- この記事の監修者
-
歯科医師。医療法人社団ピュアスマイル理事長。インビザライン ブルーダイヤモンドドクター。インビザライン世界サミット23万人いるインビザラインドクターの中からトッププロバイダーの1人に選出。
https://purerio.tokyo/

「歯列矯正をしたいけれど、40代・50代からでは遅い?」
「60代でも矯正治療を受けられる?」
年齢を理由に、歯列矯正を諦めかけている方もいるのではないでしょうか。
歯列矯正には「○歳まで」という一律の年齢上限はなく、40代・50代・60代以降でも治療を検討できる場合があります。
この記事では、歯列矯正は何歳までできるのか、治療できるかを判断するポイント、40代・50代・60代から始める際の注意点、治療期間や矯正前に確認しておきたいことをわかりやすく解説します。
「自分の年齢でも矯正できるのか」と気になっている方は、ぜひ参考にしてください。
\信頼できる矯正医を探すなら
「WE SMILE」/
- 1. 歯列矯正に「何歳まで」という上限はない
- 2. 大人の歯列矯正ができるか判断する4つのポイント
- 2-1. 歯周病が進行していないか
- 2-2. 歯や歯槽骨の状態に問題がないか
- 2-3. 欠損歯・差し歯・ブリッジ・インプラントの状態
- 2-4. 持病や服薬が矯正治療に影響しないか
- 3. 年齢が高いと歯列矯正の期間は長くなる?
- 3-1. 治療期間は年齢だけでは決まらない
- 3-2. 歯周組織や治療内容によって期間は変わる
- 3-3. 大人の矯正でも治療後の保定が必要
- 4. 40代・50代・60代から矯正するときの注意点
- 4-1. 40代|歯周病の有無を確認する
- 4-2. 50代|欠損歯や被せ物も含めて治療計画を立てる
- 4-3. 60代以降|口腔内と全身の健康状態を確認する
- 5. 歯列矯正前に確認しておくべきポイント
- 5-1. 矯正方法の選択肢
- 5-2. 歯列矯正の目的
- 6. まとめ|歯列矯正は何歳からでも始められる!まずは歯科医師に相談を
1. 歯列矯正に「何歳まで」という上限はない

歯列矯正は子どもや若い方が行なっていることが多いため、年齢を重ねると難しいと考えられがちですが、年齢による制限はありません。歯や歯茎、骨の状態が良好であれば治療は可能で、50代や60代、さらに上の年代で矯正を始める方もいます。
ただし、口腔内に問題がある場合は、そのまま歯列矯正をすると問題が悪化するおそれがあるため、治療に制限が出てくる可能性があります。
年齢を重ねるにつれ、虫歯や歯周病の進行など、口腔内トラブルが増える傾向にあります。また、歯を動かすために必要な骨の代謝も低下するため、若いときに比べて治療期間も長くかかるようになります。歯並びに悩みがある場合、できるだけ早く治療を検討することが望ましいでしょう。
2. 大人の歯列矯正ができるか判断する4つのポイント

大人の歯列矯正は、年齢だけで「できる・できない」が決まるわけではありません。
実際には、歯周病の有無や歯を支える骨の状態、残っている歯や補綴物、持病・服薬状況などを確認して治療の可否を判断します。
ここでは、40代・50代・60代以降で矯正を検討するときに確認したい4つのポイントを解説します。
2-1. 歯周病が進行していないか
大人の歯列矯正では、歯周病が進行していないかを確認することが重要です。
歯周病によって歯ぐきに炎症があったり、歯を支える骨が減っていたりする状態で無理に歯を動かすと、歯や歯周組織への負担が大きくなる可能性があります。
そのため、歯周病がある場合は、状態に応じて先に歯周治療を行い、炎症をコントロールしてから矯正治療を検討することがあります。「歯周病がある=矯正できない」とは限らないため、自己判断せず、歯周組織の状態を含めて歯科医師に確認してもらいましょう。
2-2. 歯や歯槽骨の状態に問題がないか
矯正治療では、歯を支える歯槽骨の中を少しずつ歯が移動します。そのため、歯根や歯槽骨の状態、虫歯の有無なども治療可否を判断するうえで重要です。
たとえば、治療が必要な虫歯がある場合は、矯正開始前に虫歯治療を優先することがあります。また、歯を支える骨の量や歯根の状態によっては、歯の移動量や治療方法を慎重に検討する必要があります。年齢だけを見るのではなく、レントゲンなどの検査を行い、歯とその周囲組織が矯正治療に耐えられる状態かを確認することが大切です。
2-3. 欠損歯・差し歯・ブリッジ・インプラントの状態
40代・50代・60代になると、歯を失っている部分や、差し歯・ブリッジ・インプラントなどの補綴物がある方も少なくありません。こうした歯があっても矯正治療を検討できる場合はありますが、天然歯だけの場合とは治療計画が異なることがあります。
特にインプラントは天然歯のように矯正力で移動させることができないため、位置を考慮した治療計画が必要です。欠損部分を矯正で閉じるのか、将来的に補綴治療を行うのかなども含め、歯列全体を見ながら治療方針を決めます。
差し歯がある場合でも矯正治療を検討できるケースはありますが、歯根の状態や被せ物の位置によって治療計画が変わることがあります。
差し歯があっても歯列矯正できる条件と注意点も確認しておきましょう。
2-4. 持病や服薬が矯正治療に影響しないか
大人の歯列矯正では、口腔内の状態だけでなく、持病や服用している薬についても事前に歯科医師へ伝えることが大切です。全身疾患の状態や服薬内容によっては、歯の移動や出血、外科処置などに配慮が必要になる場合があります。
特に複数の薬を服用している方や、継続的に医療機関へ通院している方は、自己判断で薬を中止せず、矯正歯科と主治医の双方に相談してください。安全に治療を進めるためにも、初回相談や検査の段階で持病・服薬歴を正確に伝えましょう。
| 確認するポイント | 主に確認する内容 |
|---|---|
| 歯周病 | 歯ぐきの炎症、歯を支える骨の状態 |
| 歯・歯槽骨 | 虫歯、歯根、歯槽骨の状態 |
| 補綴物・欠損歯 | 差し歯、ブリッジ、インプラント、失った歯の位置 |
| 全身状態 | 持病、服薬、通院状況 |
これらに問題があるからといって、必ず矯正治療ができないわけではありません。必要な治療や管理を行うことで矯正を検討できるケースもあります。
「年齢が高いから無理」と決めつけず、まずは検査を受け、現在の歯・歯ぐき・全身状態をもとに治療可能か判断してもらうことが重要です。
3. 年齢が高いと歯列矯正の期間は長くなる?

「40代・50代から矯正を始めると、若い人より治療期間が長くなるのでは?」と不安に感じる方もいるでしょう。中高年では歯の移動に時間がかかる場合がありますが、治療期間は年齢だけで決まるものではありません。
歯並びや歯周組織の状態、動かす歯の範囲、治療方法などを総合的に確認して治療計画を立てます。
3-1. 治療期間は年齢だけでは決まらない
年齢が高いほど、必ず矯正治療が長期化するわけではありません。治療期間は、歯並びや噛み合わせの状態、歯を動かす距離、抜歯の有無などによって異なります。
一方、中高年では成長期と比べて歯の移動に時間がかかり、治療期間が長くなる場合もあります。
そのため、「50代だから○年かかる」と年齢だけで治療期間を予測することはできません。実際の期間は精密検査を行ったうえで、どの歯をどこまで動かす必要があるのかを確認して判断します。治療前のカウンセリングでは、予定期間だけでなく、期間が延びる可能性についても確認しておきましょう。
3-2. 歯周組織や治療内容によって期間は変わる
大人の矯正では、歯を支える歯ぐきや歯槽骨の状態も治療計画に関係します。歯周病の治療や管理が必要な場合は、矯正を始める前に歯周組織の状態を整えることがあり、その分、治療全体にかかる期間が長くなることもあります。
また、前歯など限られた範囲を動かす治療と、奥歯を含めて噛み合わせ全体を整える治療では、必要な期間が異なります。装置の種類だけで「早く終わる」と判断せず、歯の移動量・噛み合わせ・歯周組織の状態を含めて治療期間を確認することが大切です。
| 治療期間に影響する主な要素 | 確認する内容 |
|---|---|
| 歯並び・噛み合わせ | どの程度の歯の移動が必要か |
| 歯周組織 | 歯ぐき・歯槽骨の状態 |
| 治療範囲 | 部分的な移動か、歯列全体の調整か |
| 抜歯の有無 | スペース確保や移動量 |
| 装置の使用状況 | 指示どおり装着・通院できているか |
大人の歯列矯正では、年齢だけでなく治療範囲や矯正方法、歯周組織の状態によって必要な期間が変わります。
大人の歯列矯正にかかる期間と長期化する原因も確認し、治療後の保定まで含めたスケジュールを考えましょう。
3-3. 大人の矯正でも治療後の保定が必要
矯正装置を外したら治療がすべて終わるわけではありません。歯を動かした直後は、歯の周囲の骨や歯肉がまだ安定しておらず、元の位置へ戻ろうとする「後戻り」が起こる可能性があります。そのため、大人の矯正でもリテーナー(保定装置)を使用して歯並びを安定させる期間が必要です。
保定装置の種類や装着時間、使用期間は歯並びや治療内容によって異なります。自己判断で装着時間を減らしたり中止したりせず、歯科医師の指示に従いましょう。矯正を検討するときは、歯を動かす期間だけでなく、治療後の保定まで含めてスケジュールを考えることが大切です。
年齢が高いことだけを理由に「治療に時間がかかるから」と矯正を諦める必要はありません。
まずは現在の歯並びや歯周組織を検査し、どの程度の治療期間が見込まれるのかを歯科医師に確認しましょう。
4. 40代・50代・60代から矯正するときの注意点

歯列矯正には一律の年齢上限はなく、40代・50代・60代以降でも、口腔内や全身の状態によっては治療を検討できます。
ただし、年齢を重ねるにつれて歯周病や欠損歯、被せ物、服薬など、治療前に確認すべき項目が増える傾向があります。
ここでは、年代ごとに特に確認しておきたいポイントを紹介します。
4-1. 40代|歯周病の有無を確認する
40代から矯正を検討する場合は、歯並びだけでなく歯ぐきや歯を支える骨の状態も確認することが大切です。歯周病が進行している状態で歯を動かすと、歯周組織への負担が大きくなる可能性があるため、必要に応じて歯周病の治療や管理を優先します。
一方で、40代という年齢だけを理由に矯正できないわけではありません。歯周組織が安定しており、治療に必要な条件を満たしていれば矯正を検討できる場合があります。定期検診だけでなく、矯正開始前に歯周ポケットや歯槽骨なども確認してもらいましょう。
4-2. 50代|欠損歯や被せ物も含めて治療計画を立てる
50代では、歯を失っている部分や、差し歯・被せ物・ブリッジなどがあるケースも考えられます。これらがあっても矯正治療を検討できる場合はありますが、天然歯だけの場合と比べて、動かす歯や補綴治療のタイミングを含めた治療計画が必要になることがあります。
たとえば、欠損部分のスペースを矯正で閉じるのか、矯正後に被せ物やインプラントなどの治療を行うのかによって方針は変わります。現在の歯並びだけで判断せず、残っている歯や補綴物を含めて、将来的な口腔内全体の治療計画を相談しましょう。
4-3. 60代以降|口腔内と全身の健康状態を確認する
60代以降でも、歯や歯ぐき、歯槽骨などの状態が良好であれば、矯正治療を検討できる場合があります。ただし、歯周病や欠損歯、インプラントの有無に加え、持病や服薬状況なども確認しながら治療方法を検討することが重要です。
特に継続的に医療機関へ通院している方や複数の薬を服用している方は、矯正相談時に病歴・服薬内容を歯科医師へ伝えてください。必要に応じて主治医と連携しながら治療計画を立てます。「60代だから遅い」と自己判断せず、まずは現在の状態を検査してもらうことが大切です。
| 年代 | 特に確認したいポイント |
|---|---|
| 40代 | 歯周病、歯ぐき・歯槽骨の状態 |
| 50代 | 欠損歯、被せ物、ブリッジなどの状態 |
| 60代以降 | 口腔内の状態に加え、持病・服薬状況 |
年齢は矯正治療を検討するうえでの一要素にすぎません。同じ50代・60代でも、歯周組織や残っている歯、全身状態は一人ひとり異なります。
何歳だからできる・できないと決めるのではなく、検査結果をもとに自分に合った治療方法を判断してもらいましょう。
5. 歯列矯正前に確認しておくべきポイント

歯列矯正は、一人ひとりの口腔内の状態や治療の目的によって適する治療方法が異なります。そのうえ、長期にわたる治療となるため、継続にはライフスタイルへの配慮も不可欠です。
スタートしてから後悔しないように、治療前に確認しておくべきポイントをご紹介します。
5-1. 矯正方法の選択肢
歯列矯正の方法には、大きくマウスピース矯正、表側矯正、裏側矯正、部分矯正、セラミック矯正があります。
自分に合った矯正方法を選ぶには、装置の特徴やメリット・デメリットなどをあらかじめ知っておくことが大切です。
| 矯正方法 | メリット・デメリット | 適応範囲 |
|---|---|---|
| マウスピース矯正 | ・透明なアライナーで目立ちにくい ・装置の取り外しが可能 ・装着時間や交換の自己管理が必要 |
軽度~中度 (幅広い症例に対応できる装置もあり) |
| 表側矯正 | ・ブラケットとワイヤーを使用 ・歯の表面に装着するため装置が目立ちやすい (審美ワイヤーで緩和可能) |
幅広い症例に対応 |
| 裏側矯正 | ・装置を裏側に装着するため、 ・見た目では矯正中であることがわからない ・費用は表側矯正よりも割高 |
幅広い症例に対応 |
| 部分矯正 | ・前歯のみなど、数本の歯を対象とした矯正 ・全体矯正と比べて治療期間・費用を抑えられる ・噛み合わせへのアプローチは基本的にできない |
限定された症例 |
| セラミック矯正 | ・被せ物で歯並びを整える審美治療 ・補綴のため数回の通院で治療可能 ・健康な歯を削る必要があり、年数経過で作り直しが必要 |
軽度の見た目改善 |
矯正方法を選ぶ際は、見た目や対応できる症例だけでなく、治療費や追加費用も確認することが大切です。
大人の歯列矯正にかかる費用相場・追加費用を確認することで、自分の予算に合った治療方法を検討しやすくなります。
5-2. 歯列矯正の目的
見た目を改善したいのか、噛み合わせや口腔環境を良くして歯を長く使いたいのかなど、歯列矯正の目的を明確にし、歯科医師にきちんと伝えることも大切です。
目的によって、治療方法や治療の優先順位、治療期間などが変わる可能性があります。
見た目の改善はどの矯正方法でも目指せますが、噛み合わせのコントロールや口もとの突出感の改善には、症例によって適する矯正方法が異なります。
目的が明確であるほど、治療方法の選択や治療計画の精度が高まり、理想の仕上がりを実現しやすくなるでしょう。自身のモチベーションも高まります。
年齢にかかわらずマウスピース矯正を検討する場合は、料金だけでなく、自分の歯並びに対応できるか、通院を続けやすいか、治療中のサポートが受けられるかも比較することが大切です。
マウスピース矯正サービスおすすめ7選の料金・特徴を比較することで、自分に合う相談先を絞り込みやすくなります。
6. まとめ|歯列矯正は何歳からでも始められる!まずは歯科医師に相談を

歯列矯正には「○歳まで」という一律の年齢上限はなく、40代・50代・60代以降でも治療を検討できる場合があります。大切なのは年齢そのものではなく、歯や歯ぐき、歯槽骨の状態、歯周病の有無、欠損歯や補綴物、持病・服薬状況などを総合的に確認することです。
また、矯正にかかる期間も年齢だけで決まるわけではありません。歯並びや噛み合わせ、歯周組織の状態、治療範囲などによって異なるため、精密検査を受けたうえで治療期間や方法を確認しましょう。矯正後には、整えた歯並びを安定させるための保定も必要です。
「もうこの年齢では遅いかも」と自己判断で諦める必要はありません。まずは歯科医院で現在の口腔内や全身の状態を確認してもらい、自分に合った治療方法を相談することから始めましょう。
「自分の年齢でも矯正できる?」「どの治療方法が合っているかわからない」とお悩みの方は、ウィ・スマイルをご活用ください。
ウィ・スマイルでは、マウスピース矯正に対応するお近くの歯科医院を検索でき、オンラインから相談・予約へ進めます。年齢だけで治療を諦める前に、まずは現在の歯並びや口腔内の状態について歯科医師に相談してみましょう。
\信頼できる矯正医を探すなら
「WE SMILE」/






















