- この記事の監修者
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歯科医師。医療法人社団ピュアスマイル理事長。インビザライン ブラックダイヤモンドドクター。インビザライン世界サミット23万人いるインビザラインドクターの中からトッププロバイダーの1人に選出。
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「インビザラインのマウスピースは何日おきに交換すればいいの?」「交換頻度が早ければ矯正が早く終わる?」など、インビザラインでの矯正治療を検討している方のなかには、こういった疑問を抱く方も少なくないでしょう。
インビザライン矯正では、マウスピースの交換頻度は1週間ごとが目安です。しかし、いくつかの条件によって長くなったり、短くなったりすることがあります。また、交換頻度を無理に早めることはおすすめできません。
この記事では、矯正治療でインビザラインを検討している方向けに、マウスピースの交換頻度、交換頻度を早めてはいけない理由、インビザライン治療をスムーズに進めるコツなどを詳しく解説します。
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- 1. インビザラインの交換頻度は1週間ごとが基本
- 1-1. 無理のないスピードで歯を動かせる
- 1-2. 清潔な状態を保ちやすい
- 1-3. 治療のモチベーションを維持しやすい
- 2. インビザラインの交換頻度が決まる要素
- 2-1. 年齢
- 2-3. 装着時間
- 2-4. 歯並び
- 3. インビザラインの交換頻度を無理に早めるのはNG
- 3-1. 矯正完了までの時間が延びる
- 3-2. 歯や歯茎を痛める恐れがある
- 4. インビザライン治療をスムーズに進めるための5つのポイント
- 4-1. 装着時間を守る
- 4-2. チューイーを使い正しく装着する
- 4-3. 加速装置を利用する
- 4-4. 口内を清潔に保つ
- 4-5. 受診予定を守る
- 5. まとめ|インビザラインの交換頻度は歯科医師の指示に従おう
1. インビザラインの交換頻度は1週間ごとが基本

インビザラインとは、歯を透明なマウスピースを使って動かす矯正治療です。ワイヤー矯正と比べて見た目が目立ちにくい点や、自分で自由にマウスピースを取り外せて食事や歯磨きがしやすい点がメリットです。
インビザラインのマウスピース交換の頻度は、1週間ごとが基本といわれています。ただし、なかには2週間ごとに交換するケースや、4~5日ごとに交換するケースもあります。
まず、基本的なマウスピースの交換頻度が1週間である理由について解説していきます。
1-1. 無理のないスピードで歯を動かせる
1週間ごとのマウスピース交換が基本とされる理由は、歯が動くスピードに合っているからです。歯を一度に大きく動かすと、歯と顎に大きな負担がかかります。
そもそも、インビザラインで使用するマウスピースは、1枚ごとに少しずつ形が異なっています。これらを順番に装着して段階的に交換していくことで、歯並びを整えていく仕組みです。
負担をかけすぎずに動かせるのは、1週間で0.25mm程度とされています。1週間ごとにわずかに形が異なるマウスピースに交換すれば、無理な力をかけることなく、細かく歯を動かし続けられます。
1-2. 清潔な状態を保ちやすい
インビザラインによる矯正治療では、1日20時間から22時間ほどマウスピースを装着する必要があります。しかし、長時間同じマウスピースを使用していると、こまめに洗っていても、どうしても汚れや臭いが気になるものです。細菌が繁殖しやすくなり、虫歯や歯周病を引き起こすリスクも高まるでしょう。
1週間ごとに新しいマウスピースに交換すれば、清潔な状態を保ちやすくなり、快適に矯正治療を続けることができます。
ただし、「すぐに交換するから洗わなくていいや」と、マウスピースの洗浄を怠ってはいけません。食事のたびに必ずマウスピースを洗ってから再装着し、常に清潔な状態を保つようにしましょう。
1-3. 治療のモチベーションを維持しやすい
矯正治療を続けるうえで、痛みや食事のわずらわしさ、話しにくさなどを負担に感じることもあるでしょう。特に、インビザラインの場合はマウスピースを自分で取り外せるため、途中で装着をやめたくなる方もいるかもしれません。
また、歯の移動には時間がかかるため「本当に理想の歯並びになるのだろうか?」と不安になり、矯正を続けるモチベーションを保つのが難しい方もいるのではないでしょうか。
そこで助けになるのが、マウスピースの交換です。1週間ごとに新しいものに交換すると、治療が確実に進んでいることを実感できます。この安心感により「また1週間頑張ろう」と前向きに治療ができるはずです。
2. インビザラインの交換頻度が決まる要素
前述のとおり、インビザラインの交換は1週間ごとが基本です。ですが、おもに以下の3つの要素によって、少しずつ交換頻度が変わります。
✅年齢
✅装着時間
✅歯並び
2-1. 年齢
歯科矯正は、骨の吸収と再生によって進みます。マウスピースを使って歯に力をかけることで周囲の押された骨が吸収され、引っ張られた箇所で新しい骨が再生されます。これを繰り返すことで、歯が少しずつ動いていく仕組みです。
そして骨の吸収と再生は、代謝が良い人ほど早く進みます。年齢が若い人は代謝が活発で骨がやわらかいため歯が動きやすく、マウスピースの交換ペースも短くなりやすいとされています。
一方、年齢を重ねて代謝が下がると、骨の吸収と再生に時間がかかるようになります。その状態で無理に速いペースで歯を動かそうとすると、歯や顎の骨に大きな負担がかかってしまうことも。そのため年齢によっては、マウスピースの交換頻度が1週間より長く設定されることがあります。
2-3. 装着時間
インビザライン矯正は、マウスピースを装着することで歯に力を加えて動かす治療です。つまり、マウスピースを装着している間しか歯は動きません。
だからこそ計画どおりに治療を進めるには、マウスピースを1日に20時間以上装着することが必要です。
マウスピースを外している時間が長かったり、装着を忘れて過ごしてしまったりした場合は、歯をスムーズに動かすことはできないでしょう。もちろん、次のマウスピースに交換するまでの期間も延びてしまいます。
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2-4. 歯並び
インビザラインの交換頻度には、歯並びの状態も関係します。歯並びが大きく乱れている場合や噛み合わせの問題が大きい場合は、歯をスムーズに移動させるのが難しく、マウスピースの交換時期が延びてしまいがちです。
矯正治療での歯の移動方法には、「傾斜移動」と「歯体移動」の2種類があります。傾斜移動は歯の根元はそのままに歯の角度のみを変える方法であり、歯体移動は歯を根元から動かす方法です。
歯体移動が必要な場合、傾斜移動と比べると動かすのに時間がかかるため、その分マウスピースの交換頻度も長くなります。
3. インビザラインの交換頻度を無理に早めるのはNG

「矯正治療を早く終わらせたい」「もう次のマウスピースを装着できそう」と思っても、マウスピースの交換タイミングを自己判断で勝手に早めてはいけません。
インビザライン治療におけるマウスピースの交換頻度は、一人ひとりの歯の状態に合わせて歯科医師が設定しています。そのため、自己判断で交換タイミングを早めると、さまざまなトラブルが起こることも。歯科医師の指示にしたがってマウスピースを装着することが、結果的に治療を最短で終わらせることにつながります。
ここでは、自己判断で交換頻度を早めるとどのようなトラブルが起こりうるのか、詳しく紹介します。
3-1. 矯正完了までの時間が延びる
医師の指示がないまま交換頻度を早めると、まだ歯が動き切っていないタイミングで次のマウスピースに変えることになります。そのため「マウスピースが浮いてしまう」「しっかりとはまらない」などの問題が起こるおそれがあります。
マウスピースを正しく装着していないと、歯に適切な力がかからず、計画どおりに矯正を進めることができません。マウスピースの調整や作り直しも必要となるため、むしろ矯正完了までにかかる時間が長くなる可能性もあります。
3-2. 歯や歯茎を痛める恐れがある
マウスピースの交換頻度を早め、歯を急激に動かそうとすれば、そのぶん歯周組織に過度な負担がかかることになります。
負荷をかけすぎると歯を痛める原因になり、歯の根が短くなる「歯根吸収」などが起こるリスクもあります。そのため、自己判断で交換タイミングを早めることは望ましくないでしょう。
4. インビザライン治療をスムーズに進めるための5つのポイント

ここまで説明してきたように、インビザライン矯正でマウスピースの交換頻度を早めることはトラブルのもととなるため、おすすめできません。これを踏まえたうえで、スムーズに矯正治療を進めるために気を付けるべきポイントを紹介します。
4-1. 装着時間を守る
インビザラインの矯正治療では、一般的に1日20時間以上マウスピースを装着する必要があります。
自己判断で装着時間を減らすと、歯がしっかり動いていない状態で次のマウスピースを着けることになり、歯や歯茎に大きな負荷がかかってしまいます。すると、思うように歯を動かせないどころか、ひどい痛みなどのトラブルが生じてしまう可能性も。
「着けるのを忘れていたけど、これくらいならいいだろう」という小さな積み重ねが、装着時間の不足につながります。歯科医師の指示をしっかり守って、マウスピースを装着しましょう。
4-2. チューイーを使い正しく装着する
インビザラインの矯正治療で使用するマウスピースは、正しい方法で装着することが大切です。装着が不十分だと歯が計画どおりに動かず、1週間経っても次のマウスピースを装着できなくなり、治療が遅れてしまいます。
マウスピースをしっかり固定するためには、「チューイー」という器具を使うのがおすすめです。マウスピースを装着したあとにチューイーを噛む習慣をつければ、マウスピースが浮きにくくなり、正しく装着できます。
4-3. 加速装置を利用する
先ほども述べたように、基本的に自己判断でマウスピースの交換頻度を早めることはできません。しかし、症例によっては光や振動によって骨の吸収と再生を活性化させる「矯正加速装置」を使って、交換までの期間を早められる場合もあります。
ただし、この装置は誰でも利用できるわけではありません。希望する場合は、まず歯科医師に相談しましょう。
4-4. 口内を清潔に保つ
矯正治療をスムーズに進めるには、口内を清潔に保つことも重要になります。虫歯や歯周病があるとその治療が優先となり、矯正治療を一時中断する場合があるためです。
また、歯周病などで歯茎が炎症を起こしていると、マウスピース装着時に痛みを感じやすく、長時間装着し続けることが難しくなります。
口腔トラブルが起こらないよう、毎日歯磨きなどの口腔ケアを徹底しましょう。毎食後マウスピースを必ず洗浄し、清潔に保つことも大切です。
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4-5. 受診予定を守る
定期的に歯科医院を受診して、治療の進み具合を確認してもらうことも重要です。
インビザラインの場合は自分でマウスピースを交換できるため、「面倒だからいいや」と通院を怠ってしまう方もいるかもしれません。しかし、予定どおりに受診しないと、矯正中に起きたトラブルを早期に発見しにくくなります。結果として、治療期間の延長につながる可能性もあるでしょう。
インビザラインの矯正治療の場合、受診頻度は1~2ヵ月に1回程度が基本です。歯科医師の指示に従い、予定を守って受診しましょう。
5. まとめ|インビザラインの交換頻度は歯科医師の指示に従おう
インビザラインの矯正治療におけるマウスピースの交換は、1週間ごとに行なうのが基本です。しかし、年齢や装着時間、歯並びなどの条件により、交換ペースが変わることもあります。
「矯正治療を早く終わらせたいから」といって、自己判断で交換タイミングを早めることは、さまざまなトラブルにつながるため避けましょう。歯科医師の指示にしたがって、決められたタイミングでマウスピースを装着することが、治療をスムーズに進めるコツといえます。
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