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すきっ歯になってきた原因とは?治療方法や悪化させない対処法を解説

湊 寛明
湊 寛明
この記事の監修者 

歯科医師。医療法人社団ピュアスマイル理事長。インビザライン ブラックダイヤモンドドクター。インビザライン世界サミット23万人いるインビザラインドクターの中からトッププロバイダーの1人に選出。
https://purerio.tokyo/

「最近、歯の隙間が目立つ気がする」「昔は気にならなかったのに、すきっ歯になってきたかも」このような変化に不安を感じている方がいるかもしれません。

 

すきっ歯は生まれつきだけでなく、生活習慣などの後天的な要因によって徐々に進行することもあります。

原因を正しく知り、適切に対処すれば、悪化を防いだり改善を目指したりすることが可能です。

 

この記事では、すきっ歯の定義や原因、放置した場合のリスク治療方法、悪化させないための対処法などを紹介します。

 

すきっ歯になってきたと感じている方は、ぜひ参考にしてください。

1. すきっ歯の定義とは?

すきっ歯とは、歯と歯の間に通常よりも大きな隙間(空隙)が生じている歯並びの状態を指し、歯科用語では「空隙歯列(くうげきしれつ)」と呼ばれます。

 

特に上の前歯の中央にできる隙間は「正中離開(せいちゅうりかい)」といい、見た目の印象に影響しやすいことから審美面での相談が多いのが特徴です。

 

すきっ歯の原因は一つだけではありません。骨格的な問題歯の大きさや本数の異常歯周病の進行舌癖や指しゃぶりの癖といった口腔習癖など、複数の要因が重なって起こる場合もあります。

2. すきっ歯になってしまう7つの原因

すきっ歯になってきたと感じる背景には、さまざまな原因が絡んでいます。原因を確認することで、自分の歯の状態に適した対処法を見つけるのに役立つでしょう。

 

ここでは、すきっ歯になってしまうおもな原因を7つ紹介します

2-1. 歯の本数が多い・少ない

永久歯の本数に異常がある場合、歯列に隙間が生じやすくなります。

 

生まれつき永久歯の本数が少ない「先天性欠如歯」の場合、歯が並ぶスペースに余りが生じます。特に、すきっ歯になりやすいといわれている前歯にスペースが生じてしまうと、発音や審美性に影響をおよぼす可能性が高まるでしょう。

 

一方で、本来生えないはずの余分な歯が存在する「過剰歯」の場合も注意が必要です。特に上の前歯付近に過剰歯があると、隣接する歯が押されることでズレが生じ、歯の間に空隙が生じるケースがあります。

2-2. 顎のサイズと歯のサイズのバランスが悪い

顎の骨が大きいのに歯が小さいと、歯が並ぶスペースに余裕ができ、結果として歯と歯の間に隙間が生じやすくなります。

 

逆に、顎が小さく歯が大きい場合でも、歯が正しい位置に並びきらず、一部の歯が傾いたり移動したりすることで、別の部位に隙間ができるケースもあるのです。

 

こうした骨格的な問題は遺伝の影響を受けることも多く、自然に改善するケースは限られています。そのため、矯正治療が検討される場合も少なくありません。

2-3. 歯周病などの影響

歯周病が進行すると、歯を支えている歯槽骨が徐々に溶けていき、歯がしっかり固定されなくなります。

 

その結果、歯が動きやすくなり、少しずつ歯と歯の間に隙間が広がることがあるのです。この状態を放置すると、歯がぐらぐらと動きやすくなり、最終的には歯が抜けてしまうリスクも高まるでしょう。

 

歯茎の腫れや出血、口臭といった症状は、歯周病が疑われるサインです。すきっ歯の進行を防ぐためにも、早期の診断と治療が重要となるでしょう。

2-4. 舌癖・指しゃぶり

舌で前歯を押す癖である「舌突出癖」は、前歯に継続的な力が加わることで歯が前方に押し出され、隙間が生じる原因になります。

 

また、指しゃぶりや爪噛み、唇を噛む癖などの口腔習癖も、長期間続くことで歯の位置に影響を与える可能性が高いため注意が必要です。

 

これらの癖がある場合、歯列矯正補綴(ほてつ)治療によって一時的に歯並びを整えても、再びすきっ歯になる可能性があります。そのため、治療を行なう際には、習慣を見直すことも重要です。

2-5. 上唇小帯の異常

上唇小帯が厚い、または位置が低い場合、前歯の間に入り込んで正中離開を引き起こすことがあります。

※上唇小帯:上唇の内側から歯茎につながる筋のような組織

 

これは先天的な要因であるケースが多く、成長とともに自然に改善することもあるため、子どものうちは様子を観察する程度でも問題ないでしょう。

成人になっても隙間が残るケースでは、歯科や口腔外科で上唇小帯の切除手術を行ない、隙間ができる原因を排除します

 

切除後も歯の位置が自然に戻らない場合は、必要に応じて矯正治療を行なうなど、隙間を閉じるための処置をすることも検討しましょう。

2-6. 奥歯喪失の放置

奥歯は、噛み合わせを支える重要な役割を担っています。奥歯が欠損してしまったり、大きく欠けたりした状態のまま放置すると、隣の歯や噛み合う歯が移動しやすくなります。

 

その結果、噛む力のバランスが変化し、前歯に過度な負担が集中することで、前歯の隙間が広がるケースも考えられるでしょう。

 

こうした変化を防ぐためには、奥歯の欠損部位に対してブリッジ部分入れ歯インプラントなど、口腔内の状態に合った適切な補綴治療を行なわなければなりません。

2-7. 歯ぎしり・食いしばり

歯ぎしりや食いしばりによって歯がすり減ったり、噛み合わせのバランスが崩れたりすると、歯が移動してわずかな隙間が生じやすくなります。

 

また、継続的に強い力で噛むことで前歯に負担がかかり、歯の位置がずれてしまうリスクも否定できません。

 

歯ぎしりや食いしばりの背景には、ストレスや噛み合わせの問題、睡眠の質などが関係しているケースもあります。

 

根本的な解決を目指すためには、マウスピースの使用や生活習慣の見直しを行なうことで、原因となる健康問題を解消する必要があるでしょう。

3. すきっ歯を放置したらどうなる?

すきっ歯になってきた場合、そのまま放置すると見た目が気になり、心理的なコンプレックスにつながる可能性があります。

 

また、歯と歯の隙間に食べ物が詰まりやすくなることで、磨き残しが増え、虫歯や歯周病のリスクが高まる点も注意が必要です。

隙間から息が漏れやすくなることで、会話の際などには発音に影響する可能性も高まるでしょう。

 

噛み合わせが乱れることで前歯に過度な負担が集中し、歯の動揺や歯茎の後退が進行する恐れもあります。

 

ほかにも、噛み切りづらさや咀嚼効率の低下により、消化器官への負担がかかったり、十分な栄養を吸収できなくなったりする可能性も否定できません。

 

このようなリスクを回避するためにも、すきっ歯になってきたと感じる場合は、早めに歯科医院で診てもらうことが大切です。

4. すきっ歯になってきた場合の主な治療方法

すきっ歯になってきた場合は、原因や隙間の大きさ、噛み合わせの状態など、口内状況に応じて適切な治療法を選択することが重要です。

 

ここでは、歯科医院で一般的に行なわれている代表的な治療方法を4つ紹介します。

4-1. 歯列矯正

歯列矯正は、歯そのものの位置を動かして隙間を閉じる根本的な治療方法の一つです。

歯並びを整えたあとは、歯が元の位置に戻ろうとする「後戻り」を防ぐための保定も行ないます。

 

隙間が大きい場合や、噛み合わせに複雑な問題がある場合には、歯を細かくコントロールできるワイヤー矯正が選択されることが多いでしょう。

 

一方、初期段階のすきっ歯や隙間が比較的小さい場合には、マウスピース矯正で対応できるケースもあり、比較的短期間での改善が期待できることもあります。

 

・関連記事

歯列矯正の種類を解説!メリット・デメリット、矯正方法を選ぶポイント

4-2. 歯周病治療

すきっ歯の原因が歯周病にある場合は、見た目の改善よりも先に歯周病治療を優先しましょう。

 

具体的には、歯茎の炎症を抑えるためのブラッシング指導歯石除去など、歯周ポケットの改善を目的とした処置が行なわれます。

 

歯を支える骨や歯周組織の状態が安定すれば、歯の動揺が軽減され、隙間の進行を抑えられる可能性が高まります。

 

症状が進行している場合には外科的治療が必要になるケースもあるため、少しでも違和感を覚えた場合は早めに歯科医院を受診しましょう。

4-3.ダイレクトボンディング

ダイレクトボンディングは、歯の表面にレジン(歯科用樹脂)を直接盛り足し、歯と歯の隙間を目立たなくする治療方法です。

 

治療期間が短く、費用を比較的抑えられる方法のため、多くの方にとって取り組みやすい治療方法といえるでしょう。

 

特に、前歯の小さな隙間など、範囲が限定された症例に向いています。一方で、隙間の幅が広い場合や噛み合わせへの影響が大きいケースでは適さないかもしれません。

 

また、レジンは経年によって変色摩耗が起こる可能性があります。そのため、見た目のバランスが変化することや、定期的なメンテナンスが必要になることを理解したうえで、この方法を選択しましょう。

4-4. セラミック(被せ物・ラミネートベニア)

セラミック治療は、被せ物ラミネートベニアを用いて歯の形や隙間を整える審美治療の一つです。

 

天然歯に近い色調や透明感を再現しやすく、耐久性にも優れている点が特徴とされています。

 

比較的短期間で見た目を大きく改善できるメリットはありますが、被せ物やベニアを装着するために歯を削る必要があるため、健康な歯を削らなければならない点はデメリットといえるでしょう。

 

また、すきっ歯の治療でセラミックを使用する場合はほとんどが自由診療となるため、費用はほかの治療法と比べて高めになる傾向があります。

 

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5. すきっ歯を悪化させないための対処法

すきっ歯を悪化させないためには、原因となりやすい口腔トラブルを早期に対処することが重要です。

 

歯周病や虫歯、欠損歯を放置すると歯列のバランスが崩れ、すきっ歯が進行しやすくなるため、早めに治療を済ませたほうがよいでしょう。

 

また、舌で前歯を押す癖や唇を噛む癖があると、歯に継続的な力がかかることで隙間ができやすくなります。正しい舌の位置である「スポット(上の前歯の裏側にあるスペース)」を意識し、口周りの癖を見直しましょう。

 

親知らずがある場合は、その影響で噛み合わせが乱れ、前歯に負担がかかることもあるため、抜歯の必要性については歯科医師の判断を仰ぐ必要があります。

 

歯ぎしりや食いしばりがある人はマウスピース(ナイトガード)の使用、定期検診による歯列チェックも、すきっ歯の悪化予防に有効です。

6. すきっ歯に関するよくある質問

すきっ歯になってきたと感じている方向けに、すきっ歯に関するよくある質問と回答を紹介するので、今後の対応にお役立てください。

6-1. すきっ歯の治療は保険適用になる?

すきっ歯の治療が保険適用になるかどうかは、治療目的によって異なります。

 

歯周病治療や虫歯治療など、医療上必要と判断される処置は保険適用の対象となります。

 

一方、歯列矯正やラミネートベニアなど、おもに見た目の改善を目的とした治療は自由診療となるケースが一般的です。

 

ただし、症状や口腔内の状態によって判断が分かれることもあるため、保険適用の可否については事前に歯科医院で相談するとよいでしょう。

6-2. すきっ歯は部分矯正のみで治せる?

すきっ歯の範囲が前歯など一部に限られている場合、部分矯正(前歯のみの矯正)で対応できるケースがあります。

 

しかし、噛み合わせ全体に問題がある場合や、歯の移動量が大きい場合には、全体矯正が必要になるかもしれません。

 

どの矯正方法が適しているかは、カウンセリングや精密検査を行なったうえで、歯科医師が総合的に判断します。

6-3. 40・50代で急にすきっ歯になってきたのはなぜ?

40代・50代以降にすきっ歯になってきたと感じる場合、歯周病や、加齢にともなう歯茎の変化がおもな原因として挙げられます。

 

特に歯周病の場合、進行すると歯を支えている歯槽骨が溶けて吸収されることで、隙間を広げてしまうリスクがあります。

 

「急に隙間が広がってきた」と感じる場合は、歯周病が進行している可能性が高いため、早めに歯科医院を受診しましょう。

7. まとめ|すきっ歯になってきたら放置せず治療を検討しよう

すきっ歯は見た目の問題だけではありません。歯周病や噛み合わせの乱れ、舌癖など、口腔内トラブルや習慣が関係している場合があります。

放置すると、歯の隙間がさらに広がったり、虫歯や歯周病のリスクが高まったりする可能性があるため、早めの対応を心がけましょう。

 

原因に応じた適切な治療方法を選択することで、悪化を防ぐことが期待できます。矯正治療を検討する際には、複数の矯正方法を比較し、自分に合った選択をすることが重要です。

 

すきっ歯が気になっており、歯列矯正を検討している方は、「ウィ・スマイル」を活用してみてはいかがでしょうか。

ウィ・スマイルは、マウスピース矯正を検討している方が、安心して治療を任せられる歯科医院を探す際に活用できるポータルサイトです。

 

歯並びで気になる変化を感じたら、放置せず専門家に相談し、治療と予防の両立を目指しましょう。

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