- この記事の監修者
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歯科医師。医療法人聖礼会理事長。ICOI国際インプラント学会認定医・指導医、日本口腔インプラント学会認定医・専門医、臨床研修指導医、インプラントフェロー認定、iACD歯科総合認定医・研究指導医。
https://www.us-shika.com/
歯科矯正は、治療期間が長く、費用も高額なことが多いため、慎重に検討する必要があります。
実際に矯正治療を受けた人の中には、「仕上がりに満足できなかった」「期待していた結果と違った」というケースも少なくありません。
この記事では、信頼できる矯正歯科を選ぶためのポイントを6つにまとめ、患者さんが抱きがちな疑問にもお答えします。
これから矯正治療を始めたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
- 1.矯正歯科を選ぶ際に気をつけるべき6つのポイント
- 1-1.日本矯正歯科学会の認定医や専門医がいるか
- 1-2.コミュニケーションがしっかり取れるか
- 1-3.自分に合った矯正装置を選べるか
- 1-4.費用や支払い方法が自分に合っているか
- 1-5.トラブル時のフォロー体制が整っているか
- 1-6.矯正に必要な設備が整っているか
- 2.矯正歯科を選ぶときによくある疑問
- 2-1.矯正歯科・一般歯科・審美歯科の違いは?
- 2-2.カウンセリング時に何を聞けばいい?
- 2-3.認定医と専門医の違いは?
- 2-4.失敗した場合、どのようなトラブルが起こる可能性があるの?
- 3.矯正治療をお考えの方にはウィスマイルでのマウスピース矯正がおすすめ
- 3-1.お求めやすい価格
- 3-2.治療期間を相談できる
- 3-3.目立ちにくい工夫がある
- 3-4.気になる部分をピンポイントで
- 3-5.高い治療精度を実現
- 3-6.取り外しができる
- 3-7.全国の提携クリニックで治療が受けられる
- 4.矯正治療を始めるタイミング
- 5.まとめ
1.矯正歯科を選ぶ際に気をつけるべき6つのポイント
矯正歯科を選ぶ際に重要なポイントを以下にまとめました。それぞれのポイントについて詳しく解説します。
1-1.日本矯正歯科学会の認定医がいるか
矯正歯科を選ぶ際に、最も重要と言えるのが、日本矯正歯科学会の認定医が在籍しているかです。
日本矯正歯科学会は、日本を代表する歯科矯正学を専門とする学術団体で、約7,000名の会員が所属しています。同学会では、一定以上の経験と知識を持つ医師を「認定医」「指導医」「臨床指導医」として認定しています。
矯正治療は基本的に長期間になるため、患者さんがその効果を確認できるまで時間がかかります。そのため、信頼できる医師の元で治療を始めることが大切です。
1-2.コミュニケーションがしっかり取れるか
歯科矯正は費用も高額で治療期間が長いため、医師とのスムーズなやり取りが非常に重要です。
経験豊富な医師であっても、忙しさや人員不足で対応が行き届かない場合もあります。
コミュニケーションの問題は初対面で判断しづらい部分もありますが、以下のポイントを確認するのがおすすめです。
★確認したいポイント
・治療前に丁寧な説明があるか
矯正治療を始める前に、治療の方針や使用する装置、費用について丁寧に説明してくれる医師は信頼できます。
・予約が取りやすいか
予約の取りやすさもクリニック選びのポイントです。
休診日が多い、担当医が非常勤などの場合、急なトラブルに対応してもらえない場合もあります。予約が取りやすいクリニックなら、計画通りに治療を進めやすくなります。
・患者の意見を尊重してくれるか
歯科医師が患者の意見や要望をしっかり聞いてくれることも重要なポイントです。
治療方針を一方的に決められるのではなく、患者の不安や生活スタイルに合わせた提案をしてくれる医師なら、安心して治療を受けられます。
1-3.自分に合った矯正装置を選べるか
矯正治療にはさまざまな方法があります。以下は代表的な矯正装置とその特徴です。
矯正方法 | 特徴 | 費用目安 | 治療期間 |
マウスピース矯正 | 取り外し可能で目立たない | 60万~100万円 | 約1~2年 |
ワイヤー矯正(表側) | ほとんどの症例に対応可能 | 60万~130万円 | 約2年 |
ワイヤー矯正(裏側) | 目立たないが高額 | 100万~170万円 | 約3年 |
セラミック矯正 | 短期間で見た目を改善 | 1本あたり8万~18万円 | 即日~数カ月 |
クリニックによっては特定の装置しか取り扱っていない場合があります。
事前に相談し、自分の希望に合った治療が可能か確認しましょう。
1-4.費用や支払い方法が自分に合っているか
矯正治療は高額になることが多いため、料金が明確で、支払い方法が柔軟であることが重要です。
★支払い方法の違い
・総額制:治療開始時に総額が決定し、基本的にそれ以上の費用が発生しない。
・処置別払い制:治療を受けるごとに都度支払いを行う。期間が短縮されれば費用も抑えられるが、延長の場合は高額になることも。
事前に見積もりを取り、支払い方法についても相談しておくと安心です。
1-5.トラブル時のフォロー体制が整っているか
矯正中は、装置の破損や不具合が発生することがあります。
その際、迅速に対応してもらえる体制が整っているクリニックを選びましょう。
・担当医が常勤かどうか
・緊急時の対応窓口があるか
・スタッフの矯正知識が十分かどうか
1-6.矯正に必要な設備が整っているか
正確な診断・治療を行うには、矯正専用の設備が重要です。
・セファログラム:歯列や頭部のデータを取得するためのレントゲン機器。
・3DCT:顎や歯の立体的なデータを取得できる機器。
設備が充実していて、最新技術を活用した正確な診断や治療ができるクリニックであれば、より専門性の高い矯正治療を受けられる可能性が高いといえるでしょう。
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2.矯正歯科を選ぶときによくある疑問
矯正歯科を選ぶ際に、患者さんがよく抱く疑問をまとめました。
2-1.矯正歯科・一般歯科・審美歯科の違いは?
矯正歯科 | 審美歯科 | 一般歯科(矯正も行う場合) | |
特徴 | ワイヤーやマウスピースを使って歯を移動させる | 歯を削って被せ物を装着し、歯列を整える | 主に虫歯や歯周病の治療を行い、矯正も行うことがある |
ポイント | ・噛み合わせなど機能面の改善 ・ 天然歯で口元を整える | ・短期間で治療が完了 ・見た目の改善が主な目的 ・歯を削ったり抜歯することもある | ・虫歯や歯周病の治療を優先しながら矯正も可能 ・矯正を行っていない一般歯科も多い |
おすすめの方 | 天然の歯で機能と見た目の両方を改善したい方 | 出来るだけ早く見た目の改善を希望する方 | 虫歯や歯周病があり、矯正も希望する方 |
矯正歯科では主に天然の歯を動かして治療を行いますが、歯並びによっては抜歯や歯の研磨が必要な場合もあります。
「とりあえず口元の見た目を改善したい」という方には審美歯科が、
「天然の歯を使って機能面も含めた審美性を改善したい」という方には矯正歯科がおすすめです。
また、虫歯や歯周病などの問題がある場合には、一般歯科で矯正を行っているクリニックが向いています。これらの治療が必要な状態では、矯正治療を進めないことがあります。
一般歯科で矯正を受ける場合、矯正を担当する医師が常勤していると確認すると良いでしょう。担当医の勤務日が限られていると、予約が取りづらくなるなど不便が生じることもあります。
2-2.カウンセリング時に何を聞けばいい?
・治療期間や費用について
・希望する仕上がりに対応可能か
・トラブル時の対応
事前に聞きたい内容をリストアップしておくとスムーズです。
2-3.認定医と専門医の違いは?
日本矯正歯科学会には、「認定医」「専門医」「指導医」という3つの認定基準があります。
それぞれの違いは以下の通りです。
・認定医:
日本矯正歯科学会が認証した大学病院や矯正医療機関で5年以上の臨床経験(矯正治療の実績)があり、学会での発表など厳しい審査に合格した医師。
・専門医:
多くの治療経験と高い技術を持つ医師。専門医の認定には、これまで行った過去の矯正治療実績の提示が必要です。
・指導医:
矯正の専門知識を学ぶ歯科医師を指導できる医師。
矯正歯科を選ぶ際に、「専門医を選ぶべきなのか」と疑問を持つ方もいるかもしれません。確かに、専門医は認定医に比べて豊富な経験や高度な技術を持っていることが多く、信頼性の高い選択肢といえます。ただし、認定医の中にも熱心に勉強を続け、優れた治療を行っている医師は数多くいます。
そのため、「専門医でなければ信頼できない」というわけではありません。
2-4.失敗した場合、どのようなトラブルが起こる可能性があるの?
歯科矯正で失敗した場合、次のようなトラブルが起こることがあります。
・口元の変化:
矯正後に口元が引っ込みすぎたり、逆に出っ張ってしまうことがあります。
・ほうれい線が目立つ:
治療後にほうれい線が目立つようになることがあります。
・噛み合わせの悪化:
矯正が適切でない場合、噛み合わせが悪くなり、食事や発音に支障をきたすことがあります。
・歯茎の後退:
矯正中のケア不足や過度な力が加わることで、歯茎が下がることがあります。
・歯間の隙間(ブラックトライアングル):
矯正後、歯と歯の間に三角形の隙間ができることがあります。
・虫歯や歯周病の発症:
矯正中の清掃が不十分だと、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
・歯根の短縮:
矯正による圧力で歯根が短くなる場合があります。
・顎関節の痛みや頭痛:
噛み合わせの変化が原因で、顎関節症や頭痛が発生することがあります。
・治療期間の延長:
計画通りに進まない場合、治療が長引くことがあります。
・後戻り:
矯正後に適切な保定を行わないと、歯並びが元に戻ることがあります。
これらのトラブルを避けるためには、信頼できる矯正歯科医を選び、治療前に十分な説明を受けることが大切です。
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3.失敗したくない矯正治療をお考えの方にはウィスマイルがおすすめ
ウィスマイル矯正とは、マウスピース矯正を考えている患者さんと全国のクリニックをおつなぎする「ポータルサイトの名称」です。
そのため、「ウィスマイル」というマウスピース装置が存在するわけではなく、カウンセリングの上で、その医院が提供している適切なマウスピース矯正をお選びいただくことになります。ここではウィスマイルの特徴と魅力をご紹介します。
3-1.お求めやすい価格
ウィスマイルでは毎月の調整料や治療後の保定管理料が治療費に含まれているため、別途発生いたしません。
そのため、来院するたびに治療費総額が膨らんでいくこともありません。
また、大手メーカーからマウスピース型矯正歯科装置の提供を受けることで制作コストを抑え、提供価格に反映しています。
3-2.治療期間を相談できる
ウィスマイルでは、最短1回からプランを選択でき、歯並びの状態に合わせ、8回、12回、18回、24回、30回、難症例コースを矯正歯科医師と相談の上、選択いただけます。
3-3.目立ちにくい工夫がある
ウィスマイルでは、とても目立ちにくいマウスピース型矯正歯科装置を使用しております。マウスピース表面の光沢防止加工とアタッチメントと呼ばれるものが少なくできる工夫を施しております。
3-4.気になる部分をピンポイントで
ウィスマイルでは、技術開発(カットライン)により「矯正力」を高めています。「前歯部」のみの矯正から「奥歯を含めた歯並び全体」も治療することができます。
3-5.高い治療精度を実現
ウィスマイルでは、3Dシミュレーションに「口腔内スキャン装置」という機器を利用します。口腔内スキャン装置はアメリカ歯科医師会やチューリッヒ大学、ギーセン大学などの研究により、その高精度性が示されている機器です。
口腔内スキャン装置は膨大な情報から、あなたに適切な治療法を精度高く導き出し、マウスピースを製作してくれます。矯正歯科医師による診査診断も併せて行うことで、より一層、精度の高い治療計画の立案、そして治療を可能にしています。
3-6.取り外しができる
ワイヤー矯正は、自分で装置の取り外しはできませんでしたが、マウスピース矯正では必要に応じて取り外しできます。そのため、食事中、ブラッシング中、そしてどうしても外さなければならない時はすぐに外していただけます。
※治療中は1日20時間装着が必要となります。
3-7. 全国の提携クリニックで治療が受けられる
ウィスマイルは、全国のクリニックと提携しているため、都市部だけでなく地方の方でも治療を受けやすい環境が整っています。これにより、忙しい方や遠方にお住まいの方でも、無理なく通院できるようになっています。
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4.矯正治療を始めるタイミング
矯正治療は、いつ始めても効果が期待できますが、できるだけ早いタイミングで始めることをおすすめします。特に、成長期のお子様や若い成人の場合、歯の移動がスムーズであり、治療期間が短くなることが多いため、早期の治療が望ましいです。
一方、大人になってからの矯正治療でも十分な効果が期待できます。年齢を重ねても、歯や顎の骨は移動する力を持っているため、治療を受けることで理想的な歯並びを手に入れることができます。
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5.まとめ
矯正歯科を選ぶ際には、クリニックの特徴や費用などをしっかり確認することが大切です。本記事で紹介したポイントを参考に、自分に合ったクリニックを見つけてください。