- この記事の監修者
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歯科医師。医療法人社団ピュアスマイル理事長。インビザライン ブラックダイヤモンドドクター。インビザライン世界サミット23万人いるインビザラインドクターの中からトッププロバイダーの1人に選出。
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歯がむずむずして、ついギュッと噛みしめたくなることはありませんか?痛いわけではなくても、気になると仕事や家事に集中できなくなるなど、不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
このように歯がむずむずする場合は、歯を支えている歯根膜や歯茎に何らかの問題が起こっていると考えられます。
この記事では、歯がむずむずして噛みたくなる違和感の正体と、考えられるおもな原因、自分でできる対処法や歯科医院に行くべきサインなどを解説します。
歯のむずむず感に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
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- 1.「歯がむずむずして噛みたい」と感じる理由
- 1-1. 歯がむずむずする・噛みたくなるときに口腔内で起こっていること
- 1-2. 歯がむずむずする・噛みたくなる感覚とは
- 2. 歯がむずむずして噛みたくなるおもな5つの原因
- 2-1. 虫歯・歯周病などの病気
- 2-2. 歯ぎしり・食いしばり・噛み合わせの問題
- 2-3. 親知らず
- 2-4. 矯正中・被せ物が合わないなどの物理的な影響
- 2-5. ストレスや自律神経の乱れ、生活習慣
- 3. 歯がむずむずして噛みたくなったときの対処法
- 3-1. 絶対にやってはいけないこと
- 3-2. 自宅でできるセルフケア
- 3-3. 歯科医院で行なわれるおもな治療・ケア
- 4. 歯がむずむずして噛みたくなったらすぐに歯科医院を受診すべき?
- 4-1. すぐに受診すべきサイン
- 4-2. 様子を見る場合:原因を推定するポイント
- 5. 歯がむずむずしたときに放置するリスクと早期受診のメリット
- 6. まとめ|歯のむずむず感や噛みたい感覚が続くようなら早めに歯科医院へ相談しよう
1.「歯がむずむずして噛みたい」と感じる理由
「歯がむずむずして噛みたい」と感じるのはなぜでしょうか。
ここでは、そう感じたときに口腔内で起こっていることと、その感覚について解説します。
1-1. 歯がむずむずする・噛みたくなるときに口腔内で起こっていること
歯のむずむず感は、歯根膜や歯茎に軽い炎症が起こったり、圧力がかかったりして、神経が刺激されて起こると考えられています。
歯根膜は歯の根と顎の骨(歯槽骨)の間にあり、歯を支え、噛んだ際の衝撃を分散・吸収するクッションのような役割を持っています。
また、噛み合わせの変化などによって、一部の歯に負担が集中しているサインや、虫歯や歯周病の初期症状である場合も考えられるでしょう。
1-2. 歯がむずむずする・噛みたくなる感覚とは
歯のむずむず感は、多くの人が痛みではなく、「かゆい」「歯が浮いた感じ」として自覚します。
すっきりしない違和感があるため、「とにかく噛んで確かめたくなる」衝動がセットで起こることも少なくありません。この感覚が「噛みたい」という訴えにつながります。
明確な痛みと異なり、わかりやすく説明するのが難しいため、悩んだり放置したりしてしまいがちです。体験したことがない人には、なかなか伝えにくい感覚といえるでしょう。
2. 歯がむずむずして噛みたくなるおもな5つの原因
ここでは、歯がむずむずして噛みたくなる具体的な原因を解説します。
2-1. 虫歯・歯周病などの病気
虫歯菌の影響で歯のエナメル質が溶け始めると、初期症状としてむずむずすることがあります。
さらに虫歯が進み、穴が深くなると、痛みや冷たいものがしみる感覚に変わってくるでしょう。
虫歯の穴に食べ物が詰まっていると、むずむずとした違和感を覚えることもあります。これは、周りの歯茎に炎症が起きていることが原因です。
また、歯周病の初期から中等度の段階では、歯茎の炎症によって歯が浮いたような感じやむずむず感が出やすく、噛むと痛みを感じることもあります。
虫歯や歯周病が原因の場合は、放置すると抜歯が必要になってしまうこともあるため、おかしいと感じたら早めに対処を検討しましょう。
2-2. 歯ぎしり・食いしばり・噛み合わせの問題
歯ぎしりや食いしばりが強いと、睡眠中や集中しているときに歯根膜へ過剰な力がかかり、その負担に耐えきれなくなってしまいます。特に睡眠中は無意識のため、なかなか歯ぎしりや食いしばりを自覚できません。
その結果負担が積み重なり、朝起きたときや作業後に、むずむず感や噛みたくなる症状が出ることがあります。
歯並びの変化や、硬いものを食べ続けたなどの習慣も、むずむず感の原因になるでしょう。一部の歯に強い力がかかり続けると、歯根膜がダメージを受けてしまうからです。
2-3. 親知らず
親知らず周囲の炎症(智歯周囲炎)が起きている場合や、親知らずが斜めに生えて手前の歯を押しているケースでは、奥歯周辺のむずむず感・かゆみ・噛み合わせの違和感が出やすくなります。
親知らずは歯ブラシが届きにくく、磨き残しが出やすい場所です。そのため、細菌が繁殖して歯茎が炎症を起こしやすく、炎症の初期段階でむずむずした違和感を覚えることがあります。
また、親知らずが手前の歯を押すことで噛み合わせが変わり、その影響で違和感が出ることもあるでしょう。
2-4. 矯正中・被せ物が合わないなどの物理的な影響
矯正治療や被せ物が合わないなど、物理的な影響でむずむず感が出ることもあります。矯正治療中は歯を動かす力が歯根膜に加わるため、調整後しばらくは、違和感を覚えやすくなるでしょう。
しかし、それらの多くは一時的な症状です。矯正を始めたばかりであれば1週間程度、矯正器具を交換した直後であれば、2~3日で落ち着くことがほとんどです。
ほかに、合っていない被せ物・詰め物や、割れた歯・ヒビがあると、むずむず感や噛み合わせたときの痛みが現れることがあります。これは、噛むたびに歯根膜や神経が刺激されたり、磨き残しが原因で歯茎が腫れたり、特定の歯に負担が集中したりしやすいためです。
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2-5. ストレスや自律神経の乱れ、生活習慣
アレルギーや口内炎などにより口腔内に炎症が起こっている場合、歯茎のかゆみやむずむず感を覚えることがあります。この場合、特定の食品や歯磨き粉・金属などが原因と考えられるでしょう。
ストレスや自律神経の乱れも、むずむず感や違和感を悪化させてしまう要因となります。無意識の食いしばりを増やし、歯や歯茎への血流・感覚を変化させてしまうからです。
ほかに、酸性食品や炭酸飲料の頻繁な摂取や、強すぎるブラッシングなどの生活習慣は、エナメル質が溶けたり、歯茎が下がってしまったり(歯肉退縮)する症状を招きます。これによって、知覚過敏やむずむず感につながる可能性もあるでしょう。
3. 歯がむずむずして噛みたくなったときの対処法

ここでは、歯がむずむずして噛みたくなったときに絶対にやってはいけないことや、自宅でできるセルフケアを紹介します。
3-1. 絶対にやってはいけないこと
むずむず感が気になっても、次の行為は歯根膜や歯茎の炎症を悪化させる可能性があるため避けましょう。
・強く噛みしめて確かめる
・舌や指でしつこく触る
・歯ブラシで歯茎をゴシゴシこする
・硬い歯ブラシを力任せに使う
・爪楊枝など先の尖ったもので強く突く
これらのような強い刺激は、歯肉退縮や出血を招き、症状を長引かせるリスクがあります。さらに、炎症悪化や別のトラブルを引き起こす可能性もあるため、絶対にやってはいけません。
3-2. 自宅でできるセルフケア
自宅でできる基本的な対処として、以下を心がけましょう。
・毛先のやわらかい歯ブラシとデンタルフロス・歯間ブラシを使ってお手入れする
・酸性食品・炭酸飲料の摂取頻度を見直す
・知覚過敏がある場合は、知覚過敏用の歯磨き粉を使用する
・歯ぎしり・食いしばり対策として、リラックス時間を設ける
毎食後と就寝前には、欠かさず丁寧なブラッシングを行ないましょう。歯茎に優しい圧で、プラーク(歯垢)を除去することが重要です。さらに、デンタルフロスや歯間ブラシの使用を習慣化することで、むずむず感の原因となるプラーク・歯石・歯周病の予防に効果があります。
また酸性食品や炭酸飲料の過剰な摂取は、エナメル質の溶解リスクを高めるため、摂取頻度を見直しましょう。摂取したあとはすぐに水で口をすすぐ、時間を空けてから歯磨きするなどの工夫も重要です。
知覚過敏が疑われる場合には、知覚過敏用歯磨き粉を一定期間使用することで、しみる感覚やむずむず感の軽減が期待できます。
歯ぎしり・食いしばりが関与している場合は、就寝前のストレッチ・入浴・深呼吸などでリラックス時間を設けてみましょう。日中は「上下の歯を離す」意識づけが、効果的なセルフケアとなります。
3-3. 歯科医院で行なわれるおもな治療・ケア
症状が続く場合、歯科では次のような、原因に応じた治療が行なわれます。
・虫歯治療
・歯石除去(スケーリング)
・歯周病治療
・噛み合わせ調整
・マウスピース(ナイトガード)作製
就寝中の歯ぎしりが疑われる場合は、歯科でマウスピースを作製してもらうことを検討しましょう。マウスピースを使うことで、歯や歯根膜、顎関節への負担を軽くできます。
親知らず由来のむずむず感や腫れがある場合は、炎症のコントロールや歯磨き・日常のケアについてのアドバイスに加え、抜歯するか検討されます。
ストレスや自律神経の乱れが強く関係しているときは、口腔内の治療だけでは十分といえません。生活習慣の見直しや睡眠の質改善、場合によっては医科との連携も含めた、全身的なアプローチが有効となるでしょう。
4. 歯がむずむずして噛みたくなったらすぐに歯科医院を受診すべき?

歯がむずむずして噛みたくなったとき、すぐに歯科医院を受診したほうがいいのか、様子見でもいいのか迷う方は多いでしょう。
すぐ受診すべきサインと、様子見する場合に原因を推定するポイントを紹介します。
4-1. すぐに受診すべきサイン
むずむず感や違和感と同時に次のような症状がある場合は、虫歯・歯周病・歯根膜炎などの可能性があるため、自己判断で放置せず歯科を受診しましょう。
・噛むと痛い
・ズキズキする痛み
・腫れ・出血
・膿が出る
・顔の腫れ
このような場合は、何らかの原因で炎症が起こっている可能性が高く、急に悪化する恐れもあるためすぐに受診すべきです。
一方で次の場合は、一時的な負荷や体調の影響で症状が出た可能性もあるため、様子見や観察でよいケースもあります。
・数時間~1日ほどで治まる軽い違和感
・腫れや強い痛みがない
・明らかな噛み合わせの異常がない
しかし、症状が繰り返すようなら一度診察してもらったほうがよいでしょう。また、症状が3日以上続く・悪化する・市販鎮痛薬でも治まらない痛みをともなうといった場合は、早急に受診すべきです。
4-2. 様子を見る場合:原因を推定するポイント
むずむず感を覚えるだけでなく、冷たい・熱い・甘い飲食物で強くしみる場合は、知覚過敏や虫歯が疑われます。このような場合は、ブラッシング圧や歯磨き粉の影響、酸性飲料の摂取習慣などを見直しましょう。そのうえで歯科での診断を受けると、原因や正しい対処方法がわかるため安心できます。
朝起きたときに奥歯がむずむずしている、顎がだるいなどのサインがあれば、就寝中の歯ぎしりや食いしばりが疑われます。
下の前歯だけがむずむずする場合は、ストレスによる前歯部食いしばりや、歯石・磨き残し、軽度の歯周病などが原因として考えられます。
5. 歯がむずむずしたときに放置するリスクと早期受診のメリット
むずむず感を放置すると、虫歯や歯周病の進行、歯根膜炎から歯根破折まで進むリスクがあります。最悪の場合、抜歯が必要になることもあるでしょう。
早めに歯科を受診することで、軽い歯周炎や虫歯、知覚過敏の段階で治療・生活指導を受けられるため、治療費や通院回数を減らせます。また、将来歯を失うリスクも抑えられるでしょう。
定期的な歯科検診・クリーニングを受けることで、自覚しにくい初期の炎症や噛み合わせの変化を早期に発見でき、歯のむずむず感の予防につながります。
6. まとめ|歯のむずむず感や噛みたい感覚が続くようなら早めに歯科医院へ相談しよう
歯がむずむずして噛みたくなる感覚は、「虫歯・歯周病」「歯ぎしり・食いしばり」「噛み合わせ」「親知らず」「ストレス」「生活習慣」など、複数の要因が重なって起こることが少なくありません。
自己判断が難しいケースも多いため、違和感が続く場合は早めに歯科医院へ相談しましょう。早めに相談することで、結果的に治療費や健康に対する不安など、さまざまな負担を軽くできます。
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