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マウスピースは食事中に外さなくていい?矯正中も食事を楽しむコツ

湊 寛明
湊 寛明
この記事の監修者 

歯科医師。医療法人社団ピュアスマイル理事長。インビザライン ブラックダイヤモンドドクター。インビザライン世界サミット23万人いるインビザラインドクターの中からトッププロバイダーの1人に選出。
https://purerio.tokyo/

透明なマウスピースを使ったマウスピース矯正は、見た目を重視したい方におすすめの矯正方法です。

 

マウスピースは、食事中と歯磨き中を除き、一日中着け続けるのが基本です。矯正効果を高めるために、マウスピースの装着方法や装着時間を守りましょう。

 

この記事では、マウスピース矯正中の食事に加え、以下の項目を解説します。

 

・食事中にマウスピースを外さなければならない理由

・マウスピース矯正中の飲み物の注意点

・マウスピース矯正を行ないながら食事を楽しむコツ

 

マウスピース矯正をこれから始めたい方や、マウスピース矯正中の方はぜひ参考にしてください。

1. 食事の際はマウスピースを必ず外そう

透明なマウスピースを使ったマウスピース矯正は、装置が目立ちにくく、取り外しが楽というメリットがあります。しかし、矯正効果を得るには、長時間の装着が必要です。

 

このため「食事中もマウスピースを着けなければならないの?」と、疑問に思う方もいるかもしれませんが、食事中はマウスピースを着ける必要はありません。

マウスピースの変色・変形・劣化を防ぎ、虫歯や歯周病のリスクを高めないようにするために、食事と歯磨きのときはマウスピースを必ず外しましょう

 

次章から詳しく解説します。

 

・関連記事

マウスピース矯正の方法とは?仕組み・流れ・向き不向きまでわかりやすく解説!

2. 食事の際にマウスピースを外すべき3つの理由

食事中にマウスピースを外すべき理由は、以下の3つです。

 

1. マウスピースが変形してしまう

2. マウスピースに色が付いてしまう

3. 虫歯や歯周病のリスクが高まる

 

それぞれの内容を詳しく解説します。

2-1. マウスピースが変形してしまう

マウスピースはプラスチック(ポリウレタンなど)で作られており、熱に弱い性質があります。また、ある程度の強度はありますが、人間の噛む力に耐えられるほどの強度はありません。食事中にマウスピースを使用すると変形・破損する恐れがあるため、食事の前に外しましょう。

 

もしも変形してしまった場合には、速やかに担当の歯科医師に相談してください。変形したマウスピースを無理に使用すると、想定した矯正効果が得られなくなる可能性があります。

2-2. マウスピースに色が付いてしまう

食事中にマウスピースを着けていると、食べたものの色がマウスピースに移ってしまう可能性があります。

 

特に、以下のような色の濃い食べ物を食べると、色が付きやすくなります。

 

・カレー

・コーヒー

・ワイン

 

マウスピースに色が付いてしまうと、透明で目立ちにくいというマウスピース矯正のメリットが損なわれてしまいます。透明度を保つためにも、マウスピースを着けたまま食事するのは避けましょう。

2-3 虫歯や歯周病のリスクが高まる

食べかすがマウスピースと歯の隙間に入ると、虫歯や歯周病の原因になる可能性があります。食事中はマウスピースを外し、必ず歯磨きをしてからマウスピースを装着するなどの対策が必要です。

 

マウスピース矯正を始めたら、食事後の口腔ケアにも力を入れましょう。

3. マウスピース着用中は飲み物にも注意

マウスピース着用中は、食べ物だけではなく飲み物にも注意が必要です。マウスピース着用中に飲めるものと飲めないものについて解説します。

3-1. マウスピース着用中に飲めるもの

マウスピース着用中に飲めるものには、以下の例が挙げられます。

 

・水

・ぬるま湯(40度以下のもの)

・炭酸水

 

ただし、炭酸水のなかでも、糖分が含まれているものや柑橘系のフレーバーが含まれているものは避けましょう。飲む前に、商品の原材料をチェックするのがおすすめです。

3-2. マウスピース着用中に避けるべき飲み物

マウスピースの着色の原因になる濃い色の飲み物、変形の原因になる熱い飲み物、マウスピースの隙間に入って虫歯の原因になる糖分が多い飲み物は避けましょう。

 

・着色の原因になる飲み物:コーヒー、紅茶、コーラ、赤ワインなど

・変形させる恐れのある飲み物:ホットコーヒー、ホットココア、ホットミルク、白湯など

・虫歯の原因になる飲み物:フルーツジュース、野菜ジュース、スポーツドリンクなど

 

ストローで飲むなら問題ないのではないか、と思われる方もいますが、ストローで飲んだとしてもマウスピースに影響がないとは限りません。これらの飲み物は基本的に避け、飲む場合はマウスピースを外してから飲むようにしてください。

 

避けるべき飲み物を飲んでしまった場合は、速やかにマウスピースを外し、歯とマウスピースを洗浄してから再度マウスピースを装着しましょう。

4. マウスピース矯正中の食事のコツ

マウスピース装着中は食事内容にもいくつか注意すべき点があります。ポイントを押さえて、食事を楽しみましょう。

 

・硬いもの・粘着性が強いもの・糖分の多いものは避ける

・メニューを工夫して食事を楽しむ

・食後のお手入れを欠かさない

・外出時の対応を考えておく

4-1. 硬いもの・粘着性の強いもの・糖分の多いものは避ける

矯正中は歯に大きな負担がかかっています。硬いものを食べると歯に大きな力が加わるため、余計な負担が増え、痛みの原因になってしまいます。

 

以下のような硬いものは避けましょう。

 

・おせんべい

・ナッツ類

・氷

 

また、粘着性が高いものや糖分の多いものは虫歯の原因になりやすいです。特に粘着性が高いものは歯ブラシでも落ちにくく、マウスピースの装着具合にも影響が出るため、避けたほうがよいでしょう。

 

・粘着性の高いもの:ガム、キャラメル、おもち、ドライフルーツなど

・糖分が多いもの:クッキー、キャンディ、チョコレート、菓子パン、アイスなど

 

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4-2. メニューを工夫して食事を楽しむ

マウスピース矯正では、マウスピースを装着することで歯を少しずつ動かしています。歯に継続的な力がかかるため、人によっては痛みや違和感が出て、食事がつらいと感じることもあります。

 

マウスピース矯正中も食事を楽しむために、以下のようにメニューを工夫しましょう。

 

・やわらかいものを食べる

・食べ物を小さくカットする

・やわらかくなるまで煮込む、肉の筋を切るなど調理方法を工夫する

・プロテインドリンクやゼリー状の栄養補助食品を活用する

 

矯正中にできやすい口内炎の対策としてビタミンを多く含むものを食べるのもおすすめです。ビタミンは以下のような食材に多く含まれています。

 

・ビタミンB1……豚肉、うなぎ、大豆、玄米など

・ビタミンB2……魚肉ソーセージ、レバー、牛乳、チーズ、卵、納豆など

・ビタミンB6……ししとう、ピーマン、モロヘイヤ、玄米、カツオ、牛肉、鶏肉など

 

また、カルシウムは歯の組織の再生や回復に欠かせない栄養素です。積極的に摂取しましょう。

 

メニューを工夫しても食事がつらいときや、痛みがあまりにひどいときは、担当の歯科医師に相談してください。

 

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歯列矯正中の食事のポイントとは?避けるべき&おすすめの食品を具体的に紹介

4-3. 食後のお手入れを欠かさない

食事のあとは必ず歯を磨き、できるだけ早くマウスピースを装着しましょう。マウスピースの装着時間をしっかり確保することが大切です。外出中などで歯磨きが難しい場合は、うがいをしてからマウスピースを装着しましょう。

 

歯だけでなくマウスピースもきれいにします。マウスピースも水やぬるま湯で優しく洗い流し、汚れを落としておきましょう。マウスピースの汚れがひどい場合は洗浄液できれいにしてください。

 

マウスピースの洗い方や正しい歯磨きの方法、外出先でも使える歯磨きグッズについては下記の関連記事で詳しく解説していますので参考にしてください。

 

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マウスピースの正しい洗い方|基本の洗浄方法と超音波洗浄機の活用

【歯磨きの手順】正しいブラッシング方法とポイント

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4-4. 外出時の対応を考えておく

外出時は自由にマウスピースを着け外しできない場合が多くなります。外食する際はマウスピースを外せる場所を事前に把握しておくのがおすすめです。

 

外出時は、外したマウスピースを紛失しないよう、マウスピースを保管できるケースを持ち歩くとよいでしょう。

 

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5. ワイヤー矯正の場合も食事制限はある?

ワイヤー矯正の場合、マウスピース矯正と異なり、装置の着け外しができません。そのため、ワイヤー矯正中は矯正装置を着けたまま食事します。

 

ワイヤー矯正中は以下の点に注意して食事しましょう。

 

・硬い食べ物や粘り気が強いもの、繊維質のものは避ける

・適量であればアルコールも飲んで良いが、装着直後は避ける

・矯正装置に食べ物が詰まりやすいため、食後は丁寧に歯磨きする

 

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6. マウスピース矯正に関するよくある質問

最後に、マウスピース矯正に関するよくある質問を2つ解説します。

Q1. マウスピースは1日に何時間着ける必要がある?

マウスピースの装着時間は1日20時間以上が目安です。基本的に、食事や歯磨きのとき以外は装着しましょう。

 

装着時間を守らない場合、歯の位置があと戻りしたり、噛み合わせが悪化したりする可能性があります。

Q2. マウスピースの洗浄方法は?

マウスピースをぬるま湯や水でかるくすすいでから、指先ややわらかい歯ブラシで洗います。

 

また、週に1~2回は、洗浄剤でしっかりと洗浄しましょう。細菌や臭いの発生を防げます。

 

マウスピースの詳しい洗浄方法は下記の関連記事で解説していますので、併せてご覧ください。

 

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マウスピースの洗浄方法・頻度は?おすすめの洗浄剤と選び方のポイントも解説

7. まとめ|注意点をしっかり守ってマウスピース矯正中も食事を楽しもう

食事中にマウスピースを装着していると、マウスピースが着色したり変形したりする可能性があります。必ず食事前にマウスピースを外し、食事後はしっかりと歯磨きをしてからマウスピースを装着しましょう

 

マウスピース矯正では、口腔ケアや食事など、気を付けるポイントがいくつかあります。信頼できる歯科医師に相談しながら、矯正効果を高められるよう生活スタイルにも注意することが大切です。

 

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