- この記事の監修者
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歯科医師。医療法人社団ピュアスマイル理事長。インビザライン ブラックダイヤモンドドクター。インビザライン世界サミット23万人いるインビザラインドクターの中からトッププロバイダーの1人に選出。
https://purerio.tokyo/

「マウスウォッシュは本当に虫歯予防に効果があるの?」と気になる方も多いのではないでしょうか。実は、正しく選んで使うことで、歯磨きだけでは届きにくい部分をケアし、予防効果を高めることができます。
本記事では、マウスウォッシュの働きやおすすめ商品、効果的な使い方までわかりやすく解説します。
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- 1. マウスウォッシュで虫歯予防できるって本当?
- 1-1. 虫歯の原因とマウスウォッシュの役割
- 1-2. 虫歯予防に効果的な成分と仕組み
- 1-3. マウスウォッシュの効果と特徴
- 2. 虫歯予防に効果的なマウスウォッシュの選び方
- 2-1. フッ素濃度や殺菌成分の確認
- 2-2. アルコールの有無
- 2-3. 就寝前に使いやすいタイプを選ぶ
- 3. 虫歯予防に最適なおすすめマウスウォッシュ10選
- 3-1. ウエルテック コンクールF【医薬部外品】
- 3-2. クリニカ クイックウォッシュ【医薬部外品】
- 3-3. サンスター BUTLER エフコート【医薬部外品】
- 3-4. モンダミン プレミアムケア ホワイトミント【医薬部外品】
- 3-5. ガム・プラス デンタルリンス【医薬部外品】
- 3-6. クリニカ フッ素メディカルコート【医薬部外品】
- 3-7. NONIO マウスウォッシュ【医薬部外品】
- 3-8. リステリン トータルケア ゼロプラス【医薬部外品】
- 3-9. オキナ 薬用マウスウォッシュ ロングスピン X【医薬部外品】
- 3-10. システマ ハグキプラスプレミアム デンタルリンス【医薬部外品】
- 4. 虫歯予防に効果的なマウスウォッシュの正しい使い方
- 5. マウスウォッシュの注意点|虫歯予防で気をつけたいこと
- 5-1. 歯磨きの代わりには使えない
- 5-2. 使用しすぎると口内が乾燥し虫歯リスクが上がる
- 5-3. 殺菌力の強いタイプは常用しない
- 5-4. 子ども・妊婦中は低刺激タイプを選ぶ
- 6. まとめ|正しくマウスウォッシュを使って虫歯予防を習慣化しよう
1. マウスウォッシュで虫歯予防できるって本当?

結論からいうと、正しく選んで使えば、マウスウォッシュは虫歯予防にしっかり役立ちます。虫歯菌の増殖を抑える成分が含まれているため、歯磨きでは届きにくい部分のケアに最適です。
この章では、虫歯ができる仕組みや有効成分、マウスウォッシュが果たす役割について、わかりやすく解説していきます。
1-1. 虫歯の原因とマウスウォッシュの役割
虫歯は、「ミュータンス菌」と呼ばれる細菌が大きく関わっています。
ミュータンス菌は、食事や間食でお口に入った“糖”をエサにして酸をつくり、その酸が歯の表面(エナメル質)をじわじわと溶かしていきます。これが虫歯のはじまりです。
さらに厄介なのは、この菌が「バイオフィルム(歯垢)」と呼ばれる膜を作ります。歯の表面にしっかり張りつくため、歯ブラシが当たっても簡単には落ちません。さらに、歯間や奥歯の溝など“歯ブラシが届きにくい場所”にも形成されやすく、放置すると虫歯リスクが高まります。
そこで役立つのが、マウスウォッシュです。
近年のマウスウォッシュには、虫歯菌の増殖を抑えたり、バイオフィルムの形成を防いだりする成分が含まれているものが多く、歯磨きだけでは落としきれない部分のケアとして有効です。
とくに、歯磨き後に使用することで、お口の中の菌の数を減らし、歯の再石灰化(溶けかけた歯を修復する働き)を助ける環境づくりに役立つとされています。
「虫歯を予防したいけれど、すき間の汚れが取りきれているか不安…」
そんな方にとって、マウスウォッシュは日常のケアをワンランク上げてくれる心強いアイテムといえるでしょう。
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1-2. 虫歯予防に効果的な成分と仕組み
マウスウォッシュにはさまざまな成分が含まれていますが、その中でも虫歯予防に特に効果が高いものがあります。
下の表をチェックして、それぞれどんな作用や特徴があるかを知っておきましょう。
| 成分名 | 主な作用 | 特徴 |
|---|---|---|
| フッ素(NaF / MFP) | 再石灰化を促進し、歯の表面を強化 | 虫歯予防の中核成分。※125ppm前後が理想 |
| CPC(塩化セチルピリジニウム) | 細菌の増殖を抑制 | 市販マウスウォッシュに多く配合 |
| CHG(グルコン酸クロルヘキシジン) | 強力な殺菌・持続効果(約12時間) | 歯科専売品に多い成分 |
| IPMP(イソプロピルメチルフェノール) | プラーク内部の細菌を殺菌 | 歯周病予防にも効果的 |
| PI(ポピドンヨード) | 広範囲の殺菌作用 | 医療現場で使用されることも |
これらの成分に共通するのは、口の中にとどまり、虫歯菌(ミュータンス菌)の増殖を抑える働きがある点です。
細菌の繁殖を抑えることで、菌が酸をつくるのを防ぎ、結果的に歯が溶けにくい状態を保つことができます。
なかでも特に重要なのがフッ素です。
フッ素は、酸によって溶けかけた歯(初期虫歯)を修復する「再石灰化」を促す作用があり、日常的に取り入れることで虫歯予防の効果が大きく高まります。
このように、マウスウォッシュは成分によって期待できる働きが変わります。
「どれが自分に合っているか分からない」という方も、まずは虫歯予防成分がしっかり入っているものを選び、普段のケアの質をぐっと高めましょう。
1-3. マウスウォッシュの効果と特徴
マウスウォッシュには、虫歯予防をはじめ、さまざまなお口のトラブルをケアする働きがあります。成分によって期待できる効果は少しずつ異なりますが、代表的なものを見ていきましょう。
🔷虫歯予防(フッ素)
フッ素にはエナメル質の表面を強くし、歯が酸に溶けにくくなるよう補強する働きがあります。初期虫歯の修復を助ける「再石灰化」を促すため、日常のケアに取り入れることで虫歯予防効果がぐっと高まります。
🔷歯垢抑制(CPC・IPMP)
殺菌成分であるCPC(塩化セチルピリジニウム)やIPMP(イソプロピルメチルフェノール)は、歯垢をつくる原因となる細菌の増殖を抑える働きがあります。とくに、歯ブラシの届きにくいすき間の細菌を抑制するのに役立ちます。
🔷口臭予防
口臭の多くは、舌や歯茎に増えた細菌が作り出すガスが原因です。マウスウォッシュで菌の数を減らすことで、イヤなニオイの発生を抑え、清涼感を保ちやすくします。
🔷歯周病予防
IPMPやCHGなどの殺菌成分が入っているタイプは、歯肉炎・歯周病の原因菌にも作用します。腫れや出血の予防にもつながるため、歯茎が弱い方にも向いています。
マウスウォッシュは「歯磨き+α」で効果を発揮
マウスウォッシュ単体では、歯垢そのものを物理的に落とすことはできません。
“ブラッシングで汚れを落とし、マウスウォッシュで残った細菌を抑制する”
この組み合わせが最も効果的とされています。
厚生労働省の「e-ヘルスネット」によれば、フッ化物洗口を継続して行うことで、虫歯予防効果は約30~80%に達すると明記されています。(出典:フッ化物配合歯磨剤|e-ヘルスネット[厚生労働省]
つまり、歯磨き後にマウスウォッシュを習慣化するだけで、虫歯予防のレベルは大きく向上します。
2. 虫歯予防に効果的なマウスウォッシュの選び方

虫歯予防を目的にマウスウォッシュを使う場合は、成分やタイプをしっかり見極めることが大切です。同じ「虫歯予防用」と書かれていても、フッ素濃度や殺菌成分、刺激の強さなどは製品によって大きく異なります。自分に合ったものを選べば、毎日のケアがより虫歯になりにくい口内環境をつくります。
この章では、選ぶ際にチェックしたいポイントをわかりやすく解説していきます。
2-1. フッ素濃度や殺菌成分の確認
虫歯予防を目的にマウスウォッシュを選ぶなら、まずフッ素(フッ化物)が入っているかどうかが最重要ポイントです。フッ素は歯の表面を強くし、初期虫歯を修復する「再石灰化」を促してくれるため、虫歯予防には欠かせない成分です。
なお、日本では「薬用歯磨き類製造販売承認基準」により、フッ化物イオン濃度は1,500ppm以下と定められています。また、2023年1月にはフッ素濃度の推奨基準が見直され、年齢に応じた適切な使用量が示されました。
🔵歯が生えて〜2歳:1000ppm/米粒程度(1〜2mm)
🔵3〜5歳:1000ppm/グリーンピース程度(5mm)
🔵6歳〜成人:1500ppm/歯ブラシ全体(1.5〜2cm)
(参考:日本小児歯科学会 )
これらは歯磨き粉の基準ですが、マウスウォッシュでもフッ素量の目安として覚えておくと製品選びに役立ちます。さらに、CPC・IPMP・CHGといった殺菌成分が含まれていると、歯垢をつくる原因菌の増殖を抑える効果がより高まります。
理想は、「フッ素+殺菌成分」の両方が入っているもの。歯を強くしながら、虫歯菌そのものも抑えてくれます。
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2-2. アルコールの有無
マウスウォッシュを選ぶ際は、アルコールの有無も大切なポイントです。アルコール入りのタイプは爽快感や清涼感が強い一方で、刺激がやや強めなことがあります。お口が乾燥しやすい方や、しみやすい体質の方、口内炎がある場合には少し不向きかもしれません。
一方で、ノンアルコールタイプは低刺激で、子どもや刺激が苦手な方でも使いやすいのが特徴です。就寝前のケアや、装置が当たってお口の中が敏感になりがちな矯正中でも安心して利用できます。
| タイプ | 特徴 | おすすめ対象 |
|---|---|---|
| アルコール入り | 爽快感・清涼感あり | 口臭対策や朝ケア向き |
| ノンアルコール | 低刺激・優しい味 | 子ども・妊婦・矯正中にも◎ |
日常的に使用するものだからこそ、自分のお口の状態や使用シーンに合わせて選ぶことが大切です。
2-3. 就寝前に使いやすいタイプを選ぶ
寝ている間は唾液の分泌量が大きく減るため、日中よりも口内の細菌が増えやすい時間帯です。そのため、就寝前のマウスウォッシュは虫歯予防のうえでとても重要な習慣といえます。
夜に使うマウスウォッシュは、具体的には以下のポイントを意識するとよいでしょう。
✅フッ素入りで、効果が長時間持続するタイプ
寝ている間の初期虫歯の進行を抑え、再石灰化をサポートします。
✅ミントが強すぎない、やさしい味
眠る前でも使いやすく、刺激によって目が冴えてしまう心配も少なくなります。
✅ノンアルコールで粘膜刺激が少ないタイプ
お口が乾燥しやすい方や敏感な方も安心して使えます。
また、CHG(グルコン酸クロルヘキシジン)やCPCといった殺菌作用のある成分を含むタイプであれば、寝ている間の細菌増殖をしっかり抑えてくれるため、より心強いでしょう。
3. 虫歯予防に最適なおすすめマウスウォッシュ10選
ここからは、市販で購入できる人気の商品を、効果・使用感・成分・の観点から厳選して紹介します。
3-1. ウエルテック コンクールF【医薬部外品】

出典:https://www.weltecnet.co.jp/products/concool/concoolf/
お口の中の虫歯菌・歯周病菌をしっかり殺菌し、効果が長時間続く洗口液。
主成分CHG(グルコン酸クロルヘキシジン)が細菌の繁殖を最大12時間抑制し、虫歯・歯肉炎・歯槽膿漏・口臭をまとめて予防します。刺激が少なく、スッキリ爽やかなミント味で毎日続けやすいのが特徴です。
アルコール
アルコール配合
※水で希釈して使用するタイプのため、アルコール濃度はごくわずかで刺激は控えめ。
フレーバー
さっぱりとしたミント味で後味が良い。
おすすめの方
・刺激が少なく、殺菌力の高い洗口液を使いたい方
・長時間お口の清潔感をキープしたい方
・口臭・歯周病予防もしっかり行いたい方
3-2. クリニカ クイックウォッシュ【医薬部外品】

出典:https://clinica.lion.co.jp/product/quickwash.htm
すすぐだけで歯垢(プラーク)を分解・除去できる、手軽さが魅力のマウスウォッシュ。
酵素成分「デキストラナーゼ」が歯垢の沈着を防ぎ、虫歯予防から口臭ケアまで幅広くサポートします。キシリトール配合で爽快なリフレッシュミントの香りが続き、ノンアルコールで刺激が少なく使いやすいのも特徴です。
アルコール
ノンアルコール
※子ども・妊娠中の方、刺激が苦手な方でも安心して使用しやすいタイプ。
フレーバー
キシリトール配合。爽快なリフレッシュミントの香味。
おすすめの方
・手軽に歯垢ケアをしたい方
・刺激の弱いノンアルコールタイプを使いたい方
・口臭・虫歯予防を同時にしたい方
・持ち運びしやすい小さめサイズがほしい方(80mlあり)
3-3. サンスター BUTLER エフコート【医薬部外品】

出典:https://www.butler.jp/products/fcoatcool/
フッ化ナトリウム配合で、日常的に使いやすい虫歯予防マウスウォッシュ。
1mL中に0.5mgのフッ化ナトリウムを含み、歯磨き後や就寝前に使用することで、虫歯の発生・進行を効果的に抑えてくれます。4歳から大人まで幅広い年代で使えるのも魅力です。
アルコール
ノンアルコール
※刺激が少なく、小さなお子さまでも使いやすいタイプ。
フレーバー
クールタイプ(すっきり爽快)
子ども向けの“フルーツ香味・マイルドタイプ”もあり
→ https://www.butler.jp/products/fcoat/
おすすめの方
・フッ素でしっかり虫歯予防したい方
・就寝前に使える低刺激タイプを探している方
・子どもと一緒に使いたい方
・毎日の歯磨き後のケアを習慣化したい方
3-4. モンダミン プレミアムケア ホワイトミント【医薬部外品】

出典:https://www.earth.jp/products/mondamin-premiumcare-1000-whitemint/index.html
1本で“7つの効果”をまとめてケアできる、オールインワンタイプのマウスウォッシュ。
CPC(セチルピリジニウム塩化物)による殺菌に加え、トラネキサム酸やグリチルリチン酸ジカリウムが歯茎の炎症や出血を予防。虫歯予防、歯肉炎・歯垢付着対策、口臭ケアまで幅広くサポートします。やさしいホワイトミントの香味で、刺激が少なく使いやすいのも魅力です。
アルコール
ノンアルコール
※低刺激で、就寝前やお口が敏感な時にも使いやすいタイプ。
フレーバー
やさしいホワイトミント
爽やかで穏やかな香味が特徴。
おすすめの方
・1本で複数の口腔ケアをまとめて行いたい方
・歯茎の炎症や出血も気になる方
・低刺激タイプを探している方
・就寝前にも使えるやさしい香味が好みの方
3-5. ガム・プラス デンタルリンス【医薬部外品】

出典:https://jp.sunstargum.com/lineup/rinseeconde/plus_sukkiri/
歯周病菌を殺菌し、さらに“増殖まで抑える”プラスのアプローチが特徴のデンタルリンス。
殺菌成分CPC(塩化セチルピリジニウム)が原因菌をしっかり抑制し、抗炎症成分グリチルリチン酸2Kが歯茎の炎症を予防。歯周病対策から虫歯予防、口臭防止まで幅広くサポートします。
アルコール
アルコール配合
※刺激感があるため、スッキリ感を求める方におすすめ。
フレーバー
すっきり爽快な使用感(ミント系)
清涼感があり、使用後のスッキリ感が長続き。
おすすめの方
・歯周病(歯肉炎・歯周炎)の予防を重視したい方
・強めの爽快感が好みの方
・虫歯・口臭対策もまとめて行いたい方
・歯周病菌へのアプローチ力が高い製品を選びたい方
3-6. クリニカ フッ素メディカルコート【医薬部外品】

出典:https://clinica.lion.co.jp/product/medicalcoat.htm
1日1回すすぐだけで、予防歯科で推奨されている“フッ素ケア”ができるマウスウォッシュ。
1mL中0.5mgのフッ化ナトリウムを配合し、初期虫歯の修復(再石灰化)を助けながら、虫歯の発生・進行を効果的に抑えてくれます。4歳から大人まで幅広く使えるのも魅力です。
アルコール
ノンアルコール
※刺激が少なく、小さなお子さまでも使いやすいタイプ。
フレーバー
マイルドなミント風味
やさしい香味で毎日続けやすいタイプ。
おすすめの方
・フッ素でしっかり虫歯予防したい方
・初期虫歯の修復をサポートしたい方
・低刺激タイプを子どもと一緒に使いたい方
・就寝前のフッ素ケアを習慣化したい方
3-7. NONIO マウスウォッシュ【医薬部外品】

出典:https://nonio.lion.co.jp/lineup/mouth_wash.htm
口臭予防に特化した人気シリーズで、爽快な使用感が特徴のマウスウォッシュ。
殺菌成分CPC(塩化セチルピリジニウム)が口臭原因菌をしっかり殺菌し、クリアな口内環境を長時間キープします。口中浄化や爽快感を求める方にぴったりのアイテムです。
アルコール
アルコール配合
※しっかりした清涼感があるため、スッキリ感を求める方向け。
フレーバー
ミント系(複数の香味バリエーションあり)
強めの爽快感が持続。
おすすめの方
・口臭対策を重視してマウスウォッシュを選びたい方
・強い爽快感を好む方
・お口の中をすばやくリフレッシュしたい方
・日中の口臭ケアをこまめに行いたい方
3-8. リステリン トータルケア ゼロプラス【医薬部外品】

出典:https://www.listerine-jp.com/mouthwash/anticavity/listerine-total-care-zero-plus-mouthwash
リステリンの総合ケアタイプで、低刺激なのに幅広い悩みに対応できるオールインワンマウスウォッシュ。
IPMP(イソプロピルメチルフェノール)と塩化亜鉛が、口臭や歯肉炎、着色汚れ、歯石、ネバつきなど多くの口内トラブルにマルチにアプローチ。新しく“虫歯予防効果”も加わり、より万能性が高まりました。
アルコール
ノンアルコール
※リステリン独特の刺激が苦手な方や、幅広い年代に使いやすい。
フレーバー
マイルドミント系
強すぎない爽快感で続けやすい。
おすすめの方
・低刺激タイプで総合的に口内ケアしたい方
・口臭・歯肉炎・虫歯・着色汚れなど複数の悩みがある方
・ノンアルコールで家族と共有できるタイプを探している方
・リステリンを使いたいが強い刺激が苦手な方
3-9. オキナ 薬用マウスウォッシュ ロングスピン X【医薬部外品】

CPC(塩化セチルピリジニウム)配合で、歯周病菌・虫歯菌・口臭原因菌に幅広く作用するマウスウォッシュ。
CPCは口の中のタンパク質と結合しやすいため、口腔内に長くとどまり、殺菌効果が持続しやすい特性があります。気になる口臭予防にも効果的で、しっかりとお口をリフレッシュしたい方に向いています。
アルコール
アルコール配合
※スッキリした爽快感を求める方向け。
フレーバー
爽快感のあるミント系
使いやすく、後味もさっぱり。
おすすめの方
・口臭対策をしっかり行いたい方
・殺菌力が長く続くマウスウォッシュを選びたい方
・スッキリ感・清涼感を重視する方
・外出先でも使える持ち運びタイプを探している方
3-10. システマ ハグキプラスプレミアム デンタルリンス【医薬部外品】

出典:https://systema.lion.co.jp/product/premium/rinse_premium.htm
歯茎の活性化から歯周病予防、虫歯予防、口臭ケアまで“8つの機能”が働く高機能デンタルリンス。
IPMP(イソプロピルメチルフェノール)の殺菌力に加え、ポリリン酸Naの歯石沈着予防、トラネキサム酸の出血予防など、多角的に口内環境を整えます。歯茎の状態が気になる方や、総合的なケアをしたい方に最適です。
アルコール
アルコール配合
※刺激が苦手な方向けにノンアルコールタイプもあり。
フレーバー
スッキリとしたミント系
しっかり爽快感が続くタイプ。
おすすめの方
・歯周病予防を重点的に行いたい方
・歯茎の腫れ・出血が気になる方
・1本で多機能の口腔ケアをしたい方
・歯石沈着や口臭など複数の悩みをまとめて対策したい方
以上がおすすめの10選でした。
自分に合ったマウスウォッシュ選びにお役立てください。
また、職場や外出先でマウスウォッシュを使いたい方にとっては、持ち運びのしやすさも重要です。以下の記事では、持ち運びに便利なマウスウォッシュについて詳しく紹介しています。
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4. 虫歯予防に効果的なマウスウォッシュの正しい使い方

マウスウォッシュは、使い方を少し工夫するだけで予防効果がぐっと高まります。ここでは、より効果的に使うためのポイントを順番にご紹介します。
① 歯磨きや舌ブラシをしてから使う
マウスウォッシュは“歯磨きの代わり”ではなく、仕上げケアとして使うのが基本です。
先に歯ブラシや舌ブラシで汚れを落としておくことで、フッ素や殺菌成分が歯や歯間にしっかり行き渡り、虫歯予防効果が大きく高まります。
フロスやタフトブラシを併用すると、細かい部分のプラークまで落とせるため、さらに効果的です。
※フッ素入り歯磨き粉を使用した場合は、30分ほど時間を空けるとフッ素の効果が損なわれません。
② 使用量を守り、15〜30秒しっかりうがいする
製品に記載されている使用量を口に含み、15〜30秒ほどゆっくりうがいしましょう。
お口全体に液が行き渡るよう、奥歯の裏側や歯茎のすき間にも液が触れるイメージで行うのがポイントです。こうすることでマウスウォッシュの効果がしっかりと発揮されます。
指定時間より長く口に含み続けると、逆に悪影響が出る可能性もあるので、製品に記載された時間を守ってください。
③ 使用後は水ですすがない
マウスウォッシュの使用後に水でうがいをしてしまうと、せっかくのフッ素や殺菌成分が洗い流されてしまい、効果が半減してしまいます。味が気になる場合は最小限のうがいでも構いませんが、虫歯予防効果を最大限に高めるならすすがないのが理想的です。
また、使用後30分ほどは飲食やうがいを控えると、フッ素が歯により長く作用します。
④ 使用タイミングと頻度を守る
マウスウォッシュは、朝と就寝前の1日2回ほどが理想的です。
朝:口臭・細菌ケア
夜:虫歯予防を重視(唾液量が減るため効果的)
ただし、1日に何度も使いすぎると、口腔乾燥や唾液量の減少につながり、かえって虫歯・口臭・歯周病のリスクが上がることもあります。適度な頻度を守って使いましょう。
5. マウスウォッシュの注意点|虫歯予防で気をつけたいこと

マウスウォッシュは虫歯予防に役立つ便利なアイテムですが、使い方を誤ると効果が十分に得られなかったり、かえって口内環境を乱してしまうこともあります。特に、殺菌力の強さや使用頻度、選び方によっては、虫歯・口臭・口腔乾燥などのリスクが高まる場合もあります。
この章では、マウスウォッシュを安全かつ効果的に使うために知っておきたい注意点を、わかりやすく解説していきます。
5-1. 歯磨きの代わりには使えない
マウスウォッシュは便利なケア用品ですが、歯磨きの代わりにはなりません。
その理由は、マウスウォッシュ自体には歯垢(プラーク)を“物理的にこすり取る力がない”ためです。プラークは粘着性が強く、歯ブラシやフロスなどでこすらないとしっかり落とすことができません。
そのため、まずは歯磨きで歯面や歯間の汚れを落としてから、仕上げとしてマウスウォッシュを使うことが大切です。
歯磨きで汚れを除去したうえで、マウスウォッシュの殺菌効果やフッ素による虫歯予防効果が最大限に発揮されるようになります。
「歯磨き+マウスウォッシュ」の組み合わせが、虫歯予防に最も効果的なアプローチといえるでしょう。
5-2. 使用しすぎると口内が乾燥し虫歯リスクが上がる
マウスウォッシュは便利なケアアイテムですが、1日に何度も使いすぎるのは逆効果になることがあります。
頻繁に使用すると、唾液の分泌が減って口の中が乾燥し、結果として虫歯ができやすい環境になってしまうためです。口臭や歯周病のリスクが上がることもあるため、使用頻度は必ず守る必要があります。
特にアルコール配合タイプは、清涼感が強い反面、口腔乾燥を起こしやすく、フッ素の作用を妨げる場合もあるため注意が必要です。
虫歯予防を重視する場合は、
・朝と就寝前の 1〜2回程度
・ノンアルコールタイプ+フッ素配合タイプ
の組み合わせが理想的です。
また、矯正中の方、口内炎ができやすい方、お口の乾燥が気になる方は、ノンアルコールタイプを選ぶと安心して使えます。
5-3. 殺菌力の強いタイプは常用しない
マウスウォッシュの中には、クロルヘキシジン(CHG)のように殺菌力が非常に強いタイプがあります。
虫歯菌や歯周病菌の抑制には高い効果を発揮しますが、長期間使い続けると、口内の“善玉菌”まで減らしてしまう可能性があります。
お口の中には、多くの常在菌がバランスを保ちながら存在しており、その一部は再石灰化を助ける環境づくりにも関わっています。しかし、強い殺菌成分を常用すると、この菌のバランスが崩れ、かえって虫歯や口腔トラブルのリスクが高まることがあります。
そのため、
・毎日のケアは刺激の少ないフッ素配合タイプをメインに
・強い殺菌タイプは短期間の集中ケアとして使い分ける
というように、目的に応じて使い分けることが大切です。
5-4. 子ども・妊婦中は低刺激タイプを選ぶ
子どもや妊娠中・授乳中の方がマウスウォッシュを選ぶ際は、アルコールや強い殺菌成分はできるだけ避けるのが安心です。刺激の強い成分は粘膜への負担になりやすく、口腔乾燥を招くこともあるため、ノンアルコール・フッ素配合タイプが基本的におすすめです。
特に子どもの場合は、誤って飲み込んでしまうリスクもあるため、
・飲み込んでも問題が起きにくいタイプか
・親の見守りのもとで使用できるか
をしっかり確認することが大切です。
安心して使える代表的な条件としては、
「ノンアルコール」「フッ素配合」「医薬部外品表記あり」 の製品。
刺激が少なく、日常の虫歯予防に取り入れやすいタイプを選ぶとよいでしょう。
6. まとめ|正しくマウスウォッシュを使って虫歯予防を習慣化しよう
マウスウォッシュは、毎日の歯磨きと組み合わせて使うことで、虫歯予防効果を大きく高められる心強いアイテムです。とくにフッ素配合タイプを朝と就寝前の1〜2回を目安に継続して使うことで、歯の再石灰化が促され、虫歯になりにくい口内環境づくりに役立ちます。
ただし、アルコール入りや殺菌力の強いタイプを必要以上に使いすぎると、唾液量の低下や口腔乾燥を招き、かえって虫歯・口臭・歯周病のリスクが高まることもあります。自分の口の状態に合わせて、“適切なタイプを適切な頻度で使う”ことが大切です。
正しく選んで正しく使えば、マウスウォッシュは虫歯予防の心強い味方になります。今日からのケアに、ぜひ取り入れてみてください。
また、根本的な虫歯予防として歯並びも大切です。歯並びを整えることで、ブラッシングの効果や、マウスウォッシュの浸透しやすさが向上します。
ウィスマイルでは、マウスピース矯正ができる提携の歯科クリニックを全国150院の中から探すことができます。歯列矯正をしながら、口腔ケアもサポートしてくれるクリニックを見つけましょう!
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