「Eラインは歯列矯正でキレイになるの?」
「キレイな横顔になりたい」
鼻先と下顎を結ぶ直線であるEラインが美しく整うと、横顔がキレイに見えます。ところが、出っ歯や受け口といった歯列の乱れを抱えているとEラインが崩れてしまうため、横顔に悩まれている方も多いはずです。
本記事では、Eラインの概要と歯列矯正で整える方法や費用、期間の目安を解説します。歯列矯正でEラインを整え、美しい横顔を手に入れたい方はぜひ参考にしてみてください。
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- 1.Eラインとは?横顔の美しさを示す基準の1つ
- 2.Eラインを整えるメリット
- 2-1.横顔美人になる
- 2-2.口元が整う
- 2-3.顔に立体感が生まれ小顔効果が期待できる
- 3.Eラインの確かめ方
- 4.Eラインが整わない原因別タイプ
- 4-1.出っ歯タイプ
- 4-2.上下顎前突(口ゴボ)タイプ
- 4-3.受け口タイプ
- 5.Eラインをキレイに整える方法
- 5-1.歯列矯正
- 5-2.美容整形
- 6.歯列矯正でEラインを整える方法
- 6-1.マウスピース矯正
- 6-2.ワイヤー矯正
- 6-3.床矯正(しょうきょうせい)
- 6-4.アンカースクリュー
- 7.Eラインを整える際の注意点
- 7-1.自力での矯正は避ける
- 7-2.信用できる治療先を利用する
- 7-3.Eラインを整えることだけに固執しない
- 8.Eラインを整える歯列矯正での抜歯の必要性
- 9.Eライン矯正にかかる費用の目安
- 10.Eライン矯正にかかる期間
- 11.Eラインの矯正についてよくある質問
- 11-1.歯列矯正でEラインを改善できないケースはありますか?
- 11-2.Eラインを自力で治す方法はありますか?
- 12.まとめ:歯列矯正でEラインを整えよう
1.Eラインとは?横顔の美しさを示す基準の1つ
Eライン(Eline/E-plane)とは、エステティックラインのことで、鼻先とあご先を結んだラインです。Eラインの中間に位置する唇が、ラインよりも5mmほど内側にあり、ラインに触れない状態が理想的と考えられています。
Eラインは、1954年にアメリカの矯正歯科医であるロバート・リッツが提唱した考え方です。(※)現在では、横顔の美しさの基準の1つとして広まっています。
ただし、人種によって骨格が異なるため、理想の基準は異なります。日本人は欧米人に比べて鼻が低い傾向にあるため、Eラインより2mmほど内側、もしくは上唇の先が少し触れる程度が理想的です。このとき、下唇の先端はEラインに触れるくらいの位置にあるのが望ましい状態と考えられています。
Eラインのセルフチェック方法を下記の記事で紹介しているので、自分のEラインの状態をチェックしてみましょう。
関連記事:歯の矯正の値段はいくら?部分矯正と器具・年代・症例別に相場を解説
※ 参照:R. Ricketts『A foundation for cephalometric communication.』
2.Eラインを整えるメリット
Eラインはあくまで美しさの1つの基準です。
また、欧米の基準なため、日本人の顔立ちに当てはまらないこともあります。
しかし、Eラインを整えると、横顔や笑顔に自信がつき、その方の性格にもポジティブな変化が現れるという方も多くいらっしゃいます。
横顔の美しさや口元の整い、顔の立体感が生まれることで、鏡を見る喜びや明るい表情を取り戻すことができます。
Eラインを整えることで生まれるメリットには以下のとおりです。
2-1.横顔美人になる
Eラインは横顔を基準にしたラインです。
Eラインを整えると、横顔のバランスが整い、美しいラインが生まれます。
突出した顎や顔の輪郭が整い、横から見たときの印象が一段と良くなります。
横顔を見られている時間は意外に長いものです。
美しい横顔を手に入れることで、前向きな性格になるなど、社会的に良い影響があることがあります。
2-2.口元が整う
Eラインを整えることで、口元のバランスが整います。
思いっきり笑えない、人前で口を開けられないなどの悩みが解消されます。
また、お顔の他のパーツとのバランスが取れるため、顔貌全体の中でその方によって一番良い形で口元を整えることができるでしょう。
顔貌全体におけるバランスは、美しさにとってとても重要です。
2-3.顔に立体感が生まれ小顔効果が期待できる
Eラインを整えることで、顔に立体感が生まれ、小顔効果が期待できます。
顎の位置や顔の輪郭が整うことで、顔全体が引き締まり、スッキリとした印象を与えられます。
理想的な凹凸が横顔にあることによって生まれる効果と言えるでしょう。
また、顔のバランスが整うことで、顔の印象が一変する患者様もいらっしゃいます。
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3.Eラインの確かめ方
Eラインは患者様ご自身でもチェックすることができます。
簡単な方法なので、鏡、定規などを準備して確かめてみてください。
1 | 真っすぐな定規などを用意する。自分の指でもOK |
2 | 真っすぐなものを鼻先と顎の先に当てる |
3 | この時のラインから唇が前に出ていないかチェックする |
4 | 鏡や写真などを使って横顔をチェック |
5 | このライン内に唇が治まっていればきれいなラインといえる |
しかし、この基準は顎が鋭く、鼻が高い欧米人の基準です。
そのため、日本人はこのラインに唇が触れていても十分美しい顔立ちとされることもあります。
また、Eラインは横顔の基準なので、矯正治療を行う際は前から見たバランスなども、総合的に判断して治療を行う必要があります。
4.Eラインが整わない原因別タイプ
Eラインが整わない原因には、次の3つがあります。
- ・出っ歯で口元が出ている
- ・上下顎前突(口ゴボ)で口元が出ている
- ・受け口で下顎が出ている
Eラインが整わず悩んでいる方の中には、上記のように歯列や骨格に原因があるかもしれません。まずは、あてはまる原因を探ってみましょう。
4-1.出っ歯タイプ
出っ歯の方は、口先がEラインに触れてしまうため、Eラインの理想基準を満たせないことがあります。鼻先と顎先に指をあてたとき、口先がべったりと指に触れるようなら、出っ歯かもしれません。
この場合、歯列矯正で出っ歯を治療することで、Eラインが整う可能性があります。歯列に出っ歯以外の問題がないケースでは、歯の一部分を矯正治療する部分矯正で改善が可能です。出っ歯のみの部分矯正なら、通常よりも目立ちにくい裏側矯正やマウスピース矯正を選べることもあります。
出っ歯が気になる、あるいは出っ歯の矯正治療をお考えの場合は、下記の記事も参考にしてみてください。
4-2.上下顎前突(口ゴボ)タイプ
上下顎前突とは、口ゴボとも呼ばれる状態で、上下の口元が全体的に前に突き出しているケースです。口を閉じたときに鼻の下が伸びたり、口が閉じにくいのが主な特徴です。
口ゴボの原因はさまざまありますが、主に次の4つが考えられます。
- ・骨格
- ・口呼吸
- ・前歯を舌で圧迫している
- ・指をしゃぶる癖がある
元々の骨格が原因の場合は、歯列矯正に加えて外科手術が必要なケースがあります。
大人の場合、口呼吸や前歯の圧迫、指をしゃぶるといった癖が原因なら、歯列矯正と習慣の改善が必要となります。習慣だけを改善しても乱れてしまった歯列は戻りませんが、歯列矯正をはじめる前に普段の癖を意識しておくのは効果的です。
子どもでまだ歯列の乱れが少なく、上記の習慣がある場合は、早めに習慣を改善できると歯列の悪化を防げる可能性があります。
下記の記事では、口ゴボの対策方法を解説しています。口ゴボがコンプレックスになっている方は、ぜひ参考にしてみてください。
4-3.受け口タイプ
下顎が上顎より前に突き出している受け口も、Eラインが崩れる原因の1つです。受け口の場合、鼻先と顎先に指をあててEラインを作ると、人差し指に上唇が触れません。
骨格の問題がなく、下の歯が前に倒れることで受け口になっているケースは、歯列矯正で改善できる可能性があります。これに対し骨格が原因の受け口は外科手術が必要なため、歯列矯正だけでの治療は難しいといえます。
下記の記事では、受け口のマウスピース矯正について解説しているので、受け口を目立たず治療したい方は参考にしてみてください。
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5.Eラインをキレイに整える方法
Eラインを整える方法は大きく分けて歯列矯正と美容整形の2つがあります。
ワイヤーやマウスピースを使用して歯並びを整えるのが歯列矯正で、外科手術によって整えるのが美容整形です。
鼻と顎を結んだ線がEラインであるため、鼻、顎、口元へアプローチする方法に分かれます。
5-1.歯列矯正
歯列矯正は、Eラインを整えるための効果的な方法の一つです。
歯並びが整うことで、口元の位置や形が改善され、Eラインに近づけることが可能です。
Eラインを整えるには以下のような矯正方法があります。
ワイヤー矯正
金属やセラミックのブラケットを歯に装着し、ワイヤーで連結する方法です。
ワイヤー矯正の装置は、歯を一定の方向に持続的に移動させることができるため、効果的な矯正が期待できます。
マウスピース矯正
取り外し可能な透明なマウスピースを使用する方法です。
見た目が気にならず、矯正中の違和感が少ないため、成人に人気があります。
5-2.美容整形
美容整形は、より迅速にEラインを整えるための方法として人気があります。
具体的な施術内容としては以下のものがあげられます。
シリコンプロテーゼを挿入する方法
顎にシリコン製のプロテーゼを挿入する方法です。
これにより、顎の形を理想的なラインに整えます。
施術時間は約1時間程度で、入院は不要です。
術後の腫れや痛みはありますが、1週間程度で落ち着きます。
プロテーゼの種類やサイズは個々の顔立ちに合わせて選定されるため、自然な仕上がりが期待できます。
ヒアルロン酸をあごに注入する方法
ヒアルロン酸注射は、比較的手軽に行える整形方法です。
顎にヒアルロン酸を注入することで、即座にEラインを整えることができます。
施術時間は約30分程度で、ダウンタイムもほとんどありません。
効果は半年から1年程度持続しますが、繰り返し注入することで長期的な効果を維持することも可能です。
鼻の整形
鼻の形を整え、Eラインの改善を行うこともできます。
シリコンや軟骨を用いて鼻を高くする手術や、鼻にヒアルロン酸を注入する方法などがあります。
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6.歯列矯正でEラインを整える方法
歯列矯正でEラインを整える方法は、主に次の4つです。
- ・マウスピース矯正
- ・ワイヤー矯正
- ・床矯正(しょうきょうせい)
- ・アンカースクリュー
それぞれの方法を解説するので、どの方法が自分にあっているか見通しをもつために参考にしてみてください。
6-1.マウスピース矯正
マウスピース矯正とは、アライナーという透明な器具を歯に装着する治療方法です。定期的に形の異なるマウスピースに交換し、歯の移動を促します。
マウスピース矯正のメリットとデメリットは、次の通りです。
マウスピース矯正のメリット | マウスピース矯正のデメリット |
・目立たず治療できる ・自分の意思で自由に取り外せる ・食事や歯磨きを治療前と同じように行える ・矯正より虫歯や歯周病のリスクがワイヤー低い | ・1日に20時間以上の装着が必要となる ・装着時間を守れないと治療が遅れる可能性がある ・未承認医療機器のため、すべてのケースで保険が適用されない |
マウスピース矯正は、軽度の歯列の乱れや出っ歯の治療に適しています。ただし、適応できない症例もあるため、医師に相談して治療方法を決めましょう。
なお、マウスピースのメーカーはさまざまあり、インビザラインやキレイラインがよく知られています。メーカーによって、マウスピースの作り方や治療に使用する個数、治療期間が変わります。
下記の記事では、マウスピース矯正の概要とインビザラインとキレイラインの違いを解説しているので。マウスピース矯正が気になる方は、あわせてご覧ください。
6-2.ワイヤー矯正
ワイヤー矯正は、ブラケットとワイヤーといった矯正器具を歯に装着する治療方法です。
ワイヤー矯正のメリットとデメリットは、次の通りです。
ワイヤー矯正のメリット | ワイヤー矯正のデメリット |
・他の矯正方法では難しい症例に対応できる ・器具を取り外さないため、器具の手入れが必要ない | ・マウスピース矯正に比べて器具が目立ちやすい ・矯正器具を自分で取り外せない ・マウスピース矯正に比べて歯の移動量が多く、痛みを伴いやすい ・歯磨きがしにくく、虫歯や歯周病になる可能性がある |
ワイヤー矯正は、マウスピース矯正では難しい複雑な歯並びにも対応できます。ただし、24時間歯を締め付けられている状態を長期間維持する必要があります。人によっては違和感や痛みを伴いやすく、ストレスに感じることも。
ワイヤー矯正の主流は、シルバーに輝くメタルブラケットで、笑ったときに目立ちやすい特徴があります。最近では、白色のホワイトブラケットや透明な審美性ブラケットが増えてきており、メタルブラケットよりも目立たず治療できます。目立たない治療方法を希望の方は、医師に相談してみましょう。
下記の記事では、ワイヤー矯正とマウスピース矯正の違いを解説しています。それぞれの矯正方法についてさらに理解を深めたい方は、参考にしてみてください。
6-3.床矯正(しょうきょうせい)
床矯正(しょうきょうせい)とは、歯を適切に並べるスペースが足りない症例に対して行う治療方法です。治療の際は拡大床という器具を利用して、上顎や下顎を歯ごと外側に広げてスペースを作ります。拡大床はプレート状になっており、中央にあるネジを回してプレートを徐々に広げていきます。
床矯正のメリットとデメリットは、次の通りです。
床矯正のメリット | 床矯正のデメリット |
・うまくいくと抜歯せずに矯正治療ができる ・矯正器具を取り外せるので、歯磨きや器具のケアが楽にできる | ・1日に8時間以上の装着が必要 ・装着時間を守れないと治療が遅れる可能性がある ・器具の異物感が原因で話しにくいことがある |
床矯正は、歯を抜かず治療できるため、健康な歯を抜きたくない場合におすすめです。ただし床矯正は、前歯4本が永久歯にならないと治療できません。したがって、乳歯から永久歯に生え変わる途中の子どもは、適用できないことがあります。
6-4.アンカースクリュー
アンカースクリューとは、直径が1〜2mm・長さが6〜10mmほどの歯科矯正用ネジです。治療の際は骨に埋め込んだネジを支点にして、歯を適切な位置へと移動します。アンカースクリューはチタン製なので、金属アレルギーの方でも安心して利用可能です。
通常のワイヤー矯正では、奥歯に固定源となる器具を装着し他の歯を動かします。ところが、この方法では奥歯が動いてしまったり適切な方向へ移動できなかったりするケースがあります。そのため、ヘッドギアを装着し奥歯を移動させないようにしたり、抜歯してスペースを確保し移動を促したりしていました。
これに対しアンカースクリューを固定源とすることで、奥歯の移動を抑えながら適切な方向への移動が可能となりました。そのおかげで、抜歯やヘッドギアなしで治療できます。
アンカースクリューのメリットとデメリットは、次の通りです。
アンカースクリューのメリット | アンカースクリューのデメリット |
・奥歯の動きを抑えながら治療できる ・従来は必要だったヘッドギアの装着が不要になる ・奥歯の難しい方向への移動も可能になる
| ・アンカースクリューが治療途中で外れることがある ・患者さんの骨や口腔内の状態に成功率が左右される ・ケアが行き届かないと病原菌の感染につながる可能性がある ・歯根が傷つく恐れがある |
アンカースクリューは、笑ったときに歯だけでなく上の歯茎が露出するガミースマイルや出っ歯、奥歯の移動に効果的です。ただし、治療効果は医師の技術と患者さんの状態に左右されるため、適切な診察が必要となります。そのため、アンカースクリューを希望する場合は、治療経験が豊富なクリニックを選びましょう。
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7.Eラインを整える際の注意点
Eラインは美しい横顔の基準とされていますが、整える際には注意すべき点がいくつかあります。
Eラインを整える際には治療法によって歯や顎を位置を矯正したり、鼻や顎を小さくしたりなどの体に何かしら影響を与える行為を行います。
そのため、いくつかの注意点気をつける必要があります。
7-1.自力での矯正は避ける
まず、Eラインを整えるために自力で矯正を試みることは避けるべきです。
インターネット上には簡単にできる顔の矯正についての情報が溢れていますが、これらの方法は健康を害するリスクが高いです。
例えば、顎の位置を変えるために無理に押したり、圧力をかけたりする行為は、顎関節症などの問題を引き起こす可能性があります。
プロフェッショナルの指導の下で行うことで、安全かつ効果的に理想のEラインを手に入れることができます。
7-2.信用できる治療先を利用する
Eラインを整えるための施術や矯正を受ける際には、信用できる治療先を選ぶことが非常に重要です。
治療の質や安全性は、治療を受ける場所や担当する医師の技術に大きく左右されます。
まず、治療を担当する医師や歯科医師が適切な資格を持ち、十分な経験があるかを確認しましょう。
専門の資格を有している医師にかかる、同様の治療を多く手掛けている医師であれば、より安心して任せることができます。
インターネット上の口コミや、実際に治療を受けた人の評判を調べることも有効です。
良い口コミが多く、評判が高い治療先は、信頼性が高いといえます。
ただし、口コミには個人の主観が含まれるため、複数の情報源から総合的に判断することが大切です。
また、治療前のカウンセリングが充実しているかについても良く見極めるようにしましょう。
治療のリスクや予想される結果についても、正確に説明してもらうことが必要です。
7-3.Eラインを整えることだけに固執しない
Eラインを整えることに集中するあまり、他の重要な要素を見落としてしまうことは避けるべきです。とにかく整えたいからといって歯の抜歯を希望するなどは危険です。
美しさはバランスが重要であり、Eラインだけに焦点を当てると全体の調和を欠いてしまう可能性があります。
顔の美しさは、鼻、顎、頬、目などのパーツのバランスによって成り立っています。
Eラインを整えることは大切ですが、他のパーツとのバランスも考慮する必要があります。例えば、顎を整える場合には、鼻や唇の形との調和も考えなければなりません。
また、一人ひとりの顔にはそれぞれの魅力があります。
全員が同じ基準に合わせる必要はありません。
自分らしさを活かしつつ、個々の特徴を活かした美しさを追求することが大切です。
Eラインの基準にこだわりすぎず、自分自身の魅力を引き立てる方法を見つけましょう。
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8.Eラインを整える歯列矯正での抜歯の必要性
歯列矯正では、状態によって抜歯が必要となるケースがあります。多くの場合、歯が移動できるスペースがないときに抜歯の判断を行います。
抜歯が必要となるケースと不要なケースの例は、次の通りです。
抜歯が必要なケース | 抜歯が不要なケース |
・歯が大きすぎて顎に収まりきらない ・顎が小さすぎて歯がキレイに並べられない ・親知らずが矯正治療の邪魔になっている ・上下(または片方)の顎が大きく突出している | ・ごく軽度な出っ歯や受け口 ・一部のすきっ歯や歯のねじれ ・軽度な全顎矯正が可能な症例 |
アンカースクリューで治療できる場合は、本来抜歯が必要なケースでも抜歯をせずに進められることがあります。
Eラインのためとはいえ、抜歯してしまうと元には戻せません。そのため、信頼できる医師に抜歯の必要性を十分に相談し、納得したうえで治療することが大切です。
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9.Eライン矯正にかかる費用の目安
Eライン矯正にかかる費用の目安は、次の通りです。
矯正方法 | 部分矯正の費用 | 全顎矯正の費用 |
マウスピース矯正 | 20〜60万円 | 80~100万円 |
ワイヤー矯正 | 40~80万円 | 60~100万円 |
床矯正 (しょうきょうせい) | - | 20~40万円 |
アンカースクリュー | 1本あたり2~4万円 | - |
歯列矯正は自由診療のため、費用が高額になりやすくなっています。条件はありますが、医療費控除制度やデンタルローンを活用して費用を抑えることも可能です。
下記の記事で、矯正治療費用とデンタルローンについてくわしく解説しているので、費用に悩まれている方は参考にしてみてください。
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10.Eライン矯正にかかる期間
Eライン矯正にかかる期間の目安は、次の通りです。
矯正方法 | 部分矯正の費用 | 全顎矯正の費用 |
マウスピース矯正 | 5ヶ月~1年半 | 1~3年 |
ワイヤー矯正 | 1年前後 | 1~3年 |
床矯正 (しょうきょうせい) | - | 子ども:6ヶ月~2年 大人:3〜5年 |
アンカースクリュー | 1年~1年8ヶ月 | - |
症例や年齢によっても変わりますが、矯正方法によって治療期間が異なることがわかります。
治療期間を短くしたいからといって症例にあわない矯正方法を選ぶと、うまくいかないどころか、歯列が悪化する可能性もあります。信頼できる医師と相談し、自分にあった矯正方法を選ぶことが大切です。
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11.Eラインの矯正についてよくある質問
Eラインの矯正についてよくある質問に、ウィ・スマイルがお答えします。
11-1.歯列矯正でEラインを改善できないケースはありますか?
歯列矯正でEラインの改善が難しいケースの例は、下記の通りです。
- ・鼻が低いことでEラインが崩れているケース
- ・唇や顎が厚くEラインが崩れているケース
- ・骨格の問題で、顎が引っ込んだり突き出したりしているケース
上記のように骨格の問題が原因だと、Eラインの改善のためには外科手術が必要なこともあります。その場合、歯列矯正だけでEラインを改善することは難しいといえます。
11-2.Eラインを自力で治す方法はありますか?
Eラインを整えるために歯列矯正や外科手術を行うのは、歯や顎を正しい位置に移動させるためです。そのため、歯や顎を移動させられれば、理論上は自力で治せます。
ただし、医学的知識がない状態で無理に力を加えると、歯列が悪化したり歯の寿命が短くなったりするリスクがあります。これにより、歯の神経が死ぬ、あるいは歯が抜けてしまうと取り返しがつかないため、自力でEラインを治すのは推奨できません。
下記の記事でも、自力で歯を矯正するリスクを解説しているので、自分でEラインの改善を行う前にぜひご覧ください。
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12.まとめ:歯列矯正でEラインを整えよう
Eラインは、鼻先と顎先を結んだラインです。唇がEラインより5mmほど内側にあり、ラインに触れない状態が理想的とされていますが、人種によって基準が異なります。日本人の場合、Eラインより2mmほど内側、もしくは上唇の先が少し触れる程度が理想です。
鼻先と顎先に人差し指を添えてみて、指にべったり唇が触れる、あるいは上唇が触れないという場合は、Eラインが崩れている可能性があります。崩れの原因が歯列の乱れなら、歯列矯正で改善できることも。
ウィ・スマイルでは、Eラインを整えられるマウスピース矯正が得意なクリニックを紹介できます。本サイトからご予約いただくと、定額制で矯正治療を受けられるので、1回あたりの支払額の負担を軽減できます。「Eラインを整えるために矯正治療をしたいけれど費用が心配」という方は、ぜひ一度ご相談ください。
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