- この記事の監修者
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歯科医師。医療法人社団ピュアスマイル理事長。インビザライン ブラックダイヤモンドドクター。インビザライン世界サミット23万人いるインビザラインドクターの中からトッププロバイダーの1人に選出。
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- 1.矯正歯科の「認定医」とは
- 2.認定医の資格を得るための条件
- 3.認定医が在籍する矯正歯科を選ぶ6つのメリット
- 3-1.高い専門性に基づいた治療を受けられる
- 3-2.最適な治療計画を立ててもらえる
- 3-3.審美性・機能性の両方の改善が見込まれる
- 3-4.治療の選択肢が広がる
- 3-5.矯正中のトラブルにも対応してもらえる
- 3-6.難しい症例にも対応してもらえる可能性が高い
- 4.矯正歯科を受診するうえでのポイント
- 4-1.認定医がいなくても矯正治療は受けられる
- 4-2.認定医より上位の資格取得者もいる
- 4-3対応している治療方法をチェックしておく
- 4-4.通院のしやすさを確認しておく
- 5.まとめ|実績のある矯正歯科で最適な矯正治療を受けよう
1.矯正歯科の「認定医」とは
矯正歯科の「認定医」とは、日本矯正歯科学会が設けている資格の一つです。
そもそも日本では、歯科医師免許を持っていれば、専門資格がなくても歯の矯正治療を行なうことができます。とはいえ、一般歯科と矯正歯科では、治療の目的や必要とされる技術が異なるため、対応力に差が出るケースもあります。これは、一般歯科は虫歯や歯周病などの治療が中心で、矯正歯科は噛み合わせや歯並びの改善を専門にしているためです。
そこで、歯列矯正を受ける人がクリニックを選ぶ際のわかりやすい基準として、認定医制度が設けられました。
認定医が在籍するクリニックを探す際は、日本矯正歯科学会の公式サイトで検索するか、クリニックの公式ホームページで確認するとよいでしょう。
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2.認定医の資格を得るための条件
認定医の資格を得るには、日本矯正歯科学会が行なう審査に合格する必要があります。審査の申請にあたっては、以下の条件を満たしていることが求められます。
(1)歯科医師免許を持っている
(2)免許取得後、学会の正会員歴が5年以上ある
(3)通算5年以上の矯正歯科基本研修と矯正歯科臨床研修を修了している(または、同等の学識、技術、経験を有している)
(4)原則として研修施設に常勤している
(5)学会の認めた刊行物に、矯正歯科臨床に関連する筆頭論文を発表している
(6)学会倫理規程を遵守している
(7)厚生労働省「医療広告ガイドライン」および学会「医療広告ガイドライン」を遵守している
学会内の委員会によって申請資格審査、認定要件審査が行なわれ、合否が判定されます。最終的に理事会の承認を経て、認定医として正式に認められるという流れです。
このように、認定医となるには厳格な審査をクリアする必要があります。そのため、認定医は矯正治療を行なう歯科医師のなかでも、特に高い専門性を持っているといえるでしょう。
3.認定医が在籍する矯正歯科を選ぶ6つのメリット

次に、認定医の矯正治療を受ける具体的なメリットを6つ紹介します。
3-1.高い専門性に基づいた治療を受けられる
認定医は、高度な技術と豊富な経験を持つ歯科医師だけが取得できる資格です。そのため、認定医が在籍するクリニックを選べば、専門性の高い矯正治療を受けられるというメリットがあります。
治療の進め方やメリット・デメリットについても、認定医が経験に基づいて具体的に説明してくれるため、安心して治療を進められるでしょう。
3-2.最適な治療計画を立ててもらえる
認定医は、資格取得の必須要件として150症例以上の矯正治療の研修を受けています。こうした豊富な経験を活かし、個々の症例に合わせた最適な治療計画を立てることが可能です。
具体的には、次のような点を考慮して計画を立てます。
| 考慮する点 | 計画内容 |
| 前歯の噛み合わせ | 前歯の位置関係や噛み合わせの深さを評価し、適切な治療方法を検討する |
| 顎間関係 | 上下の顎の位置や下顎の角度を確認し、バランスを考えた治療計画を立てる |
| 顔貌変化 | 矯正治療による顔立ちの変化を予測し、患者の希望を踏まえて負担の少ない治療計画を立てる |
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3-3.審美性・機能性の両方の改善が見込まれる
認定医が行なう矯正治療では、見た目(審美性)と噛む・話すといった機能(機能性)の両面で、バランスのとれた改善が期待できます。
具体的には、次のような変化が見られるでしょう。
【審美性にかかわる改善】
・歯並びが整う
・顔全体のなかで、歯や口もとのバランスが良くなる
・笑ったときの唇のラインと歯の見え方が自然になる
【機能性にかかわる改善】
・虫歯・歯周病のリスクが軽減される
・咀嚼しやすくなる
・発音しやすくなる
特に、審美性の改善は、自然な笑顔をつくりやすくなったり、気持ちが前向きになったりするなど、心理的なメリットにもつながります。
3-4.治療の選択肢が広がる
認定医の治療では、選択肢が広がることもメリットです。
例えば、見た目に配慮したマウスピース矯正や、重度の歯並びにも対応しやすいワイヤー矯正などさまざまな治療方法が挙げられます。
患者の歯並びの状態やカウンセリング時の希望を踏まえて、より適切な治療方法を提案してもらえるでしょう。
また、クリニックによっては、オプション治療を提供している場合もあります。代表的なものに、補助的な固定装置であるアンカースクリューを使用した治療や、ホワイトニングの併用などが挙げられます。
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3-5.矯正中のトラブルにも対応してもらえる
認定医は、矯正治療中に起こるトラブルにも適切に対応してくれます。
もちろん、認定医以外の歯科医師でも、基本的なトラブル対応は可能です。しかし、「骨と癒着して歯が動きにくい」など複雑な問題が生じた場合には、対応力に差が出る可能性があります。その点、認定医であれば症例経験が豊富なため、より安心して任せられます。
3-6.難しい症例にも対応してもらえる可能性が高い
認定医であれば、難しい症例にも柔軟に対応してくれる可能性が高いでしょう。
代表的な難症例には、次のようなものがあります。
| 難症例 | 状態 |
| 受け口 | 上の歯列よりも下の歯列が前に出ている噛み合わせの状態で、 「反対咬合」「下顎前突(かがくぜんとつ)」とも呼ばれる |
| 開咬 | 上下の前歯が噛み合わずに、すき間が空いてしまう状態 |
| 埋伏歯 | 永久歯や親知らずの一部、または全部が、顎の骨や歯肉のなかに埋まって生えてこない状態 |
| 先天性欠如歯 | 先天的に一部の永久歯(前歯・奥歯など)が生えてこない状態 |
上記のようなケース以外でも、認定医であれば症状に合わせて適切な治療を提案してくれるため、安心して相談できます。
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4.矯正歯科を受診するうえでのポイント

ここからは、矯正歯科を受診するうえで知っておきたいポイントについて詳しく解説します。
快適な治療を受けるために、ぜひチェックしてください。
4-1.認定医がいなくても矯正治療は受けられる
先に解説したとおり、認定医でなくても矯正治療を行なうことは可能です。
全国の認定医は約3,000人で、歯科医師全体の約3%にとどまっています。そのため、地域によっては、認定医が在籍するクリニックが近くにない場合もあるでしょう。
一方、認定医資格はなくても矯正歯科を標榜するクリニックは、全国に数万件にのぼります。そして、認定医でない歯科医師のなかにも、標準的な矯正治療を十分に行なえる技術を持った医師は多くいます。
通院のしやすさを考えると、必ずしも認定医にこだわる必要はないでしょう。大切なのは、過去の治療実績や症例数、説明の丁寧さなどをしっかり確認し、自分が納得できるクリニックを選ぶことです。
4-2.認定医より上位の資格取得者もいる
矯正歯科には、認定医よりも上位の資格を取得して治療を行なっている歯科医師もいます。
ここでは、代表的な3つの資格を紹介します。
| 資格の種類 | 概要 |
| 専門医 | ・矯正歯科の診断/治療/術後管理に関する高度な技能と豊富な経験、専門知識を持つ歯科医師が対象 ・認定医資格に加え、診療や学術活動の実績が必要 ・筆記試験と症例審査に合格することで取得できる |
| 研修指導医 | ・専門医の育成や、国内の矯正歯科医療の質向上において指導的役割を担う資格 ・専門医の資格の保有に加え、学会会員歴12年以上であることや学術活動の実績が求められる ・所定の資格審査に合格すると認定される |
| 臨床医(旧:臨床指導医) | ・矯正歯科の診断/治療/術後管理に関して高度な技能と経験、専門知識を持つ歯科医師が対象 ・認定医資格に加え、一定の学術活動の実績が必要 ・症例審査に合格することで取得できる |
参照:公益社団法人 日本矯正歯科学会「認定医・専門医・指導医・臨床医を探す」
これらの資格を持つ歯科医師は、認定医よりもさらに高度な知識と技術を備えているため、より専門性の高い矯正治療が可能です。
4-3.対応している治療方法をチェックしておく
歯列矯正にはさまざまな方法があり、クリニックによって対応している治療方法が異なります。そのため、事前にどの治療方法を扱っているかを確認しておくことが大切です。
代表的な「ワイヤー矯正」「マウスピース矯正」、そして両方を組み合わせた「コンビネーション矯正(ハイブリッド矯正)」のメリット・デメリットをまとめました。
| 種類 | メリット | デメリット |
| ワイヤー矯正 | ・重度の歯並びにも対応できる可能性がある ・装置を自分で管理する必要がない | ・表側矯正の場合は見た目が目立ちやすい ・痛みを感じやすい ・食べ物が装置に詰まりやすい |
| マウスピース矯正 | ・装置が透明で目立ちにくい ・食事や歯磨きのときに簡単に取り外せる ・比較的痛みや違和感が少ない | ・症状によっては適用できない ・1日20時間以上装着しないといけない ・飲食のたびに取り外す必要がある |
| コンビネーション矯正 (ハイブリッド矯正) | ・治療期間を短縮できる場合がある ・難症例にも柔軟に対応しやすい | ・治療計画が複雑になりやすい ・単独の治療法よりも費用が高くなる可能性がある |
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4-4.通院のしやすさを確認しておく
一般的に、ワイヤー矯正は3週間~1ヵ月に1回、マウスピース矯正は1ヵ月~3ヵ月に1回ほど通院します。矯正治療では定期的な通院が欠かせないため、自宅や職場から通いやすい立地かどうかも大切です。
また、矯正治療中に引越しや転勤をする場合もあります。新しい地域に移ったあとも治療をスムーズに継続できるよう、転院の際の対応についても事前に確認しておくと安心です。
5.まとめ|実績のある矯正歯科で最適な矯正治療を受けよう
認定医が在籍するクリニックを選ぶメリットは、専門性の高い治療を受けられる点にあります。取り扱う治療法の幅も広く、自分の症状に合った方法で治療を進めてもらえるでしょう。
ただし、認定医の数は限られているため、一般的な矯正治療を希望するのであれば、経験が豊富で高いスキルを持つ非認定医を選ぶという選択肢もあります。
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