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インビザラインで後悔しない!歯列矯正の失敗例から学ぶ成功のポイント

湊 寛明
湊 寛明
この記事の監修者 

歯科医師。医療法人社団ピュアスマイル理事長。インビザライン ブラックダイヤモンドドクター。インビザライン世界サミット23万人いるインビザラインドクターの中からトッププロバイダーの1人に選出。
https://purerio.tokyo/

透明で目立ちにくいマウスピース(アライナー)を装着するだけで歯並びが整うインビザラインは、大変魅力的な治療方法です。

 

しかし、実際に治療を受けた方からは「思っていたのと違った」「結果に満足できなかった」などの声を聞くこともあります。

 

この記事では、そうした後悔の背景にある本当の理由に迫り、失敗を避けるためのポイントや心構えを解説します。

インビザラインが自分に合っているかを見極めるためにも、治療を検討する際の判断材料としてお役立てください。

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1.インビザラインで後悔するケースとは?

インビザラインで「後悔した」と感じる理由は、いくつかのパターンに分けられます。

 

ここでは、特に後悔につながりやすい代表的なケースを紹介します。

1-1.アライナーで後悔するケース

インビザラインで歯を動かすには、アライナーを毎日20時間以上装着しなければなりません。

食事や歯磨きのたびに取り外し、外したあとは丁寧なケアが欠かせないため、思っていた以上に管理が面倒だと感じる方もいます。

こうした自己管理のわずらわしさがストレスになってしまうケースは少なくありません。

 

また、アライナーの装着による痛みや違和感に悩まされるケースもあります。

一般的にインビザラインはワイヤー矯正より痛みが少ないといわれますが、不快感がまったくないわけではありません

 

また、装着感には個人差があり、特にアライナー交換時は痛みや違和感が生じやすいため、事前にその可能性を理解しておくべきでしょう。

1-2.治療期間で後悔するケース

インビザラインの治療期間は通常12〜24ヵ月程度ですが、予定よりも長引くことがあります。

 

原因として多いのは、アライナーの装着時間が足りなかったり、紛失や破損で治療が滞ったりするケースです。

また、歯並びの状態によっては、途中で治療計画の変更が避けられない場合もあります。

 

その他、虫歯や歯周病による治療の中断、定期的な受診を怠ったことによる経過観察不足なども、期間が延びる原因の一つです。

 

治療が長引くと、モチベーションが低下し不安を感じる場合もあるでしょう。

治療を始める前に、スケジュール通りに進まない場合もあることを知っておくと、気持ちにゆとりが生まれて後悔を防ぎやすくなります。

 

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1-3.費用で後悔するケース

インビザラインにかかる費用は、歯列の状態やクリニックの経営方針などによって多少の差はあるものの、一般的には50~120万円程度が目安とされています。

 

しかし、治療の途中でアライナーを追加で作成したり、虫歯や歯周病の処置が必要になったりすると、想定外の費用が発生する場合もあります。

 

また、検査費やリテーナー代、受診時の調整料など、事前に説明されていなかった費用を請求されて驚く方もいるようです。

そのため、費用の内訳や追加料金の要否をあらかじめ細かく確認しておかないと、「こんなにかかるとは思わなかった」と後悔することになるかもしれません。

 

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1-4.口腔トラブルで後悔するケース

アライナーを長時間装着していると、唾液による自浄作用が働きにくくなり、細菌が繁殖しやすい状態になります。

 

特に、食後の歯磨きが不十分だったり、アライナーのケアを怠っていたりすると、歯垢や食べ物の汚れが残りやすく、虫歯歯周病のリスクが高まります。

定期的な診察やクリーニングを受けていないケースでは、これらのトラブルが進行する可能性も否定できません。

 

口腔内の健康状態が悪化すると、矯正治療を一時的に中断せざるを得なくなり、結果として治療期間が延びることもあるでしょう。

中断が長引いて歯並びがずれると、アライナーの再作成が必要になり、追加費用が発生することもあるため後悔するおそれがあります。

1-5.審美面で後悔するケース

インビザラインで歯並びが整っても、歯茎が下がってブラックトライアングル(歯と歯の間にできるすき間)が目立つようになり、見た目に不満を感じる方もいます。

 

歯茎が退縮すると、歯が長く見えたり顔の印象が変わったりするケースもあるため、その点も審美的な満足度が下がる原因かもしれません。

 

このような歯茎の変化は、歯に過大な負担がかかったり、歯周ケアが不十分だったりした場合に起こりやすくなります

見た目の変化に敏感な方は、後悔を避けるためにも、カウンセリング時に歯茎への影響もきちんと確認しておきましょう。

 

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1-6.治療結果で後悔するケース

治療後の歯並びに満足できず、後悔するケースも少なからずあるようです。

そもそも、インビザラインはすべての症例に対応できる治療ではないため、適応外の症例では治療を行なっても理想の歯並びは得られません

 

また、歯科医師とのコミュニケーションが不十分で治療のゴールが共有できていないと、仕上がりに対する認識のズレから不満を抱きやすくなるでしょう。

アライナーの装着時間が不十分な場合、治療中のフォローアップが適切でなかった場合なども、理想の仕上がりにならないことがあります。

 

一方で、歯並びは整ったものの、噛み合わせが悪くなり後悔するケースもあります。

噛み合わせの調整には、歯科医師の高度な知識と経験が欠かせません。特に、定期的な歯科受診を怠ると、調整が遅れて顎関節症などの症状が出ることもあるため注意が必要です。

1-7.歯の後戻りで後悔するケース

治療後に歯が後戻りして後悔する、というのもよくあるケースです。

 

矯正治療の直後は、歯を支える骨の状態が十分に安定していないため、保定をしないと歯が元の位置に戻りやすくなります。

保定の重要性を十分に理解せずリテーナーの装着を怠ると、歯が後戻りして再治療が必要になることもあります。

 

保定期間は一般的に1~3年程度です。

インビザラインで歯並びを整えるのなら、この期間も治療の一部と考え、継続的に管理を行なわなければなりません。

 

見た目の変化だけでなく、時間や費用の面で後悔しないためにも、保定期間を含めた長期的な視点をもって治療に取り組むべきでしょう。

 

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2.なぜ「後悔」「失敗」が起きるのか?インビザラインの特性と注意点

インビザラインの後悔や失敗の背景には、治療内容に対する理解不足や事前の情報不足があると考えられます。

 

ここでは、インビザラインを検討する方に、特に知っておいていただきたい治療の特性や注意すべきポイントを紹介します。

2-1.インビザラインは自己管理が欠かせない矯正治療

インビザラインによる矯正治療では、治療を受ける方の自己管理が結果に大きく影響します。

アライナーの装着時間や交換スケジュールを守ること、口腔ケアの徹底や定期的な受診など、すべてが理想の歯並びを得るために欠かせない要素です。

 

また、治療後も、歯の後戻りを防ぐためにリテーナーを装着しなければなりません。

リテーナーの装着時間が短すぎたり、自己判断で保定をやめたりすると、歯並びが元に戻るリスクが高くなります。

 

つまり、インビザラインは「アライナーを装着すれば勝手に歯が動く」治療ではなく、治療を受ける方自身の意識と行動が結果に直結する治療法なのです。

 

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2-2.対応できない症例もある

インビザラインは幅広い症例に対応できる矯正方法ですが、適応外の症例もあります。

 

例えば、重度の歯列不正がある場合骨格に問題がある場合歯の本数が極端に少ない場合などは、インビザラインでは十分な効果が得られないことがあります。

適応を無視して治療を進めると、思うような結果が得られずに後悔するかもしれません。

 

「治療が難しい」と診断された場合は、ワイヤー矯正など、他の選択肢を検討することも大切です。

治療方針に不安がある場合はセカンドオピニオンを活用し、複数の意見を聞いたうえで治療方法を選択するとよいでしょう。

 

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2-3.歯科医師の経験・技術が結果に影響する

インビザラインは、歯科医師の経験や技術によって結果が大きく変わる可能性がある治療です。

実際、同じ症例でも治療計画や方針が歯科医師ごとに異なるのはまれではありません

 

しかし、計画に無理があると失敗するリスクが高まるため、医院や歯科医師の選定は慎重に行なう必要があります。

一般的に、症例数が多いほど技術力も高い傾向があるため、迷ったら治療実績までしっかり確認しましょう。

3.インビザラインで後悔しないためのポイント

ここからは、インビザラインで後悔しないために、そして理想の歯並びを手に入れるために押さえておくべき5つのポイントを解説します。

3-1.治療前に複数の治療方法を比較する

歯列矯正はインビザライン以外にも、ワイヤーの表側矯正や裏側矯正などさまざまな方法があります。

 

そして、どの治療法にも得意分野特徴(自己管理の要否や受診頻度など)があり、症例によって向き不向きがあります。

インビザラインが自分に合っているかどうかを見極めるためにも、複数の治療方法を比較検討することが大切です。

 

歯科医師に相談する際には、自分の歯並びにはどの治療法が適しているか尋ねてみるとよいでしょう。

インビザラインの他にも選択肢を広げることで、納得のいく治療を選びやすくなります。

3-2.治療がライフスタイルに合っているか検討する

インビザラインは、自己管理が欠かせない治療です。

以下のような点に配慮し、生活に治療をうまく組み込めるか確認しておきましょう。

 

・アライナーの装着時間を守れるか

・外出先でも口腔ケアができるか

・治療後のリテーナー装着に抵抗はないか

・保定期間も含めて定期受診が可能か

 

もし1つでも「難しいかもしれない」と感じる項目がある場合は、別の治療方法も検討してみてください。

無理なく続けられる治療を選ぶことが、後悔しないための第一歩です。

3-3.治療のゴールを歯科医師と共有する

理想の歯並びは人によって異なります。

 

歯科医師が考える「理想の仕上がり」と、治療を受ける方が望む「美しい歯並び」が一致していないと、治療後に違和感や不満が残ることもあるでしょう。

 

こうした認識のズレを防ぐためには、歯科医師とのコミュニケーションが欠かせません。

希望やこだわりを具体的に伝え、治療のゴールを共有しておくと、納得のいく結果につながりやすくなります。

3-4.治療のルールをきちんと守る

インビザラインでは、決められたルールをきちんと守ることが重要です。

アライナーの装着時間交換スケジュール口腔ケアやアライナーの衛生管理定期的な歯科受診など、どれもが治療の効果に深くかかわっています。

 

治療が終わったあとも、歯科医師の指示に従ってリテーナーを装着し、歯の後戻りを防がなくてはなりません。

さらに、保定期間も定期的に診察を受けて口腔内の状態をチェックし、必要なケアを続けることが大切です。

 

このような取り組みのすべてが、満足度の高い結果につながるカギとなります。

3-5.信頼できる歯科医師を選ぶ

インビザラインでは、適応症例の見極めやトラブルへの対応力、治療に対する習熟度が結果に大きく影響します。

したがって、安心して治療を進めるには、信頼できる歯科医師の存在がとても大切です。

 

インビザラインだけでなく、他の矯正方法にも精通している歯科医師なら、より柔軟な提案が期待できるでしょう。

もちろん、悩みや希望を気軽に相談できる雰囲気も、治療を成功させるための重要な要素です。

 

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4.まとめ|インビザラインの後悔・失敗は防ぐことができる

インビザラインは、多くの魅力を備えた治療方法です。

しかし、自己管理の負担や症例の適応範囲、歯科医師の技術力など、注意すべき点もあります。

 

インビザラインを後悔しているケースの多くは、こうした特性を十分に理解しないまま治療を始めたことが原因と考えられます。

 

後悔・失敗を防ぐためにも、ライフスタイルとの相性や治療への意識、歯科医師との信頼関係などを総合的に判断しましょう。

 

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