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赤ちゃんが舌を出す理由とは?成長への影響や対処法を解説

丹谷聖一
丹谷聖一
この記事の監修者 

歯科医師。医療法人聖礼会理事長。ICOI国際インプラント学会認定医・指導医、日本口腔インプラント学会認定医・専門医、臨床研修指導医、インプラントフェロー認定、iACD歯科総合認定医・研究指導医。
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WESMILE編集部
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WESMILE編集部。マウスピース矯正のメリット・デメリットや部分矯正、出っ歯の矯正、ガミースマイル、フェイスライン・Eラインの悩み、歯医者の選び方など歯並びに関するお得な情報をお届けしています。
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1. 赤ちゃんが舌を出す理由

赤ちゃんが舌を出す姿は、とても可愛らしいですよね。しかし、その仕草を初めて目にすると、親御さんは「何か問題があるのでは?」と心配になってしまうかもしれません。でも安心してください。ほとんどの場合、赤ちゃんが舌を出すのは自然な行動で、特に健康に問題があるわけではありません。赤ちゃんの舌を出す行動には、成長や発達におけるいろいろな意味が含まれているんです。

 

ここでは、赤ちゃんが舌を出す理由を「遊びや自己表現」、「生理的な要因」、「心理的な背景」の3つに分けて、それぞれ詳しく解説していきます。

1-1. 遊びや自己表現としての行動

赤ちゃんは、少しずつ自分の体の動かし方を覚えながら、さまざまな行動を通して自分を表現しようとします。その中でも、舌を出すのは「自己表現」や「遊び」の一部であることが多いです。

1-1-1. 赤ちゃんの遊びや好奇心

生まれたばかりの赤ちゃんは、自分の体のことをまだよく理解していません。だから、口の中の感覚を確かめるために舌を出したり、唇や舌を動かして「これって何だろう?」と探っているのです。実は、赤ちゃんにとって舌は「新しい発見」そのものです。

 

例えば、赤ちゃんが手をじっと見つめたり、自分の指をしゃぶったりするのと同じように、舌を動かしてみることで「自分の体ってこうやって動くんだな」と感じているんです。これも赤ちゃんにとっては大切な遊びの一環で、自分の体のパーツを知るための大事なステップです。

 

そして、舌を出すといつも周りの大人が笑顔で反応してくれたり、「あら、上手ね!」と声をかけてくれることを経験すると、赤ちゃんは「これをするとみんなが喜んでくれる!」と思って、もっと頻繁に舌を出すようになることもあります。赤ちゃんにとっては、舌を出すことが一種のコミュニケーション手段になっているんです。

1-1-2. 模倣行動とコミュニケーション

赤ちゃんは周りの人をよく観察していて、特にお父さんやお母さん、またはお世話してくれる人の表情や動作を真似しようとします。もしも赤ちゃんが舌を出していたら、それは誰かの真似をしているのかもしれません。たとえば、親が「あーん」と口を開けて舌を出してみせたり、舌を少し動かしながら話しかけたりしたことを覚えて、自分も同じように舌を出してみた、ということが考えられます。

 

このように、赤ちゃんが舌を出すのは、自分の気持ちや「これ楽しいな!」という感情を周りの大人に伝えたいと思っているときに見られることも多いです。舌を出して反応をうかがうのは、赤ちゃんが「僕(私)のこと、見てる?」と確認しているサインとも言えますね。

1-2. 生理的な原因

赤ちゃんが舌を出すのには、生理的な理由もあります。これには、身体的な欲求や成長に伴う体の変化などが含まれます。

1-2-1. お腹が空いているサイン

赤ちゃんが舌をちょこちょこ出すときは、「お腹がすいたよ!」というサインのこともあります。赤ちゃんはまだ言葉を使えないので、体を使っていろいろな欲求を表現しようとします。その一つが、舌を出したり唇をチューチューと動かしたりすることです。

 

特に生後数ヶ月の赤ちゃんは、授乳のタイミングが近づくと、舌をペロペロ出したり、口を大きく開けてお母さんの方を見たりすることがよくあります。このような行動は、赤ちゃんが「もうすぐミルク(母乳)飲みたいよ!」というアピールなんです。こんなときは、お母さんが優しく赤ちゃんに語りかけながら、授乳してあげるといいですね。

1-2-2. 歯の生え始め

赤ちゃんの成長が進んでくると、生後4ヶ月ごろから「歯の生え始め」による影響も出てきます。歯が生え始めると、歯茎にむずむずした違和感を感じることが多く、それを和らげようとして赤ちゃんは自然と舌を歯茎に当ててしまいます。その結果、舌をよく出すようになったり、舌で歯茎を押すような動きを繰り返すことがあります。

 

また、この時期は指やおもちゃを口に入れてカミカミしたり、よだれが増えることもあるので、「歯が生えてきたのかな?」と気づく目安になることもあります。お母さんやお父さんは、赤ちゃんが舌を出していたら、歯茎を優しくマッサージしてあげたり、冷たい歯固めを渡してあげると、赤ちゃんも喜ぶかもしれません。

1-3. 心理的な背景

赤ちゃんの舌を出す行動には、心理的な理由も含まれることがあります。赤ちゃんの感情表現や認知発達に関わる行動として、さまざまな心の成長が影響していることが考えられます。

1-3-1. 認知発達と感情表現

赤ちゃんは成長するにつれて、自分の体の各部分をどう動かせるかを学び始めます。舌を動かすこともその一環で、口や舌の動きを理解することで、今後の発声や言語の習得に向けた準備をしているのです。

 

また、舌を出すことで「驚いた」「楽しい」といった感情を表現しようとすることもあります。赤ちゃんは舌を出すことで、「これって面白いよ!」とか、「みんなもやってみて!」という思いを伝えたいのかもしれません。

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2. 舌を出す赤ちゃんの健康チェックリスト

赤ちゃんが舌を頻繁に出す姿は可愛らしいですが、時にはその行動が健康のサインを示していることもあります。親御さんとしては「これは普通のことなのかな?」と疑問に思ったり、心配になることもあるでしょう。

 

そこで、赤ちゃんが舌を出すときに確認すべきポイントや、注意が必要な病気や症状について解説します。ぜひ、日常的な観察に役立ててください。

2-1. 注意すべき病気や症状

赤ちゃんが舌を出す行動は、ほとんどの場合は心配ありませんが、時には病気や健康上の問題のサインであることもあります。ここでは、特に注意が必要な症状や病気について説明していきます。

万が一、普段とは違う様子が見られた場合には、医師に相談することをお勧めします。

2-1-1. 鼻づまりや口内の怪我

赤ちゃんが頻繁に舌を出すのは、呼吸に問題があるサインであることもあります。例えば、鼻づまりがひどくて口でしか呼吸ができないときには、舌を出したままにしてしまうことがあります。これは、鼻が詰まって息苦しいために無意識に口を開けてしまい、その際に舌が出てしまうからです。

 

また、口の中や舌自体に小さな傷ができていたり、口内炎のような痛みがあるときも舌を出すことがあります。赤ちゃんはまだ言葉で「痛い」と伝えられないため、舌を頻繁に動かしたり、出したままにして痛みを和らげようとすることがあるのです。お母さんやお父さんは、赤ちゃんが舌を出しながら不機嫌そうにしていたり、よだれが異常に多いと感じたら、口の中をそっと確認してあげてください。

2-1-2. クレチン症の可能性

もうひとつ注意すべき病気のひとつに、「クレチン症(甲状腺機能低下症)」があります。クレチン症は、甲状腺ホルモンが不足することで赤ちゃんの成長や発達に影響を与える病気です。この病気の症状のひとつとして、「舌が腫れぼったくなって、口から舌が出ているように見える」ことがあります。

 

もし赤ちゃんが常に舌を出していて、舌のサイズが通常より大きく感じられる場合や、他にも元気がなかったり、成長が遅れていると感じたら、すぐに小児科を受診してみましょう。クレチン症は早期に治療を始めることで、発達に大きな影響を与えることを防ぐことができますので、少しでも気になる点があれば、医師に相談してみることが大切です。

2-2. チェックリスト形式での健康状態確認

赤ちゃんが頻繁に舌を出すとき、単なる成長の一環か、それとも健康上の問題があるのかを判断することは、親御さんにとって難しいことです。そこで、日常的に赤ちゃんの健康状態を確認するために、簡単なチェックリストを使ってみましょう。

 

これにより、赤ちゃんの健康に関するヒントを得ることができ、必要に応じて医師に相談するべきかどうか判断する助けとなります。

特に、成長や発達に遅れが見られる場合には、専門医のアドバイスを受けることが大切です。

このセクションでは、赤ちゃんの健康状態を簡単に確認できるポイントと、異常が見つかったときにどのように対応すればよいかを詳しく解説していきます。

2-2-1. 親が行う簡易健康診断

まずは、ご家庭でできる簡単な健康チェックを行ってみましょう。以下の項目を定期的に確認することで、赤ちゃんが舌を出している原因や健康状態を把握しやすくなります。これらのチェックリストを通じて、赤ちゃんの体調や行動に異変がないか確認し、必要に応じて専門医に相談する参考にしてください。

 

健康チェックリスト

  1. 呼吸の状態を確認
  • 赤ちゃんが口を開けて舌を出している場合、鼻づまりが原因であることも考えられます。普段の呼吸の様子を観察し、以下の点に注意してみましょう

 

  • ・ 呼吸が苦しそうに見える。
  • ・ 鼻を鳴らしている(鼻息がフガフガと聞こえる)。
  • ・寝ているときに口呼吸をしている。

 

  • これらの症状が見られる場合、鼻づまりやアレルギー、または風邪の兆候かもしれませんので、鼻を温めてあげる、加湿器を使うなどの対策をしてみてください。

 

  1. 体重の増減や食欲のチェック
  • 赤ちゃんが十分に母乳やミルクを飲んでいない場合、栄養不足で舌を頻繁に出すことがあります。次のような点に気をつけてください

 

  • ・ 体重の増加が順調ではない(体重が増えない、減っている)。
  • ・ 授乳中に舌を押し出すような動きを繰り返し、飲み込むのを嫌がる。
  • ・哺乳瓶や母乳を飲むときに苦しそうにしている。

 

  • これらの兆候がある場合は、授乳方法や哺乳瓶の乳首のサイズを見直し、赤ちゃんが飲みやすい環境を整えてあげましょう。

 

  1. 舌の形や色、口内の状態を観察
  • 舌や口内の見た目にも注意を払ってみましょう。健康な赤ちゃんの舌は、ピンク色で滑らかです。以下の症状が見られたら注意が必要です

 

  • ・ 舌の表面が白っぽい、または苔のようなものが付いている。
  • ・ 舌に小さな傷や赤い斑点、またはひび割れが見られる。
  • ・唇や舌にただれや潰瘍がある。

 

  • これらの症状は、口内炎や口腔カンジダ症の可能性もあるため、できるだけ早く小児科医や歯科医に相談してください。

 

  1. 体全体の筋肉の張り具合や動きの観察
  • 赤ちゃんが舌を突き出すような動きをする場合、筋肉の緊張度(筋トーヌス)に問題があることも考えられます。以下のポイントに注意してみましょう

 

  • ・ 手足を動かすときにぎこちなさが見られる。
  • ・ 仰向けやうつ伏せの姿勢を嫌がる。
  • ・首がすわるのが遅い、または体全体の反応が鈍い。

 

  • このような様子が見られるときは、神経発達の専門医に相談し、適切な対処を行うことが望ましいです。

 

  1. 赤ちゃんの機嫌や表情の変化
  • 赤ちゃんの機嫌がいつもより悪い、泣き続けている、または笑顔が少ないといった場合は、何らかの体調不良を訴えている可能性があります。次のことを確認してみましょう。

 

  • ・ 笑ったり声を出して遊ぶ時間が減った。
  • ・ 常にイライラしているように見える。
  • ・特定の時間に激しく泣き出す(お腹が張っている、または痛みがある)。

 

  • 赤ちゃんの機嫌が著しく悪いと感じたら、医師に相談して原因を特定し、適切な対応を取ることが大切です。

2-2-2. 緊急時の対応方法

健康チェックリストで異常が見つかったり、赤ちゃんの様子に明らかな変化があった場合には、すぐに対応することが重要です。

以下に、特に緊急性の高い症状とその対応方法をまとめました。

 

緊急時の症状と対応法

  1. 呼吸困難や激しい咳込み
  • 赤ちゃんが呼吸困難に陥った場合や、激しく咳き込んでいるときは、直ちに次の対応を行いましょう 。

 

  • ・ すぐに赤ちゃんを縦抱きにし、体を少し前かがみにして、気道を確保します。
  • ・ 異物を誤飲した可能性がある場合は、急いで口の中を確認し、異物が見えるときは取り除きます(指を奥まで入れないように注意)。
  • ・呼吸が止まっている、または非常に弱いと感じたら、すぐに救急車を呼んでください。

 

  1. 高熱やけいれん
  • 赤ちゃんが高熱(38度以上)を出したり、けいれんを起こした場合には、次の対応を行います

 

  • ・ 服を緩め、体を冷やして熱を下げるようにします(ただし、急激に冷やすことは避ける)。
  • ・ けいれんが起きた場合は、無理に体を動かしたりしないで、静かに様子を見守り、呼吸の状態を確認します。
  • ・けいれんが1分以上続いたり、赤ちゃんの意識がはっきりしないときは、すぐに救急車を呼びましょう。

 

  1. 意識がはっきりしない、顔色が悪い
  • 赤ちゃんの顔色が青白く、意識がもうろうとしている場合や、刺激に対して反応が鈍い場合は、重大な健康問題のサインです。

 

  • ・ 体を優しく揺すりながら、反応があるか確認します。
  • ・意識がはっきりしないときは、すぐに119番に電話し、指示を仰いでください。

 

親御さんが早期に異常を見つけ、適切に対応することは、赤ちゃんの健康と安全を守るうえでとても重要です。日々の健康チェックとともに、緊急時の対処法も頭に入れておきましょう。

また、突然舌を出したまま硬直したり、顔が青ざめていたら、これは呼吸困難や他の重大な健康問題のサインである可能性があります。

少しでも異常と感じたら直ちに救急車を呼び、専門医の指示を受けるようにしてください。

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3. 月齢ごとの舌を出す理由

赤ちゃんが舌を出す理由は、月齢によって異なります。成長とともに、赤ちゃんが舌を使って表現する意味も少しずつ変わってくるからです。

以下では、各月齢ごとの舌を出す行動の理由を解説します。

3-1. 0〜3ヶ月の赤ちゃんが舌を出す理由

この時期の赤ちゃんは、自分の舌の存在を確かめるように口を動かしてみたり、舌を出してみることが多いです。これは「自分の体を探検している」状態です。赤ちゃんは、自分の口や舌の動きを確かめることで、自分の体の感覚を少しずつ学んでいます。

3-2. 3〜6ヶ月の赤ちゃんが舌を出す理由

生後3〜6ヶ月ごろになると、赤ちゃんは少しずつ周りの人の動きを真似したり、物を口に入れて感触を確かめることが増えてきます。舌を出すのは、新しい感触を確かめるための「実験」のような行動です。

3-3. 6〜9ヶ月の赤ちゃんが舌を出す理由

この時期になると、歯が生え始める赤ちゃんが増えます。歯茎のむずむず感を舌で確認したり、舌を使って歯茎を押すような仕草が見られることが多いです。

3-4. 9〜12ヶ月の赤ちゃんが舌を出す理由

生後9〜12ヶ月の赤ちゃんは、舌の動きがスムーズになり、食べ物を上手に口の中で扱えるようになってきます。そのため、舌を使って新しい食感を楽しんだり、親の反応を見て遊びで舌を出すことも増えます

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4. 赤ちゃんが舌を出すことによる影響

赤ちゃんが頻繁に舌を出していると、「このままで大丈夫なのかな?」と心配になる親御さんも多いと思います。特に、舌を出す癖が長く続いたり、口を開けたままの状態が続くと、将来的に何か悪い影響が出るのではないかと不安になることもありますよね。

 

ここでは、赤ちゃんが舌を出すことが将来的にどのような影響を与える可能性があるか、特に「歯並び」「感染症リスク」「発達障害との関連性」という3つの観点から詳しく解説していきます。

4-1. 歯並びへの影響

赤ちゃんが舌を出す行為が長期的に続くと、歯並びに影響を与える可能性があります。特に、口を開けたまま舌を突き出す癖がついていると、上の前歯や下の前歯が押されるような形になり、歯の位置がずれてしまうことがあります。この結果、前歯が前に突き出てしまったり、歯と歯の間に隙間ができる「開咬(かいこう)」という状態になることもあります。

 

また、舌を出したままの状態が続くと、上顎(じょうがく)や下顎(かがく)の骨の成長に偏りが出ることも考えられます。例えば、上顎が広がりすぎてしまったり、逆に下顎が発達しづらくなることもあります。これは、赤ちゃんの舌の動きが将来的な噛み合わせに大きな影響を与えるためです。

 

このような歯並びの問題は、成長とともに改善されることもありますが、場合によっては矯正治療が必要になることもあるため、赤ちゃんが成長する中で舌の癖が自然に治るかどうか、注意深く観察することが大切です。

4-2. 感染リスク

赤ちゃんが舌を頻繁に出すと、感染症のリスクも考えられます。特に、外出先や公共の場所で赤ちゃんが舌を出していると、空気中の細菌やウイルスに触れる機会が増え、体内に病原菌が侵入しやすくなります。

 

また、赤ちゃんは何でも口に入れたがる時期があり、舌を使っていろいろな物をペロペロなめてしまいます。例えば、おもちゃや指、床に落ちた物などを舌で触ると、これらに付着している病原菌が口の中に入り、感染症や胃腸炎などの病気につながることがあります。

よだれが多くなると皮膚のバリア機能も弱まりやすく、口の周りに湿疹ができたり、皮膚炎を引き起こすこともありますので、赤ちゃんが舌を出してよだれが増えているときには、肌のケアをこまめに行ってあげることも大切です。

4-3. 発達障害との関連性

赤ちゃんが頻繁に舌を出している場合、まれに発達障害や神経発達の問題が影響していることも考えられます。たとえば、ダウン症やその他の発達障害では、筋肉の低緊張(筋力が弱い状態)や、口周りの筋肉の発達に遅れが見られることがあり、その結果として舌を出しやすくなることがあります。

 

また、言語発達の遅れが見られる赤ちゃんでは、舌の動かし方や口の使い方が未発達で、無意識に舌を出してしまうこともあります。このような場合は、専門医の診断を受け、必要に応じて早期に治療やサポートを行うことが大切です。

 

ただし、舌を出しているからといって、すぐに発達障害を疑う必要はありません。ほとんどの赤ちゃんは、成長とともに自然と舌を出す行動が減っていきますので、まずは成長の様子を見守り、他の発達の面で気になる点がある場合には、医師に相談してみると良いでしょう。

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5. 赤ちゃんの舌を出す行動に対する対処法

ポイント

赤ちゃんが舌を頻繁に出していると、「どのように対処すればいいのだろう?」と戸惑うこともありますね。舌を出す行動が成長過程の一部であれば心配する必要はありませんが、癖が強くなったり、健康に悪影響を及ぼしそうな場合には、少しずつ対処法を考えていくことが必要です。

 

ここでは、赤ちゃんの舌を出す行動に対する具体的な対処法を「遊びやエクササイズによる対策」と「授乳中の対処法」という観点から説明します。赤ちゃんの舌の動きを上手にサポートし、健康的な発達を促すためのポイントを見ていきましょう。

5-1. 遊びとエクササイズによる対処

赤ちゃんが舌を頻繁に出す場合、舌や口周りの筋肉を鍛えるための「遊び」や「エクササイズ」を取り入れることが効果的です。これにより、舌の動きをコントロールする力を自然に身につけさせることができるため、舌を出す癖も改善されやすくなります。

例えば、次のような遊びを取り入れてみてください。

 

 

  1. お口の体操

  • 赤ちゃんと一緒に、口を大きく開けたり、閉じたりする動きを繰り返してみましょう。「あーん」と口を大きく開ける遊びや、「パッ、パッ、パッ」と唇を軽く叩くような動作を行うことで、口や舌の筋肉を鍛えることができます。

 

  1. 「まねっこ遊び」

  • 親御さんが「パッ」と舌を軽く動かしたり、「ペロッ」と出した後すぐに引っ込める様子を見せ、赤ちゃんに同じように真似させることで、舌の動きに注意を向けさせることができます。これにより、舌を無意識に出すのではなく、意識して引っ込める練習ができます。

 

  1. おもちゃを使った遊び

  • 舌をよく出す時期の赤ちゃんには、指で歯茎を刺激したり、口周りのマッサージをしたりすることも有効です。柔らかいおもちゃを使って歯茎を優しくカミカミさせたり、冷たい歯固めを与えてみると、舌の癖も少しずつ和らぐことがあります。

5-2. 授乳中の対処法

授乳中に赤ちゃんが舌を出しすぎたり、飲むのを嫌がる場合には、授乳の姿勢や方法を見直してみましょう。たとえば、授乳の際に赤ちゃんの体がリラックスできるよう、横抱きではなく縦抱きを試してみたり、授乳前に赤ちゃんの口の周りを優しくマッサージしてみるのも効果的です。

 

また、哺乳瓶を使う場合は、乳首の形状を変えたり、サイズを見直すことも大切です。赤ちゃんが舌をうまく使えないときには、飲みやすい乳首を選ぶことで、舌の動きが改善され、舌を頻繁に出す行動も少しずつ減ってくることがあります。

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