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口内炎パッチはつけたまま食事してもいい?正しい使用方法・食事のポイントも解説

湊 寛明
湊 寛明
この記事の監修者 

歯科医師。医療法人社団ピュアスマイル理事長。インビザライン ブラックダイヤモンドドクター。インビザライン世界サミット23万人いるインビザラインドクターの中からトッププロバイダーの1人に選出。
https://purerio.tokyo/

口内炎ができると、食事のたびに痛みを感じて辛いですよね。そんなときに役立つのが口内炎パッチです。

しかし、なかには「つけたまま食事をしても大丈夫?」と不安を感じる方もいるのではないでしょうか。

 

実は、口内炎パッチはつけたまま食事をしても問題ありません。口内炎パッチを使えば、食べ物や飲み物からの刺激を軽減できます。

 

今回は、口内炎パッチを貼ったまま食事ができる理由食事中にはがれやすくなる原因貼る際のコツなどをわかりやすく解説します。

 

食事の際に口内炎パッチを使うか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

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1. 一般的に口内炎パッチはつけたまま食事が可能

結論からいうと、一般的な口内炎パッチは、飲み込んでも問題のない成分で作られているため、つけたまま食事ができます。

 

例えば、口内炎パッチの素材としてよく用いられるセルロースという成分は、消化されずに体外へ排出されるため、体内に残る心配はありません。

 

また、食事中に口内炎パッチを使うことで、食べ物や飲み物の刺激から患部を守り、痛みをやわらげる効果が期待できます。

 

ただし、製品によって含有成分は異なるため、口内炎パッチを使用する際は必ず説明書を確認しましょう。

万が一、飲み込んだ後に体調の変化がみられる場合は、早めに医療機関を受診してください。

2. 口内炎パッチをつけたまま食事する際のポイント

口内炎パッチをつけていても、極端に熱い・冷たいものや、辛さ・酸味が強いものなどは患部を刺激し、痛みを引き起こす恐れがあるため避けましょう。

 

痛みを抑え、口内炎パッチのはがれを防ぐためにも、口内炎に優しい食べ物を選ぶことが大切です。例えば、おかゆ、うどん、茶碗蒸し、スムージーなどは口当たりがやわらかく、栄養も摂りやすいのでおすすめです。

 

また、うっかり患部を噛まないように、できるだけゆっくり食事をとるようにしましょう。

3. 食事中に口内炎パッチがはがれる原因

口内炎パッチがはがれやすくなる原因の一つに、熱いものや塩分の強いものなどによる刺激があります。

 

先述のとおり、症状の悪化を防ぐためにも、刺激が強い食べ物は極力避けたほうが安心です。

 

また、患部の位置も口内炎パッチのはがれやすさに大きく影響します。

特に、歯や食べ物が当たりやすい場所や、食事の際によく動く部分に口内炎がある場合は注意が必要です。

物理的な刺激や摩擦が加わりやすく、口内炎パッチがはがれやすくなります。

 

刺激物を避け、ゆっくり食べることで、口内炎パッチをより長く固定できるでしょう。

4. 食事中もはがれにくい!口内炎パッチをしっかり貼るコツ

口内炎パッチをしっかりと貼り付けるには、いくつかのポイントがあります。

 

ここでは、製品の説明書に記載されている使用方法の中でも、特に重要なポイントを紹介します。

 

4-1. 口の中を清潔にしておく

口内炎パッチを貼る前に、口内を清潔な状態に整える必要があります。

 

まずは、うがいをして口内の汚れを洗い流しましょう。手もきれいに洗ってから、口内炎パッチを使用してください。

4-2. 患部周辺の水分を拭き取る

患部の周辺に唾液や飲み物などの水分が付着していると、口内炎パッチがうまく貼りつかず、はがれやすくなります。

 

ティッシュやガーゼで患部周辺の水分を優しく拭き取ってから、口内炎パッチを貼りましょう。

4-3. 指で数秒しっかりと押し当てる

口内炎パッチを貼る際は、指で数秒間軽く患部に押し当てるのがポイントです。

 

鏡を見ながら貼ると、正確な位置にしっかり固定しやすくなります。

貼り付きが弱い部分がないように、口内炎パッチ全体を均等に押さえてください。

4-4. 貼り付け後すぐの食事は避ける

口内炎パッチを貼った直後は、粘着力が不安定でずれることがあります。

 

そのため、貼り付けてから数分間は、口内炎パッチを舌で触ったり口を大きく動かしたりしないようにしましょう。

り付けた直後は飲食も控えてください。患部周辺に刺激を与えないことで、口内炎パッチがしっかりと定着しやすくなります。

5. 口内炎パッチと軟膏薬、食事中はどちらが良い?

口内炎には軟膏薬も有効だとされています。

そのため、口内炎パッチと軟膏薬のどちらを使ったほうがよいのか、悩む方も多いでしょう。

 

ここでは、それぞれのメリット・デメリットを比較します。

メリットデメリット
口内炎パッチ・患部を覆うことで痛みを軽減しやすい
・食事中も使用できる
・はがれて飲み込んでしまうことがある
・患部の場所によっては貼りにくい
軟膏薬・口内炎パッチのようにはがれる心配がない
・口の奥や舌など、口内炎パッチが貼りにくい場所でも使いやすい
・食事中に薬の成分が流れてしまう
・べたつきが気になることがある

 

食事中の痛みをやわらげたい場合は口内炎パッチ、口の奥や舌の裏など口内炎パッチが貼りにくい場所に患部がある場合は軟膏薬と、うまく使い分けるとよいでしょう。

6. 口内炎の再発を防ぐためのポイント

ここまで口内炎パッチについて紹介してきましたが、口内炎の再発を防ぐことも重要です。

 

口内炎にはいくつかの種類がありますが、なかでもよく見られるのが、白や黄色の潰瘍ができて痛みをともなう「アフタ性口内炎」です。

アフタ性口内炎は、栄養の偏りや疲労、睡眠不足、ストレスなどが原因で起こるといわれています。

 

口内炎の再発を防ぐためにも、以下のポイントを意識して生活習慣を見直してみましょう。

6-1. 栄養バランスを整える

口内炎は、ビタミン亜鉛が不足することでできやすくなるといわれています。

 

ビタミンは、レバーや卵、納豆のほか、オレンジやイチゴなどの果物、ブロッコリーやほうれん草といった緑黄色野菜などから摂取可能です。

亜鉛は、牛肉や豚レバー、牡蠣などに多く含まれます。

 

まずは、毎日の食事の栄養バランスが偏っていないか確認し、食べやすいものから少しずつ取り入れるよう心がけてみましょう。

 

食事で補うのが難しい場合は、サプリメントに頼るのも一つの手です。

サプリメントはドラッグストアやコンビニで気軽に購入できます。

6-2. 質の良い睡眠とストレスケアを意識する

睡眠不足や過度なストレスなどによる免疫力の低下も、口内炎ができる要因の一つと考えられています。

 

十分な睡眠時間を確保するだけでなく、質の良い睡眠のためにも、寝る前にスマートフォンやテレビを見るのは控えましょう。

また、ストレスを溜め込まないよう、適度な休息やリフレッシュも大切です。

 

6-3. 口腔内の環境を整える

同じ場所に口内炎が頻繁にできる場合は、歯並びや舌の癖、歯ブラシなどで無意識に口内を傷つけている可能性があります。

 

例えば、口内炎が舌にできやすい方は、舌を噛む癖がないかチェックしてみましょう。

噛み合わせが悪いことによって、舌を噛みやすくなっている場合もあります。

 

歯が頬や舌に当たることよって口内炎ができている場合は、歯列矯正を検討してみるのもよいでしょう。

7. 口内炎パッチに関するよくある質問

ここでは、口内炎パッチに関してよくある質問にお答えします。

Q1. 食事中に口内炎パッチを飲み込んだ場合はどうすればいい?

口内炎パッチは、基本的に飲み込んでも問題のない素材でつくられています。

不安がある場合は、溶けてなくなるタイプの口内炎パッチを選ぶのがおすすめです。

 

ただし、飲み込んでしまった後に体調に異変が起きた場合は、医師や薬剤師に相談してください。

Q2. 食事後は口内炎パッチを貼り直したほうがいい?

食事中に口内炎パッチが外れたりずれたりした場合は、食後に新しいものに貼り替えましょう。

取れかけた場所に食べかすなどの汚れが溜まり、症状が悪化する恐れがあります

 

ただし、製品によっては粘着力が強く、はがすことで患部を痛めてしまうケースもあります。

しっかり粘着している場合は無理をせず、自然に溶けたりはがれたりするのを待ちましょう。

 

また、一度はがれた口内炎パッチは再利用できません。粘着力が弱まっているため、再度貼り付けてもすぐに取れてしまいます。

Q3. 口内炎パッチは誰でも使えるの?

製品によって使用できる年齢は異なりますが、5歳未満の子どもには使用できないケースが一般的です。

5歳以上だとしても、小児の場合は保護者がそばで見守りながら使用しましょう。

 

他にも、妊娠中の方、授乳中の方、薬のアレルギーがある方、高齢者などは、自己判断せずに医師や薬剤師に相談してから使用することをおすすめします。

Q4. 口内炎パッチは貼った後どうなるの?

口内炎パッチには、溶けるタイプと溶けないタイプがあります。

 

無理にはがそうとすると患部に刺激を与えてしまうため、溶けるタイプはそのまま待ち、溶けないタイプは自然にはがれたら捨てましょう

Q5. 口内炎パッチはどこで買える?

ドラッグストアはもちろん、一部のコンビニでも取り扱いがあります。オンラインでの購入も可能です。

 

薬剤師がいる店舗だと、購入時に相談できるのでより安心です。

Q6. 口内炎は放っておいても治る?

口内炎は放っておくと悪化するケースがあります。

 

2週間以上治らない場合や、発熱食欲不振倦怠感などの症状をともなっている場合は、早めに医師に相談してください。

8. まとめ|口内炎パッチは食事の際に使える!使用方法を守って痛みを軽減しよう

口内炎パッチは、万が一飲み込んでも体に害のない成分でできているため、食事中でも使用できます。

ただし、製品ごとに成分が異なる場合があるので、使用前に必ず注意書きを確認しましょう。

 

食事中に口内炎パッチを使用する場合は、刺激の強い飲食物を避け、患部を噛まないようにゆっくり食べると安心です。

栄養バランスや睡眠時間、ストレス、口腔内の環境などを見直して、口内炎の再発防止も心がけましょう。

 

歯並びの乱れが原因で口内炎ができやすくなっている場合は、お近くの歯科クリニックで相談するのがおすすめです。

マウスピース矯正にくわしい医師を探す際は、ぜひウィ・スマイルをご利用ください。

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