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マウスピース矯正中に歯がむずむずする?原因と対処法を徹底解説!

湊 寛明
湊 寛明
この記事の監修者 

歯科医師。医療法人社団ピュアスマイル理事長。インビザライン ブラックダイヤモンドドクター。インビザライン世界サミット23万人いるインビザラインドクターの中からトッププロバイダーの1人に選出。
https://purerio.tokyo/

マウスピース矯正できる可能性が高い症例

マウスピース矯正を始めたばかりの方や、新しいアライナーに交換した際に「歯がむずむずする」「違和感がある」と感じたことはありませんか?

 

このむずむず感は、矯正治療に伴う生理的な反応であり、多くの人が経験するものです。歯が動くことで発生する一時的な違和感ですが、中には強いむずむず感や不快感を抱える方もいます。

では、この違和感はいつまで続くのか?なぜ発生するのか?もし強い違和感が続く場合はどう対処すればよいのか?

 

本記事では、マウスピース矯正中に感じる「むずむず感」の原因と、症状を軽減するための具体的な方法について詳しく解説します。

矯正治療を快適に進めるためのポイントも紹介しているので、ぜひ最後まで読んで参考にしてください!

1. マウスピース矯正で「むずむず」するのはなぜ?

マウスピース矯正をしていると、歯や歯ぐきにむずむずするような感覚」を覚えることがあります。

これは矯正治療の影響によるものがほとんどですが、時には問題が潜んでいる場合もあります。

 

ここでは、主な原因について詳しく解説します。

1-1. 歯が動くことで生じる違和感

矯正治療では、歯を少しずつ移動させることで理想的な歯並びを目指します。

そのため、歯が移動する際の圧力や力の変化がむずむずした違和感として感じられます

 

個人差はありますが、特に以下のタイミングでむずむず感を覚えることが多いです。

 

・矯正を始めたばかりの頃(最初の1週間程度)

・新しいアライナーに交換した直後(2~3日間)

・食事後や寝る前など、マウスピースをしっかりはめ直したとき

 

これは歯が正しく動いている証拠であり、通常は時間とともに落ち着いていきます。

1-2. 歯ぐきの血流が変化するため

矯正治療中は、歯槽骨(歯を支える骨)にも変化が生じます。この変化に伴い、周囲の歯ぐきや血管の流れが変化し、むずむずとした感覚が出ることがあります。

 

特に、以下のような状況で違和感を感じやすくなります。

 

・歯ぐきに軽い腫れがあるとき

・朝起きたときや長時間マウスピースを外していた後

・寒暖差がある環境(冬場や冷房の効いた部屋)

 

これらの症状は一時的なもので、通常は数日から1週間程度で慣れてきます

1-3. 神経の反応によるもの

歯の根の周囲には多くの神経が通っており、矯正の力が加わることで神経が刺激されることがあります

特に、歯が大きく動くタイミングでは、一時的にしみる感覚やむずむず感が強くなることがあります。

 

以下の症状が見られる場合は、歯科医院でチェックしてもらうことをおすすめします。

 

・むずむず感が長期間続く(1カ月以上)

・しみる感覚が強くなり、食事に支障が出る

・歯ぐきに痛みや腫れが伴う

 

しばらくすると慣れることが多いですが、あまりに痛みが強い場合や違和感が消えない場合は、矯正装置の適合性を確認するために歯科医に相談しましょう。

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2. 「むずむずする感覚」は問題ない?いつまで続くの?

マウスピース矯正中に「歯がむずむずする」と感じることがあります。

多くの場合、これは正常な生理的反応であり、矯正によって歯が少しずつ動いている証拠です。しかし、どのくらい続くのか、また、どの程度の違和感なら問題ないのかを知っておくことは、矯正を続ける上で大切なポイントです。

 

ここでは、むずむず感の経過と問題がある場合のサインについて詳しく解説します。

2-1. 矯正開始から1週間がピーク

矯正治療を始めた直後は、多くの人がむずむず感や圧迫感を強く感じます。これは、マウスピースが歯を新しい位置へと誘導するため、歯根や歯周組織にかかる力が影響しているためです。

 

通常、装着開始から3~5日目が最も違和感が強くなる傾向があります。アライナー(マウスピース)の交換ごとに軽い違和感が生じるが、通常は2~3日で落ち着くことが多いです。

 

特に、最初の1週間は違和感が強くなるため、なるべく決められた装着時間(1日20~22時間)を守り、早めに慣れることが重要です。

2-2. 1カ月後にはほぼ気にならなくなる

治療を開始して1カ月ほど経つと、歯の動きに慣れ、むずむずする感覚も徐々に減ってきます。ただし、新しいアライナーに交換するたびに軽い違和感が生じることがあります。

 

これは、毎回わずかに異なる形状のマウスピースを装着することで、歯が新たな位置に移動するためです。

2カ月目以降はほとんど気にならなくなる人が多いですが、歯の移動が大きいケースでは長めに違和感が続く場合もあります。矯正期間が長くなるにつれて、違和感が少なくなり、マウスピースの装着が「当たり前」になっていきます。

2-3. むずむず感が続く場合は歯科医院に相談

通常、矯正によるむずむず感は一時的なものであり、自然に収まることがほとんどです。

しかし、以下のような症状が見られる場合は、歯科医院への相談をおすすめします。

 

・1カ月以上たってもむずむず感が続く、または悪化している

・アライナーを装着していないときにも違和感がある

・痛みが強く、食事や睡眠に支障をきたしている

・歯ぐきが腫れたり、出血することがある

・しみる感覚が続き、冷たい飲み物や食べ物で痛みを感じる

 

これらの症状が見られる場合、マウスピースの適合性が悪い、または歯の移動速度が速すぎる可能性があります。特に、歯根に過度な負担がかかると、歯の健康を損なう恐れがあるため適切な診断と調整が必要です。

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3. マウスピース矯正の「むずむず感」を軽減する方法

マウスピース矯正中の「むずむずする感覚」は、歯が動いている証拠ですが、違和感が続くとストレスになりがちです。

 

少しでも快適に矯正を続けるために、むずむず感を軽減する具体的な方法を紹介します。

3-1. しっかりと装着時間を守る

マウスピースは1日20~22時間以上の装着が基本

矯正は、持続的な力を歯にかけることで動かす治療です。

装着時間が短いと、歯の動きが遅くなり、違和感が続く原因になります。途中で外す時間が長すぎると、毎回装着し直すたびに「むずむず感」が再発しやすくなるため、できるだけ長時間装着することが重要です。

 

食事後はすぐに装着する

食後に長時間マウスピースを外したままだと、歯が元の位置に戻ろうとする力が働きます。そのため、装着し直した際に再び違和感を感じやすくなります。

食事後はすぐに歯を磨き、マウスピースを装着する習慣をつけましょう。

3-2. 軽いマッサージで血流を促す

歯ぐきのマッサージがむずむず感を和らげる

指で歯ぐきを優しくマッサージすると、血流が促進され違和感が和らぎます

歯を直接押さずに、歯ぐき全体を円を描くようにマッサージすると効果的です。マッサージ時に冷たい水で口をゆすぐと、炎症が軽減されやすくなります。

 

デンタルフロスや歯間ブラシを併用する

マウスピース矯正中は歯が動くため、歯と歯の間の隙間が変わりやすく、歯ぐきが刺激されることがあります。

歯間ケアをしっかり行い、歯ぐきを健康に保つことで、むずむず感が軽減されることがあります。

3-3. 矯正用のシリコン製咬合補助具を使用する

チューイーを使用して装着を安定させる

シリコン製の咬合補助具チューイーをしっかり噛むことで、マウスピースが歯に密着しやすくなり、違和感が軽減されます。

しっかりと装着されることで、マウスピースのズレによるむずむず感を防ぐことができます。

 

食事後に装着する前にチューイーを使用する

食後にマウスピースを装着する際、チューイーを噛むことでフィット感が高まり、むずむず感が出にくくなります。

初めて新しいアライナーを装着する際も、チューイーをしっかり噛むことでフィットしやすくなります。

3-4. 適度な運動やリラックスを心がける

ストレスがかかると違和感を強く感じやすい

ストレスを感じると、神経が過敏になり、むずむず感が増すことがあります。

リラックスできる時間を確保し、緊張をほぐすことも違和感の軽減につながります

 

軽い運動で血流を改善する

適度な運動やストレッチを行うと、血流が良くなり、歯ぐきの違和感が和らぎます。

ウォーキングやヨガなど、リラックス効果のある運動を取り入れると、矯正中のストレス軽減にもつながります。

 

就寝前に温かい飲み物を飲む

矯正中は夜間にむずむず感を感じることが多いため、寝る前に温かい飲み物を飲んでリラックスするのもおすすめです。

カフェインを含まないハーブティーや白湯を飲むことで、体を温め、歯ぐきの血流を促すことができます。

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4. むずむずする感覚が強いときの注意点

マウスピース矯正中の「むずむずする感覚」は、多くの場合は正常な現象ですが、場合によっては適切な対応が必要となることもあります。

通常の違和感と異なり、強いむずむず感や痛みがある場合にはいくつかの原因が考えられます。

 

本章では、注意すべき症状やその対処法について詳しく解説します。

4-1. マウスピースの適合性が悪い可能性

マウスピースがしっかりフィットしていないと、違和感が長引くことがある。

矯正装置が適切に歯に密着していないと、意図した方向に歯が動かず、むずむず感や痛みが生じることがあります。

アライナーが浮いていたり歯に完全にフィットしていない場合は、歯科医院で調整を依頼しましょう。

 

新しいアライナーに交換した直後は適合しづらいことがある。

最初の数日はアライナーが硬く感じられ、むずむず感が強くなることがあります。

シリコン製の咬合補助具(チューイー)をしっかり噛むことで、適合を改善し、違和感を軽減することができます。

4-2. 歯が過度に動いている可能性

想定以上に歯が動いている場合、むずむず感が強くなることがある。

マウスピース矯正は段階的に歯を動かす仕組みですが、予想以上に動きが速くなると、神経が過敏に反応してしまうことがあります。

こうした違和感が続く場合歯の根に過度な負担がかかっている可能性があるため歯科医院で診察を受けることをおすすめします。

 

計画通りに動いていない場合、痛みを伴うことも。

一部の歯が計画と異なる方向へ移動していると、異常なむずむず感や圧迫感が生じることがあります。

この場合も、担当医と相談し、必要に応じて治療計画の見直しを検討しましょう。

4-3. 矯正中の歯のトラブル(虫歯・歯周病)

虫歯や歯周病が進行すると、むずむず感が強くなることがある。

マウスピース矯正中は、歯の隙間が変化しやすく、プラーク(歯垢)が溜まりやすい状態になります。

その結果、虫歯や歯周病が進行し、歯ぐきがむずむずしたり、痛みを伴うことがあります。

むずむず感が続く場合は、歯科医院で歯や歯ぐきの健康状態をチェックしてもらいましょう。

 

歯の神経が敏感になっている可能性も。

矯正治療による圧力が神経に影響を与えると、むずむず感や軽いしみる感覚を覚えることがあります。

ただし、冷たいものや熱いものを食べたときに強い痛みを感じる場合は、歯の神経に問題がある可能性があるため、早めの診察が必要です。

4-4. アレルギーや口腔内の過敏症の可能性

マウスピースの素材に対するアレルギー反応

まれに、アライナーのプラスチック素材に対して過敏症を示す人がいます。

口内炎や歯ぐきの腫れ、強いむずむず感が続く場合は、素材の影響を疑い歯科医に相談しましょう。

 

ストレスや体調の変化が影響していることも

ストレスが蓄積すると、歯ぎしりや食いしばりが強くなり、むずむず感が増すことがあります。

体調が悪いときや睡眠不足のときに、違和感を強く感じることがあるため、リラックスできる環境を整えることも大切です。

 

違和感が強く、長期間続く場合は、早めに歯科医院でチェックを受けることが大切です。適切な対処を行いながら、快適に矯正治療を進めていきましょう!

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5. まとめ

マウスピース矯正中の「むずむずする感覚」は、歯が動いている証拠であり、多くの場合は問題ありません。

 

・装着直後やアライナー交換時に違和感が出るが、通常は1週間以内に落ち着く。
・軽いマッサージやチューイーの使用で違和感を和らげることができる。
・もし強い痛みや長期間違和感が続く場合は、歯科医院に相談が必要。

 

違和感とうまく付き合いながら、快適に矯正治療を進めていきましょう!

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