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犬歯とは?八重歯との違いや役割、尖っている場合の対処法を解説

湊 寛明
湊 寛明
この記事の監修者 

歯科医師。医療法人社団ピュアスマイル理事長。インビザライン ブラックダイヤモンドドクター。インビザライン世界サミット23万人いるインビザラインドクターの中からトッププロバイダーの1人に選出。
https://purerio.tokyo/

犬歯の役割や八重歯との違いがわからないと感じている方も多いでしょう。犬歯は数ある歯のなかでも重要な機能を果たしているため、健康状態を維持することが大切です。犬歯の役割や治療法を知ることで、口腔内の健康も守りやすくなるでしょう。

 

この記事では、犬歯の役割や八重歯との違い犬歯が正しく生えないことによるリスクなどについて解説します。尖って見える犬歯の治療法も紹介しているため、犬歯が気になっている方はぜひ参考にしてください。

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1. 犬歯とは

犬歯とは、前歯から数えて3番目にある歯のことです。上下の歯列の中心から「中切歯」「側切歯」「犬歯」の順番で並んでいます。

 

犬歯は上下合わせて4本生えており、やや尖ったひし形の形状が特徴です。その形状を利用して糸を切ることに使われていた経緯から、「糸切り歯」とも呼ばれます。

 

犬歯は歯根が非常に長く丈夫なため、前歯や奥歯に比べて最後まで残りやすいとされています。顎の骨にしっかりと埋まっており、大きな力を受け止めることも可能です。

 

犬歯はほかの歯と形状が違って尖っているため、口を開けたときの印象に大きな影響を与えます。そして見た目だけでなく、機能的にも大きな役割を果たしているのです。

2. 犬歯の5つの役割

ここからは、犬歯に備わっている5つの役割を紹介します。

2-1. 食べ物を噛み切る

ひし形で先端が尖っている犬歯には、食べ物を噛み切る役割があります。食事の際、前歯でかじった食べ物を引き裂き、細かくすり潰す奥歯へと中継しています。

 

犬歯の歯根がほかの歯より長くなっているのは、食べ物を嚙み切るときの強い衝撃に耐えるためです。

 

野性的な生活をしていた昔の人類に比べると、現代人の犬歯は丸みを帯びたといわれています。しかし、今でも重要な役割を果たしていることに変わりはありません。

2-2. 顎の骨を支える

犬歯の長い歯根は、顎の骨に深く食い込むことで歯全体を支えています。同時に、長く丈夫な根っこで顎の骨を固定し、安定させることにも一役買っています。

 

犬歯が前歯と奥歯の中間に4本あることも、大切なポイントです。口の中心といえる部分に根を張ることで、犬歯は顎全体を力強く支えてくれています。

2-3. 噛み合わせのバランスを保つ

ほかの歯より長く伸びている犬歯は、噛み合わせのバランスを保つ役割も果たしています。上下の歯を合わせた状態で顎を左右に動かすと、犬歯だけがほかの歯に触れていることがわかるはずです。

 

これは「犬歯誘導」と呼ばれる働きで、噛み合わせたときの顎の動きを犬歯がリードしています。丈夫で衝撃に強い犬歯が緩衝材の役割を果たし、噛み合わせのバランスを維持することに貢献しているのです。

 

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2-4. 奥歯や顎関節を過度な負担から守る

噛み合わせた状態で顎を左右に動かしたとき、前述の犬歯誘導が機能し、奥歯に力が加わりすぎないようブレーキがかかります。奥歯は横方向の力に弱いため、過度な力がかかると咬合痛などの症状につながる恐れがあります。

 

犬歯のブレーキ機能がなければ、顎関節にも負担がかかって顎関節症が起こりやすくなるでしょう。このように、犬歯には奥歯のすり減りや顎関節の変形などを防ぎ、口の健康を守る役割も果たしています

2-5. 見た目の印象にも影響する

犬歯はほかの歯より長く、形状も特徴的なため、口を開けたときに目立ちます。前歯のすぐ横の目に付く場所にあり、見た目のチャームポイントになることも珍しくありません。

 

犬歯が出っ張っていると、日本では「かわいらしい」と認識されることがある一方、欧米では歯並びが悪いとネガティブな印象を持たれがちです。

 

良くも悪くも目立つため、犬歯を矯正治療すると見た目の印象が大きく変わるでしょう。

3. 犬歯と八重歯の違い

犬歯」は前歯から数えて3番目の歯のことで、八重歯」は本来の歯列から外側にはみ出した歯並びの状態を指します。なお、八重歯の正式名称は「低位唇側転移歯」です。

 

犬歯は八重歯になりやすいため、「犬歯=八重歯」と誤解されることがよくあります。しかし、本来の歯列から外側にはみ出していれば、犬歯でなくても八重歯とみなされます

 

八重歯はチャームポイントとされることもあります。しかし、歯磨きがしにくくなるため、放置すると虫歯のリスクが高まるでしょう。噛み合わせにも悪影響をおよぼすため、矯正治療の対象となります。

 

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4. 犬歯が八重歯になりやすい理由

犬歯が八重歯になりやすいことには、歯の生える順番が関係しています。犬歯は、すべての歯のなかで生えてくるのが最も遅い歯です。先に生えてくる歯がスペースを占領していた場合、犬歯は外側にはみ出すような状態、つまり八重歯にならざるを得ないのです。

 

同時に、顎の小ささも犬歯が八重歯になる要因の一つです。食生活などの影響で現代人は昔よりも顎が細くなっており、歯の生えるスペースがそもそも狭くなっています。そのため、犬歯が生える際に十分なスペースが残っていない場合が多いのです。

 

そのほか、虫歯などで先に乳歯が抜け、ほかの歯がスペースを占領して犬歯が八重歯になるケースもあります。

 

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5. 犬歯が正しく生えないことで生じるリスク

犬歯が正しく生えないと、歯根吸収が起こる可能性があります。歯根吸収とは、歯の根もと部分が、何らかの原因で溶けたり短くなったりする現象のことです。

 

犬歯の萌出異常(本来の位置・時期に正しく生えてこない状態)によって歯根吸収が起こると、隣り合う歯の根が溶けて短くなってしまう恐れがあります。歯根吸収が進行すると痛みを感じるようになり、最終的には歯が抜けることにもつながりかねません。

 

犬歯が正しく生えないと、食べ物を噛み切る、噛み合わせのバランスを保つといった本来の役割が果たせなくなります。犬歯誘導もうまく機能しなくなり、奥歯のすり減りや顎関節症の発症なども懸念されるでしょう。

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6. 犬歯の抜歯が検討されるケース

ここからは、犬歯の抜歯が検討される4つのケースを紹介します。

6-1. 虫歯

虫歯が重症化して神経に達し、骨のなかでも菌が増殖している場合、歯根の長い犬歯であっても抜歯が検討されます。虫歯の症状が深刻になると、神経を抜いて被せ物をする処置だけでは間に合わない可能性が高くなります。

 

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6-2. 歯周病

歯と歯茎の間にプラーク歯垢)が蓄積して歯周病菌が増殖し、毒素を放出することで生じるのが歯周病です。症状が進行すると歯周炎となり、歯の根もとの骨が溶けて歯自体がぐらつき始めます。

 

犬歯は歯根の長い歯ですが、ぐらつくほど歯周病が進行している場合は抜歯が検討されます。歯周病の悪化を防ぐためには、プラークコントロールで歯の健康を守ることが重要です。

 

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6-3. 歯根破折

歯が折れることを「歯牙破折」といいますが、歯牙破折には「歯冠破折」と「歯根破折」の2種類があります。

 

歯冠破折は、歯茎の外側に露出している歯の白い部分が折れることです。一方、歯茎に埋まっている部分が折れることを歯根破折といいます。基本的に、歯根破折が起こった場合は犬歯でも抜歯の処置が必要になります。

6-4. 萌出異常

萌出異常とは、歯が本来の時期や正しい位置に生えてこない状態のことです。萌出異常には萌出遅延」「異所萌出」「埋伏歯」「過剰歯」などの種類がありますが、八重歯はこのうち異所萌出の一種とみなされます。

 

犬歯に萌出異常が見られる場合、口腔内の傷やほかの歯への悪影響などが懸念されます。異常の程度にもよりますが、場合によっては抜歯が検討されるでしょう。

7. 尖って見える犬歯の治療法

八重歯になった犬歯が尖って見え、気になる場合は矯正治療で改善できます。

 

矯正治療の方法は、大きくマウスピース矯正ワイヤー矯正の2種類に分けられます。

 

マウスピース矯正は自己管理が求められますが、矯正器具が目立たず、食事中は外せるなどのメリットがあります。ワイヤー矯正は幅広い症例に対応できる一方で、矯正器具が目立ちやすく、歯磨きしにくいのが難点です。

 

そのほか、歯を削ってセラミックなどの被せ物をする修復治療も、尖った犬歯を改善する方法の一つです。症例に応じて対応可能な治療法は変わってくるため、なるべく歯に負担をかけずに八重歯を改善できる方法を検討しましょう。

 

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8. 犬歯に関するよくある質問

最後に、犬歯に関するよくある質問とその回答について紹介します。

Q1. 八重歯になった犬歯は抜くべき?

犬歯は食べ物を切り裂く、奥歯を保護するといったさまざまな機能を果たしています。

 

犬歯の機能面を考慮すると、八重歯が気になるからといって、安直に抜くことはおすすめできません。まずは抜歯せずに症状を改善できる治療法を探し、どうしても必要な場合に抜歯を検討するようにしましょう。

 

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Q2. 尖ってる犬歯は削るほうが良い?

犬歯が尖っている場合、ある程度歯を削ることで形を改善できます。しかし、歯の表面を覆っているエナメル質を削ることにはリスクがともなうので注意が必要です。

 

エナメル質は人体で最も硬い組織であり、表面を覆うことで歯を守っています。エナメル質を削ったために象牙質が露出し、知覚過敏などにつながる恐れもあるでしょう。

 

歯を削れる範囲には限りがあるため、デメリットも理解しておくことが重要です。

 

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Q3. 犬歯のケアで意識すべきポイントは?

形がイレギュラーで根が深い犬歯は、磨き残しが生じやすい歯です。歯茎との境目に汚れが残ると、歯周病歯肉炎を発症する恐れもあるため、丁寧にブラッシングすることが求められます。

 

歯磨きの際は、犬歯の根もとを包むように歯ブラシを当て、軽く小刻みに動かすのがポイントです。フロスを使ったり、クリニックで定期的に検診を受けたりしながら、犬歯だけでなく口腔内全体の健康を守ることを常に意識しましょう。

 

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9. まとめ|犬歯の役割を理解して正しいケアをしよう

前歯と奥歯の間に位置する犬歯は、ほかの歯や顎を守る重要な役割を果たしています。常日頃から丁寧なケアを心がけ、犬歯の健康を守ることが、歯全体の健康を守ることにつながります。

 

犬歯が八重歯になっている場合、噛み合わせなどに支障をきたすことがあるため、矯正治療がおすすめです。「ウィ・スマイル」のポータルサイトでは、歯列矯正を検討している方に信頼性の高いクリニックを紹介しています。ウィ・スマイルで信頼できる矯正医を見つけ、コスパ良く歯並びを改善してはいかがでしょうか。

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