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顎関節症の治し方は?症状や原因・治療の際の注意点を解説

湊 寛明
湊 寛明
この記事の監修者 

歯科医師。医療法人社団ピュアスマイル理事長。インビザライン ブラックダイヤモンドドクター。インビザライン世界サミット23万人いるインビザラインドクターの中からトッププロバイダーの1人に選出。
https://purerio.tokyo/

顎関節症は、誰にでも起こりうる身近な疾患の一つです。

顎の痛みや顎関節の雑音などが主な症状ですが、人によっては頭痛や歯・舌の痛み、耳鳴りなどをともなう場合もあります。

 

本記事では、顎関節症を治す方法を中心に、症状や原因発症時の注意点などを詳しく解説します。

顎が痛む」「口を開けると音が鳴る」といった気になる症状がある方は、ぜひ本記事を参考に医療機関の受診を検討してみてください。

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1. 顎関節症を治す方法

顎関節症を治す主な方法には、以下の4つがあります。

 

・歯科医院での歯列矯正治療

・歯科医院でのスプリント(マウスピース)治療

・薬物療法

・自宅でのセルフケア

 

原因や症状に応じて、複数の治療方法を組み合わせながら治療するのが一般的です。

これらの治療法でも症状が改善されない場合は、外科的な処置(関節鏡手術など)が検討されることもあります。

 

以下では、上記4つの方法の特徴について詳しく見ていきましょう。

1-1. 歯科医院での歯列矯正治療

歯列矯正治療は、歯科医院を受診し、矯正装置を用いて症状を改善させる方法です。歯並びの悪さや噛み合わせのズレによる顎関節症の場合には、歯列矯正による治療が有効とされています。

 

ただし、関節円板のズレ・癒着といった骨構造レベルの損傷が原因の場合は、歯列矯正のみでは効果が薄いこともあります。

 

なお、歯列矯正には「ワイヤー矯正」と「マウスピース矯正」があり、それぞれ費用が異なります。例えば歯列全体を動かす「全体矯正」を行なう場合、費用相場は以下のとおりです。

 

矯正装置費用相場(税込)特徴
ワイヤー矯正(表側)約60万~130万円歯の表面にワイヤーを装着する。
適応範囲が広く、顎の動きをコントロールしやすい
ワイヤー矯正(裏側)約100万~170万円歯の裏面にワイヤーを装着する。
審美性が高いが、高額かつ技術が必要
マウスピース矯正約60万~100万円マウスピースを使用して歯列を矯正する。
症例を選ぶが、軽中度の顎関節症に有効な場合もある

 

矯正治療は基本的に自由診療(自費診療)ですが、国が定める顎関節症の診断基準に該当する場合など、特定の条件を満たせば保険適用となるケースもあります。

 

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1-2. 歯科医院でのスプリント(マウスピース)治療

スプリント療法は、顎関節症に対するより専門的なマウスピースを用いた治療法です。

主に夜間の睡眠中にスプリント(マウスピース)を装着することで、顎関節や周囲の筋肉への負担を軽減し顎関節の位置を修正・安定化させる効果が期待されます。

 

スプリントには「前歯接触型スプリント」「全歯列接触型スプリント」「下顎前方整位型スプリント」などの種類があり、症状によって使い分けられます。

装着時間や治療期間、費用は個人の症状や治療方針によって異なり、効果にも個人差がある点に注意が必要です。

1-3. 薬物療法

薬物療法は、顎関節症による痛みが強い場合に行なわれる治療法です。

症状に合わせ、炎症を抑える鎮痛消炎薬や、周囲の筋肉を緩ませる筋弛緩薬などが処方されます。

 

ただし、薬物療法はあくまで一時的な症状緩和のための対症療法であり顎関節症の根本的な治療にはつながりません

他の治療法と組み合わせ、医師の指示のもとで適切に薬を使用することが大切です。

1-4. 自宅でのセルフケア

顎関節症による痛みや開口障害を改善させるために、自宅でのセルフケアも推奨されています。

医師の指導のもと、以下のようなケアを日常生活に取り入れてみましょう。

 

・氷水で顎の筋肉を冷やす(10分間を限度に、1日数回行なう)

・蒸しタオルを5分ほど当てる

・咬筋や側頭筋などをマッサージする

・姿勢・生活習慣などを改善する

 

これらのセルフケアは、顎関節症の症状を和らげるだけでなく、再発の予防にもつながります。

ただし、強くマッサージしすぎると逆に症状が悪化する可能性があるため、無理のない範囲で行なうことが大切です。

2. 顎関節症は自分で治せる?

顎関節症の原因はさまざまで、複数の要素が重なって発症することも珍しくありません。

セルフケアによって一時的に症状が緩和することはありますがすぐに再発する可能性もあり自己判断での対応は危険です。

 

顎の痛みや口の開けにくさなど、顎関節症が疑われる症状がある場合は、早めに医療機関を受診することをおすすめします。

3. 顎関節症の症状

顎関節症の代表的な症状は次の3つです。

 

・口を開けると痛む(開口時痛)

・口が大きく開かない(開口障害)

・顎を動かすと音がする(関節雑音)

 

この他にも、歯や舌の痛み、耳鳴り、片頭痛などの症状が出る場合もあります。

 

顎関節症は日本人の2人に1人は経験するとされている比較的身近な疾患です。

顎に違和感があっても、症状が軽く自然とおさまるのであれば、必ずしも医療機関を受診する必要はありません。

 

ただし、症状が長く続く場合や、痛みが強く生活に支障をきたしている場合は、早めに歯科や口腔外科などの専門医に相談するとよいでしょう。

4. 顎関節症の種類と原因

顎関節症は、原因に応じて以下の4つのタイプに分類されます。

 

・Ⅰ型|咀嚼筋痛障害

・Ⅱ型|顎関節痛障害

・Ⅲ型|顎関節円板障害

・Ⅳ型|変形性顎関節症

 

顎関節症は原因を一つに特定することが難しく、複数の要因が複合的に作用して発症するケースも少なくありません。そのため、原因に応じた治療法を組み合わせて進めることが重要です。

 

以下では、上記4つのタイプの原因や症状、治療法について詳しく解説します。

4-1. Ⅰ型|咀嚼筋痛障害

咀嚼筋痛障害は、顎の筋肉(咬筋や側頭筋など)の使い過ぎによる筋肉痛を原因とする顎関節症です。

 

頬やこめかみに痛みを感じることが多く、人によっては筋肉の痛みを頭痛と勘違いする場合もあります。また、首や肩にまで痛みが出ることもあります。

 

このタイプは筋肉の疲労や緊張が主な原因であるため、筋肉を休めることを中心とした治療法が取られます。

4-2. Ⅱ型|顎関節痛障害

顎関節痛障害は、無理に口を大きく開けすぎることや、硬いものを噛むことによって顎関節に捻挫のような負荷がかかることが原因で発症するタイプです。

 

顎を動かすと顎関節に痛みが出るほか、雑音がしたり、耳の中や周囲に痛みが生じたりする場合もあります。

 

このタイプは、歯ぎしりや食いしばりなどの習慣によっても発症・悪化する可能性があるため、生活習慣の見直しが治療と並行して重要になります。

4-3. Ⅲ型|顎関節円板障害

顎関節円板障害は、上顎の骨と下顎の骨の間にある関節円板の位置がずれることによって発症します。

 

口を開けるたびに「カクカク」「ポキポキ」といった雑音がしますが、痛みは比較的軽く、日常生活に大きな支障が出ない場合もあります。

 

しかし、関節円板のずれがひどくなると口を開けるのが難しくなり食事に支障をきたすこともあります。この場合、スプリント(マウスピース)治療などを行なって症状の改善を図りますが、場合によっては顎関節専門外来などでより専門的な治療が必要になることもあります。

4-4. Ⅳ型|変形性顎関節症

変形性顎関節症は、顎関節を構成する下顎骨の関節突起に炎症や変形が生じることで発症するタイプの顎関節症です。口を開け閉めする際に「ジャリジャリ」といった音が鳴るなどの症状が出ます。

 

このタイプは関節の構造自体に変性が起きていることからもとの状態に完全に戻すことは難しいとされています。

そのため、可能な限り症状を取り除き、開口機能を回復させることが主な治療となります。

5. 顎関節症のセルフチェック

自分が顎関節症かどうか気になっている方は、以下の項目でチェックしてみましょう。

複数の項目に当てはまる場合は、顎関節症の可能性が高いと考えられます。

 

・噛み合わせが変わった

・口の開け閉めで痛みを感じる

・人差し指、中指、薬指を立てにそろえて口に入れられない

・硬いものを食べると顎が痛い

・口を開けたときに「カクカク」と音がする

 

顎関節症は誰しもがなりうる病気です。上記に当てはまらない場合でも、顎に違和感がある場合は早めに医療機関を受診しましょう。

 

病院では、触診やエックス線撮影、CT、MRIなどで顎関節症かどうかを診断します。

前述のとおり、顎関節症はさまざまな原因が複合的に作用して発症することが多く、治療法も人によって異なるため、医師の指示にしたがって適切な治療を進めていきましょう。

6. 顎関節症になったときの注意点

顎関節症を発症した場合は、症状を悪化させる可能性のある以下の行動を避けましょう。

 

・硬い食べ物を噛む

・ストレスを溜める

・無理に口を開く

・自己判断で治療する

・悪い姿勢を続ける

 

これらの行動を続けていると、治療が進まないだけでなく症状を悪化させてしまう可能性があります。医師の指導のもと、症状の改善に向けて生活を見直していきましょう。

7. 顎関節症に関するよくある質問

最後に、顎関節症に関するよくある質問を紹介します。

Q1. 顎関節症の治療期間はどれくらいですか?

顎関節症の原因や症状によっても異なりますが、一般的には治療を開始してから2週間~3ヵ月程度で症状が改善するケースが多いとされています。

また、約7割の患者が1年以内に症状が問題ないレベルまで回復するとされているため、1年を目安に治療を進めるとよいでしょう。

 

なお、歯科矯正による治療の場合は1~3年程度が目安です。症状によって治療期間は変わるため、担当医に相談して具体的な見通しを確認しましょう。

Q2. 顎関節症は再発しますか?

原因によっては再発する可能性があります。特に、顎関節の変形性変化が強い場合は再発の可能性が高まるため、注意が必要です。

 

また、治療によって症状が改善されても、歯ぎしりなどの悪習慣が残っている場合は症状が再び表れることがあります。治療と併せて生活習慣の改善にも取り組みましょう。

Q3. 顎への負担を減らすために心がけることは?

日常の何気ない習慣が、顎への負担につながっている場合もあります。

 

以下のような習慣は顎関節への負担が大きいため、習慣を見直して改善しましょう。

 

・頬杖をつく

・ガムを噛み続ける

・歯ぎしり

・食いしばり

・片側だけの歯を使ってものを噛む

8. まとめ|顎関節症は自分で治そうとせず専門医に相談しよう

理想的な歯並びを目指す矯正治療

顎関節症の症状は、顎関節の痛みや口を開けたときの雑音、頭痛、耳鳴りなどさまざまです。原因も人によって異なり、基本的には複数の原因が複合的に作用して症状が表れます。

 

顎関節症が疑われる症状がある場合は、自己判断で治療を開始せず早めに医療機関を受診することをおすすめします。特に、自己流のマッサージなどは症状を悪化させる可能性があるため注意が必要です。

 

なお、顎関節症の治療法には歯科医院での矯正治療、スプリント(マウスピース)治療、薬物療法、自宅でのセルフケアなどがあります。症状や原因に合わせて治療法を選択し、医師の指示にしたがって治療を進めていきましょう。

 

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