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【歯磨きの手順】正しいブラッシング方法とポイント

湊 寛明
湊 寛明
この記事の監修者 

歯科医師。医療法人社団ピュアスマイル理事長。インビザライン ブラックダイヤモンドドクター。インビザライン世界サミット23万人いるインビザラインドクターの中からトッププロバイダーの1人に選出。
https://purerio.tokyo/

私たちの口内の健康を守るために非常に重要な役割を果たしているのが、毎日の歯磨きです。

ただ何となく磨いている人もいるかもしれませんが、虫歯や歯周病の予防、さらには全身の健康維持にも繋がる重要な行動なのです。

 

たとえば、歯周病は心臓疾患や糖尿病など、体の他の部分にも悪影響を与えることが知られています。

歯磨きは単なる口内ケアにとどまらず、全身の健康にも深く関わっています。

 

しかし、歯磨きに対する意識は、人それぞれ異なり、「とりあえず磨いていれば大丈夫」と思っている人も少なくないでしょう。

実際、歯磨きを適切に行えていない人も多く、その結果として虫歯や歯周病に悩まされている人は年々増えています。また、磨き方が誤っていると、歯を傷つけたり歯茎を痛めたりすることもあります。

 

そこで本記事では、誰でも簡単に実践できる、正しい歯磨きの手順を詳しくご紹介します。

1.歯磨きを始める前に準備すること

歯磨きを効果的に行うためには、正しい道具と環境が整っていることが大切です。

単に歯ブラシを手に取って磨くだけでは、不十分な場合があります。

正しい準備をすることで、歯磨きの効果を最大限に引きだせますよ。

1-1.必要な道具を揃える

歯磨きに必要な道具は、実は思っているよりも多く、適切に選ぶことが大切です。どんな道具を使うかによって、磨き心地や効果が大きく変わります。

以下のアイテムを揃えて、歯磨きをより効果的に行いましょう。

 

・歯ブラシ
歯ブラシの選び方は非常に重要です。

毛先が硬い歯ブラシを使うと、歯や歯茎に負担をかけてしまいます。逆に柔らかすぎると、汚れが十分に取れないこともあります。

 

そのため、毛先が細かく、柔らかめの歯ブラシを選ぶのが最適です。また、歯ブラシのヘッドのサイズや形状も重要です。小さめのヘッドが、奥歯などの奥深くまで届きやすく、より細かな部分まで磨くことができます。

自分の口の大きさに合った歯ブラシを選びましょう。

 

・歯磨き粉
歯磨き粉にはさまざまな種類があります。

最も基本的で必要な効果は、虫歯予防です。

フッ素入りの歯磨き粉は、歯の表面を保護し、虫歯の原因となる酸を中和する効果があります。

そのため、フッ素入りの歯磨き粉を選ぶのがおすすめです。

 

また、歯磨き粉にはホワイトニング効果を持つものや、歯周病予防に効果的な成分が含まれているものもあります。

自分の歯の状態に合わせた歯磨き粉を選ぶことが重要です。

 

・デンタルフロス
歯ブラシだけでは、歯と歯の間の汚れや食べかすを取り除くことは難しいです。特に、歯と歯の間に詰まった汚れは、虫歯や歯周病を引き起こす原因となります。

デンタルフロスを使用することで、歯間の汚れをしっかりと取り除くことができます。デンタルフロスは、細い糸を使って歯間に挿入し、軽く動かしながら汚れを取る道具です。使うことで、歯ブラシだけでは届かない部分の清掃ができます。

 

・マウスウォッシュ(必要に応じて)
マウスウォッシュは、口の中をさっぱりとさせ、口臭予防や殺菌効果を期待できるアイテムです。歯磨きの後に使用することで、口内をさらに清潔に保つことができます。

また、歯磨きでは届かない場所に潜んでいる細菌を除去するためにも効果的です。

ただし、使用する際はアルコール成分が含まれていないマウスウォッシュを選ぶことが推奨されます。アルコールが含まれているものは、口内の乾燥を招くことがあり、長期的には逆効果になる可能性があります。

 

・歯ブラシスタンドやケース
歯ブラシを使用した後、衛生的に保管するためのスタンドやケースも準備しておくと良いです。

歯ブラシは湿ったまま放置しておくと、細菌が繁殖する原因となります。使用後は必ず洗って乾燥させ、清潔な状態で保管することを心がけましょう。

1-2.歯磨きのタイミングを意識する

歯磨きのタイミングも非常に重要です。

意識的に適切なタイミングで磨くようにしましょう。

 

・朝食前の歯磨き
朝起きた時の口内は、寝ている間に分泌された唾液が減少し、細菌が繁殖しやすい状態です。

朝食を食べる前に歯を磨くことで、口の中をリフレッシュさせ、清潔に保つことができます。歯磨きができない場合は、水で口をすすぐだけでもいいでしょう。

 

・食後の歯磨き
食後にすぐ歯磨きをしたい気持ちもありますが、酸性の食事(フルーツやジュースなど)を摂取した後すぐに歯を磨くのは避けたほうが良いです。

酸性の食べ物や飲み物を摂取した後は、歯のエナメル質が一時的に柔らかくなっています。そんなときに力を入れて歯を磨くと、エナメル質を傷つけてしまう可能性があります。

とは言え、待ちすぎるのものも忘れてしまうのでNG。食後少し待ってから、30分以内に歯磨きをするのが理想的です。

 

・就寝前の歯磨き
就寝前の歯磨きは特に重要です。

寝ている間は唾液の分泌が減少し、口内が乾燥しやすくなるため、細菌が繁殖しやすい状態になります。歯磨きをしっかりと行うことで、睡眠中の口内環境を守り、虫歯や歯周病の予防に繋がります。

特に、就寝前はフッ素入りの歯磨き粉を使うとより効果的です。フッ素が歯の表面を強化し、虫歯のリスクを減らします。

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2.正しい歯磨きの手順

歯磨きはただ単に歯を磨くことではなく、効果的な手順を踏むことが重要です。

正しい手順を守ることで、口内をより清潔に保つことができます。

2-1.デンタルフロスで歯間の汚れを除去

デンタルフロスは、歯と歯の間に挟まった汚れや食べかすを取り除くための道具です。歯ブラシだけでは除去できない部分なので、まず最初にデンタルフロスを使用しましょう。

フロスを両手で持ち、歯間にやさしく滑り込ませて汚れを取ります。無理に引っ張ると歯茎を傷つけることがあるので、軽い力で使いましょう。

2-2.歯ブラシの持ち方を確認する

歯ブラシを正しく持つことも、効果的な歯磨きには欠かせません。

持ち方には主に次の2種類があります。

 

・ペングリップ(鉛筆持ち)
歯ブラシを鉛筆のように持つ方法です。

この持ち方では細かい動きがしやすく、歯茎を傷つけることなく、優しく磨くことができます。

 

・パームグリップ(握り持ち)
歯ブラシを手のひらで握る方法です。

この方法は、奥歯を磨く際に便利ですが、力が入りすぎることがあるため、注意が必要です。

 

最も推奨されるのは、ペングリップです。

この持ち方を意識することで、歯磨きの力加減を調整しやすくなります。

2-3.磨く順番を決める

歯磨きの順番を一定にすることで、効率的に磨くことができます。

おすすめの順番は以下の通りです。

 

・奥歯の外側(右上→左上→右下→左下)

・奥歯の内側(右上→左上→右下→左下)

・前歯の外側・内側

・奥歯のかみ合わせ

 

この順番で磨くことで、歯全体を均等に磨くことができます。

2-4.1本ずつ丁寧に磨く

歯ブラシの毛先を歯と歯茎の境目に45度の角度で当て、小刻みに動かして磨きます。

1本ずつ10〜20回程度、軽くブラッシングを行い、歯全体を丁寧に磨きましょう。力を入れすぎず、優しく磨くことがポイントです。

2-5.舌を磨く

舌の表面にも細菌が溜まりやすいので、舌磨きも重要です。

専用の舌ブラシを使用するか、歯ブラシで優しく磨きます。力を入れすぎると舌を傷つけてしまうので、軽い力で磨きましょう。

2-6.仕上げにうがいをする

歯磨き後は、口の中に残った歯磨き粉や汚れをしっかり取り除くためにうがいをしましょう。

ただし、フッ素入り歯磨き粉を使用した場合は、軽く1回だけすすぐ程度にして、フッ素の効果を最大限に活かすようにしましょう。

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3.歯磨きのポイントと注意点

歯磨きをする際には、次のポイントに注意しながら磨きましょう。

3-1.強く磨きすぎない

力を入れすぎると、歯や歯茎を傷つける原因になります。歯磨きの際は優しく、丁寧に磨くことを意識しましょう。

特に歯茎を傷つけると、歯周病のリスクが高まります。

3-2.電動歯ブラシを活用する

電動歯ブラシは手動のものよりも効率的に歯を磨けるため、特に忙しい方におすすめです。

電動歯ブラシを使う際は、強く押し付けず、軽く歯に当てるようにしましょう。過剰な力をかけないことが大切です。

3-3.定期的に歯ブラシを交換する

古くなった歯ブラシでは、毛先が開いて効果的に磨けません。歯ブラシは1ヶ月に1回程度を目安に交換しましょう。

また、歯ブラシの毛先が広がってきたら、早めに交換することをおすすめします。

3-4.歯科検診を受ける

歯磨きだけでは完全に歯の汚れを除去することはできません。定期的に歯科検診を受け、専門的なクリーニングを受けることで、歯石や歯周病を予防することができます。

半年に1回の歯科検診を目安にしましょう。

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4.まとめ:丁寧な口腔ケアで健康を維持!

正しい歯磨きの手順を実践することで、虫歯や歯周病を予防し、健康な口内環境を維持することができます。

デンタルフロスを使用したり、磨く順番を決めたりして、丁寧に磨く習慣をつけることが大切です。

毎日の歯磨きを適切に行い、健康な歯を維持していきましょう!

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