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リテーナーの正しい付け方とは?矯正後の後戻りを防ぐ装着方法と注意点

湊 寛明
湊 寛明
この記事の監修者 

歯科医師。医療法人社団ピュアスマイル理事長。インビザライン ブラックダイヤモンドドクター。インビザライン世界サミット23万人いるインビザラインドクターの中からトッププロバイダーの1人に選出。
https://purerio.tokyo/

矯正治療が終わって「これで一安心!」と思っていたら、次は“リテーナー”の装着指導。

でも「付け方がよくわからない…」「ズレている気がする」「いつまで使えばいいの?」と、不安を感じている方も多いのではないでしょうか?

本記事では、リテーナーの正しい付け方から、種類別の装着方法・タイミング・ケアのコツまで、わかりやすく解説します。

また、「サボるとどうなる?」「向きに決まりはある?」といったよくある疑問にもお答えします。
リテーナーの正しい使い方を知って、後戻りのない歯並びをキープしていきましょう!

✅ この記事でわかること

  • ・リテーナーの正しい付け方とNGな装着方法
  • ・種類別(マウスピース型・プレート型・固定式)の装着の違い
  • ・リテーナーをつけるタイミング・時間・外す場面
  • ・装着時の痛み・ズレなどのトラブル対処法
  • ・リテーナーを衛生的に保つ洗浄・管理方法

1. リテーナーとは?なぜ必要?

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リテーナーとは、歯列矯正後の「後戻り」を防ぐために使用する保定装置のこと

歯は元の位置に戻ろうとする性質があるため、矯正直後は特に注意が必要です。
リテーナーを正しく使用することで、せっかく整えた歯並びを長期的にキープできます。

リテーナーには大きく分けて以下の種類があります。
マウスピース型(クリアタイプ):

目立ちにくく取り外し可能。インビザライン後の保定に多い。

 

ワイヤー型(ホーレータイプ):

歯の裏側や表面にワイヤーを固定するタイプ。耐久性に優れる。

 

固定式(ボンディッドリテーナー):

前歯の裏側にワイヤーを接着するタイプ。自己管理が不要でズボラさんにもおすすめ。

 

リテーナーの基本をより詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

👉 リテーナーとは?矯正後に欠かせない保定装置の役割・種類・使用期間まで徹底解説

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2. リテーナーの正しい付け方【基本編】

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リテーナーの付け方ひとつで、歯列の安定度が大きく変わります

正しい装着方法の基本と、絶対に避けたいNGなつけ方をチェックしましょう。

 

① 手を清潔にする
装着前は必ず手を石けんで洗いましょう。

細菌がついた手で触れると、リテーナーに雑菌が繁殖して口臭や虫歯の原因になります。

② 鏡を使ってゆっくり装着

鏡の前で、自分の歯並びとリテーナーの形を確認しながら装着するのがコツ。

無理に押し込まず、上下の位置・左右の向きを合わせて優しく押し込みましょう。

💡 押し込むときのポイント
奥歯のあたりから左右均等に押し込むのが基本です。

前歯を力強く押すと変形する恐れがあるので注意。

⚠️ NGなつけ方(例:片側から無理にねじ込む)
片方だけを先に押し込んでしまうと、リテーナーが歪んだり、歯列に余計な力がかかったりします。

必ず両手で均等に、まっすぐ装着しましょう。

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3. リテーナーの種類別|付け方の違い

リテーナーにはいくつかの種類があり、それぞれに適した装着法があります。

マウスピース型プレート型ワイヤー固定式の3タイプについて、それぞれの特徴と付け方の違いを紹介します。

3-1. マウスピース型(クリアタイプ)

透明な素材で目立ちにくく、上下の歯にぴったりとはまるタイプです。
矯正中のマウスピースとほぼ同じ要領で、両手で押し込んで装着します。

📌ポイント:装着時に「カチッ」と音がするまで、しっかりとはめ込むのがコツです。

3-2. プレート型(床矯正・ワイヤー付き)

上あごの裏側にプレートがあり、前面にワイヤーがついているタイプです。
上下の歯の形に合うように、中央からゆっくり押し当てて装着します。

📌ポイント:入れ歯のような感覚があるため、慣れるまでは装着時に違和感が出ることも。

3-3. ワイヤー固定式(自分で着脱しないタイプ)

歯の裏側にワイヤーを固定するタイプのリテーナーです。
これは基本的に自分での着脱は不要で、取り外し・調整は歯科医の管理下で行います。

📌ポイント:固定式でも清掃が重要。専用のフロスを使ってケアしましょう。

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4. リテーナー装着のタイミングと時間

「いつ付ければいい?」「1日どれくらい?」など、装着時間に関する疑問を解消します。

ライフスタイルに合わせた装着ルールと、外してもいいタイミングも解説します。

4-1. 就寝中だけでいいの?日中も必要?

保定初期は1日中(20〜22時間)装着が基本

歯列が安定してきたら、就寝中のみの使用に切り替えるケースもありますが、医師の指示に従うことが大切です。

4-2. どのくらいの期間つけ続ける?

目安としては、矯正期間と同じかそれ以上(1〜2年程度)保定を続けます

実は、歯並びは一生変化するため、リテーナーは“長期使用”が基本とされています。

さらに詳しく知りたい方は、以下の記事で「一生必要なの?」「メンテナンス方法は?」といった疑問にも詳しくお答えしています。

👉 矯正後のリテーナーは一生必要?使用期間と選び方、メンテナンス方法を徹底解説

4-3. 外すタイミング(食事・歯磨き・スポーツ時など)

マウスピース型やプレート型は、以下のようなタイミングで外すのが一般的です。

・食事中
・歯磨きのとき
・激しいスポーツをする時
・高温になる入浴・サウナ中(変形防止のため)

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5. リテーナーを付ける時の注意点とケアのコツ

リテーナーを正しく付けるだけでなく、日々のケアも後戻り防止には欠かせません。

ここでは痛み・ズレ・衛生面で気をつけたいポイントを解説します。

5-1. リテーナーが痛いときの対処法

装着時に強い痛みがある場合は無理に使用せず、歯科医院に相談を。

多少の違和感は問題ありませんが、痛みが続くのは要注意です。

5-2. 装着時にズレを感じるとき

ズレがあると感じたら、歯並びが動いてしまっているサインかも。

すぐに使用をやめて歯科医に確認を。放置すると後戻りが進行します。

5-3. 割れ・変形を防ぐ取り扱い方法

リテーナーは見た目以上に繊細な装置です。

破損や変形が起こると歯列に正しくフィットせず、後戻りの原因になることも。

以下のポイントを意識して、丁寧に扱いましょう。

 

・高温に注意(お湯・直射日光NG)
・ケースに入れて保管
・荷物の中で押しつぶさないよう注意

5-4. リテーナーの正しい洗浄方法

毎日水洗いし、週に1〜2回は専用の洗浄剤で浸け置き洗いをしましょう

歯ブラシでゴシゴシこすると傷がつくこともあるので、優しくケアするのがコツです。

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6. 【よくあるトラブル】リテーナーの付け方を間違えるとどうなる?

「ちょっとくらい適当でも大丈夫でしょ?」はNG

付け方のミスが引き起こす、後戻りやリテーナー破損などのリアルなトラブルを紹介します。
リテーナーの付け方を誤ると、さまざまな問題が起きます。

・後戻り(歯が元の位置に動いてしまう)
・噛み合わせのズレ
・リテーナーの破損・変形
・装着のたびに痛みが出る

「ちょっとズレてるけどまぁいいか…」と放置すると、取り返しがつかないことも。
違和感を感じたらすぐに歯科医に相談しましょう。

 

詳しい原因や対処法については、以下の記事で詳しく解説していますので参考にしてみてください。
👉 歯の後戻りはリテーナーで治せる?原因と対策、再矯正の必要性を徹底解説

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7. リテーナーの付け方でよくある質問

初めてリテーナーを使うときは、不安や疑問がつきもの。
「これで合ってるのかな?」「サボるとどうなるの?」など、気になるポイントにやさしくお答えします。

Q1. リテーナーの上下、向きに決まりはある?

はい、正しい上下・前後の向きがあります

逆に装着してしまうとリテーナーがフィットせず、歯に余計な力がかかってしまう可能性も。
装着前は必ず鏡で確認し、正しい向きで装着するようにしましょう。

Q2. リテーナーをサボるとすぐに後戻りしますか?

個人差はありますが、たった数日装着を忘れただけでも歯が動いてしまうことがあります

とくに保定初期は後戻りが起こりやすいため、医師の指示どおりに装着を続けることが大切です。


👉 リテーナーをさぼると後戻りする?矯正後の歯を守る保定の重要性 では、さぼった場合のリスクや保定の重要性について詳しく解説しています。

Q3. リテーナーを付けていると口臭が気になります。対策は?

口臭の原因として多いのが、リテーナー本体やお口の中の洗浄不足です。

毎日の水洗いに加え、週1〜2回は専用洗浄剤でのケアがおすすめ
あわせて、口腔内の清潔を保つための歯磨きや舌ケアも忘れずに。

 

市販の除菌スプレーや携帯用のクリーナーを活用するのも効果的です。

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8. まとめ|正しい付け方でリテーナーを長持ち&後戻り予防!

リテーナーは、歯列矯正後の歯並びをキープするために欠かせない「保定装置」です。
どんなに丁寧に矯正治療を行っても、正しい付け方やケアを間違えると、歯は簡単に後戻りしてしまう可能性があります。

この記事でご紹介したように、以下のポイントを意識することで、リテーナーを快適に・長持ちさせながら使うことができます。

✔ 手を清潔にして装着する
✔ 正しい向き・位置を確認する
✔ 適切なタイミング・時間で着用する
✔ 変形・破損・衛生トラブルを防ぐためのケアを行う

不安や疑問がある場合は、自己判断せず歯科医に相談することが大切です。
リテーナーを正しく使って、矯正後の歯並びをしっかりキープしましょう!

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