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出っ歯はマウスピース矯正で治る?治療費用や治療の流れ

湊 寛明
湊 寛明
この記事の監修者 

歯科医師。医療法人社団ピュアスマイル理事長。インビザライン ブラックダイヤモンドドクター。インビザライン世界サミット23万人いるインビザラインドクターの中からトッププロバイダーの1人に選出。
https://purerio.tokyo/

「出っ歯が気になるけれど、目立つワイヤー矯正には抵抗がある」
「できれば周囲に気づかれずに歯並びを治したい」
そんな希望を持つ方にとって、“マウスピース矯正”は非常に魅力的な治療法ではないでしょうか。
透明で取り外し可能なマウスピース矯正は、見た目に配慮しながら矯正治療を進められるため、特に20〜40代の社会人や学生に人気があります。

 

しかし、出っ歯のような歯列の前方突出に対して本当に効果があるのか、また費用や期間はどの程度かかるのか、不安や疑問を感じる方も多いでしょう。
今回は、出っ歯に対するマウスピース矯正の効果や費用相場、注意点などを紹介します。

1.出っ歯になる原因

出っ歯とは、上の前歯が前方に突き出している状態のことを指し、医学的には「上顎前突(じょうがくぜんとつ)」と呼ばれます。
見た目の特徴が目立ちやすく、コンプレックスにつながりやすい歯並びのひとつです。
出っ歯の原因には、大きく分けて「遺伝的要因」と「後天的な生活習慣」があります。

1-1.遺伝的要因

上顎が大きく、前方に出やすい骨格は親から遺伝することがあります。
また、下顎が小さいことが原因で相対的に上の前歯が突き出て見えるケースもあります。

1-2.後天的な生活習慣の影響

以下のような癖や生活習慣が、出っ歯の一因となることがあります。
・指しゃぶりや爪かみ
・舌で前歯を押す癖(舌癖)
・口呼吸が続くことによる顎や筋肉の発達不足

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2.出っ歯を放置するとどうなる?

出っ歯before

出っ歯は見た目の問題だけだと思われ、放置する方も多くいます。

しかし、見た目だけではなく、以下のようなさまざまな健康リスクも伴うことがあります。

2-1.口が閉じにくく口腔環境が悪化する

前歯が突き出していると、口が自然に閉じにくくなります。

その結果、口の中が乾燥しやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。

2-2.発音が不明瞭になることも

出っ歯の場合、「さ行」や「た行」などの発音がしにくいという人もいます。

発音がしにくいことで、人前で話すことへの苦手意識につながることもあります。

2-3.顎関節症を引き起こす可能性も

噛み合わせのバランスが悪くなると、顎関節に余分な負担がかかります。

顎の痛みや違和感、頭痛などを引き起こす「顎関節症」につながることもあります。

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3.マウスピース矯正の特徴

出っ歯に対処するには、歯列矯正が必要ですが、その矯正方法にはいくつか種類があります。

中でも、最近人気の矯正方法が”マウスピース矯正”です。

 

マウスピース矯正は、透明なアライナー(樹脂製のマウスピース)を使って歯を少しずつ動かす矯正方法です。
患者さん一人ひとりに合わせてカスタムメイドされたアライナーを1〜2週間ごとに交換しながら、計画的に歯並びを整えていきます。

マウスピース矯正のメリットについて見ていきましょう。

3-1.見た目が自然で目立ちにくい

マウスピース矯正に使うアライナーは薄く透明で、装着していてもほとんど目立ちません。
また、金属の装置を使わないため、矯正中であることが気づかれにくく、仕事や学校など人前に出る場面でも安心して矯正を続けられます。

3-2.食事や歯磨きも普段通りにできる

マウスピースは自分で取り外しが可能です。
食事中や歯磨きの際に外せるので、口の中を清潔に保ちやすく、食べ物の制限も少ないのが大きな利点です。

ただし、効果を出すためには、1日20〜22時間の装着が必要です。
装着時間が不足していると計画通りに歯が動かないため、日々の装着時間を守ることがとても重要です。

3-3.精密なシミュレーションで安心

近年のマウスピース矯正は、3DスキャナーやAI技術で事前に治療のシミュレーションが可能です。

治療前に仕上がりイメージを確認できるものもあるため、安心して治療を始めることができます。

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4.出っ歯はマウスピースで治せる?

マウスピース矯正で出っ歯の治療はできるのでしょうか。

結論から言うと、出っ歯は軽度〜中度であればマウスピース矯正で改善可能です。
抜歯をせずに歯をコントロールできるケースも多くあります。

 

ただし、重度の症例や骨格的な問題がある場合は、ワイヤー矯正や外科的処置が必要になることもあります。
使用する装置によって対応範囲が異なり、インビザラインなどの精密設計のマウスピースは、出っ歯の治療にも幅広く対応しています。

 

治療ができるかどうかは、検査結果をもとにした歯科医の判断によります。

4-1.治療期間と通院頻度の目安

出っ歯のマウスピース矯正にかかる治療期間は、おおよそ1年〜2年が一般的です。
ただし、歯の移動速度には個人差があるため、精密検査やシミュレーションに基づいて治療計画が立てられます。

矯正開始前には、3Dスキャンやレントゲンなどによる事前診断が行われ、どのくらいの期間で歯を動かすかが明確になります。

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5.出っ歯のマウスピース矯正、費用相場はどのくらい?

マウスピース矯正の費用は、使用する装置の種類、治療の難易度、通うクリニックの料金体系によって大きく異なります。
とくに出っ歯の矯正では、歯列全体の動きを伴うケースが多いため、全体矯正となる傾向が強く、費用も高額になりやすいのが特徴です。

5-1.マウスピース矯正の費用目安

出っ歯をマウスピースで治療する場合、全体矯正の平均費用は60万円〜100万円程度です。
この金額には、マウスピース本体や治療計画の作成費用が含まれていることが一般的ですが、クリニックによっては追加費用が発生することもあります。

5-2.軽度な出っ歯なら30〜50万円で済む場合も

前歯の軽度な突出のみで、咬み合わせに大きな問題がない場合は、部分矯正で対応できることもあります。
その場合の費用は30万円〜50万円前後が相場です。

 

ただし、出っ歯は骨格や奥歯の位置にも関係していることが多く、全体矯正が必要になるケースが多いです。

5-3.ワイヤー矯正との費用比較

出っ歯をワイヤー矯正で治療する場合の費用は、以下の通りです。

■全体矯正(メタルブラケット):60万円〜90万円
■全体矯正(目立たない装置:セラミック・裏側矯正):80万円〜150万円

 

費用としては、マウスピース矯正よりも少し安く治療が受けられることが多いです。

しかも、ワイヤー矯正は、歯の移動に対するコントロール性が高く、出っ歯のように大きな前突を伴う症例に対して適しています。

 

一方で、見た目や違和感、痛みの面ではマウスピースよりも負担が大きくなることもあります。

5-4.矯正費用に追加されるその他の費用項目

マウスピース矯正、ワイヤー矯正、いずれの矯正治療では、上記の基本の治療費に加えて、以下のような費用が別途かかることがあります。

• 初診・精密検査料:2万〜5万円(レントゲン、CT、スキャン含む)
• 調整料(通院ごと):1回3,000円〜1万円前後
• リテーナー(保定装置):2万円〜5万円程度
• マウスピース作製料/ワイヤー交換費用:医院によっては別料金

 

これらの費用がトータルで10万円以上になるケースも珍しくありません。

治療を受ける際には、この費用についても頭に入れておきましょう。

5-5.支払い方法は?

矯正治療の費用は高額になるため、分割払いやデンタルローンに対応しているクリニックも多いです。
分割回数、金利、手数料の有無は医院によって異なるため、一括払いが難しい場合は、支払い方法について歯科医院であらかじめ確認しておくといいでしょう。

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6.マウスピース矯正を成功させるためのポイント

ポイント

マウスピース矯正は、透明で目立たず、取り外しが可能という点で人気の高い矯正治療法です。

出っ歯で悩みの方も、マウスピース矯正が気になっているという方がいるかもしれません。

 

しかし、見た目や使いやすさだけに注目してしまうと、治療効果が十分に得られないケースも。
マウスピース矯正を成功させるには、患者さん自身の協力と、正確な診断・管理が何より重要です。

6-1.適応できる症例かどうかの見極めも重要

マウスピース矯正は万能ではなく、症例によっては向かない場合もあります。
出っ歯や受け口の原因が骨格的な問題(上顎や下顎の成長バランス)にある場合、マウスピースだけでは改善が難しいことも。

 

そのため、まず矯正を始める前には、CT撮影や3D模型を使った精密な診断を受け、自分の状態に合った治療法かどうかを見極めることが非常に重要です。
適応症例に合致していないまま治療を始めてしまうと、期待した効果が得られず、最終的に再治療が必要になるリスクもあります。

6-2.装着時間を守ること

マウスピース矯正は、「1日20〜22時間の装着」が基本ルールです。
この装着時間を守らないと、予定通りに歯が動かず、治療期間が延びたり、歯並びが中途半端に仕上がってしまう可能性もあります。

 

特に、仕事や旅行、外出先での装着忘れが続くと、その影響はすぐに歯の動きに現れます。
マウスピースをつけ忘れないようにするためには、ケースを常に持ち歩く、スマホで装着時間を記録するなどの工夫も効果的です。

6-3.治療後の「保定期間」も治療の一部

矯正治療は、歯を動かす「動的治療」だけで終わりではありません。
歯並びを維持する「保定期間」こそ、仕上がりを定着させるための重要なステップです。
マウスピース矯正後の歯は、元の位置に戻ろうとする「後戻り」の力が強く働くため、保定装置(リテーナー)をしっかり装着することが必須です。

 

治療後1年間は「保定のゴールデンタイム」と呼ばれ、毎日リテーナーを装着することが望ましいとされています。
この保定期間を軽視すると、せっかく整った歯並びが数ヶ月〜数年で元に戻ってしまう可能性もあるため、最後まで気を抜かずに取り組むことが大切です。

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7.まとめ:出っ歯に悩むなら、まずは専門医への相談を

マウスピース矯正は、多くの患者さんに選ばれている治療法です。

出っ歯で悩んでいる方も、マウスピース矯正を選ばれている方もいます。

費用は決して安くはありませんが、目立たず快適に矯正を進められるというメリットは大きく、日常生活への負担も少なくて済みます。

 

ただし、すべての出っ歯がマウスピースで対応できるわけではありません。
適切な診断と計画のもと、専門の歯科医師による管理のもとで治療を受けることが成功の鍵です。

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