- この記事の監修者
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歯科医師。医療法人社団ピュアスマイル理事長。インビザライン ブラックダイヤモンドドクター。インビザライン世界サミット23万人いるインビザラインドクターの中からトッププロバイダーの1人に選出。
https://purerio.tokyo/

矯正治療を検討するとき、治療の失敗を心配する方も少なくないでしょう。
結論からお伝えすると、矯正治療で「失敗した」と感じる人は全体の1割未満というのが研究データから見えてきます。
ただ、どんな人が失敗しやすいのか、どんな原因で失敗が起きるのかを知らずに治療を始めると、不満の残る結果につながることもあります。
この記事では、矯正治療で失敗する確率の目安をデータをもとに解説したうえで、治療法別のリスクの違い、失敗しやすい人の特徴と原因、そして失敗確率を下げるための具体的な対策まで詳しく解説します。
- 1. 矯正治療で失敗する確率はどれくらい?
- 1-1. 矯正で失敗するとは?
- 1-2. 矯正治療全体の失敗確率の目安
- 2. 【治療法別】矯正の失敗確率とリスクの違い
- 2-1. ワイヤー矯正の失敗確率とリスク
- 2-2. マウスピース矯正の失敗確率とリスク
- 2-3. 部分矯正の失敗確率とリスク
- 3. 矯正治療で失敗確率が高まりやすい人の特徴
- 3-1. 成人後に矯正治療を始める人
- 3-2. 骨格的なズレや症状が重度な歯並びの人
- 3-3. 矯正装置の自己管理・通院管理が難しい人
- 3-4. 歯周病や虫歯など口腔環境に問題がある人
- 3-5. 悪習癖が治らない人
- 4. 矯正治療で失敗する主な原因
- 原因①. 初期診断や治療計画が適切でなかった場合
- 原因②. 症例に合わない矯正方法を選択してしまった場合
- 原因③. 矯正専門医・症例経験が不足している医院で治療した場合
- 原因④. 保定(リテーナー)管理が不十分だった場合
- 5. 矯正治療の失敗確率を下げるためにできること
- 5-1. 矯正治療の実績が豊富な歯科医院を選ぶ
- 5-2. 自分の症例に合った矯正方法を選択する
- 5-3. 矯正装置の使用ルールと通院頻度を守る
- 5-4. 悪習癖を早めに改善し、口腔内を清潔に保つ
- 6. 矯正治療で失敗したと感じた時の対処法
- 7. まとめ|歯列矯正で失敗しない選択をするために
1. 矯正治療で失敗する確率はどれくらい?

矯正治療を検討するとき、失敗を心配する方は少なくありません。
ですが、海外の複数の研究では、矯正治療後の結果に満足している患者は91%超というデータが報告されており、実際に「失敗した」と感じる人は少数派です。
ただし、「失敗」の定義は歯並びの仕上がりだけでなく、後戻りや副作用、治療期間の延長など幅広く、どこまでを失敗と捉えるかによっても変わります。
ここでは、矯正の「失敗」の定義と、失敗確率の目安をデータとともにご紹介します。
1-1. 矯正で失敗するとは?
矯正治療の失敗と聞くと、「歯並びがまったく治らなかった」「治療が完全に無駄になった」といったイメージを思い浮かべる方も多いかもしれません。
しかし、歯科矯正における失敗は必ずしも「歯並びが治らなかった」という意味だけではありません。
一般的に、以下のような状態が失敗したと感じるケースとして挙げられます。
✅ 歯並びや噛み合わせに違和感が残った
✅ 後戻りが起き、追加の調整や再治療が必要になった
✅ 想定していた見た目の変化が得られなかった
✅ 治療期間が大幅に延びてしまった
これらの多くは、医療事故や明確なミスというわけではなく、治療計画や管理状況によって起こりうる範囲のトラブルであるケースも少なくありません。
矯正治療における失敗は0か100かで判断するのではなく、結果への満足度や経過も含めた、より広い概念として捉える必要があります。
1-2. 矯正治療全体の失敗確率の目安
矯正治療の失敗確率を一律に何%と断言するのは、難しいのが現実です。
その理由は、以下のようにいくつもの原因が影響しているからです。
✅ 見た目・噛み合わせの改善が不十分だったケース
✅ 後戻りで再調整が必要になったケース
✅ 歯根吸収・顎関節への影響など副作用が出たケース
✅ 患者側の管理不足によって治療効果が下がったケース
また、どこまでを失敗と捉えるかは人によっても異なります。
目安として、ここでは海外の研究データをご紹介します。
① 矯正治療後の結果に満足している患者は91%超
多くの研究で「治療が無駄だった」「失敗した」と感じる人は1割にも満たない少数派であると報告されています。
参考:https://assets.cureus.com/uploads/review_article/pdf/278470/20240725-627285-xxq9jt.pdf
② 矯正治療終了から10年後に、満足できる歯列を保っていたのは30〜50%程度
時間経過とともに歯並びは変化しやすく、保定(リテーナー)の重要性が極めて高いことがわかります。
参考:https://academic.oup.com/ejo/article/43/6/631/6088062
③ 矯正治療の副作用として知られる歯根吸収はほとんどが軽度
重度(歯根が3分の1程度短くなる)に進行するケースは全体の1〜5%程度とされています。
参考:https://link.springer.com/article/10.1007/s41894-018-0035-3
このような海外データを整理すると、仕上がりに満足できないレベルの失敗は少ない、後戻りは起こりやすいが対策できる、重い副作用はまれ
ということが矯正治療全体の失敗確率の実情です。
「失敗するかどうか」よりも、失敗しやすい条件を知り、きちんと対策できる治療を選ぶことが大切です。
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歯列矯正の失敗事例|矯正治療で後悔しないための対策と対処法も解説
歯列矯正で後戻りする確率は?原因と対策・再矯正にかかる費用を解説
2. 【治療法別】矯正の失敗確率とリスクの違い

矯正治療の失敗確率は、どの治療法を選ぶかによっても傾向が変わります。ただし「この治療法だから必ず失敗する/成功する」というわけではありません。
🦷 治療法別|失敗しやすさの傾向【比較表】
| 治療法 | 失敗と感じやすい主なケース | 失敗しやすさの傾向 | 注意すべきポイント |
|---|---|---|---|
| ワイヤー矯正 | ・後戻りが起きた ・見た目や痛みのストレスが強かった |
比較的低め | 治療後の保定(リテーナー)管理を怠ると後戻りしやすい |
| マウスピース矯正 | ・装着時間を守れなかった ・計画どおりに歯が動かなかった |
やや高め | 症例の見極めと自己管理、歯科医師の経験で結果に差が出やすい |
| 部分矯正 | ・噛み合わせが改善されなかった ・後戻りが早かった ・仕上がりに不満が残った |
高め | 適応症例が非常に限られ、全体矯正が必要なケースには不向き |
※上記表はあくまで傾向であり、症例・管理状況によって変動します
ここからは、それぞれの治療法について詳しくご紹介します。
2-1. ワイヤー矯正の失敗確率とリスク

矯正治療のなかでも歴史と実績が長いワイヤー矯正(固定式ブラケット矯正)は、幅広い症例に対応できる治療法です。
ワイヤー矯正では、理想的な歯並び・噛み合わせが得られないケースは少ないと言われています。
海外の臨床研究では、ワイヤー矯正によって「目標とする咬合(噛み合わせ)」を達成できた割合は約88〜90%という報告があります。
一方で、約10%前後の症例では「想定していたほどの改善が得られなかった」可能性があるとも読み取れます。
ただし「失敗」と感じる結果には程度の差や満足度の違いが含まれているケースが多いと考えられます。
また、ワイヤー矯正は比較的成功率が高い一方、次のようなリスクや注意点もあります。
後戻り、見た目や装置の痛みがストレスになることがある、歯磨きや装置の清掃が難しくなる
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2-2. マウスピース矯正の失敗確率とリスク

マウスピース矯正(透明なアライナー矯正)は、目立ちにくい・取り外せる・痛みが比較的少ないというメリットがある治療法です。
自己管理や症例の特性に左右されやすいため、失敗と感じるケースがワイヤー矯正と比べてやや増える傾向があります。
アメリカの月刊歯学雑誌に掲載された2020年の研究によると、マウスピース矯正(インビザライン)の治療精度は、治療計画(シミュレーション)どおりに歯が動く確率が50%程度とされています。一方、2022年のリファインメント(マウスピースの追加作製)を含めた研究では、90〜95%の効果が出ているという報告もあります。
参考:https://www.ajodo.org/article/S0889-5406(20)30303-6/fulltext
マウスピース矯正は、シミュレーションをもとに治療計画を立てる治療法のため、歯科医師の診断力や治療計画の精度、患者自身の装着管理が治療結果を大きく左右します。
不適切な治療計画では、計画どおりに歯が動かないこともありますが、適切な診断と正しい装着管理ができれば成功率は高まります。
また、ワイヤー矯正と同様後戻りリスク、装着時間を守れないと効果が出にくい点には注意が必要です。さらに、症例によっては適応できない場合もあり、治療計画の精度によって仕上がりに差が出ることもあります。
マウスピース矯正は、どの医院でも同じ結果になる治療ではないため、医院選びが重要です。
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2-3. 部分矯正の失敗確率とリスク
部分矯正は前歯など一部の歯並びだけを整える矯正治療です。
治療期間が短く費用を抑えられる点がメリットですが、失敗と感じるケースは全体矯正より起こりやすい傾向があります。
部分矯正は治療目的が「見た目の改善」に限定されており、噛み合わせ全体の改善を目的とした治療ではありません。
そのため、症例の適応を誤った場合に後戻りや噛み合わせ悪化の可能性が矯正歯科の臨床現場でも指摘されています。
⚠️部分矯正のリスクや注意点
✅ 全体の噛み合わせは改善されない
✅ 後戻りが起こりやすい
✅ 適応できる症例が限られる
✅ 治療後に全体矯正や再矯正が必要になる可能性がある
特に見た目だけを優先して部分矯正を選んだ場合、治療後に違和感や不満が残りやすくなります。
「失敗確率が何%か」よりも、「自分の歯並びが部分矯正で本当に対応できるか」を見極めることが大切です。
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3. 矯正治療で失敗確率が高まりやすい人の特徴

矯正治療で「失敗した」と感じやすい人には、いくつか共通した特徴があります。
治療を始める前に確認しておきましょう。
3-1. 成人後に矯正治療を始める人
矯正治療に年齢制限はなく、多くの方が大人になってから問題なく治療を受けています。
ただし、成長期の子どもと比べると、骨が成長しきった状態での矯正になるため、次のような点で治療計画の難易度がやや高くなります。
✅ 骨の成長を利用できない
✅ 歯の移動に時間がかかりやすい
✅ 歯周組織への負担を考慮する必要がある
そのため、診断や治療計画が不十分な場合、仕上がりに満足できず「失敗した」と感じやすいことがあります。
成人矯正では特に、経験豊富な歯科医師による精密な診断が重要です。
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3-2. 骨格的なズレや症状が重度な歯並びの人
骨格的なズレが大きい出っ歯・受け口・開咬など、症状が重度な歯並びの場合、歯の移動だけでは十分な歯列改善が難しいケースがあります。
✅ 矯正単独では対応に限界がある
✅ 抜歯や外科的矯正が必要になる場合がある
✅ 治療期間が長期化しやすい
こうしたケースで治療前の説明が不十分だったり、患者側の認識とのズレがあったりすると、「思っていた結果と違う」と感じやすくなります。
3-3. 矯正装置の自己管理・通院管理が難しい人
矯正治療は、歯科医院での処置と患者自身の協力がセットで成り立つ治療です。
特に以下のケースでは、治療計画どおりに歯が動かず、失敗と感じるリスクが高まります。
✅ マウスピースの装着時間(1日20時間以上)を守れない
✅ 指示された通院頻度を守れない
✅ 装置の扱いが雑になってしまう
3-4. 歯周病や虫歯など口腔環境に問題がある人
矯正治療は、事前に口腔環境を整えることが成功の前提条件です。
歯周病や虫歯がある状態で矯正を始めると、以下のような問題が起こりやすくなります。
✅ 歯が予定どおりに動かなくなる
✅ 歯茎や歯を痛めるリスクが高まる
✅ 治療の中断や計画変更が必要になる
これらの結果として治療期間が延びたり、仕上がりに不満が残ったりして、失敗と感じるケースにつながりやすくなります。
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3-5. 悪習癖が治らない人
矯正中の癖も、失敗確率を高める要因のひとつです。
代表的な悪習癖には以下のものがあります。
✅ 舌で歯を押す癖(舌癖)
✅ 頬杖
✅ 歯ぎしり・食いしばり
✅ 口呼吸
これらの癖が改善されないまま治療を進めると、歯の動きを妨げたり、せっかく整えた歯並びが後戻りしたりする原因になります。
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4. 矯正治療で失敗する主な原因

矯正治療を失敗と感じる結果には、さまざまな原因が絡んでいます。
特に多いのが、以下の4つです。
原因①. 初期診断や治療計画が適切でなかった場合
矯正治療は、最初の診断と治療計画で結果の大部分が決まります。
骨格・噛み合わせ・歯の位置関係、抜歯・非抜歯の判断などを十分に評価しないまま治療を始めると、途中で計画が変わったり、仕上がりに不満が残ったりする原因になります。
初診カウンセリングで以下を確認することが大切です。
✅ 精密検査(レントゲン・CT・写真分析)を行っているか
✅ 抜歯・非抜歯の理由を丁寧に説明してくれるか
✅ 治療ゴールを明確に共有してくれるか
原因②. 症例に合わない矯正方法を選択してしまった場合
矯正治療には複数の方法がありますが、すべての治療法がすべての症例に適しているわけではありません。
症例の難易度や骨格を考慮せずに選んでしまうと、治療期間が延びる、再矯正が必要になるなど、十分な改善が得られず失敗と感じる原因になります。
以下の点をしっかり説明してくれる医院を選ぶことで、治療法選択のミスマッチを防ぎやすくなります。
✅ 複数の治療法のメリット・デメリットを比較して説明してくれるか
✅「できること・できないこと」を正直に伝えてくれるか
特に価格の安さだけで判断すると、追加費用や治療範囲の制限によって「思っていた治療が受けられなかった」と感じるケースもあります。
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原因③. 矯正専門医・症例経験が不足している医院で治療した場合
矯正治療は一般的な歯科治療と異なり、経験や症例数によって結果に差が出やすい治療です。
矯正経験が少ない医院での治療は、以下のリスクが高まりやすい傾向があります。
✅ 治療途中で噛み合わせがズレても適切な調整がされなかった
✅ トラブルが起きても説明が不十分だった
✅ 最終的に再矯正が必要になった
矯正治療を専門的に行っているか、症例実績があるか、専門的な説明がわかりやすいか、といった点を医院選びの段階で確認することが重要です。
原因④. 保定(リテーナー)管理が不十分だった場合
矯正治療は、装置を外した時点で終わりではありません。
治療後に歯並びを安定させる「保定(リテーナー)」期間が非常に重要です。
1960年代の研究では、矯正力を除去してからわずか2時間以内に後戻りが始まることが報告されています。
また、矯正治療後10〜20年が経過した患者の40〜90%に何らかの歯並びの乱れが見られたという研究報告もあり、
使わなければ後戻りの確率はほぼ100%といえます。
参考:https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S1073874617300439
リテーナーを使用していても後戻りを完全にゼロにするのは難しいものの、適切な管理で後戻りの程度を大きく抑えることは可能です。
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5. 矯正治療の失敗確率を下げるためにできること

矯正治療の失敗のリスクを減らすためにできることは、大きく4つあります。
治療を始める前から意識しておきましょう。
5-1. 矯正治療の実績が豊富な歯科医院を選ぶ
矯正治療は、歯科医師の経験や症例数によって結果に差が出やすい治療です。
特に骨格や噛み合わせを考慮した診断が必要な症例では、実績の豊富な医院ほど失敗リスクを抑えやすいとされています。
「安さ」や「通いやすさ」だけで選ぶと後から後悔することもあるため、以下のポイントを確認してみてください。
✅ 矯正認定医が在籍しているか
✅ 矯正治療を専門的に行っているか
✅ 症例写真や治療実績が豊富に公開されているか
✅ 治療方法を一方的に勧めるのではなく、デメリットやリスクについての説明も十分にあるか
複数の無料カウンセリングを活用して、信頼できるクリニックを見つけることも有効な方法です。
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5-2. 自分の症例に合った矯正方法を選択する
ワイヤー矯正・マウスピース矯正・部分矯正には、それぞれ向き・不向きがあります。
特長を理解せず自分の症例に合わない治療法を選んでしまうと、十分な改善が得られず失敗と感じる原因になりかねません。
選ぶ際には、以下を基準にすることが重要です。
✅ 自分の歯並び・噛み合わせに本当に合っているか
✅ 見た目だけでなく機能面(噛み合わせ)も改善できるか
複数の治療法を提示してくれ、それぞれの違いをきちんと説明してくれる医院を選ぶことで、治療法選択のミスマッチを防ぎやすくなります。
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矯正治療の失敗を防ぐためには、自分の歯並びや予算、ライフスタイルに合ったサービスを選ぶことも大切です。
5-3. 矯正装置の使用ルールと通院頻度を守る
マウスピース矯正・ワイヤー矯正のどちらでも、歯科医師の指示どおりに装置を使用し、決められた通院頻度を守ることが失敗確率を下げるうえで非常に重要です。
特にマウスピース矯正は装置を取り外せるため、1日20時間以上の装着時間を守ることが治療効果に直結します。
また矯正中は歯の動きや噛み合わせの確認・微調整、トラブルの早期発見のためにも、通院頻度を守ることが欠かせません。
5-4. 悪習癖を早めに改善し、口腔内を清潔に保つ
矯正治療の失敗確率を下げるためには、歯並び以前に日常の癖や口腔内環境を整えることが欠かせません。
これらの癖は無意識のうちに歯へ余計な力をかけ、せっかく整えた歯並びを不安定にしてしまうことがあります。
⚠️ 注意したい悪習癖
✅ 舌で歯を押す癖(舌癖)
✅ 口呼吸
✅ 頬杖
✅ 歯ぎしり・食いしばり
また、悪習癖の改善とあわせて、口腔内を常に清潔に保つことも大切です。
特にワイヤー矯正は装置の周りに汚れがたまりやすく、虫歯や歯周病のリスクが上がりやすくなります。虫歯や歯周病になれば治療期間が延び、費用もかさみ、「失敗した」と感じる原因にもなります。
矯正中は特に、悪習癖の改善と口腔ケアを両立させることでトラブルを防ぎ、矯正治療の成功率を高めることができます。
6. 矯正治療で失敗したと感じた時の対処法

万が一、矯正治療で失敗したと感じた場合でも、早めに行動することで改善できる余地があります。
以下の順番で対処することをおすすめします。
① まずは現在の状態を正しく把握する
失敗したと感じても、実際には治療途中の一時的な違和感であるケースも少なくありません。
今が「修正可能な段階」なのか、「治療終了後の問題」なのかを冷静に確認することが大切です。
② 担当の歯科医師に率直に相談する
不安や不満を感じたら我慢せず、担当の歯科医師に正直に相談することが重要です。
早めに相談するほど、修正の選択肢は広がります。
③ 再矯正・追加調整を検討する
仕上がりや噛み合わせに問題が残っている場合、再矯正や追加調整で改善できるケースがあります。
④ セカンドオピニオンを活用する
担当医に相談しても納得できない場合や他の意見を聞いてみたいと感じた場合は、セカンドオピニオンも有効な選択肢です。
現在の治療が適切か、他に改善方法があるか、再矯正が必要かどうかを、第三者の視点で確認できます。
⑤「放置しない」ことが最も重要
失敗したと感じた時にそのまま放置してしまうと、後戻りが進行する・噛み合わせのズレが悪化する・再治療の難易度が上がるなどのリスクが高まります。
違和感や不満を感じた時点で行動することが、結果的に負担や後悔を最小限に抑えることにつながります。
7. まとめ|歯列矯正で失敗しない選択をするために
矯正治療で失敗する確率を一律に「○%」と断言することは難しいのが現実です。
「失敗した」という判断は医師側・患者側それぞれにさまざまな要因があり、どこからを失敗と見なすかも人によって異なります。
研究データを見ると、仕上がりに満足している人は全体の8〜9割以上とされており、「失敗した」と感じるケースは少数派です。適切な治療が行われれば、矯正治療そのものが失敗しやすい医療行為というわけではないといえます。
矯正治療で後悔しないためには、信頼できる歯科医院を選ぶことが何より重要です。少しでも不安がある場合は、複数の歯科医院で相談してみるところから始めてみましょう。
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また、3Dシミュレーションによる精度の高い治療計画と、矯正歯科医師による診査・診断により、一人ひとりに合った矯正治療を受けられるのも特徴です。矯正の失敗リスクをできるだけ減らしたい方は、まずは気軽にカウンセリングで相談してみてください。
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