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ホワイトニングで歯茎がただれる・痛いのはなぜ?原因と正しい対策まとめ

湊 寛明
湊 寛明
この記事の監修者 

歯科医師。医療法人社団ピュアスマイル理事長。インビザライン ブラックダイヤモンドドクター。インビザライン世界サミット23万人いるインビザラインドクターの中からトッププロバイダーの1人に選出。
https://purerio.tokyo/

ホワイトニングで「歯茎がヒリヒリする」「白くただれた」「痛みが出た」
といった症状や不安を感じたことはありませんか?

本記事では、
 ・ホワイトニングで起こりやすい歯茎トラブルとその原因
 ・自宅でできる正しい対処法
 ・トラブルを防ぐための予防ポイント
をわかりやすく解説します。

不安な症状がある方・これから始める方も、安心してホワイトニングを続けられるよう、ぜひ参考にしてください。

1. ホワイトニングによる歯茎トラブルとは?ただれ・痛みの原因も

ここでは、ホワイトニングで起こる可能性のある歯茎トラブルとその主な原因について、わかりやすく解説します。
症状に気づいたときに慌てないためにも、事前に知っておきましょう。

1-1. ホワイトニング中・後に起こりやすい歯茎トラブル

ホワイトニングの直後や施術中に、「歯茎がヒリヒリして痛い」「白っぽくただれてる」「赤く腫れてきた」

などの異変を感じる人は少なくありません。
これらは薬剤による刺激や摩擦、もともとの歯茎の状態などが影響して起こるケースが多く、放置すると悪化することもあります。

特にホワイトニングで起こりやすい歯茎トラブルには、以下のような症状があります:

 

症状特徴や起こり方
歯茎が白くただれる薬剤が歯茎に付着して軽いやけど状態に。

一時的に白くなり、薄皮がめくれることもある。

歯茎がヒリヒリ・しみる歯や歯茎が敏感になり、冷たい水や歯ブラシで刺激を感じやすくなる。

軽度の炎症が原因の場合も。

歯茎が赤く腫れる使用量が多すぎたり、もともと歯周病の傾向がある場合に悪化しやすい。
歯茎からの出血炎症や過度な刺激により歯茎から出血。

歯磨きでも血がにじむ場合は要注意。

歯茎が下がる・やせる(※)強い刺激や摩擦を繰り返すことで、歯茎がじわじわと下がっていくことも。

慢性炎症が要因の場合も。

 

※歯茎の後退は、ホワイトニングそのものによる直接的な症状というよりも、刺激の蓄積や不適切な使用によって間接的に引き起こされる可能性があります。
歯茎だけでなく、「冷たい水で歯がしみる」「ズキズキする」といった歯自体に症状がある場合は、知覚過敏の可能性も考えられます。

1-2. ホワイトニングによる歯茎トラブルの原因

ホワイトニングで歯茎にトラブルが起きる原因は1つではなく、薬剤の性質使い方歯茎の健康状態体質など複数の要因が関係しています。

 

以下に主な原因を解説します。

原因① 薬剤の濃度や成分による刺激
市販のホワイトニング剤や過酸化水素を含む製品は、強い漂白効果がある分、歯茎への刺激も強くなりやすい傾向があります。
特に高濃度の薬剤を歯茎に長時間接触させると、化学的なやけどのような炎症が起こることもあります。

原因② 誤った使用方法
「決められた使用時間を超えて使った」「薬剤が歯茎にはみ出したまま放置した」などの誤使用は、歯茎へのダメージを大きくします。
ホワイトニングシートやマウスピースの装着位置がずれていたり、薬剤量が多すぎることもリスクになります。

原因③ 歯茎がもともと弱っている・炎症がある
歯周病・歯肉炎などの症状がある状態でホワイトニングを行うと、炎症が悪化しやすく、痛みや出血の原因になります。
健康な歯茎であっても、体調が悪いときやストレスが強い時期などは一時的に過敏になることもあります。

原因④ アレルギー・体質的な過敏反応
まれに、ホワイトニング剤の成分に対してアレルギー反応を起こすことがあります。
その場合はただれ・かゆみ・腫れが強く出る傾向があり、すぐに使用を中止し、歯科や皮膚科での相談が必要です。


歯茎のトラブルは放っておくと悪化することもあるため、「なんか変かも…」と思ったら、まずは原因を冷静に見極めることが大切です。

次では、こうしたトラブルが起きた時の正しい対処法と受診の目安を紹介します。

2. 歯茎トラブルが起きたときの対処法|正しいケアとNG行動

ホワイトニング後に歯茎がヒリヒリしたり、ただれたような症状が出たとき、
「このまま放っておいて大丈夫?」「自分で治せるの?」と不安になる方も多いはずです。

ここでは、自宅でできる正しい対処法と、やってはいけないNG行動について、わかりやすく解説します。

2-1. まずはホワイトニングを一時中止する

歯茎に違和感や炎症の兆候が出たら、ホワイトニングの使用はすぐに中断するのが基本です。

とくに以下のような症状がある場合は要注意

  • 歯茎が白くなっている
  • ピリピリとしみる感覚がある
  • 赤く腫れて痛みを伴う


ホワイトニング剤の使用を続けると、刺激が蓄積して症状が悪化するおそれがあります。
1〜2日休むだけで症状が和らぐケースも多いため、まずは使用を止めて様子を見ましょう。

2-2. 食事・生活習慣での刺激を避ける

歯茎が炎症を起こしている状態では、日常の何気ない行動が症状を悪化させる要因になることがあります。

以下のような刺激はできるだけ避けましょう:

 

避けたいもの理由
熱い・冷たい飲食物炎症部位を刺激し、痛みが悪化する可能性がある
酸味の強いもの(柑橘・炭酸)粘膜への刺激が強く、しみる感覚を助長
辛い・スパイス系食品炎症部に刺激が加わりやすい
アルコール・タバコ粘膜の回復を妨げる/血流を悪化させる

 

炎症が落ち着くまでは、刺激の少ない柔らかい食事と、ぬるめの水を意識して取り入れましょう。

 

■参考:ホワイトニング後の食事メニュー完全ガイド|避けるべき食材&おすすめレシピ5選

2-3. 知覚過敏用の歯磨き粉でやさしくケア

症状が軽い場合は、知覚過敏用の歯磨き粉を使って歯茎と歯をやさしくケアするのがおすすめです。

選び方のポイント

  • 「硝酸カリウム」「乳酸アルミニウム」など鎮静成分配合
  • フッ素入りで歯の再石灰化を促すもの
  • 発泡剤・研磨剤が少ない低刺激処方


また、歯ブラシはやわらかめを選び、力を入れずにゆっくり磨くことで、歯茎へのダメージを抑えられます。

2-4. 歯茎が「下がった」と感じた場合の判断

ホワイトニング後に「歯茎が下がった気がする…」と感じる方もいますが、
実際には多くの場合、一時的に歯茎が白く縮んで見えるだけで、本当に退縮しているわけではありません

しかし、以下のようなケースでは歯肉退縮(歯茎が実際に下がる)リスクも考えられます。

  • 炎症を繰り返している(慢性的な薬剤刺激)
  • 刺激が強すぎる薬剤を何度も使用
  • もともと歯周病があり、歯茎が弱っていた


このような場合は、歯茎の状態を安定させることが最優先。
「ホワイトニングは一時中断し、歯科医院で状態をチェック」するのが安心です。

2-5. 症状が強い・数日経っても治らない場合は歯科医院へ

以下のような場合は、自己判断での対処ではなく歯科医院を受診するべきタイミングです:

  • 2〜3日経っても痛み・腫れが引かない
  • 症状が悪化して出血やズキズキした痛みがある
  • 白くなった部分が広がっている
  • 繰り返し同じトラブルが起きている


歯茎の状態や口腔内の粘膜は、自分では正確に確認しにくい部分でもあります。
歯科医院で適切な診察を受ければ、薬剤やケア方法の指導を受けることができ、再発防止にもつながります。

✅やってはいけないNG行動リスト

NG行動なぜいけない?
痛みがあるのにホワイトニングを継続炎症が悪化し、回復が遅れる/後戻りできなくなるリスクも
白くなった部分を指や舌でこする歯茎がさらにダメージを受け、出血や感染の原因に
辛いもの・熱い飲み物を摂取傷ついた歯茎に強い刺激となり、症状が悪化
市販薬を自己判断で多用症状に合っていないと逆効果になる場合も

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3. 歯茎トラブルの予防法と安全なホワイトニングの選び方

ホワイトニングで歯を白くしたいと思っても、「歯茎がただれたらどうしよう…」と不安になる方も多いかと思います。
ここでは、歯茎トラブルを防ぐためのポイントと、リスクを避けるための安全なホワイトニングの選び方を紹介します。

3-1. 歯茎トラブルを防ぐための基本習慣

ホワイトニングによる歯茎のただれを防ぐには、以下のような基本的な予防策を意識しましょう。

✅ 使用前後の口内チェックを欠かさない
ホワイトニング剤を使う前に、歯茎に炎症や出血がないか確認しましょう。

すでにダメージがある場合は悪化するリスクがあるため、使用を控えるのが賢明です。

✅ 使用説明を正しく守る
市販のホワイトニングシートやジェルなどは、「使用時間」や「使用頻度」がしっかり決められています。
自己判断で長時間放置したり頻繁に使いすぎたりすると、薬剤が歯茎に触れ続けてしまい、炎症を引き起こすことがあります。

 

自己判断で頻繁に使用すると、歯茎に刺激が蓄積し、炎症や後退の原因になることも。
どれくらいの間隔で行うのが安心かは、こちらの記事で詳しく解説しています。

✅ 歯茎に触れないよう塗布・装着する
自宅用のホワイトニング剤を使う際は、できるだけ歯茎に薬剤がつかないように注意して塗布・装着することが大切です。
マウスピースタイプの場合も、薬剤があふれ出ないよう量を調整しましょう。

3-2. 安全性の高いホワイトニングの選び方

歯茎へのダメージを避けたい方は、以下のポイントを参考に、より安全性の高いホワイトニング方法を選びましょう。

歯科医院での施術を選ぶのが安心
ホワイトニング初心者や歯茎が敏感な方は、自己流よりも歯科医院でのプロによるホワイトニングが安心です。
歯茎の状態を事前にチェックした上で適切な方法を提案してもらえるため、リスクを最小限に抑えられます。

✅ ホームホワイトニングでも「処方タイプ」がおすすめ
市販品よりも歯科で処方されるホームホワイトニング(医療機関専売品)の方が、濃度や使用方法が安全に設計されており、サポートも受けやすく安心です。

「低刺激タイプ」の薬剤かどうかもチェック
市販のホワイトニング製品を選ぶ際は、「歯や歯茎にやさしい」「低刺激」「過酸化水素不使用」などの表示があるかを確認しましょう。
特に歯茎への刺激が不安な方は、成分表示のチェックが重要です。

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4. まとめ|正しいホワイトニングで、歯茎トラブルを防ぎながら白く美しい歯へ

ホワイトニングをしたあとに「歯茎がヒリヒリする」「白くなってしまった」「なんだか痛い…」といったトラブルが起こることは、実は珍しくありません。
原因は、薬剤の刺激が強すぎたり、使い方を間違えていたり、体質的に歯茎が敏感だったりと、さまざまです。

もし痛みや赤み、白く変色するような症状が出たら、無理に続けずに早めに歯科医院で相談することが大切です。

正しい知識と方法を知っておけば、ホワイトニングは安全に、そして効果的に続けることができます。
歯を白くするだけでなく、健康な歯茎や口元も保てれば、きっと笑顔にもっと自信が持てるようになるはずです。

「自分に合ったホワイトニングってどれだろう?」「歯並びや口元の悩みもあわせて相談したい」
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