- この記事の監修者
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歯科医師。医療法人社団ピュアスマイル理事長。インビザライン ブラックダイヤモンドドクター。インビザライン世界サミット23万人いるインビザラインドクターの中からトッププロバイダーの1人に選出。
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マウスピース矯正(インビザラインなど)は、見た目が自然で取り外しがしやすい点が特徴の治療方法です。
一方で、治療期間中は生活習慣への配慮が必要になり、特に飲み会への参加に不安を感じる方も少なくありません。
飲酒時の注意点を押さえておけば、矯正治療の質を保ちながらお酒を楽しめるでしょう。
本記事では、飲酒時にマウスピースを外すべきか、またマウスピース矯正中に注意したいお酒やおつまみ類、飲酒時のマウスピースの扱い方について解説します。
- 1.マウスピース矯正中でもお酒を飲むのは可能!ただしマウスピースは必ず外そう
- 2.マウスピース矯正でお酒を避けるべき時期
- 2-1.マウスピース矯正の開始直後
- 2-2.新しいマウスピースに交換した直後
- 3.飲酒や食事の際にマウスピースを外すべき4つの理由
- 3-1.糖分と酸による歯への悪影響が懸念されるため
- 3-2.アルコールや熱によるアライナー変質・劣化の恐れがあるため
- 3-3.着色を防ぐため
- 3-4. 口腔内が不衛生になる可能性があるため
- 4.マウスピース矯正中の飲酒で注意すべきお酒・おつまみ類
- 4-1.注意が必要なお酒
- 4-2.注意が必要なおつまみ類
- 5.お酒を飲むときのマウスピースの取り扱いポイント
- 5-1.マウスピースの保管方法に注意する
- 5-2.飲み会後は必ず歯磨き&マウスピース洗浄を行なう
- 5-3.こまめに水分補給を行なう
- 5-4.装着を忘れないようにアラームをセットする
- 6.お酒を飲む日でもマウスピースの装着時間を確保するには?
- 7.飲み会参加前に準備しておきたいアイテ
- 8.マウスピース矯正中の飲酒に関するよくある質問
- Q1. 短時間の飲酒ならマウスピースを外さなくても大丈夫?
- Q2. たばこは吸っても良い?
- Q3. ノンアルコールしか飲まない場合はマウスピースをしたままでも平気?
- Q4. ストローを使用すればマウスピースを外す必要はない?
- Q5. 飲み会が長引きマウスピースの装着時間が守れない場合はどうすれば良い?
- 9.まとめ|マウスピース矯正中の飲酒は装着時間や衛生面に注意しながら楽しもう
1.マウスピース矯正中でもお酒を飲むのは可能!ただしマウスピースは必ず外そう

マウスピース矯正中でも、決められたルールを守ればお酒を完全に避ける必要はありません。ただし、飲酒の際はマウスピースを外すことが原則です。
お酒には、糖分や酸性成分、色素などが含まれています。マウスピースを外さずにお酒を飲むと、虫歯やマウスピースの劣化、変形、着色につながる可能性があります。
矯正治療をスムーズに進めるためにも、飲酒時の正しい知識を身に付けておくことが大切です。
2.マウスピース矯正でお酒を避けるべき時期

マウスピース矯正中でも飲酒は可能ですが、矯正の進行状況によっては控えたほうが良い時期があります。
ここでは、特に注意したいタイミングについて解説します。お酒を飲む可能性がある方は、事前に確認しておきましょう。
2-1.マウスピース矯正の開始直後
矯正を始めたばかりの時期は、歯が少しずつ移動し始める重要なタイミングです。マウスピースがまだ口腔内に十分馴染んでおらず、長時間外すと矯正計画に影響が出る可能性があります。
装着時間が不安定になると、歯の移動が遅れたり、違和感が強く出たりすることも想定されます。
装着時間を安定させるためにも、マウスピース矯正を始めてすぐの時期は、できるだけ飲酒を控えるのが望ましいでしょう。
2-2.新しいマウスピースに交換した直後
新しいマウスピースへ交換した直後は、歯を動かすための力が強くかかるタイミングです。
この時期にマウスピースの装着時間が不足すると、歯が予定どおりに動かない可能性があります。また、飲み会などで長時間外すと、再装着時に強い痛みや違和感が出るケースもあるため注意が必要です。
お酒を飲む予定がある場合は、事前に担当医へ相談して指示を仰ぐとよいでしょう。
3.飲酒や食事の際にマウスピースを外すべき4つの理由

マウスピース矯正(インビザラインなど)は、透明なアライナーを使って歯並びを整えていく治療方法です。
最大の特徴は、ワイヤー矯正と異なり取り外しができる点ですが、それゆえに正しい使い方を守ることが治療の成功に大きく影響します。
ここでは、飲酒や食事の際にマウスピースを外すべき理由を解説します。今後の対応にお役立てください。
3-1.糖分と酸による歯への悪影響が懸念されるため
ビールやカクテル、ワインには、糖分や酸を多く含むものがあります。
そのため、マウスピースを外さずにお酒を飲んでしまうと、その成分が歯とマウスピースの間に入ってしまい、虫歯になったり歯のエナメル質が溶けたりする可能性があります。
糖分が多いほど細菌が活性化し、虫歯のリスクが高まります。また、酸性度の高い飲料は、歯を溶かす「酸蝕症」の原因にもなります。
3-2.アルコールや熱によるアライナー変質・劣化の恐れがあるため
アルコールには、アライナーの素材であるプラスチック樹脂に影響を与える成分が含まれている場合があります。
例えば、高濃度アルコールのリキュールや濃い色のワインやカクテルなどが、マウスピースを劣化・変色させるリスクもゼロではありません。
その結果、フィット感が損なわれたり、透明性が低下したりするケースもあるでしょう。
また、マウスピースは熱に弱い性質を持っています。
例えば、熱いスープやお茶、お酒でいえばホットワインや熱燗などを飲むと、アライナーの形が変わってしまい、歯にフィットしなくなる恐れがあります。
マウスピースが変形すると、予定どおりに歯が動かず、治療計画に支障が出ることもあるため注意が必要です。
3-3.着色を防ぐため
マウスピースは透明で目立たないのが魅力ですが、コーヒーや紅茶、赤ワインなど色の濃い飲み物を飲んだ場合、その色素がマウスピースに移る可能性があります。
着色すると汚れて見た目が悪くなり、人と話すときに気になってしまうかもしれません。
3-4. 口腔内が不衛生になる可能性があるため
飲み会の場では、つい会話に夢中になったり、酔いがまわって気が緩んだりしがちです。その結果、無意識のうちにマウスピースを装着したまま飲食するケースも少なくありません。
もし、食べ物のカスや糖分がマウスピース内に残ったままになると、細菌が繁殖しやすくなり、虫歯や歯周病、口臭の原因になる恐れがあります。
特に、食後すぐにマウスピースを装着すると、歯とマウスピースの間が不潔な状態になり、衛生面だけでなく矯正にも悪影響をおよぼします。
以上を踏まえると、飲み会など食事がともなうシーンでは、事前にマウスピースを取り外して参加するのが賢明でしょう。
加えて、飲み会が終わったあとは、必ず歯磨きや口内洗浄を行ない、清潔な状態で再装着することが大切です。
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4.マウスピース矯正中の飲酒で注意すべきお酒・おつまみ類

お酒の種類によって、歯やマウスピースへの影響は異なります。また、おつまみも虫歯や着色リスクにつながる可能性があるため、選び方には注意が必要です。
ここでは、マウスピースを外していても注意すべきお酒やおつまみについて具体的に解説します。お酒を飲むシーンで活かせるように確認しておきましょう。
4-1.注意が必要なお酒
マウスピース矯正中は、糖分を多く含むお酒に注意が必要です。ビールやチューハイ、カクテル、日本酒などには、糖分が含まれています。飲酒後、歯の表面に糖分が残ったままマウスピースを装着すると、細菌が増殖しやすくなり、虫歯のリスクが高まります。
また、赤ワインや色の濃いカクテルなど着色しやすいお酒は、透明なマウスピースに色素が付着しやすく、黄ばみやくすみの原因になります。こうした着色は、通常の洗浄だけでは落としにくいのが難点です。
加えて、ワインや柑橘系を使ったカクテルなど酸性度の高いお酒は、歯の表面のエナメル質を一時的に弱くし、虫歯や酸蝕症になりやすい状態を作ります。
飲酒後は早めに口をゆすぐ、歯磨きをするなどのケアが必要です。
4-2.注意が必要なおつまみ類
おつまみのなかでも、甘いデザート類、チョコレートなど糖分を多く含むものは、歯に糖が残りやすく虫歯リスクを高めます。
また、キャラメル、チーズ、餅系のおつまみなど粘着性のある食品は、歯や口腔内に付着してしまい、汚れが残りやすい点に注意が必要です。
さらに、ソースたっぷりの料理や色素が強いスパイスの料理は着色しやすく、マウスピースが変色する可能性があります。
食後はできるだけ口をゆすぎ、マウスピースを再装着する前に歯と口腔内を清潔な状態にしておきましょう。
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5.お酒を飲むときのマウスピースの取り扱いポイント

飲み会は、仕事の付き合いや友人との交流など、避けられないシーンの一つです。
マウスピース矯正中でも、ストレスをためずに社会生活を送るためには、飲み会時の工夫と準備が欠かせません。
飲み会中のマウスピースの取り扱いにおけるポイントを見ておきましょう。
5-1.マウスピースの保管方法に注意する
飲み会の場ではマウスピースを一時的に外すことになりますが、その際に気を付けたいのが「保管方法」です。
ティッシュに包んで置いてしまうと、うっかり捨ててしまうことがよくあります。カバンのなかへそのままポンっと入れたままで、忘れてしまうことも。
紛失すると再度作成する必要があります。
「酔った勢いでどこに置いたか忘れてしまった」「ティッシュに包んで捨ててしまった」ということのないよう、取り外したらすぐ専用ケースにしまうのを習慣にしましょう。
特に飲み会では、気分が高まるとその場の空気に流されてしまい、マウスピースを外すことすら面倒になることがあります。そうならないよう、あらかじめ外して専用ケースにきちんと収納しておくことが大切です。
5-2.飲み会後は必ず歯磨き&マウスピース洗浄を行なう
飲み会が終わったあとは、歯磨きをしてからマウスピースを再装着することが重要です。
お酒や食事で口内環境が悪化したまま装着すると、細菌が繁殖し、虫歯や歯周病、口臭のリスクが高まります。帰宅後すぐに歯磨きできない場合でも、うがいだけはしておき、できるだけ早めに丁寧な歯磨きを行ないましょう。
マウスピースも軽くブラシで洗い流すことで、雑菌やニオイを防げます。
5-3.こまめに水分補給を行なう
アルコールには利尿作用があり、飲酒中は体内の水分が失われやすく、口腔内も乾燥しがちです。
唾液量が減ると、本来備わっている自浄作用が低下して細菌が増えやすくなるため、虫歯や口臭の原因になりかねません。
口腔内を清潔に保つためにも、飲酒中は水やミネラルウォーターをこまめに飲み、口の中を潤した状態にしておくことが大切です。
また、水を飲むことで、糖分や着色成分が洗い流され、余分なものが口腔内に残りにくくなる効果も期待できます。
そして、マウスピースを再装着する前には、きちんと歯磨きも行なってください。
5-4.装着を忘れないようにアラームをセットする
酔って帰宅後そのまま寝てしまい、マウスピースを装着し忘れてしまうケースも少なくありません。
装着忘れを防ぐためには、寝る前にアラームをセットしたり、家に帰る前にトイレなどでマウスピースを装着したりする癖をつけるのが有効です。
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6.お酒を飲む日でもマウスピースの装着時間を確保するには?

飲み会が長引くと、マウスピースの装着時間が不足してしまい、矯正効果に影響をおよぼすことがあります。
マウスピースは、一日の合計装着時間(20〜22時間)を守れるよう調整することが大切です。
そのため、飲み会が予定されている日は、前後の時間でしっかりとマウスピースを装着するなどの対策が必要になるでしょう。
また、職場の飲み会などでは、「矯正治療中で食べられない」「ちょっと外してきます」とひと言伝えるだけでも、気持ちがぐっと楽になる場合があります。
無理に隠そうとせず、オープンにすることで周囲の理解を得やすくなり、自分自身の行動にも余裕が出てくるかもしれません。
飲み会中でも、食事や飲酒をしていない会話中心の時間を利用し、こまめにマウスピースを再装着することが大切です。
長時間続けてマウスピースを着けていられなくても、短時間の装着を積み重ねることで、必要な装着時間を確保できるケースもあります。
さらに、飲み会前後の時間も有効に使い、できるだけ長くマウスピースを装着する意識を持ちましょう。
こうした工夫を取り入れることで、一日に必要な装着時間の維持も可能になります。
7.飲み会参加前に準備しておきたいアイテム

飲み会を快適に乗り切るために、以下のアイテムを準備しておくと安心です。
・マウスピース専用ケース
衛生的に保管するために必須です。外で食事をする機会、歯磨きをすることがある場合には持ち歩きましょう。
・携帯用歯ブラシ&歯磨き粉
再装着時の口内ケア用として持っておきましょう。
・マウスウォッシュや歯間ブラシ
歯磨きは難しい場面では、マウスウォッシュだけでもしておくことをおすすめします。
再装着する前に歯間ブラシなどで見える汚れをさっと落とし、マウスウォッシュでうがいしましょう。
・ウェットティッシュ
マウスピースを再装着する際には、清潔な手で行ないます。
口周りもきれいにするなどにも便利なので、ウェットティッシュを持っておくとよいでしょう。
・小さなミラー
鏡のない場所、狭いトイレなどでもマウスピースを装着しやすくするため、小さなミラーも持っておくと便利です。
・ミネラルウォーター
飲み会に参加する際は、ミネラルウォーターを1本持ち歩いておくと非常に便利です。
洗面所に行けない状況でも、その場で口をすすぐことができ、飲食後の口腔内をある程度清潔に保てます。
マウスウォッシュの代用にもなるため、再装着前の最低限のケアとして役立つでしょう。
また、水をこまめに口に含むことによって口腔内の乾燥を防ぎ、着色成分や糖分を歯やマウスピースに残りにくくする効果も期待できます。
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8.マウスピース矯正中の飲酒に関するよくある質問

ここでは、マウスピース矯正中の飲酒に関するよくある質問とその回答を紹介します。
疑問点を解消し、飲酒時のマウスピースの取り扱いについて理解を深めましょう。
Q1. 短時間の飲酒ならマウスピースを外さなくても大丈夫?
短時間であっても、飲酒時はマウスピースを外すことが推奨されています。お酒に含まれる糖分や酸は、少量・短時間でも歯に悪い影響を与える可能性があるためです。
マウスピース内部は唾液が行き渡りにくく、汚れがたまりやすいため、虫歯のリスクがあります。そのため、水、無糖炭酸水、白湯以外の飲み物を口にする場合は、必ず外すようにしましょう。
Q2. たばこは吸っても良い?
喫煙は、歯やマウスピースの着色原因になります。ヤニがマウスピースに付着すると、通常の洗浄では落としにくく、黄ばみやニオイの原因につながるため注意が必要です。
また、喫煙は口内環境を悪くしてしまい、歯周病や虫歯のリスクを高める要因にもなります。そのため、矯正中の喫煙は、できるだけ控えることが望ましいでしょう。
Q3. ノンアルコールしか飲まない場合はマウスピースをしたままでも平気?
ノンアルコール飲料であっても、商品によっては糖分や着色成分が含まれています。リスクが完全になくなるわけではありません。
アルコール飲料からノンアルコール飲料に替えたとしても、マウスピースを装着したまま安心して飲めるとはいえないのです。
基本的にはノンアルコール飲料も、マウスピースを外して飲むのがよいでしょう。
Q4. ストローを使用すればマウスピースを外す必要はない?
ストローを使った場合でも、飲み物は口の中に広がるため、マウスピース内部へ入ってくるのを防ぎきるのは難しいでしょう。
糖分や着色成分がマウスピースの内側に入り込めば、虫歯や着色のリスクは高まります。そのため、ストローを使用してもリスクは回避できないのです。
水、無糖炭酸水、白湯以外の飲み物を口にする際は、マウスピースを外す習慣をつけるのがよいでしょう。
Q5. 飲み会が長引きマウスピースの装着時間が守れない場合はどうすれば良い?
飲み会が長引いた場合でも、気付いた時点でできるだけ早めにマウスピースを再装着し、外している時間を少しでも短くすることが大切です。
そして翌日以降、無理のない範囲でマウスピースの装着時間を調整してみましょう。ただし、装着時に強い痛みや違和感がある場合、無理は禁物です。
痛みが長引く場合や、装着時間の不足が頻繁に起こる場合は、治療計画に影響する可能性もあるため、早めに担当医へ相談しましょう。
9.まとめ|マウスピース矯正中の飲酒は装着時間や衛生面に注意しながら楽しもう
マウスピース矯正中は、日々の生活にさまざまな制約が生じます。そのなかでも「飲み会」は多くの人が悩みがちなシーンではないでしょうか。
矯正治療は、数ヵ月から年単位にわたる長期戦です。その過程で、完全にプライベートの楽しみを排除してしまうとストレスがたまり、結果として治療へのモチベーションも下がってしまいます。
いくつかの基本的なルールとちょっとした工夫を心がけることで、矯正治療と飲み会をうまく両立させることは十分可能でしょう。
ただし、治療の質と結果を保つためにも、飲酒時における最低限のルールを守ることが大切です。
正しい知識と行動を身に付け、紛失や装着忘れをしないように習慣づけていきましょう。
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