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金属アレルギーでも歯列矯正はできる?安全な治療法・対応装置・歯科選びのポイントまで解説

湊 寛明
湊 寛明
この記事の監修者 

歯科医師。医療法人社団ピュアスマイル理事長。インビザライン ブラックダイヤモンドドクター。インビザライン世界サミット23万人いるインビザラインドクターの中からトッププロバイダーの1人に選出。
https://purerio.tokyo/

金属アレルギーがあると、歯列矯正を始めるのに不安を感じる方も多いかもしれません。

「矯正装置に金属が使われていたら反応が出てしまうのでは…?」と心配になりますよね。

 

しかし、現在ではアレルギー体質の方にも配慮したさまざまな矯正方法が確立されています。

 

このコラムでは、金属アレルギーと矯正治療の関係アレルギーに配慮した矯正装置の選び方事前に行うべき検査、そして信頼できる歯科医院の見極め方まで、わかりやすくご紹介します。安心して矯正治療を始めるための参考にしてくださいね。

1. 金属アレルギーでも矯正はできる?

金属アレルギーを持っている方にとって、歯列矯正は「本当に自分でもできるの?」と不安に感じる治療のひとつかもしれません。

しかし、現在の歯科矯正では、金属アレルギーに配慮した装置の選択肢が増えており、多くの方が安心して矯正治療を受けられるようになっています。

1-1. 金属アレルギーとは?矯正中に起こる可能性のある症状

金属アレルギーとは、金属が体に触れることで、かゆみや発疹、腫れなどのアレルギー反応を引き起こす症状のことです。矯正治療では、口の中に金属が長期間接触することになるため、金属アレルギーがある方は特に注意が必要です。

 

矯正装置によっては、口内の粘膜に炎症を起こしたり金属イオンが溶け出して全身症状につながるケースもあります。

1-2. 金属アレルギーがあると矯正できないの?

結論から言うと、金属アレルギーがあっても矯正治療は可能です。

 

大切なのは、事前にしっかりとアレルギーの有無を確認し、自分の体質に合った装置を選ぶことです。矯正装置にはさまざまな素材があり、非金属や金属を使用しない方法も増えてきています

1-3. 実際に起こり得るリスクとその対処法

金属アレルギーがある方が適切な装置を選ばずに矯正を行うと、口内の違和感や炎症かぶれなどのトラブルが起こる可能性があります。これを防ぐためには、矯正前の検査や、治療計画時の素材確認がとても重要です。

また、治療中に異変を感じた際は、すぐに歯科医院に相談しましょう。

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2. 矯正装置に使われる金属の種類とアレルギーリスク

矯正装置に使用される金属にはさまざまな種類があり、金属アレルギーの方にとっては、その素材によって体への反応が異なることがあります。

 

この章では、矯正装置に使われる主な金属と、それに伴うアレルギーリスク、そして回避するための装置の選び方について解説します。

2-1. 一般的な矯正装置に使われる金属とは?

矯正装置には、ステンレスニッケルクロムコバルトなどがよく使われています。

これらの金属は強度が高く、加工がしやすいため、ワイヤーやブラケットに広く利用されています。特にステンレスは耐久性に優れており、長期間にわたる矯正治療に適した素材として重宝されています。

2-2. ニッケルやクロムなどアレルゲンとなる素材

金属アレルギーの原因になりやすいのが「ニッケル」です。ニッケルは安価で加工しやすいため、多くの矯正器具に含まれていますが、皮膚や粘膜が敏感な方にはアレルギー症状を引き起こす可能性があります。

また、クロムやコバルトもアレルゲンとして知られており、症状には発疹や腫れ、口内のかゆみなどが現れることがあります。

2-3. 金属アレルギーを避けるための装置選び

金属アレルギーがある方は、治療前に歯科医師にアレルギーの有無を伝えることが大切です。そのうえで、アレルゲンを含まない素材を使用した矯正装置を選びましょう。

 

たとえば、インビザラインなどのマウスピース矯正は金属を使わないため安全性が高くセラミックブラケットやチタンワイヤーなどもアレルギーが出にくい選択肢です。素材について詳しく相談することで、安心して治療を進めることができます。

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3. 金属アレルギーの人でも使える矯正方法

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金属アレルギーがあっても、矯正治療を諦める必要はありません。現在では、アレルギーのリスクを軽減するために、金属を使用しない矯正方法やアレルギーを起こしにくい素材の装置が多数存在します。

 

ここでは、金属アレルギーの方に適した代表的な矯正法をご紹介します。

3-1. マウスピース矯正(インビザラインなど)

八重歯の矯正治療の方法と費用

マウスピース矯正は、透明な樹脂製のアライナーを使用して歯を動かす方法です。金属を一切使用していないため金属アレルギーの心配がありません

 

また、取り外し可能なため食事や歯磨きの際に邪魔にならず、口腔内を清潔に保ちやすいというメリットもあります。見た目も目立ちにくく、審美面を重視する方にも人気です。

3-2. セラミックブラケット矯正

セラミックブラケットは、金属の代わりにセラミック素材で作られた矯正装置です。見た目が歯の色に近いため、従来の金属製ブラケットよりも目立ちにくいのが特徴です。

 

ワイヤー部分についても、チタン製やノンニッケルの素材を使用することで、金属アレルギーへのリスクを最小限に抑えることができます。

3-3. プラスチックやジルコニアなど非金属素材の活用

近年では、ジルコニアや強化プラスチックといった非金属素材を使用した矯正装置も登場しています。これらはアレルゲンとなる金属を含まず、かつ高い耐久性を持っているため、アレルギーの不安を感じずに治療を受けられる選択肢として注目されています。

 

また、透明感のある素材は審美性にも優れ、矯正装置が目立つことに抵抗がある方にも適しています。

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4. 矯正前に行うべき金属アレルギー検査

矯正治療を始める前に、金属アレルギーの有無を正確に把握しておくことはとても重要です。

 

この章では、検査方法やタイミング、費用の目安などについて詳しく解説します。

4-1. パッチテストでアレルゲンを特定

金属アレルギーの有無を調べる方法として広く用いられているのが「パッチテスト」です。

これは、アレルギーの原因と考えられる金属を含む試薬を皮膚に貼り付け48時間から72時間後の肌の反応を観察することでアレルゲンを特定する検査です。かゆみ、赤み、水疱などが見られるかを確認することで、どの金属に反応があるかが分かります。

検査は皮膚科やアレルギー専門の医療機関で行われ、正確な診断が可能です。

4-2. 検査は矯正を始める前に受けるのが理想

パッチテストは、矯正装置の素材を選定する上で非常に重要な判断材料となります。矯正治療を始めた後にアレルギーが判明してしまうと装置の変更や治療の中断といったトラブルにつながるため、治療開始前に実施するのが理想的です。

自覚症状がない場合でも、過去に金属製アクセサリーでかぶれた経験がある方は、念のため検査を受けておくことをおすすめします。

4-3. 費用や注意点も事前に確認しておこう

パッチテストの費用は、一般的に保険適用されるケースが多いですが、検査内容や医療機関によって異なる場合もあるため、事前の確認が必要です。

 

検査は2〜3回程度の通院が必要となり、テスト中は入浴や発汗を避ける必要があるなど、日常生活に一部制限がかかります。また、肌の状態によっては検査が延期されることもあるため、余裕のあるスケジュールで計画しましょう。

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5. 金属アレルギーに対応している歯科医院を選ぶには?

金属アレルギーがある場合、どの歯科医院でも矯正治療が受けられるわけではありません。アレルギーに理解があり、適切な検査や素材選定ができる医院を選ぶことが、快適かつ安全な治療への第一歩です。

5-1. 対応できるかどうかの見極めポイント

金属アレルギーに対応している歯科医院では、初診時にアレルギーの有無をしっかりと確認し、必要に応じて検査の提案を行っています。

 

また、非金属素材やアレルギー対応素材の取り扱いが豊富で、装置の選択肢が幅広いことも特徴です。医院のホームページなどで金属アレルギー対応」や「アレルギー体質の方への配慮が明記されているか確認してみましょう。

5-2. カウンセリング時に確認すべき質問事項

初診カウンセリングの際には、以下のような点を確認すると安心です。

 

・金属アレルギーの患者さんの治療実績はあるか?

・使用する装置の素材について詳しく説明してもらえるか?

・万が一症状が出た場合の対応方法は決まっているか?

 

これらの質問に丁寧に答えてくれる医院であれば、信頼性の高い対応が期待できます。

5-3. 安全に治療を進めるための体制があるかどうか

金属アレルギーへの対応には、矯正専門の知識だけでなく、皮膚科やアレルギー科との連携体制があるかどうかも重要です。検査結果をもとに治療方針を立てる協力体制が整っていれば、より安全に治療を進められます。

また、治療前・治療中における説明の丁寧さや、リスクへの配慮なども判断材料として確認しましょう。

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6. まとめ:金属アレルギーがあっても、矯正は可能!

まとめ:インビザラインで目立たず歯列矯正しよう

金属アレルギーがあるからといって、矯正治療を諦める必要はありません。現在では金属を使用しない矯正装置やアレルギーに配慮した素材が多く開発されており安心して治療に臨める環境が整っています

 

大切なのは、自身のアレルギー体質をしっかり把握し、治療前に検査やカウンセリングを受けることです。マウスピース矯正やセラミックブラケットなど、金属を使用しない選択肢を上手に活用すれば、見た目も快適さも両立した矯正治療が可能になります。

 

信頼できる歯科医院と一緒に、丁寧に計画を立てることで、金属アレルギーを気にせず理想の歯並びを目指すことができるでしょう。

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