「歯並びが気になって友達の前で堂々と笑えない」
「社会人になる前の学生のうちに歯列矯正を受けたい」
就職活動や、これから迎える社会生活のために歯列矯正を受けたいと思う大学生が増えています。しかし、治療費用や治療期間など、詳細がよくわからないという学生も少なくありません。
そこで当記事では、大学生が矯正治療を受けるメリットや費用、治療期間についてご説明します。さらに、矯正方法による特徴や注意点についてもお伝えしますので、学生の方はぜひ参考にしてみてください。
- 1.大学生の歯列矯正の事情
- 1-1.歯列矯正治療とは
- 1-2.大学生が歯列矯正治療を検討する理由
- 1-3.大学生が歯列矯正治療を始めやすいタイミング
- 2.大学生が歯列矯正治療を行うメリット
- 2-1.矯正期間の短期化を期待できる
- 2-2.歯科医院に行く時間を社会人よりも取りやすい
- 3.歯列矯正治療の費用の目安と注意点
- 3-1.歯列矯正治療の費用の目安
- 3-2.歯列矯正をする際の注意点
- 3-2-1.価格だけを見てクリニックや歯科医院を選ばない
- 3-2-2.矯正に用いる装置によってメリットとデメリットがある
- 4.大学生が歯列矯正治療を受けるメリット
1.大学生の歯列矯正の事情
大学生の矯正歯科治療といっても、基本的な治療方法は大人や子供と特に変わりはありません。ただひとつだけ大きな違いとしては、社会に出る前の最後の時期ということです。そして最近では、多くの大学生が矯正治療を希望するようになってきています。
1-1.歯列矯正治療とは
歯列矯正治療とは、歯ならびの乱れや悩みを改善する治療です。出っ歯や八重歯、すきっ歯、受け口など、様々な症状をきれいな歯並びに整えます。また歯並びだけでなく、噛み合わせのバランスも改善することができます。そのため、大学生に限らず子供から高齢者の方まで多くのメリットがある治療です。
1-2.大学生が歯列矯正治療を検討する理由
大学生が矯正治療を受ける場合、以下のような理由があげられます。
①社会人になる前に口元のコンプレックスを改善したい
②就職活動における面接の際に印象の良い表情にしたい
やはり、社会に出る前に「自信を持って人と接することができるように」という大学生が多いようです。そして、もし矯正中に面接が重なってしまっても、矯正装置がマイナス点になるということはありません。
1-3.大学生が歯列矯正治療を始めやすいタイミング
絶対的にというわけではありませんが、在学中は早めの治療をおすすめします。程度にもよりますが、全顎矯正の治療期間が2~3年になることもあるからです。1年生か2年生であれば、卒業前に矯正治療を終えることができます。結果的に、就職活動に間に合いますので、検討中の方は早期の治療が良いでしょう。
2.大学生が歯列矯正治療を行うメリット
大学生のうちに受ける歯列矯正には、大人が受ける治療にはないメリットがあります。いま現在、歯科矯正を検討中の方は、在学中に治療するメリットを踏まえていただければと思います。
2-1.矯正期間の短期化を期待できる
大学生は大人に比べ、相対的に治療を短期間で終えられることが多いです。これは、年齢を重ねるにつれて固くなる歯槽骨が、まだ動かしやすいという理由が考えられます。さらに、結果的に治療期間が短くなれば治療費も減るため、費用面でのメリットもあるのです。
2-2.歯科医院に行く時間を社会人よりも取りやすい
大学生が矯正治療を受けるメリットとして、社会人にはない時間的なゆとりもあげられます。矯正方法にもよりますが、矯正期間中は定期的に通院する治療です。しかし多くの社会人は、休日に行くことになるため予約が取りにくかったり、クリニックが休みだったりもします。このようにスムーズに通えない社会人に比べ、大学生はスケジュールの調整がしやすいと言えるでしょう。
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3.歯列矯正治療の費用の目安と注意点
歯列矯正治療を大きく分けると、マウスピース矯正・ワイヤー矯正・裏側(舌側)矯正の3種類です。また、一本だけの歯や隙間などの改善にはセラミック矯正という治療もあります。そして一般的な費用については、事前の診断・矯正装置の代金・処置料・調整料・保定料などが必要です。
お口の状態によっては、抜歯やエナメル質を薄く削るなどの費用が発生することもあるため、事前に特徴を理解しておきましょう。
3-1.歯列矯正治療の費用の目安
マウスピース矯正は装置が透明のため、周りの人に気付かれずに矯正治療を受けることができます。現在では、インビザラインなど世界中にメーカーがあり、芸能人をはじめとして多くの方に人気があります。また技術の進歩によって、軽度の乱れであれば以前は対応できなかった歯並びの改善もできるようになっています。
ワイヤー矯正は、金属製のブラケットとワイヤーを利用した治療法です。歯の表面にブラケットを装着し、通したワイヤーの力で少しずつ歯を移動していきます。そして、マウスピースでは対応できない重度な乱れや問題を改善できる矯正装置です。
裏側矯正(舌側矯正)とは、歯の裏側に器具を装着するワイヤー矯正です。歯列を整える仕組みはワイヤー矯正と同じなので、あらゆる歯並びの乱れに適応できます。
矯正装置ごとに異なる費用と治療期間は以下のようになります。ただし、矯正治療は原則として自由診療になるため、平均的な目安として参考にしてください。また、治療後の後戻りを防ぐ保定期間や、抜歯の費用などの個人差があるものは含んでいません。
矯正の範囲 | 期間 | 費用 | |
マウスピース矯正 | 上下・全体 | 1~3年 | 80~100万円 |
マウスピース矯正 | 上下・前歯中心 | 5ヶ月~1年半 | 10~70万円 |
ワイヤー矯正(表) | 上下・全体 | 1~3年 | 60~100万円 |
ワイヤー矯正(表) | 上下・前歯中心 | 1年前後 | 20~40万円 |
裏側矯正 | 上下・全体 | 1~3年 | 100~150万円 |
裏側矯正 | 上下・前歯中心 | 1年前後 | 35~60万円 |
矯正治療の費用は、上顎だけ、または下顎だけなどお口の状態によって細かく変動します。そのため、詳しい費用についてはクリニックの無料カウンセリングを利用するか、事前のご相談をおすすめします。
3-2.歯列矯正をする際の注意点
歯列矯正を受ける際は、自分の希望する条件でクリニックを選んだり、矯正装置を選ぶことが多いです。もちろん希望は大切なのですが、いちばん重要なことは理想の歯並びを手にすることではないでしょうか。そのためにも、歯科矯正の注意点を理解した上で治療を受けるようにしましょう。
3-2-1.価格だけを見てクリニックや歯科医院を選ばない
最近では、歯科医院のホームページを見ると様々な価格やサービスが表示されています。中には「本当にこの価格で良いのか」と思うような低予算の矯正治療も見かけます。その一方で、精度の低い治療によるトラブルや再治療に訪れるというケースも増えているのです。
原則として矯正治療は自由診療です。例えば80万円の治療にかかる消費税は8万円ですから、税込価格は88万円になるかもしれません。そのためにも、表示されている金額だけをみて「この歯医者が安い!」という決め方はおすすめできません。
歯列矯正という治療は、非常に繊細で高度な技術を必要とする治療です。そのため、安易に安さだけで決めるのではなく、歯科医師の実績と信頼性を重視しましょう。長期的にトラブルがない矯正歯科を選ぶことが、結果的に費用面の負担を抑えることにもなるのです。
3-2-2.矯正に用いる装置によってメリットとデメリットがある
マウスピース矯正は取り外しが簡単なため、就活中の面接時にも外せるというメリットがあります。ただし、1日20時間以上の装着が必要なため、食事と歯みがき以外は忘れないよう注意が必要です。また、重度の開咬や乱杭歯など、症状によってはマウスピース矯正が適応しない可能性があります。
ワイヤー矯正は、一般的に他の矯正に比べて費用を抑えることができます。あらゆる歯ならびに対応できる点がメリットですが、装置が目立つため審美性が良くありません。また、装置と歯の隙間に食べ物が挟まりやすいため、虫歯や歯周病のリスクには注意が必要です。
歯の裏に装着する裏側矯正は、大学生にとっては目立たずに治療できるというメリットがあります。ただし、装置で舌や歯肉を傷つけてしまうことがあるため、慢性的な出血や痛みには注意が必要です。また、裏側矯正は装着の難易度が高いため、一般的なワイヤー矯正よりも高額になります。
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4.大学生が歯列矯正治療を受けるメリット
時間の都合をつけやすいという意味でも、大学生の歯科矯正には多くのメリットがあります。また、就活における面接やイベントごとなど、素敵な笑顔は精神面でも自信につながる治療といえます。
ただし、学校生活そのものが大学生にとっては非常に大切な期間でもあります。友人との交流やサークルなど、人と話す機会において精神面の負担を避けることも大切です。そのためにも、どの矯正装置を選ぶかも大きなポイントになります。
歯列矯正を受ける際は、当記事でご紹介したポイントを参考にしていただき、ぜひ理想とする歯並びを手に入れてください!
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