−1.マウスピースを取り外している時間は痛みが和らぐ
- 5−2.自己管理が重要
- 6.まとめ:マウスピース矯正の痛みを我慢しすぎず、理想の歯並びへ
1.マウスピース矯正が痛いと感じる6つの理由
マウスピース矯正で痛みを感じる主な理由は、以下の6つです。
- ・歯が動いているため
- ・衝撃に敏感になっているため
- ・虫歯や歯周病があるため
- ・マウスピースの着脱時に痛みを感じやすいため
- ・マウスピースが歯茎や舌に当たっているため
- ・アタッチメントやゴムが歯や口内に当たっているため
どの原因が痛みにつながっているかは人それぞれであるため、自身の痛みの原因を理解するところからはじめましょう。
1−1.歯が動いているため
マウスピース矯正は歯に負荷をかけて動かすために、歯に力が加わっています。矯正の力で歯根膜が引っ張られたり縮んだりするため、痛みを感じやすいです。
人によって程度は異なりますが、ほとんどの人が感じる痛みであり、歯が順調に動いている証拠でもあります。
誰にでも起こる痛みとはいえ、どうしても我慢できないときは歯科やクリニックに相談しましょう。
マウスピース矯正で歯が動く仕組みは以下の記事で解説しているので、詳しく知りたい方はぜひチェックしてみてください。
1−2.衝撃に敏感になっているため
マウスピースで圧迫されることで、歯が敏感な状態になっているために、少しの衝撃でも痛みを感じやすくなることもあります。
マウスピースをしたまま上下の歯がぶつかると、衝撃が全体に伝わり、痛みを感じることもよくある事例です。
歯への衝撃が多い食事については、食事中はマウスピースを外せるので、強い痛みを感じる心配はありません。
1−3.虫歯や歯周病があるため
マウスピース矯正自体が問題ではなく、矯正中に進行した虫歯や歯周病によって痛みを感じる場合もあります。
定期的に歯科医院で経過とともに口腔内を診てもらっている場合は心配はいりませんが、日々の手入れを怠り通院間隔が空いてしまった場合には、虫歯や歯周病が原因で痛みを感じているかもしれません。
虫歯や歯周病は矯正中に起こりやすいため、予防方法や万が一の治療方法などを知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。
1−4.マウスピースの着脱時に痛みを感じやすいため
マウスピースの装着に慣れていないときなど、マウスピースの着脱時に痛みを感じる場合があります。
特にはじめてマウスピースを装着するときや、新しいマウスピースに取り換えるときに痛みを感じやすいようです。
通常、マウスピースを装着してから2~3日で痛みを感じにくくなることが多いので、数日様子を見て痛みが続くようであればクリニックへ相談しましょう。
1−5.マウスピースが歯茎や舌に当たっているため
マウスピースの一部が歯から余って出ていると、歯茎や舌に擦れ、痛みが生じる場合があります。
当たる場所が悪かったり、傷口に細菌が入ったりすると、口内炎ができる恐れもある点に注意が必要です。
マウスピースの形状やサイズなどに問題がある場合がほとんどであるため、マウスピースをつくった歯科やクリニックへ相談しましょう。
1−6.アタッチメントやゴムが歯や口内に当たっているため
マウスピース矯正の際に、歯にアタッチメントという突起物を付けたり、矯正力を高めるゴムを使用したりする場合があります。
アタッチメントが口内に当たると、刺激が生じ痛いと感じる場合があるでしょう。ゴムは口内に当たることもありますが、歯への負荷が強まることで痛みを感じやすいです。
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2.マウスピース矯正が痛いと感じたときの対処法
マウスピース矯正では、歯が動く痛み以外にも、さまざまなトラブルで痛いと感じるケースがあります。
痛いからといってマウスピースを外すと効果を得にくくなるため、まずは対処法を試してみましょう。
- ・歯や歯茎をマッサージする
- ・やわらかめの食事をとる
- ・歯科・クリニックでマウスピースを調整する
- ・ひとつ前のマウスピースに変更する
- ・鎮痛剤(痛み止め)を服用する
- ・虫歯や歯周病が原因の場合は治療を優先する
2−1.歯や歯茎をマッサージする
歯ブラシや指先で歯茎をマッサージし、血流を良くすると、痛みを軽減できる場合があります。
歯磨き後やメンテナンス後などマウスピースを外しているときに、歯ブラシや指で優しくマッサージしてみましょう。
締め付けられるような痛みやしみるような痛みなどに効果を期待できるので、ぜひ試してみてください。
2−2.やわらかめの食事をとる
マウスピース矯正中は歯が敏感になっているので、歯ごたえのある食べ物は痛みの原因になりやすいです。
痛みが気になるときは、なるべくやわらかい食事を摂りましょう。あまり噛まずに食べられる麺類やリゾットなどは、痛みが強いときも食べやすいです。
少し硬めの食材を食べたいときは、なるべく小さくカットしたり、やわらかく煮込んだりするなど調理を工夫しましょう。
歯科矯正中の食事で気をつけたいポイントは、以下の記事も参考にしてみてください。
歯科矯正中のご飯で気を付けることは?痛みの原因やおすすめの食事
2−3.歯科・クリニックでマウスピースを調整する
痛みに耐えられないときは、通院日を待たずに、歯科医院へ連絡しましょう。
マウスピースに尖っているところ、歯茎と当たっているところなどがあれば調整してもらえて、適切なマウスピースへの変更または鎮痛剤の処方などを検討してもらえます。
また、虫歯や歯周病などが心配な場合も、診察してもらえば安心できるでしょう。
2−4.ひとつ前のマウスピースに変更する
新しいマウスピースに取り換えたときに痛みを感じる場合は、その前に使っていたマウスピースを再度使用し、様子をみるのもよいでしょう。
歯が十分に動ききっていない段階で新しいマウスピースに変更した場合、歯を動かす力が大きくかかり、歯への負担から痛みを感じている恐れがあります。
マウスピース交換のタイミングに迷うようであれば、医師に相談しましょう。
2−5.鎮痛剤(痛み止め)を服用する
痛みに耐えられそうにない、痛みで仕事や家事などが手に付かないようであれば、炎症に作用する鎮痛剤(痛み止め)を服用するのがおすすめです。
鎮痛剤は、中枢神経系に作用する「アセトアミノフェン」や局所に作用する「NSAIDs」で痛みを軽減してくれます。
市販薬では、バファリンやロキソニンが矯正中の痛みに効果を期待できるでしょう。痛みがつらいときのみ、用法・用量を守って服用するのが基本です。
また、歯科医院から、痛みを感じた際のために鎮痛剤を処方してもらえる場合があります。もし心配であれば、あらかじめ相談し、鎮痛剤を処方してもらうと安心です。口内炎が痛む場合は、早めに炎症を抑える塗り薬もあります。
2−6.虫歯や歯周病が原因の場合は治療を優先する
矯正中に虫歯や歯周病が原因で痛みが生じた場合は、矯正を中断し治療を優先しましょう。
痛みを我慢したまま矯正を続けると、虫歯や歯周病が悪化するだけではなく、矯正の痛みも強くなる傾向があります。歯や歯茎の形が崩れると、新しいマウスピースをつくらなければならないので、まず第一に虫歯や歯周病を治すことが重要です。
また、途中に治療を挟むと、歯列矯正が完了するまでの期間が長くなります。治療計画を変更しなければならないので、矯正中の歯磨きやフロスなどの手入れをしっかり行いましょう。
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3.マウスピース矯正で痛みが生じたときにやってはいけないこと
マウスピース矯正で痛いと感じたときに、ついやってしまいがちですが、実はやってはいけないことがいくつかあります。矯正の効果が弱まったり、痛みが強くなったりするため、注意が必要です。
マウスピース矯正で痛みが生じたときにやってはいけないことは、以下の4つです。
- ・マウスピースを頻繁に外したり、長時間外す
- ・固い物を食べる
- ・冷やしたり温めたりする
- ・市販の痛み止めをむやみに使用する
3−1.マウスピースを頻繁に外したり、長時間外す
マウスピースで痛みを感じても、頻繁に外したり、長時間外したりしてはいけません。
マウスピース矯正は、1日20時間以上の装着を目安に治療期間を設定していることが多いです。
マウスピースを頻繁に外したり、長時間外していると、1日の装着時間が短くなり、想定していた効果を得られなくなってしまう恐れがあります。
3−2.固い物を食べる
マウスピース矯正をしている間は、歯が不安定な状態になっています。歯や歯茎が通常よりも敏感になっているので、固い物を食べると、痛みが強くなりやすいです。
マウスピース矯正期間中は、固い物を食べるのをできるだけ避け、動かしている歯で嚙まないようにしましょう。
3−3.冷やしたり温めたりする
マウスピース矯正で痛みを感じても、温めたり冷やしたりするのは避けましょう。温めると血流がよくなる分、痛みが強くなりやすいです。
患部を冷やした場合は血流が悪くなることで痛みは改善されやすいですが、歯の動きは鈍くなり、結果的に治療期間が伸びてしまう場合があります。
自己判断で刺激を与えることはせず、歯科やクリニックに相談しましょう。
3−4.市販の痛み止めをむやみに使用する
マウスピース矯正中に強い痛みがあったとき、一時的な対処として鎮痛剤は効果的ですが、痛む度に使用するのは避けましょう。
市販の痛み止めは痛みを和らげる効果は期待できるものの、成分によって歯の動きが悪くなるケースがあります。矯正を予定通りに進めつつ、痛みに対処するためには、歯科やクリニックで薬を処方してもらいましょう。
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4.マウスピース矯正の痛みを予防する3つの方法
マウスピース矯正の痛みは、対策によって予防できる場合もあります。なるべく痛みが出ないように、以下で解説する3つの方法を試してみましょう。
- ・決められたスケジュールを守る
- ・食事中はマウスピースを着用しない
- ・マウスピースと歯をこまめに手入れする
4−1.決められたスケジュールを守る
マウスピース矯正では、医師からマウスピースを装着する時間や次のマウスピースに交換するタイミングなどの説明を受けます。
スケジュール通りに治療を完了したり、痛みを必要以上に感じたりしないために計画が立てられているため、医師の指示を守りましょう。
また矯正の進捗によっては、状態を確認したりスケジュールを調整したりする必要があります。虫歯や歯周病のチェックも必要になるので、定期健診を忘れずに受けましょう。
4−2.食事中はマウスピースを着用しない
食事中はなるべくマウスピースを外し、咀嚼(そしゃく)による衝撃で痛みを感じないようにしましょう。
マウスピースを着用したまま食事すると、咀嚼によってマウスピースが変形したり、すき間に食べカスが入って虫歯や歯周病につながったりすることもあります。
さまざまな要因で痛みが生じるきっかけになるため、食事中はマウスピースを必ず外しましょう。
4−3.マウスピースと歯をこまめに手入れする
マウスピースを装着していると、歯とマウスピースの間に食べカスや汚れが溜まりやすくなります。痛みにつながる虫歯や歯周病を予防するためには、こまめな手入れが必要です。
マウスピースの手入れは、食事や歯磨きなどで外したタイミングがよいでしょう。水道水で表面や内側を流し、目立った汚れがあるときは洗浄剤を使用するのがおすすめです。
歯の手入れは、普段の歯磨きを丁寧に行えば問題ありません。食後の歯磨きを徹底し、マウスピースで汚れを閉じ込めることがないようにしましょう。デンタルフロスやマウスウォッシュなどで口内を清潔にするのも効果的です。
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5.マウスピース矯正はワイヤー矯正より痛くない?
一般的に、マウスピース矯正はワイヤー矯正よりも痛みが少ないと言われています。
ワイヤー矯正の方が歯を動かす力が強く、痛みも増しやすいためです。
ワイヤー矯正に比べて見た目のデメリットも少なく、痛みも少ないため、マウスピース矯正を検討してみましょう。
マウスピース矯正とワイヤー矯正の違いについては、以下の記事を参考にしてみてください。
5−1.マウスピースを取り外している時間は痛みが和らぐ
マウスピース矯正は、食事や歯磨きなどのときにマウスピースを取り外している時間があります。
マウスピースで歯を少しずつ動かす矯正方法になるので、マウスピースを外せば痛みも和らぎます。
ワイヤー矯正は、ブラケットと呼ばれる器具を歯の表面に装着し、その間にワイヤーを通して歯を動かす方法で、頻繁に外すことはできません。
マウスピース矯正は、矯正を一旦お休みしたり、行事などの大事な日だけは外すというやり方も可能です。
5−2.自己管理が重要
マウスピース矯正は、自分で簡単に取り外しできます。
自分で簡単に取り外せるため、マウスピースを外している時間が増えてしまうと、治療期間が想定よりも伸びてしまい、動かした歯が元に戻ることもある点に注意が必要です。
特に、夕飯を食べる際にマウスピースを外し、寝る前に付けるのを忘れて寝てしまうと、7〜9時間程度はマウスピースを付けていないことになります。
マウスピースを装着する1日の目安時間は、約20時間です。きちんと自己管理を徹底し、装着時間だけは守るようにしておけば、治療期間が伸びることは少ないでしょう。
とはいえ、自分ですべてを管理するのは困難なため、医師と相談しながら治療を進めていくことが理想です。
定期検診にはしっかり通い、計画通りに治療できているのかを確認してもらい、アドバイスをもらいましょう。
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6.まとめ:マウスピース矯正の痛みを我慢しすぎず、理想の歯並びへ
比較的痛みが少ないと言われているマウスピース矯正ですが、痛みが全くないというわけではありません。
人によっては、耐えられないくらいの痛みを感じる場合もあります。
取り外しができるところがマウスピース矯正のメリットですので、一時的に外して様子を診るのもよいですし、鎮痛剤に頼るのもよいでしょう。
しかし、いずれにしても矯正歯科へ相談し、アドバイスをもらうと安心です。痛みと上手に付き合いながら、きれいな理想の歯並びを目指しましょう。
ウィ・スマイルでは月額1,760円から矯正治療を行っており、他の医院より安く治療が可能です。また治療期間も医師に相談してから決められるため、計画的な治療ができます。
その他、歯列矯正についての質問・相談はLINEでも受け付けております。具体的な料金プランや不安に思うことなど、お気軽にご相談ください。
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