
- この記事の監修者
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歯科医師。医療法人社団ピュアスマイル理事長。インビザライン ブラックダイヤモンドドクター。インビザライン世界サミット23万人いるインビザラインドクターの中からトッププロバイダーの1人に選出。
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セラミック治療について検討している方や、興味があり調べたことがあるという方は、「セラミック治療は絶対ダメ」という意見を目にしたことがあるかもしれません。
セラミック治療には、「絶対ダメ」という意見の要因となったデメリットがいくつかあります。ただし、その反面セラミック治療ならではのメリットもあるため、どちらも理解したうえで検討することが大切です。
この記事では、「セラミック治療は絶対ダメ」と言われる理由としてデメリットを解説するとともに、特徴や治療用途、メリットについて解説します。併せて、セラミック治療で後悔しないために重視すべきポイントについても紹介します。
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- 1. 「セラミック治療は絶対ダメ」と言われる6つの理由
- 1-1. 一度歯を削ると元には戻らないため
- 1-2. 自由診療で費用が高額になりやすいため
- 1-3. 治療後、セラミックの歯が欠けたり割れたりする可能性があるため
- 1-4. セラミックに寿命があるため
- 1-5. セラミック矯正の場合、満足いく仕上がりにならない可能性があるため
- 1-6. どの種類のセラミックを使うかによって仕上がりが変わるため
- 2. セラミック治療とは?
- 2-1. セラミックの特徴
- 2-2. セラミックの治療用途
- 3. セラミック治療の4つのメリット
- 3-1. 見た目の美しさが優れている
- 3-2. 虫歯の再発率が低くなる
- 3-3. 表面に汚れが付きにくくなる
- 3-4. 金属アレルギーを心配せず治療できる
- 4. セラミック治療で後悔しないために重視すべき3つのポイント
- 4-1. 費用とセラミックの耐久性のバランスを考慮する
- 4-2. 治療後のメンテナンスも意識する
- 4-3. 信頼できる歯科医院を選ぶ
- 5. まとめ|セラミック治療はメリット・デメリットを把握したうえで検討することが大切
1. 「セラミック治療は絶対ダメ」と言われる6つの理由

冒頭でも述べたとおり、セラミック治療を検討する際「セラミック治療は絶対ダメ」という意見を見聞きし不安になっている方も少なくないでしょう。
セラミック治療が絶対ダメと言われる理由には、治療法ならではのデメリットが関係しています。ここでは、セラミック治療は絶対ダメと言われる理由と考えられるデメリットについて解説します。
1-1. 一度歯を削ると元には戻らないため
セラミックを装着するには、健康な歯質を一定量削る処置が必要です。
割れるリスクを回避するために素材を厚めに製作する場合、樹脂素材や金属素材と比べて歯質を削る量が多くなるケースもあります。
特にセラミック矯正では、治療と比べてより多くの歯を削るため、あと戻りができないというリスクもあります。
削った歯は、自然には再生せず寿命が短くなりがちです。より多くの自然歯を残したいと考えている方にとって、大きなデメリットとなり得るでしょう。
1-2. 自由診療で費用が高額になりやすいため
セラミック治療は保険適用外の治療となるため、1本あたり十数万円~数十万円の費用がかかるのが一般的です。
素材の種類や治療する歯の位置によっても費用は変動し、高品質な素材を用いる場合は耐久性や審美性に優れる反面、費用が高額になりやすいため注意しましょう。
また治療そのものだけでなく、治療後のメンテナンスや再治療の費用など、長期的なコストがかかる点にも留意すべきです。
1-3. 治療後、セラミックの歯が欠けたり割れたりする可能性があるため
セラミックは硬い素材である反面、金属に比べると割れやすいため、強い衝撃や食いしばりによって割れることがあります。
特に、奥歯などの割れる可能性が高い箇所では、欠けや割れを防ぐためにセラミックと金属を組み合わせた素材が選択肢となるケースもあります。
欠けたり割れたりしたセラミックの修復には、再治療が必要です。その際、治療にともなってさらに歯を削ったり、さらに治療費がかかったりするリスクがあるでしょう。
1-4. セラミックに寿命があるため
セラミックは、ほかの樹脂などの素材と比べると劣化しにくい素材です。しかし、永久に使えるわけではなく、寿命がある点に留意すべきです。
寿命を迎えると、欠けや割れ、セラミックと歯の適合の悪化やセラミック歯のなかでの虫歯の再発などが起きる場合があります。
これらが発生したら、再治療を受けなければなりません。
寿命は平均して10年~15年とされているものの個人差があり、早いと数年で寿命を迎え再治療になる場合もあります。これは、それぞれの噛み合わせやメンテナンス状況により寿命が変動するためです。
1-5. セラミック矯正の場合、満足いく仕上がりにならない可能性があるため
セラミックを用いた「セラミック矯正」では、見た目の美しさが改善できても本来の噛み合わせや機能面が改善されない可能性があります。
通常の矯正治療は歯根から歯並びを整える反面、セラミック矯正は歯冠のみを人工的に整える矯正治療です。そのため、審美性を優先すると歯軸がズレてかえって噛み合わせが悪くなる恐れもあります。
また技術不足の歯科医院や打ち合わせ不足の状態で治療すると、歯のサイズや色味に違和感が出るケースもあるため注意が必要です。
1-6. どの種類のセラミックを使うかによって仕上がりが変わるため
「セラミック」と一口に言っても、種類によって素材感や仕上がりが異なります。
たとえば、「ジルコニア」は耐久性が高く割れにくいのが特徴で、「e.max」は天然歯に近い色調・光沢で審美性に優れているのが特徴です。また、「ハイブリッドセラミック」という種類のセラミックは歯科用プラスチックと組み合わせて作られており、費用が安い傾向にあります。
種類 | 特徴 |
---|---|
ジルコニア | 耐久性が高く割れにくい |
e.max | 審美性に優れている |
ハイブリッドセラミック | 費用が安い |
セラミック治療では見た目や耐久性、費用など、重視するポイントに適した素材を選ぶことが重要です。
素材の違いや希望に合う素材かどうかを理解しないまま治療してしまうと、満足できる仕上がりにならない恐れがあるため、注意しましょう。
2. セラミック治療とは?

セラミック治療について迷っている方のなかには、具体的な治療方法や何のために行なうのかがわからず、不安を感じている方もいるのではないでしょうか?
セラミック治療とは、虫歯や歯の欠損、変色などを補うためにセラミック素材を使用して歯を補修・修復する審美歯科治療のことです。ここでは、セラミック治療の特徴や治療用途について詳しく解説します。
2-1. セラミックの特徴
セラミックは陶器素材で、変色・変形しにくく耐久性に優れているのが特徴です。また、見た目が自然なため天然の歯のような質感を表現できます。
歯科治療に使用されるセラミック歯は複数の種類があり、それぞれ特徴が異なります。以下は、主な種類と特徴です。
種類 | 特徴 |
---|---|
オールセラミック | セラミック素材を100%使用したセラミック歯。天然歯のような透明感のある光沢がある。 |
ハイブリッドセラミック | セラミックとレジン(プラスチック)を混ぜて作られたセラミック歯。費用は安めな反面、審美性・耐久性はほかのセラミック歯に比べて劣る。 |
ジルコニアセラミック | 強度が高いジルコニアの表面にセラミックをコーティングしたセラミック歯。自然な透明感と美しさが特徴。 |
メタルボンド | 金属の表面にセラミックをコーティングしたセラミック歯。耐久性に優れる反面、歯ぐきの黒ずみや金属アレルギーのリスクがある。 |
2-2. セラミックの治療用途
セラミックは前述した審美歯科のほか、歯並びの治療(歯科矯正治療)にも使用されます。
審美歯科治療は一般的に「セラミック治療」と呼ばれるもので、以下は、おもな治療の例です。
- ・虫歯で削った歯
- ・過去に修復を行ない、見た目に気になる部分がある歯
- ・変色や欠け、割れが生じている歯 など
上記のほか、金属アレルギーを持つ方がメタルフリーの治療を行なうためにセラミック治療を選ぶケースも少なくありません。
歯科矯正治療は「セラミック矯正」と呼ばれ、自分の歯を削って土台にしたうえでセラミック製のクラウンを被せて歯並びを整えるのが特徴です。セラミック矯正の詳細については、以下の関連記事でも詳しく解説しています。
■関連記事:セラミック矯正とは?寿命・治療手順・注意点を徹底解説
3. セラミック治療の4つのメリット

セラミック治療には、前述したデメリットだけでなくメリットもあります。ここでは、セラミック治療のメリットについて解説します。
3-1. 見た目の美しさが優れている
セラミックは、天然歯に近い透明感や色調の再現が可能です。そのため、ほかの素材に比べて非常に自然な見た目になります。
たとえば、金属素材である銀歯のようには目立たないため、口元により自信が持てるようになるでしょう。加えて、セラミックは変色しにくいことから美しい状態を長期間キープできる点もメリットです。
3-2. 虫歯の再発率が低くなる
セラミックは歯との適合性が高く天然の歯との隙間ができにくいため、再発リスクが低いというメリットがあります。
一度治療した歯に再びできる虫歯は、天然の歯と被せ物や詰め物との間に生じた隙間が要因となります。
その点セラミックは、精密な型取りとレジンセメントと呼ばれる接着剤による装着により、菌が入り込む隙間ができにくいことから虫歯の再発を抑える効果が期待できるのです。
3-3. 表面に汚れが付きにくくなる
セラミックは表面が非常に滑らかで、かつ着色の原因になるタバコやコーヒーの影響を受けにくい素材です。そのため、プラークや色素が付着しにくいのもメリットの一つです。
また、日常的なブラッシングでも汚れが落ちやすく、清潔な状態を保ちやすいという特徴もあります。そのため、虫歯や歯周病にかかるリスクの低減が期待できます。
3-4. 金属アレルギーを心配せず治療できる
セラミックは陶器で、メタルフリー素材です。金属アレルギーのある方でも、安心して治療を受けられます。
加えて、歯ぐきの黒ずみなどの金属由来のトラブルを防げる点もメリットです。
4. セラミック治療で後悔しないために重視すべき3つのポイント
セラミック治療には、前述したとおりデメリットだけでなくメリットもあるため、治療を受ける際はどちらも踏まえたうえで検討することが大切です。
治療後に後悔しないためにも、以下のポイントを重視するとよいでしょう。
4-1. 費用とセラミックの耐久性のバランスを考慮する
セラミックには種類があり、価格帯や耐久性に差があるため、目的に応じて選ぶ必要があります。
たとえば、どこの歯を治療するかをはじめ噛み合わせや歯軋りの有無、審美性と耐久性どちらを重視するかなど、目的・条件によって合う種類は異なります。
費用が高いから良い、安いから悪いと一概に判断するのではなく、カウンセリングなども活用しながら希望の仕上がりに合う素材を選ぶことが大切です。併せて、予算だけでなく長期的なコストパフォーマンスも重視しましょう。
4-2. 治療後のメンテナンスも意識する
セラミックはプラークが付きにくいのがメリットですが、定期的な検診やクリーニングは欠かせません。また、噛み合わせのずれやセラミックの破損を防ぐため、術後のメンテナンスも長期的に必要になります。
治療を受けたら、定期的なメンテナンスを歯科医院でしっかり受けるとともに、セルフメンテナンスもしっかり行なうことが大切です。
4-3. 信頼できる歯科医院を選ぶ
セラミック治療では、歯科医師が豊富な経験を積んでいること、精密な治療技術を持っていることで見た目の美しさと機能性の両立につながります。また、治療前にカウンセリングやリスク説明を丁寧に実施してくれる歯科医院を選ぶことが大切です。
実績や症例写真、口コミ、アフターフォローや保証制度の有無などを参考にしながら、自分に合った歯科医院を見極めるのがおすすめです。
5. まとめ|セラミック治療はメリット・デメリットを把握したうえで検討することが大切
セラミック治療やセラミック矯正は、一度歯を削ると戻らない点や自由診療のため費用が高額になりやすいことから「絶対ダメ」という意見が出ることは少なくありません。
ただし、審美性に優れていることに加えて虫歯の再発率が低く、さらに金属アレルギーの心配なく治療ができるなど、メリットも多くあります。
セラミック治療・矯正を受ける際は、メリットやデメリットを理解したうえで、費用や希望の仕上がり、治療後のメンテナンス面も考慮して検討しましょう。
現在、歯科矯正をご検討している方はぜひウィ・スマイルにご相談ください。
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