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いびき用マウスピースの効果は?活用するメリットや作成の流れ、費用相場を紹介

湊 寛明
湊 寛明
この記事の監修者 

歯科医師。医療法人社団ピュアスマイル理事長。インビザライン ブラックダイヤモンドドクター。インビザライン世界サミット23万人いるインビザラインドクターの中からトッププロバイダーの1人に選出。
https://purerio.tokyo/

いびき用マウスピースって効果あるの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。

いびき用マウスピースは、睡眠中に下の顎を上の顎よりも前方に固定し、舌が喉の奥に落ち込むのを防ぐことで気道を広げ、いびきを軽減する効果が期待できる装置です。ただし、ケースによっては使用が適さない場合もあるので、自分に合っているかどうかを事前に見極めることが大切です。

 

この記事では、いびき用マウスピースが効果を発揮する理由や作成の流れ、お手入れ方法などについて解説します。

マウスピースによるいびき治療が適さないケースも紹介しているので、いびきに悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

1. いびき用マウスピースが効果を発揮する理由

いびきの治療で使われる医療用マウスピースは、一般に「スリープスプリント」と呼ばれます。

 

睡眠時にスリープスプリントを着用すると、下顎が上顎よりも少し前方に出るように固定されます。これにより、気道が広がって呼吸がスムーズとなり、いびきの発生を軽減する効果が期待できる点が特徴です。

 

また、装着する人の歯型に合わせて作られるため、既製品とは違ってフィット感が高く、違和感の少ない状態で装着できる点も特徴の一つです。軽度から中等度の睡眠時無呼吸症候群SAS)がある方で、CPAPが合わない場合の代替治療として選択されることもあります。

 

なお、いびきの原因によってはマウスピースが十分な効果を発揮しない可能性もあるため注意が必要です。

 

ここでは、マウスピースがいびき防止に効果的な理由を解説します。

1-1. 気道が広がりやすくなる

いびきは、睡眠中に喉や鼻の空気のとおり道が狭まり、呼吸をするたびに周囲の組織が振動して音が発生する現象です。

 

いびき用マウスピースを装着すると、下顎が前方に出た状態で固定され、気道が通常時より広く確保されます。仰向けでの睡眠中も下顎が下がることによる気道の狭まりを防ぎ、呼吸による振動が起こりにくくなるため、いびきの軽減が期待できるのです。

1-2. 舌根沈下を防止できる

舌根沈下ぜっこんちんか)とは、舌の根もとが喉の奥へ沈み込むことで気道が狭くなる状態です。睡眠中に舌根沈下が起きると空気のとおり道が狭くなり、呼吸時に周囲の組織が振動していびきが発生しやすくなります。また、この状態が続くと睡眠時無呼吸症候群(SAS)の原因になることもあります。

 

この舌根沈下を防止するうえで効果的なのが、いびき用マウスピースです。マウスピースを装着して下顎を前方に固定すれば舌も前方へ移動し、舌根沈下が起きにくくなるのです。

 

特に、仰向けの状態で寝ている人は舌根沈下が起きやすいため、マウスピースの着用によるいびきの改善効果が期待できます

 

なお、正しい舌の位置と改善方法については以下の記事で詳しく解説しています。

 

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1-3. 歯ぎしりを防止できる

いびき用マウスピースの着用は、睡眠中の歯ぎしり防止効果も期待できます。習慣的な歯ぎしりは歯並びに悪影響をおよぼします。その影響で口呼吸となり、いびきの発症につながるケースは少なくありません。

 

しかし、睡眠中にマウスピースを着用すれば歯ぎしりを予防できるだけでなく、歯並びのさらなる歪みを未然に防ぐことができ、間接的にいびきも発症しにくくなる場合があります。また、歯ぎしりやいびきの防止は、結果的に睡眠の質の向上にも役立ちます。

 

歯ぎしり防止用マウスピースについて詳しく知りたい人は、以下の記事も併せて参考にしてください。

 

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2. マウスピースでいびきを治療する3つのメリット

マウスピースには、ほかのいびき治療法にはない複数のメリットがあります。ここでは、マウスピースでいびきの治療を行なうメリットを紹介します。

2-1. 持ち運びしやすい

いびき用マウスピースは、口にはめて使用する小型の装置です。使わないときは専用のケースに入れて保管できるため、手軽に持ち運べる点が大きなメリットです。自宅はもちろん、旅行や出張の際にも携帯しやすく、普段と同じように使用できます。

 

一方、CPAP治療では専用の機器やチューブを使用するため、持ち運びにはやや不便です。移動が多い方や、自宅以外で寝る機会の多い方は、マウスピースによるいびき治療を検討するとよいでしょう。

2-2. 通院の手間がかからない

いびき用マウスピースは耐久性のある素材で作られており、作製後には必要に応じて歯科医院で調整やメンテナンスを行なうことで長期間使用できるのが特徴です。

 

作製時には歯科医院で診察や歯型の採取が必要ですが、その後は毎日の装着によって自宅で治療を続けられます。そのため、頻繁に通院する必要がない点は大きなメリットといえるでしょう。忙しくて通院の時間を確保しにくい方にも、取り入れやすい治療法です。

2-3. 装着時の違和感が少ない

SASの治療に用いられるCPAPに比べると、マウスピースは装着時の違和感が比較的少ない特徴があります。

 

睡眠中も邪魔になりにくいため、睡眠の質にこだわる人でも使いやすいでしょう。睡眠中の気道が広がって呼吸しやすくなり、体への負担を軽減する効果も期待できます。

 

なお、歯列矯正でマウスピースを選ぶメリット・デメリットについては以下の記事で詳しく解説しています。

 

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歯列矯正で「マウスピース」を選ぶメリット・デメリットは?マウスピース矯正のはじめ方も解説

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3. いびき用マウスピースの種類

いびき用マウスピースは「上下顎一体型」と「上下顎分離型」の2種類に大きく分けられます。ここでは、それぞれの特徴について解説します。

3-1. 上下顎一体型

上下顎一体型のマウスピースは、上顎と下顎が一体となったタイプです。

初めていびき用マウスピースを使用する方でも容易に装着できる特徴があります。また、上下顎分離型より作製コストを抑えられる点もメリットです。

 

上下顎一体型には、舌根沈下を防いでいびきを軽減する効果が期待できます。ただし、上下が一体化している構造のためどちらかの顎にフィットしない場合があり、調整にも限界があるのが難点です。

 

マウスピースを初めて使う方や、なるべくコストを抑えたい方におすすめのタイプだといえます。

3-2. 上下顎分離型

上下顎分離型は、上顎用と下顎用のパーツが分かれているタイプのマウスピースです。

上下のパーツが独立していて、顎の形状などに合わせて細かく調整できるため、顎の位置が原因でいびきが生じている場合に有効とされています。耐久性が高く、一度作成すれば長期間にわたって使用できる点もメリットです。

 

注意点としては、上下顎一体型よりもコストが高く、装着時に違和感を覚える可能性があることが挙げられます。

 

より自分に合ったマウスピースを使用したい方や、マウスピースに慣れている方には上下顎分離型のマウスピースがおすすめです

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4. マウスピースでのいびき治療が適さないケース

症状や口腔内の状態によっては、マウスピースではいびきの改善が難しい場合もあります。ここでは、マウスピースによるいびき治療が適さない3つのケースを紹介します。

4-1. 歯の状態に問題がある

マウスピースは歯に装着して下顎の位置を固定する装置のため、歯の本数が少ない場合は安定して装着できないことがあります。

 

一般的に、歯が20本未満の場合はマウスピースが外れやすくなります。また、重度の歯周病で歯がぐらついている、噛み合わせに大きな問題があるなどの場合も、マウスピースによるいびき治療は適していません。

4-2. 鼻や顎関節に疾患がある

鼻炎などで鼻づまりがある場合、睡眠中の鼻呼吸がうまくできず、いびきが起こりやすくなることがあります。鼻のとおりに問題があるときはマウスピースを使ってもいびき改善の効果を得られない可能性があるため、まずは耳鼻科で適切な治療を受けることが大切です。

 

顎関節症など顎の関節にトラブルがある場合も、マウスピースの使用で顎に負担がかかり、さらに症状が悪化する恐れがあるため、歯科医師に相談したうえで適切な治療方法を検討しましょう。

 

顎関節症の治し方については、以下の記事で詳しく解説しています。

 

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顎関節症の治し方は?症状や原因・治療の際の注意点を解説

4-3. 重度の睡眠時無呼吸症候群である

マウスピースによる治療は、いびきや軽度~中等度の睡眠時無呼吸症候群(SAS)の改善に有効とされています。

 

重度のSASの場合は睡眠中に気道が強く閉塞されるため、マウスピースだけでは十分な改善効果を得られない可能性があります。このようなケースでは、CPAPなどほかの治療方法を検討しましょう。

5. いびき用マウスピース作成の流れ

いびき治療用のマウスピースを作るときの基本的な流れは、以下のとおりです。

 

1.睡眠外来や耳鼻咽喉科などの医療機関を受診(診断名の確定)

2.歯科医院での問診・検査

3.歯型取り

4.マウスピースの装着・調整

5.メンテナンス

 

保険適用でマウスピースを作製する場合、睡眠外来などの医療機関で紹介状を発行してもらう必要があります。

 

歯科医院でマウスピースを作製したあとは、自宅で一定期間使用しながら装着感や効果を確認します。その後、定期的に歯科医院でマウスピースや歯の状態をチェックするケースが一般的です。

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6. いびき用マウスピースの費用相場

費用

いびき治療用のマウスピースの作成費用は、睡眠外来などでSASと診断され、医師の紹介状がある場合に保険が適用されます

 

保険適用の場合、マウスピース作製の自己負担額は1万~2万円程度です。自由診療でマウスピースを作成する場合、費用は5万~20万円程度が相場となります。

 

自由診療はコストがかかる一方で、マウスピース設計の自由度が高く、自分の希望を反映させやすいといったメリットがあります。また、上下顎分離型などより自分の顎の形状に合った調整しやすいマウスピースも作成可能です。

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7. いびき用マウスピースのお手入れ方法

いびき治療用マウスピースを長く快適に使うためには、日頃から正しい方法でお手入れをすることが重要です。ここでは、いびき治療用マウスピースのお手入れのポイントを紹介します。

7-1. やわらかい歯ブラシで磨く

起床後、口から外したマウスピースは、やわらかい歯ブラシを使って優しく磨きましょう。水で洗いながら、表面に付着した唾液や汚れを丁寧に落とすことがポイントです。

 

強く磨くとマウスピースに傷が付いて汚れが溜まりやすくなり、また熱湯を使うと変形の原因となるため、注意が必要です。

 

マウスピースの正しい洗い方については、以下の記事で詳しく解説しています。

 

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マウスピースの正しい洗い方|基本の洗浄方法と超音波洗浄機の活用

7-2. 専用の洗浄剤を使う

毎日のブラッシングに加えて、定期的にマウスピース専用、もしくは入れ歯用の洗浄剤を使うと頑固な汚れや雑菌、臭いまで取り除けます

 

洗浄剤の使用後は水でよくすすぎ、乾かしてから専用のケースで保管しましょう。

 

マウスピース用の洗浄剤の選び方については、以下の記事も参考にしてください。

 

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マウスピースの洗浄方法・頻度は?おすすめの洗浄剤と選び方のポイントも解説

 

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8. まとめ|マウスピースでいびきを改善して快適な睡眠を

いびき治療用マウスピースを装着すると、睡眠時に気道を確保しやすくなり、いびきを軽減する効果が期待できます。CPAPなどの装置に比べて持ち運びしやすく、出先で気軽に使えることも魅力の一つです。

 

ポータルサイト「ウィ・スマイル」では、矯正治療を希望する方に実績豊富なクリニックを紹介しています。信頼のおける歯科医師を近所で見つけ、自分に合ったマウスピースについて相談してみてはいかがでしょうか。

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