- この記事の監修者
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歯科医師。医療法人社団ピュアスマイル理事長。インビザライン ブラックダイヤモンドドクター。インビザライン世界サミット23万人いるインビザラインドクターの中からトッププロバイダーの1人に選出。
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「マウスピース矯正って、どれくらいの期間で終わるの?」
矯正治療を検討している方がまず気になるポイントのひとつが、治療にかかる期間です。
ワイヤー矯正に比べて目立ちにくく、取り外しができるという魅力があるマウスピース矯正ですが、実際にどのくらいの期間が必要なのか、気になっている方は多いのではないでしょうか。
マウスピース矯正の治療期間は、矯正する範囲や歯並びの状態、ブランドなどによって異なります。
この記事では、マウスピース矯正の期間の目安を、治療の範囲・症状・ブランドごとに解説します。併せて、治療が長引く原因や、マウスピース矯正を行なう際の注意点についても紹介します。
マウスピース矯正を検討している方や、治療中で期間が気になっている方は、ぜひ参考にしてください。
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- 1. 【範囲別】マウスピース矯正の治療期間
- 1-1. 全体矯正の平均治療期間は約1年~2年
- 1-2. 部分矯正の平均治療期間は約3ヵ月〜8ヵ月
- 2. 【症状別】マウスピース矯正の治療期間
- 2-1. 軽度の治療期間は半年〜1年
- 2-2. 中度の治療期間は1年〜2年
- 2-3. 重度の治療期間は2年〜3年以上
- 3. マウスピース矯正の平均期間は子どもと大人で違う?
- 4. マウスピース矯正の治療期間が長引く原因
- 4-1. 装着時間が守れていない
- 4-2. 予約どおりに受診できていない
- 4-3. 矯正治療中に虫歯や歯周病が発覚した
- 4-4. 計画の見直しや追加調整が必要になった
- 5. マウスピース矯正をスムーズに進めるには?
- 5-1. 装着時間を守る
- 5-2. 自己判断せず医師に相談する
- 5-3. 定期的に通院する
- 6. マウスピース矯正後の保定期間も忘れずに
- 7. まとめ|マウスピース矯正の治療期間を知り、理想の歯並びへ
1. 【範囲別】マウスピース矯正の治療期間

マウスピース矯正の治療期間は、矯正する範囲によって異なります。全体矯正と部分矯正では、動かす歯の本数や移動距離が違うため、必要な期間にも差が生じます。
ここでは、それぞれの矯正範囲における一般的な治療期間の目安について解説します。
1-1. 全体矯正の平均治療期間は約1年~2年
全体矯正とは、上下すべての歯を対象とした、歯並びと噛み合わせを総合的に整える治療方法です。
全体矯正の場合、一般的には1年〜2年程度が目安とされています。ただし、実際には個々の歯並びの状態や咬み合わせ、骨格、年齢、生活習慣によっても大きく異なります。
全体矯正のなかで治療期間が短く済むのは、歯の移動距離が比較的短く、複雑な噛み合わせの調整が不要なケースです。一方、骨格的な問題をともなう場合や、歯を大きく移動させる必要がある場合は、平均以上の期間がかかることもあります。
1-2. 部分矯正の平均治療期間は約3ヵ月〜8ヵ月
部分矯正とは、気になる部分の歯だけを動かして整える治療方法です。
「前歯の隙間が気になる」「歯並びの一部だけがズレている」といったケースでは、部分矯正が選択肢に入ります。
この場合、治療期間はおよそ3ヵ月〜8ヵ月程度と短期間で完了するケースが多く、特に軽度な症例であれば半年以内で終えることも可能です。
ただし、部分矯正はあくまで“限られた範囲のみ”の矯正となるため、奥歯の噛み合わせに問題がある場合や全体的な調整が必要な場合には適用外となることがあります。治療の適応可否は、必ず歯科医師による診断が必要です。
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2. 【症状別】マウスピース矯正の治療期間

矯正治療にかかる期間は、歯並びの乱れがどの程度かによって変動します。マウスピース矯正は軽度から中程度の症例に適しており、重度の不正咬合にはワイヤー矯正や裏側矯正が行なわれることがほとんどです。
軽いズレであれば治療は短期間で済みますが、複雑な噛み合わせの問題がある場合は、それだけ時間を要します。
ここでは、症状の程度ごとに治療期間の目安を解説します。
| 症状の程度 | 治療期間の目安 | 具体例 |
|---|---|---|
| 軽度 | 半年〜1年 | ・前歯の軽い重なり ・わずかなすきっ歯 など |
| 中度 | 1年〜2年 | ・中度の出っ歯 ・叢生(ガタガタした歯並び) ・奥歯のズレ など |
| 重度 | 2年〜3年以上 | ・受け口(反対咬合) ・開咬 ・骨格的な問題をともなう不正咬合 など |
2-1. 軽度の治療期間は半年〜1年
前歯のわずかな重なりや軽いすきっ歯など、歯を動かす距離が短いケースでは、半年から1年ほどで矯正が完了します。部分的な矯正で対応できることも多く、比較的早く理想の歯並びに近づけます。
2-2. 中度の治療期間は1年〜2年
中度の出っ歯や、歯が複数重なり合う叢生(そうせい)、奥歯の位置にズレがあるケースでは、矯正に1年から2年程度の期間が必要です。

全体的に歯を動かしながら、細かな噛み合わせの調整も行なうため、治療は慎重に進められます。
2-3. 重度の治療期間は2年〜3年以上
受け口や上下の前歯が噛み合わない開咬(かいこう)といった骨格にかかわる問題がある場合、2年から3年以上の長期治療になることがあります。
特に成人は骨格へのアプローチが難しく、歯の移動のみで調整することになるため、治療期間は長引く傾向です。症状によっては、外科手術との併用を検討するケースもあります。
3. マウスピース矯正の平均期間は子どもと大人で違う?
マウスピース矯正の治療期間は、子どもと大人で違いが出ることがあります。大人は骨が固まっているため、歯の移動には時間がかかります。
一方の子どもは、顎の骨が成長段階にあるため歯が動きやすく、比較的スムーズに治療を進められます。ただし、子どもは装着時間の管理が難しかったり、成長による想定外の変化が生じたりすることもあるため、一概に「子どものほうが早い」とは言い切れません。
マウスピース矯正の治療期間は、年齢だけでなく、歯並びの状態や治療への協力度によっても左右されます。
4. マウスピース矯正の治療期間が長引く原因

マウスピース矯正を計画的に進めれば、予定どおりの期間での治療完了が期待できます。しかし、さまざまな要因によって治療が長引いてしまうケースも少なくありません。
ここでは、マウスピース矯正の治療期間が長引くおもな原因について解説します。
4-1. 装着時間が守れていない
マウスピース矯正では、1日20時間〜22時間の装着が基本ルールとされています。食事と歯磨きの時間以外は常に装着しておく必要があり、このルールを守れないと歯は計画どおりに動きません。
装着時間が短いと歯が動かず、次のマウスピースに進めないため、結果的に治療期間が延びてしまいます。仕事や外出時でも装着を継続する意識が重要です。
4-2. 予約どおりに受診できていない
マウスピース矯正は、定期的に通院して治療の進み具合をチェックし、必要があれば調整を行ないます。予約どおりに受診しなかったり、受診間隔が空きすぎたりすると、歯の動きに問題が生じても気付けず、計画が崩れてしまいます。
また、次のマウスピースの受け渡しが遅れることで、治療そのものがストップしてしまうケースもあります。スケジュール管理をしっかり行ない、計画どおりに受診することが大切です。
4-3. 矯正治療中に虫歯や歯周病が発覚した
矯正治療中に中度以上の虫歯や歯周病が見つかった場合、まずはその治療を優先する必要があります。マウスピースを装着したまま虫歯治療を行なうことは難しく、一時的に矯正を中断しなければなりません。
治療が完了するまでは矯正を進められないため、その分だけ期間が延びてしまいます。矯正前の口腔内チェックはもちろん、治療中も丁寧なセルフケアを続けることが大切です。
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4-4. 計画の見直しや追加調整が必要になった
治療を進めるなかで、予想よりも歯の動きが遅かったり、噛み合わせに想定外のズレが生じたりすることがあります。このような場合には、治療計画を見直し、追加のマウスピースを作成して調整を行なう必要が生じます。
特に複雑な症例では、途中で微調整が入ることも珍しくありません。こうした追加対応が発生すると、当初の予定よりも治療期間は延びてしまいます。
5. マウスピース矯正をスムーズに進めるには?

治療期間を少しでも短くしたい方に向けて、実際に効果がある行動や習慣を紹介します。
5-1. 装着時間を守る
マウスピース矯正の成功は「1日20時間〜22時間の装着」がカギになります。この時間を守れていないと、歯が計画通りに動かず治療が遅れてしまう原因に。
外したまま忘れてしまったり、食後にすぐ装着しなかったりクセがついている方は要注意です。スマホのアラームや専用アプリを活用し、日々の装着時間を見える化すると意識しやすくなります。
5-2. 自己判断せず医師に相談する
「次のマウスピースに早めに交換しても大丈夫そう」「ちょっと合わないけど、なんとか装着できるからこのまま使う」などの自己判断は危険です。
無理に装着を続けることで歯が違う方向に動いてしまったり、後戻りしてしまうことも。結果として再治療になり、かえって治療期間が延びてしまうリスクもあります。困ったときは我慢せず、早めに担当医に相談しましょう。
5-3. 定期的に通院する
忙しいとつい後回しにしがちな通院ですが、定期的なチェックは非常に重要です。マウスピースがきちんとフィットしているか、歯の動きは順調かなど、プロによる確認が治療成功のポイントです。
些細な不調や違和感でも、放置せずに相談することが早期解決&スムーズな治療につながります。
6. マウスピース矯正後の保定期間も忘れずに

「マウスピース矯正が完了したら治療終了」と思われがちですが、保定期間も治療の一部です。矯正後の歯は元の位置に戻ろうとする性質があり、保定装置(リテーナー)を使わないと「後戻り」が起こってしまいます。
保定期間は1年〜3年程度が一般的で、最初の約1年は1日につき20時間以上の装着が必要です。その後は夜間のみの装着に移行します。
リテーナーの装着を怠ると、せっかく整えた歯並びが崩れてしまい、再度矯正が必要になることもあります。
また、保定期間中も定期的なメンテナンスを受け、歯の状態をチェックしてもらうようにしましょう。保定期間も治療の一部ととらえ、最後まで気を抜かずに取り組むことで、美しい歯並びを長く維持できます。
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7. まとめ|マウスピース矯正の治療期間を知り、理想の歯並びへ
マウスピース矯正の治療期間は、矯正する範囲や症状の程度などによって異なります。また、子どもは顎の骨が成長段階にあるため歯が動きやすいですが、骨が固まった大人は矯正に時間がかかる傾向があります。
治療期間を左右するのは、マウスピースの装着時間や定期的な受診などを遵守できるかどうかです。さらに、治療後の保定期間も含めた全体像を把握しておくことも重要です。
マウスピース矯正について理解できたら、自分に合ったクリニックを選びましょう。
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各クリニックでは矯正専門医による丁寧なカウンセリングを受けられるため、自分の歯並びに合った治療計画を立てられます。まずは専門医に相談し、自分の症状や生活スタイルに合った治療計画を立てることから始めましょう。
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