- この記事の監修者
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歯科医師。医療法人社団ピュアスマイル理事長。インビザライン ブラックダイヤモンドドクター。インビザライン世界サミット23万人いるインビザラインドクターの中からトッププロバイダーの1人に選出。
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矯正歯科を探す際に、どのような点を確認すればいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
矯正歯科を選ぶ際には、押さえておきたいポイントがあります。これを知ることによって、自分に適したクリニックを探しやすくなるでしょう。
この記事では、自分に合ったクリニックを見つけたい方に向けて、矯正歯科の概要や矯正歯科選びのポイントなどを解説します。
矯正歯科に関するよくある質問もご紹介しますので、矯正歯科選びのヒントを得たいという方は、ぜひ最後までご覧ください。
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- 1. 矯正歯科とは
- 2. 矯正歯科の選び方|大切な9つのポイント
- 2-1. 治療前に丁寧なカウンセリングをしてくれる
- 2-2. 治療期間や費用を具体的に教えてくれる
- 2-3. 通院しやすい条件がそろっている
- 2-4. 矯正治療に必要な設備が充実している
- 2-5. 一般歯科との連携が取れている
- 2-6. 経験豊富な医師や認定医が在籍している
- 2-7. 院内に清潔感がある
- 2-8. レビューや口コミの評価が高い
- 2-9. 矯正中のトラブルに対応してくれる
- 3. 矯正歯科に関するよくある質問
- Q1. 矯正歯科と審美歯科の治療はどう違う?
- Q2. 予約してから受診したほうが良い?
- Q3. 矯正治療できないケースはある?
- 4. まとめ|ポイントを押さえて信頼できる矯正歯科を選ぼう
1. 矯正歯科とは
矯正歯科は「矯正歯科専門医院」とも呼ばれ、歯並びや噛み合わせの治療を専門的に行なうクリニックを指します。矯正歯科医師が常勤しており、急患処置などにもスムーズに対応することが可能です。
虫歯などの治療を行なう「一般歯科」でも、矯正治療に対応しているケースは少なくありません。地域にある見知った歯科医院であれば、楽な気持ちで通えるでしょう。
ただし、一般歯科の場合、矯正治療に対応できる医師は非常勤であることが多くなっています。
そのため、急患対応が難しかったり、診療日時に制限があったりする点に注意が必要です。
一方で、矯正歯科には、矯正歯科医師が常勤しています。診療時間内であれば予約日時の制限はなく、急患にも適切に対応できるでしょう。
設備面においても、医師の専門性においても、より質の高い矯正治療を受けられる可能性があります。
歯列の矯正治療を受けるのであれば、まずは「矯正歯科」の受診をおすすめします。
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2. 矯正歯科の選び方|大切な9つのポイント

円滑に理想の歯並びを実現するためには、自分に合った治療方法や条件のクリニックを見つけることが重要です。
ここでは、矯正歯科を選ぶうえで大切なポイントを9つご紹介します。
2-1. 治療前に丁寧なカウンセリングをしてくれる
治療を開始する前のカウンセリングを、丁寧に行なってくれるクリニックであれば安心です。
一方的に治療方針を押しつけるのではなく、悩みに寄り添いながら治療方針を示してくれるようなクリニックを選びましょう。
カウンセリングでは、自分の希望や悩みをしっかり伝えましょう。
相談・確認しておくべき内容は、以下のとおりです。
・歯並びで気になる箇所
・理想の歯並びのイメージ
・治療にかかる期間や費用
・矯正装置ごとのリスク
代表的な歯列矯正治療には、「マウスピース矯正」や「ワイヤー矯正」があります。
マウスピース矯正は、透明なマウスピースによって歯列を整える方法です。マウスピースが目立ちづらい、自分で着脱でき食事や口腔ケアをしやすいといったメリットがありますが、重度の症例には適用できない可能性があります。
一方でワイヤー矯正は、ブラケットと金属製のワイヤーを使用した矯正方法で、幅広い症例に適用可能です。ただし、金属アレルギーのリスクある、矯正中の見た目が気になりやすい、食事や口腔ケアが難しくなるなどのデメリットがあります。
初診にかかる費用はクリニックによって異なりますが、マウスピース矯正の場合、初診料が0円のクリニックもあります。
まずは、気軽に受診して、カウンセリングを受けてみるとよいかもしれません。
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2-2. 治療期間や費用を具体的に教えてくれる
適用する矯正装置や歯並びの状態によって、治療にかかる期間・通院頻度・費用が異なります。
初診の段階で、これらを具体的に説明してくれるクリニックを選ぶとよいでしょう。
矯正装置ごとの治療期間・費用の目安は、以下のとおりです。
| 矯正装置 | 治療期間 | 費用の目安 (全体矯正) | 費用の目安 (部分矯正) |
| マウスピース矯正 | 半年〜2年半 | 60万〜100万円 | 10万〜60万円 |
| ワイヤー矯正(表側) | 1年〜3年 | 60万〜130万円 | 30万〜60万円 |
| ワイヤー矯正(裏側) | 1年〜3年 | 100万〜170万円 | 40万〜70万円 |
上表のとおり、ワイヤー矯正に比べるとマウスピース矯正のほうが治療期間は短めで、費用も抑えられる傾向があります。
また、治療にかかる費用の総額だけでなく、追加費用の有無や分割払いの可否も確認しておくとよいでしょう。
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2-3. 通院しやすい条件がそろっている
一般に、歯列矯正は治療期間が長く、定期的な通院も必要です。
きちんと通院するためにも、自宅や職場から通いやすいクリニックを選ぶのが適しているといえます。
通院のしやすさを確認する際は、以下のポイントに注目しましょう。
・アクセス性
・予約の取りやすさ
・待ち時間の目安
・夜間・土日の診療対応
・駐車場の有無
上記のように、自宅・職場からのアクセスや、予約の取りやすさを確認することが大切です。例えば、Web予約に対応しているクリニックでは、24時間いつでも予約できます。
なお、通院頻度は、歯列矯正の種類によって異なることに留意しましょう。
ワイヤー矯正では月に1回程度の通院が必要ですが、マウスピース矯正では比較的頻度が少なく、場合によっては2~3ヵ月に1回程度で済むこともあります。
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2-4. 矯正治療に必要な設備が充実している
矯正治療に必要な設備・機器が充実しているクリニックであれば、より質の高い治療を受けられる可能性があります。
代表的な設備として挙げられるのが、セファログラム(レントゲン写真)の撮影装置です。
一般的な歯科医院で採用されているパノラマレントゲンは歯や歯根のみを写すのに対し、セファログラムでは、顎の大きさや形、骨格のずれなどを分析・診断できます。
また、口腔内スキャン装置があれば、より精度の高い治療計画が立案できます。この装置の利用によって、治療後の歯並びを3Dシミュレーションで確認したり、矯正歯科医師とともに患者自身も理想の歯並びをデザインしたりすることが可能です。
質の高い治療は、患者自身の負担軽減にもつながります。どのような設備を備えているのか、ホームページなどでチェックしてみるとよいでしょう。
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2-5. 一般歯科との連携が取れている
虫歯や歯周病などの症状がある場合、矯正治療に取りかかる前に治療を済ませなければなりません。
そのため、一般歯科との連携が取れている矯正歯科を選べば、歯列矯正前の歯の治療がスムーズに行なえます。
なかには、虫歯治療を行なう一般歯科が併設されているクリニックもあるので、クリニック選びの際にチェックしてみるとよいでしょう。ホームページなどでも確認できることが多くあります。
また、矯正治療開始後の口腔ケアが不十分な場合、虫歯や歯周病のリスクが高まるので注意が必要です。
これらのリスクを抑える対策としては、毎食後の歯磨きや矯正装置の洗浄など、基本的なお手入れの徹底が有効です。
また、虫歯や歯周病などが発生していないか、矯正治療中に口内環境のチェックをしてもらえるのか確認しましょう。
対応がない場合には、一般歯科で定期的にメンテナンスを受けることを検討してみてください。
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2-6. 経験豊富な医師や認定医が在籍している
矯正治療の実績が豊富な矯正歯科医師が在籍しているクリニックであれば、安心して治療を受けられます。
クリニックによっては、矯正治療前後の写真を公開している場合があるので、自分と似た症例がないか確認してみるのもよいかもしれません。
また、矯正治療の豊富な知識・技術を持つ「認定医」が在籍しているかどうかも、クリニック選びの参考になります。
「認定医」とは、日本矯正歯科学会で規定される基準を満たす場合に与えられる資格です。5年以上の臨床経験、論文発表といった厳しい基準を満たし、学会の審査に合格した医師のみが、「認定医」として認められます。
さらに、高い技術と多くの治療経験を持つ医師が取得できる、日本矯正歯科学会の資格に「専門医」があります。
認定医や専門医の資格を取得しているかどうかは、日本矯正歯科学会やクリニックのホームページで確認するとよいでしょう。
2-7. 院内に清潔感がある
快適に矯正治療を受けるために、院内が清潔かどうかも確認しておきましょう。
清潔感をチェックするポイントとして、以下が挙げられます。
・待合所のポスターが古いまま放置されていないか
・床や棚のゴミ、ほこりの掃除が行き届いているか
クリニックによっては、受付や待合室、診療室、カウンセリングルームなどの写真を公式ホームページに掲載しており、清潔感をチェックすることができます。
また、衛生管理に力を入れているクリニックの場合、滅菌体制などについてもホームページに掲載し、オートクレーブ滅菌器などの衛生機器を紹介していることがあります。
初診時など、実際に訪れた際にもしっかり確認しましょう。最終的には、自分の目で見た印象で判断することが大切です。
2-8. レビューや口コミの評価が高い
矯正歯科を選ぶ際のヒントとして、レビューや口コミも役に立ちます。
ただし、極端に良い口コミが多かったり、悪い口コミばかりが目立ったりする場合は、評価の信憑性が疑われます。
特に、院内の雰囲気などに関するものは、投稿者の主観的な内容になりやすいため、あくまで参考の一つととらえるのがおすすめです。レビューや口コミと併せて、クリニックの公式ホームページやSNSも確認し、情報収集を行なうとよいでしょう。
口コミなどで良さそうなクリニックがあれば、カウンセリングを受けてみるのも一つの手です。
口コミと実際の印象は一致するか、自分に適しているかを確認するのに有効です。
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2-9. 矯正中のトラブルに対応してくれる
矯正治療中に痛みを感じたり、装置の一部が外れたりするといったトラブルに見舞われるケースは少なくありません。
また、歯ぐきの腫れ・出血などの症状が出る「歯肉炎」や、歯ぐきが下がって歯根が露出する「歯肉退縮」を発症することもあります。
これらのトラブルに見舞われた際、迅速に対応してくれるクリニックを選ぶことも重要です。
具体的にチェックしておきたいポイントは、以下のとおりです。
・常勤の矯正歯科医師がいるか
・緊急連絡先を提供しているか
・予約をしていなくても対応可能な時間が設けられているか
また、矯正治療を終えたあとも、歯の後戻りを防ぐ「保定装置」の管理や定期検診は欠かせません。
そのため、アフターケアの体制についてもチェックしておくと安心です。
3. 矯正歯科に関するよくある質問

ここからは、審美歯科との違いや予約に関する疑問など、3つのよくある質問に答えていきます。
矯正歯科への理解を深め、実際の治療への一歩を踏み出すためにお役立てください。
Q1. 矯正歯科と審美歯科の治療はどう違う?
矯正歯科と審美歯科では、治療方針やアプローチに違いがあります。
矯正歯科の治療は、自分の歯を活かして噛み合わせや歯並びを改善するのが目的であり、基本的に歯は削りません。
一方の審美歯科の治療は、短期間で歯の見た目をきれいにすることを目的としており、ホワイトニングや歯を削って被せ物するといった治療を行ないます。
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Q2. 予約してから受診したほうが良い?
初診の際は、事前に予約することをおすすめします。
予約なしで訪れるより、より円滑に歯並びや噛み合わせについて相談できるでしょう。
Web予約に対応しているクリニックであれば、24時間いつでも予約の手続きができるので、活用してみてください。
Q3. 矯正治療できないケースはある?
重度の歯周病を患っているケースや、アンキローシスになっているケースでは、矯正治療が難しい可能性があります。
アンキローシスとは、歯の損傷が原因で歯根膜が失われ、歯と顎の骨が結合・癒着している状態を指します。
いずれにしても自己判断はせず、まずは矯正歯科で検査を行ない、矯正治療の可否を判断してもらいましょう。
4. まとめ|ポイントを押さえて信頼できる矯正歯科を選ぼう
「治療の期間・費用を具体的に教えてくれる」「矯正治療に必要な設備が充実している」などのポイントを押さえ、自分に合った矯正歯科を選びましょう。アクセス性や予約の取りやすさは、特に重視することをおすすめします。
歯列に悩みを抱えている方は、マウスピース矯正歯科を探すためのポータルサイト「ウィ・スマイル」をご活用ください。
当サイトでは、最寄りのクリニックを簡単に検索できるうえ、24時間いつでも利用可能なWeb予約に対応しています。
初診料が無料のクリニックとも多く提携していますので、まずは最寄りのクリニックをチェックしてみてはいかがでしょうか。
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