- この記事の監修者
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歯科医師。医療法人聖礼会理事長。ICOI国際インプラント学会認定医・指導医、日本口腔インプラント学会認定医・専門医、臨床研修指導医、インプラントフェロー認定、iACD歯科総合認定医・研究指導医。
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- 1. すきっ歯は治すべきか?放置した場合のデメリット
- 2. 国ごとのすきっ歯の見方の違い
- 3. すきっ歯を放置することで生じるリスク
- 3-1. むし歯・歯周病のリスクが高まる
- 3-2. 発音がしづらい
- 3-3. 噛む力の低下
- 4. すきっ歯の原因について
- 4-1.先天的な要因
- 4-2.後天的な要因
- 5. すきっ歯の治療方法
- 5-1.ワイヤー矯正
- 5-2.マウスピース矯正
- 5-3.ダイレクトボンディング
- 5-4.ラミネートベニア
- 5-5.セラミッククラウン
- 6.すきっ歯を放置しない方が良い理由
- 7.まとめ:自分に合った治療法を見つけよう
1.すきっ歯は治すべきか?放置した場合のデメリット
「すきっ歯は治療した方がいいのか、それとも個性として放置しても問題ないのか?」と迷う方も多いでしょう。すきっ歯をそのままにしておくと、むし歯や歯周病のリスクが高まるだけでなく、発音や噛む力に影響が出る可能性があります。
健康面でのデメリットを考えると、治療を検討する価値があるかもしれません。
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2. 国ごとのすきっ歯の見方の違い
フランスでは「幸福の歯」として親しまれており、すきっ歯は幸運を象徴するとされています。一方、日本では一般的に歯並びの美しさが重視されるため、すきっ歯は「整えるべきもの」として見られることが多いです。
歯並びの印象が社会的な評価に影響を与えるため、見た目や健康のためにも治療が求められる場合が多くなっています。
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3. すきっ歯を放置することで生じるリスク
すきっ歯を放置することには以下のリスクがあります。
3-1. むし歯・歯周病のリスクが高まる
すきっ歯は、隙間に食べかすが詰まりやすく、むし歯や歯周病のリスクが高まります。歯ブラシが隙間に届きにくいため、フロスや歯間ブラシを使用する必要がありますが、日常的にフロスを使わない方にとっては、健康管理が難しくなる点がデメリットです。
3-2.発音がしづらい
空気が歯の隙間を抜けやすいため、特に「サ行」や「タ行」の発音が難しくなることがあります。話す仕事をされている方や、人前で話す機会が多い方にとっては、この点がストレスになりやすいでしょう。
3-3.噛む力の低下
すきっ歯があることで噛み合わせが不完全になることが多く、食べ物をしっかりと噛めないケースがあります。これが原因で消化不良を起こすこともあり、胃腸に負担をかける可能性も考えられます。
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4.すきっ歯の原因について
すきっ歯の原因には「先天的要因」と「後天的要因」があります。
4-1.先天的な要因
先天的な原因には次のような要素があります。
・ 生まれつき歯の本数が少ない
・ 顎が大きく、歯のサイズが小さい
・ 深い噛み合わせ
これらは遺伝的な要因が大きく影響します。歯や顎のサイズや形は親から子へ遺伝しやすく、家族に同じような歯並びの人がいる場合、同様の特徴が出ることがあります。
4-2.後天的な要因
一方、後天的な要因もすきっ歯の原因になります。特に幼少期の習慣や癖が関わることが多く、以下のような癖はすきっ歯のリスクを高める要因になります。
・ 指しゃぶり
幼少期に指しゃぶりを続けると、前歯が前方に押し出され、歯の隙間が広がりやすくなります。指しゃぶりが長引くほど、すきっ歯の可能性が高まります。
・ 舌で前歯を押す癖
舌を前歯に押し付ける癖も、すきっ歯の原因となります。これを「舌癖」といい、舌の位置の癖が定着すると歯並びにも影響が出ることがあります。
・ 爪を噛む癖や唇を噛む癖
爪や唇を噛む習慣も、前歯に圧力をかけてしまい、歯が移動する原因になるため注意が必要です。
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5.すきっ歯の治療方法
すきっ歯を改善するための治療方法は、大きく分けて「矯正治療」と「補綴治療(歯の修復)」の2つです。
5-1. ワイヤー矯正
歯の表面にワイヤーを取り付け、少しずつ歯を動かすことで隙間を埋める方法です。ワイヤー矯正はすきっ歯を根本から改善するため、噛み合わせも整えられ、長期的な健康が期待できます。ただし、目立ちやすく、治療期間が長いのがデメリットです。
・ 費用相場: 30〜170万円
・ 治療期間: 2ヶ月〜3年
5- 2. マウスピース矯正
透明なマウスピースを使って歯を動かすため、見た目が気にならない点がメリットです。取り外しが可能で衛生的ですが、装着時間をしっかり守ることが求められ、自己管理が必要です。仕事や日常生活に支障が少ないため、人気の治療方法です。
・ 費用相場: 10〜100万円
・ 治療期間: 2ヶ月〜3年
5- 3. ダイレクトボンディング
樹脂を使って隙間を埋める治療法で、短期間で目立たない仕上がりが期待できます。費用も抑えられるのがメリットですが、樹脂は時間が経つと変色しやすいため、定期的なメンテナンスが必要です。
・ 費用相場: 1歯あたり3〜5万円
・ 治療期間: 1〜2日
5- 4. ラミネートベニア
歯の表面を薄く削り、セラミックで作られたベニアを貼り付ける方法です。少し削る必要がありますが、見た目が自然で強度もあり、数回の通院で治療が完了します。歯並びや色を調整したい方に向いています。
・ 費用相場: 1歯あたり5〜15万円
・ 治療期間: 3週間〜1.5ヶ月
5- 5. セラミッククラウン
歯を大きく削ってセラミックの被せ物を装着する治療法です。すきっ歯だけでなく、歯の形や色も整えられるため、口元全体の見た目を改善したい方におすすめです。ただし、歯を削る量が多いので慎重な判断が求められます。
・ 費用相場: 1歯あたり8〜15万円
・ 治療期間: 約3週間
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6.すきっ歯を放置しない方が良い理由
すきっ歯をそのままにしておくと、むし歯や歯周病、発音、咀嚼への影響が出る可能性があり、健康的な口腔環境が損なわれる可能性があります。特に、永久歯のすきっ歯は自然には治らないため、早めに歯科医院で相談することをおすすめします。すきっ歯が気になる場合には、積極的に治療を考えてみると良いでしょう。
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7.まとめ:自分に合った治療法を見つけよう
すきっ歯の治療方法には多くの選択肢があります。見た目の改善や費用、治療期間など、自分のライフスタイルや目標に合った治療を選ぶことが大切です。特にマウスピース矯正など、仕事や日常生活に影響が少ない方法もあるため、忙しい方にも選択肢が広がっています。
まずは歯科医師に相談し、詳細な検査を通して自分に最適な治療方法を見つけることが最も重要です。専門家と相談しながら、自分の口元に自信が持てるような治療を選んでみてください。
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