
- この記事の監修者
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歯科医師。医療法人社団ピュアスマイル理事長。インビザライン ブラックダイヤモンドドクター。インビザライン世界サミット23万人いるインビザラインドクターの中からトッププロバイダーの1人に選出。
https://purerio.tokyo/

近年では、目立たない矯正治療として人気の高い「マウスピース矯正」。
実は小学生でも、症例によってはマウスピース矯正を受けられるケースが増えています。
「本当に小学生でもできるの?」「自己管理は大丈夫?」「費用はどれくらい?」など、気になることも多いですよね。
この記事では、
・ 小学生がマウスピース矯正を受けられる条件
・ メリット・デメリット
・ ワイヤー矯正との違い
・ 気になる費用や期間
などを詳しく解説していきます。
まずは基本を押さえて、お子さんにとって最適な矯正治療を一緒に考えていきましょう!
- 1. 小学生でもマウスピース矯正はできる?基本を解説
- 1-1. 適応できる年齢とタイミング
- 1-2. どんな歯並びに向いている?
- 2. 小学生がマウスピース矯正を受けるメリット・デメリット
- 2-1. 目立たない・取り外しできるメリット
- 2-2. 自己管理が必要なデメリットも
- 3. ワイヤー矯正との違いは?どちらを選ぶべき?
- 3-1. 治療の進み方と特徴を比較
- 3-2. 子供に合う矯正法を選ぶポイント
- 4. 気になる費用と治療期間は?
- 4-1. 費用の目安と通院頻度
- 4-2. 期間中の注意点(成長に合わせた調整)
- 5. まとめ|小学生のマウスピース矯正は可能!でも向き不向きを見極めて
1. 小学生でもマウスピース矯正はできる?基本を解説

この章では、小学生がマウスピース矯正を受けられる条件や、どんな歯並びのケースが適応となるかについて、わかりやすく解説していきます。
1-1. 適応できる年齢とタイミング
小学生でも、マウスピース矯正を受けられるケースは増えています。特に、前歯の生え変わりが進んだ「混合歯列期」(6〜12歳ごろ)は、矯正を始めるタイミングとして非常に重要です。
この時期は、永久歯が正しい位置に生えてくるように誘導する「Ⅰ期治療」と呼ばれる段階にあたり、マウスピース矯正が選択肢になることがあります。
ただし、以下のようなポイントを確認する必要があります。
・永久歯と乳歯が混在していること
・顎の成長を妨げないよう慎重な設計が必要なこと
・本人がマウスピースをしっかり管理できること
マウスピース矯正を始めるかどうかは、歯科医師による精密な診断を受けたうえで判断するのが安心です。
矯正を始める年齢によっての治療費など解説してます。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
1-2. どんな歯並びに向いている?
小学生のマウスピース矯正が効果を発揮しやすいのは、比較的軽度〜中等度の歯並びの乱れです。
例えば、
・前歯が軽く出ている(出っ歯)
・すきっ歯(空隙歯列)
・軽度のガタガタ(叢生)
・反対咬合(受け口)に初期対応する場合
などが対象になります。
一方で、重度の叢生や顎の骨格に問題があるケースは、ワイヤー矯正や外科的アプローチが必要となることもあります。
「どれくらいの歯並びの乱れならマウスピースで治るか」は素人判断が難しいため、まずは専門医に相談するのがおすすめです!
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2. 小学生がマウスピース矯正を受けるメリット・デメリット

この章では、小学生がマウスピース矯正を受ける際のメリットとデメリットを整理し、親御さんが納得して治療を選べるようサポートします。
2-1. 目立たない・取り外しできるメリット
小学生がマウスピース矯正を受ける最大のメリットは、見た目の自然さと生活への影響の少なさです。
・透明で目立たないため、学校生活でも気にせず過ごせる
・取り外し可能なので、給食や部活動、楽器演奏などに柔軟に対応できる
・痛みが少ないため、ストレスが軽減されやすい
・治療中でも口腔ケアがしやすく、虫歯リスクが低減
思春期を迎える前の小学生にとって、「見た目を気にせず矯正できる」というメリットは非常に大きなポイントになります。
2-2. 自己管理が必要なデメリットも
一方で、マウスピース矯正には「自己管理が必要」というデメリットも存在します。
・装着時間(1日20時間以上)を守る必要がある
・紛失・破損のリスクがある(特に低学年の場合)
・外した後、きちんと洗浄・保管できるかも重要
・サボると歯が予定通り動かず、治療が遅れることも
小学生はまだ生活リズムが不安定なことも多く、親御さんのサポートが不可欠です。
特に治療開始直後は、「ちゃんと装着できているか」「無くしていないか」を一緒に確認してあげることが大切です。
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3. ワイヤー矯正との違いは?どちらを選ぶべき?

この章では、小学生の矯正治療における「マウスピース矯正」と「ワイヤー矯正」の違いをわかりやすく比較し、それぞれの向き・不向きについて整理します。
3-1. 治療の進み方と特徴を比較
比較項目 | マウスピース矯正 | ワイヤー矯正 |
---|---|---|
見た目 | 透明で目立たない | ワイヤーが見える |
痛み | 比較的少ない | ワイヤー交換時に痛みが出やすい |
取り外し | 可能(自己管理が必要) | 不可(常時固定) |
口腔ケア | しやすい | 難しい(磨き残しに注意) |
適応範囲 | 軽度〜中等度の症例向き | 幅広い症例に対応できる |
どちらにもメリット・デメリットがありますが、症例の重さや本人の性格、生活スタイルによって最適な選択肢は変わってきます。
3-2. 子供に合う矯正法を選ぶポイント
小学生に矯正方法を選ぶときは、以下の視点を大切にするとよいでしょう。
・歯並びの状態(難易度)
・本人の性格や自己管理能力
・生活環境(部活・給食・学校生活)
・費用や通院しやすさ
例えば、軽い出っ歯やすきっ歯で本人がきちんと装着できそうならマウスピース矯正、骨格の問題がある場合や管理が難しい場合はワイヤー矯正、といった判断になります。
どちらが正解というより、「その子にとってベストな方法を一緒に考える」のが大切ですね。
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4. 気になる費用と治療期間は?

この章では、小学生がマウスピース矯正を受けた場合の費用の目安や治療期間について、親御さんが知りたいポイントをわかりやすく整理します。
4-1. 費用の目安と通院頻度
小学生向けのマウスピース矯正の費用は、部分矯正か全体矯正かによって大きく異なりますが、だいたいの目安は次のとおりです。
・部分矯正(前歯のみなど):20〜40万円程度
・全体矯正(上下全体の歯並び調整):50〜90万円程度
一般的に、大人向けよりもやや低めの設定になっていることが多いですが、症例によって変動します。
また、通院頻度は1〜2か月に1回程度が目安です。新しいマウスピースの受け取りや、歯の動きのチェックを行います。
4-2. 期間中の注意点(成長に合わせた調整)
小学生は成長期の真っ只中にあるため、矯正期間中に顎の成長や歯の生え変わりが進んでいきます。
そのため、
・マウスピースの作り直しが必要になることがある
・成長に応じた治療計画の修正が入る場合がある
など、柔軟な対応が必要です。
治療期間の目安としては、
・軽度のケースなら半年〜1年程度
・全体矯正なら1年半〜2年程度
を見込んでおくとよいでしょう。ただし、自己管理状況や成長スピードによって個人差が大きいので、担当医としっかり相談していくことが大切です。
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5. まとめ|小学生のマウスピース矯正は可能!でも向き不向きを見極めて

小学生でもマウスピース矯正を受けられる時代になりました。
目立たない・痛みが少ないといったメリットは大きく、学校生活にもなじみやすい治療法です。
しかし、自己管理能力の有無や歯並びの状態によって、向き不向きがあるのも事実です。
また、成長期特有の変化に合わせた柔軟な治療計画も重要なポイントとなります。
マウスピース矯正が向いているかどうか、費用感や通院頻度も含め、まずは一度専門医に相談してみるのがおすすめです。
お子さんの成長をサポートするためにも、正しい知識と選択を重ねていきましょう!
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