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滑舌が悪くなったと感じたら?歯や口の健康との関係と対処法を解説

湊 寛明
湊 寛明
この記事の監修者 

歯科医師。医療法人社団ピュアスマイル理事長。インビザライン ブラックダイヤモンドドクター。インビザライン世界サミット23万人いるインビザラインドクターの中からトッププロバイダーの1人に選出。
https://purerio.tokyo/

「最近、うまく話せない」「言葉がもごもごして伝わりづらい」

そんな滑舌の悩みを感じたことはありませんか?

 

じつは滑舌の悪さは、年齢だけでなく“歯”や“口周りの機能”、そして“矯正治療”にも深く関係しています。

 

このコラムでは、滑舌が悪くなる原因矯正治療との関係、そして改善に向けた対処法についてわかりやすくご紹介します。

1. 滑舌が悪くなるのはなぜ?矯正治療とも関係がある?

自分の歯並びに合わせた矯正方法で短期間に終わらせよう

滑舌が悪くなる原因にはさまざまなものがありますが、その中でも歯並びや噛み合わせ、舌の使い方など、口腔内の環境が深く関係しているケースが多く見られます。

歯科矯正の観点から滑舌への影響を理解することで、適切な対策が見えてくるかもしれません。

 

1-1. 噛み合わせの乱れと滑舌の関係

上下の歯が正しく噛み合っていないと、舌の動きが制限され発音時に空気の通りが悪くなります

 

特に開咬(前歯が噛み合わない状態)や上顎前突(出っ歯)の場合、舌が前に出すぎてしまい、「さ行」「た行」「ら行」などの音が不明瞭になりやすくなります。噛み合わせのズレは、滑舌の明瞭さに大きな影響を与えるのです。

1-2. 矯正装置による一時的な滑舌の変化

ワイヤー矯正やマウスピース矯正などの治療を始めた直後は、装置が口腔内に異物として存在することで舌や唇の動きが制限され発音に違和感を覚えることがあります。

 

特にワイヤー装置は金属部分が唇や頬の内側に接触しやすく、最初のうちは滑舌が悪く感じられるかもしれません。ただし、この症状は時間の経過とともに慣れて改善されることがほとんどです。

1-3. 舌や口周りの筋力低下

加齢や運動不足長年の口呼吸などにより、舌・唇・頬などの筋肉が弱ってくると、発音の際に十分な動きが取れず、滑舌が悪くなることがあります。

こうした筋力の低下は、矯正治療を受けるタイミングで明らかになることもあり、口腔筋機能療法(MFT)などのトレーニングを併用することで改善が期待できます。

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2. 歯科矯正によって滑舌は改善する?

理想的な歯並びを目指す矯正治療

歯科矯正は見た目の改善だけでなく、発音や口の動きといった機能面にも大きく影響します。

実際、矯正治療によって「話しやすくなった」「言葉がはっきり伝わるようになった」と感じる方も多くいます。

 

ここでは、矯正治療が滑舌に与える具体的な効果とその背景を詳しく見ていきましょう。

2-1. 歯並びが整うことで発音がしやすくなる

歯並びや噛み合わせが乱れていると、舌の位置が不安定になり、発音に必要な動きがしづらくなります。

 

矯正治療によって歯が正しい位置に並び、噛み合わせも整うことで、舌や唇の動きがスムーズになり発音がより明瞭になります。特に「さ行」「た行」などの音は、歯と舌のバランスが大きく関係するため、矯正による効果が実感されやすい部分です。

2-2. 舌癖がある場合はMFTと併用が効果的

舌を前に突き出す癖(舌突出癖)や、舌が常に下に落ちている癖などがあると、矯正治療だけでは十分な改善が得られないこともあります。そういった場合には、MFT(口腔筋機能療法)を併用することで、舌の正しい位置や動きを身につけ発音だけでなく飲み込みや呼吸にも良い影響をもたらします

 

矯正治療とMFTは相互に補完し合う関係にあるため、専門医と相談しながら進めるのがおすすめです。

2-3. 治療中の滑舌トラブルは相談しよう

矯正治療中に滑舌が悪くなったと感じた場合は、遠慮せずに主治医に相談することが大切です。装置の位置や形が原因で発音に支障をきたしていることもあるため、調整によって改善できる可能性があります。

 

また、症状が強い場合には、言語聴覚士など他分野の専門家と連携し総合的に対応するケースもあります。治療の過程で気になる変化があれば、我慢せず早めに相談することが、安心・快適な矯正生活につながります。

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3. 滑舌の改善に役立つセルフトレーニング

滑舌の改善には、日々の習慣やセルフケアの積み重ねも非常に重要です。口腔まわりの筋肉を正しく動かす力を育てることで、発音の明瞭さや話しやすさを向上させることができます。

 

ここでは、歯科矯正治療と並行して取り組みたいおすすめのセルフトレーニング方法をご紹介します。

3-1. 「あいうべ体操」で舌と唇をほぐす

あいうべ体操」は、口を大きく動かして「あ」「い」「う」「べ」と発音するシンプルな運動ですが、口周りや舌の筋肉をまんべんなく使うため表情筋や舌の可動域を広げる効果が期待できます。

特に舌の力が弱っている方や口呼吸の癖がある方におすすめで、1日2〜3回、1回10回程度からスタートすると無理なく続けられます。

3-2. 早口言葉や音読練習で発音を鍛える

「かきくけこ」「たちつてと」など、滑舌に関わる音を繰り返し練習することで、舌や唇の動きがスムーズになります。音読はゆっくり丁寧に始め、徐々にスピードを上げていくと効果的です。

滑舌のトレーニングとして声に出す習慣を日常に取り入れることは、筋肉の動きを意識する良いきっかけになります。

3-3. 姿勢・呼吸・習慣の見直しも大切

口元の筋肉だけでなく、姿勢や呼吸の仕方も滑舌に大きく影響します。

 

猫背になると顎の動きが制限されやすく、口が開きにくくなるため、正しい姿勢を保つことが重要です。また、口呼吸は舌の位置が下がりやすくなるため、鼻呼吸を意識する習慣づけも効果的です。

食事の際の咀嚼回数を増やすよく噛む習慣をつけるなど、生活の中でできることから始めてみましょう。

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4. よくある質問(Q&A)〜滑舌の悩みと歯科矯正の関係〜

Q1:矯正中に滑舌が悪くなるのは普通ですか?

A:装置の違和感で一時的に悪くなることはありますが、多くの場合は慣れて改善します。不安な場合は調整も可能なのでご相談ください。

Q2:滑舌の悪さだけで矯正治療を受けてもいいの?

A:発音しづらさの原因が噛み合わせや歯並びにある場合は、矯正で改善が期待できます。まずは検査を受けて原因を確認しましょう。

Q3:子どもの滑舌の悪さも矯正でよくなりますか?

A:舌癖や歯並びが原因の場合、小児矯正とMFT口腔筋機能療法を組み合わせることで改善できる可能性があります。成長期のタイミングを活かした治療がカギです。

Q4:MFTってどこで受けられますか?

A:一部の矯正歯科や言語聴覚士が在籍する医療機関で受けられます。歯科医院で相談すれば連携施設を紹介してくれることもあります。

Q5:滑舌が悪くなったら、まず何科に行くべき?

A:口の中に違和感や歯並びの問題があるなら歯科でOK。神経症状や急な変化があれば耳鼻科や脳神経外科の受診も検討しましょう。

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5. まとめ|滑舌の変化に気づいたら、口元から見直そう

滑舌の悪化は、ただの話し方の問題ではなく、歯並びや噛み合わせ口腔筋のバランスが関係していることがあります。矯正治療によって改善が期待できるケースも多く、さらにMFTなどのトレーニングと組み合わせることで、機能面の強化にもつながります。

 

「最近、滑舌が気になるな」と思ったら、まずは歯科で相談してみることをおすすめします。早めに対処することで、より快適な会話やコミュニケーションが実現できます。

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