歯列矯正を検討している方の中で、「インビザライン」という言葉を聞いたことがある方も多いかもしれません。が多い方にとっては、透明なマウスピースを使ったインビザラインは非常に魅力的な選択肢です。
しかし、インビザラインについては「ワイヤー矯正と違うの?」「費用はどれくらいかかるの?」「治療期間はどれぐらい?」など、まだ具体的に知らないことも多いかと思います。
こちらの記事では、インビザラインの仕組みやメリット、治療期間、治療費や期間、さらに他のマウスピース矯正との違いについて詳しく解説していきます。歯列矯正を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
- 1.インビザラインとは?
- 2.インビザラインの仕組み
- 3.インビザラインのメリット
- 3-1.透明で目立ちにくい
- 3-2.適応できる症例が多い
- 3-3. 痛みが少ない
- 3-4. 自由に取り外しができる
- 3-5. 通院回数が少なくて済む
- 3-6. 抜歯が不要なケースが多い
- 4.インビザラインの扱い
- 4-1. 自己管理が必要
- 4-2. 重度の症例には適応できない場合
- 4-3. アタッチメントの装着が必要な場合がある
- 5.インビザラインの治療費
- 6.インビザラインの治療期間
- 7.インビザラインの治療関連費用
- 8.インビザラインの治療の流れ
- 8-1. カウンセリングと診断
- 8-2. 治療計画の作成
- 8-3. アライナーの作成
- 8-4. アライナーの装着
- 8-5. 定期的にチェックを受ける
- 8-6. 治療完了とリテーナーの使用
- 9.まとめ
1.インビザラインとは?
インビザラインとは、アメリカのアライン・テクノロジー社が開発した透明なマウスピース(アライナー)を使用する矯正治療の方法です。このマウスピースを一定期間ごとに交換しながら少しずつ歯を動かし、理想の歯並びに整えていくシステムです。
全世界で1,400万人以上がインビザラインによる治療を受けており、その治療実績は非常に豊富です。また、アジア太平洋地域でも2020年には100万人以上の利用者がいるなど、広く普及している矯正方法です。
インビザラインは、透明で取り外しができるという大きな特徴を持っています。ワイヤー矯正のように装置が見えることがなく、装着時の違和感も少ないため、矯正治療中でも普段と変わらない生活を送りやすいのがメリットです。特に目立たない矯正を希望する方には人気があります。
さらに、2022年には「インビザライン・システム」が歯列矯正装置として初めてグッドデザイン賞を受賞しております。これからも、その技術力やデザイン性が評価されていることがわかります。
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2.インビザラインの仕組み
インビザラインの治療は専用のマウスピース(アライナー)を使って行われます。このアライナーは非常に透明に近い素材で作られているため、装着していても目立ちにくいのが特徴です。
マウスピースの厚さは約0.5mmと薄く、装着時の違和感もほとんどありません。また、インビザラインでは毎回新しいアライナーに交換することで、歯を少しずつ動かしていきます。
アライナーはコンピュータによるシミュレーションをベースに個別に作成されており、患者さんの歯にぴったり合うように設計されています。 さらに、アライナーの形状や力のかけ方も非常に精密に計算されています。よって、効率的に歯を動かすことが可能です。
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3.インビザラインのメリット
インビザラインには、従来のワイヤー矯正や他のマウスピース矯正と比べても様々なメリットがあります。ここでは、その主なメリットについて詳しく見ていきましょう。
3-1.透明で目立ちにくい
インビザラインの最大の特徴は、その透明な見た目です。
従来のワイヤー矯正では、金属のワイヤーやブラケットが目立ち、口元が気になるという方も多いですが、インビザラインならその心配はほとんどありません。日常生活で周囲の人に矯正していることを気付かれたくない方には非常におすすめです。仕事や学校で人と接する機会が多い方にとって、このメリットは大きいでしょう。
3-2.適応できる症例が多い
インビザラインは軽度から中度の歯並びの乱れだけでなく、複雑な症例にも対応できるように設計されています。
例えば、他のマウスピース矯正では難しいと言われるような症例でも、インビザラインなら対応可能。また、子どもの成長過程に合わせた矯正治療もできるため、年齢に関わらず適応できるのも強みです。
3-3. 痛みが少ない
ワイヤー矯正では歯に強い力をかけ歯を動かすため、痛みや不快感を感じることがよくあります。また、金属製のブラケットやワイヤーが口の内側に当たることで、口内の傷や痛みも発生することがあります。インビザラインならマウスピースを使って軽い力で少しずつ歯を動かしていくため、痛みが少なく、装着している間の違和感もほとんどありません。 特に痛みに敏感な方や、従来の矯正治療が苦手な方にとって、このメリットは大きいです。
3-4. 自由に取り外しができる
インビザラインは、食事や歯磨きの際に簡単に取り外せることが一つの大きな特徴です。これにより、従来のワイヤー矯正のように「食事の制限」がほとんどなくなり、普段通りの食事を楽しむことができます。
また、歯磨きもアライナーを外し従来通り可能なため、口内を清潔に保ちやすく虫歯や歯周病のリスクを減らすことができます。
3-5. 通院回数が少なくて済む
インビザラインでは事前治療計画に基づいてすべてのマウスピースが作成されるため、定期的な調整が必要なワイヤー矯正と比べて通院回数が少なくて済みます。忙しい方や遠方から通院される方にとっても通いやすい治療方法です。
さらに、緊急で通院が必要になる場合も少なく、矯正治療中のスケジュール管理がしやすいというメリットもあります。
3-6. 抜歯が不要なケースが多い
従来の矯正治療では、スペースを確保するために抜歯が必要な場合がよくあります。
インビザラインでは、奥歯を少し後ろに移動させることでスペースを確保できる場合が多いため、抜歯を避けられる可能性が高くなります。
さらに、インビザラインには「IPR」という歯を少し削ってスペースを作る方法もあり、これにより歯を抜かずに矯正治療を進めることができることもあります。歯をなるべく残したいと考える方にとって、これは大きなメリットです。
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4.インビザラインの扱い
インビザラインの扱いにも対処が必要な点はあります。治療を検討している方は、以下の点も知っておくことが重要です。
4-1. 自己管理が必要
インビザラインは取り外しができるため、その自由度が大きなメリットとなりますが同時に「自己管理」が求められる治療法でもあります。1日20〜22時間の装着が推奨されていますが、この時間を守らないと歯が計画通りに動かず、治療が長くなる原因となります。自己管理が苦手な方には、この点が問題になるかもしれません。
また、装着を忘れてしまうと歯が元の位置に戻ってしまうこともあるため、矯正治療を成功させるためには日々の管理が非常に重要です。
4-2. 重度の症例には適応できない場合
インビザラインは多くの症例に対応していますが、上顎の骨格のバランスが大きく崩れている場合や重度の歯並びの乱れには対応できない場合があり、その場合はワイヤー矯正や外科手術が必要になることもあります。
治療を始める前に歯科医としっかり相談し、自分の症例にインビザラインが適していることを確認することが重要です。
4-3. アタッチメントの装着が必要な場合がある
インビザラインでは、場合によっては歯に「アタッチメント」という小さな突起物を装着することがあります。アタッチメントは、マウスピースにしっかりと歯をフィットさせ、歯を動かしやすくする役割を果たします。
このアタッチメントは歯の色と似た素材で作られているため、目立ちにくいのですが、気になる方もいるかも知れません。装着に抵抗がある場合は、事前に歯科医によく相談しましょう。
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5.インビザラインの治療費
インビザラインの治療費用は、治療の範囲や難しさなどでクリニックによって異なりますが、一般的には80万〜100万円程度が目安です。部分的な矯正や軽度の症例の場合、50万円前後で治療が受けられることもあります。
具体的には、以下のようなパッケージがご用意されています。
インビザライン・コンプリヘンシブパッケージ・費用:約80~100万円 ・治療期間:平均2〜3年 ・対象:全体的な矯正を行うプランで、適用範囲が広く最も多くの方が利用するパッケージです。 |
インビザライン・ライトパッケージ・費用:50万円~ ・治療期間:約7ヶ月 ・対象:軽い歯並びのズレを矯正するプランです。前歯の矯正に特化しています。 |
インビザライン・エクスプレスパッケージ・費用:30万円~ ・治療期間:3〜4ヶ月 ・対象: 部分的な矯正や、矯正後の後戻り治療向けのプランです。 |
インビザライン・ファースト・費用:40万円~ ・治療期間:第一期を約1年半以内に完了、永久歯が生えそろってから必要に応じて第二期を開始 ・対象:乳歯がまだ残っている子どもの矯正に適用されるプラン |
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6.インビザラインの治療期間
インビザラインの治療期間は、困難度や矯正する範囲によって異なりますが、全体的な矯正では2〜3年程度が一般的です。軽度の症例では、治療が1年以内に完了することもあります。
治療期間は使用するアライナーの枚数と、1枚あたりの装着期間によって計算されます。 通常、1枚のアライナーを約2週間装着し、新しいアライナーに交換して少しずつ歯を動かしていきます。
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7.インビザラインの治療関連費用
インビザライン治療の開始前後で、以下の諸費用が必要な場合もあります。
※歯科医院によって費用は異なります。事前に歯科医院に確認しましょう。
・カウンセリング費用(相談料):無料〜約10,000円程度 ・検査費用:約10,000〜50,000円程度 ・再診料(調整料):約3,000〜7,000円程度 ・リテーナー(保定装置)費用:約20,000〜30,000円程度 ・抜歯費用:約5,000〜10,000円程度 |
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8.インビザラインの治療の流れ
インビザラインの治療は、以下のようなステップで進められます。
8-1. カウンセリングと診断
まずはカウンセリングを受けて、歯並びの状態や患者さんの希望を確認します。 治療方針が決まったら、デジタルスキャンを使って歯の形を3Dで記録し、そのデータを基に治療計画を立てます。
また、カウンセリングでは費用や治療期間についても詳しく説明があるので、疑問点をしっかり確認しましょう。
8-2. 治療計画の作成
インビザライン専用の3Dシミュレーションソフトを使用して、歯がどのように動くかをシミュレーションします。これにより、治療後の歯並びの予測を確認できるため安心して治療を始めることができます。
8-3. アライナーの作成
治療計画に基づいて患者さん専用のアライナーが作成されます。アライナーは連続のセットとして提供され、2週間ごとに交換しながら治療を進めていきます。
8-4. アライナーの装着
最初のアライナーを装着してから約2週間ごとに新しいアライナーに交換していきます。1日20〜22時間装着することで、計画通りに歯が動いていきます。
8-5. 定期的にチェックを受ける
治療中は4〜6週間ごとに歯科医を訪れ進捗を確認します。アライナーのフィット具合や歯の動き具合をチェックしてもらい、必要に応じて調整が行われます。
8-6. 治療完了とリテーナーの使用
治療が完了したら、歯並びを維持するためにリテーナーを装着します。リテーナーは、治療後の歯が元に戻らないようにするために重要な装置です。リテーナーの使用期間や装着時間には個人差がありますが、歯科医の指示に従って使用することが必要です。
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9.まとめ
インビザラインは透明で目立たず、痛みが少なく、取り外しが可能で、快適に矯正治療ができることが大きな魅力です。 特に、見た目や生活スタイルを大切にしたい方には非常に適した治療方法です。
ただし、自己管理が必要であることや重度の症例には適応できないことがあるので、治療を始める前に歯科医と十分に相談することが大切です。
歯並びでお悩みの方は、まずはカウンセリングを受けて自分に最適な治療方法を見つけてみましょう。 インビザラインが、あなたの笑顔をより美しくするための最適な選択肢かもしれません。
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