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マウスピース矯正モニターは本当に安い?費用・募集条件・無料の注意点を解説

湊 寛明
湊 寛明
この記事の監修者 

歯科医師。医療法人社団ピュアスマイル理事長。インビザライン ブルーダイヤモンドドクター。インビザライン世界サミット23万人いるインビザラインドクターの中からトッププロバイダーの1人に選出。
https://purerio.tokyo/

「マウスピース矯正を少しでも安く受けたい」と、モニターを検討している方も多いのではないでしょうか。一方で、どれくらい安くなるのか、顔出しや審査が必要なのか気になりますよね。

 

マウスピース矯正モニターの応募条件や割引額はクリニックによって異なり、「実質無料」でも費用が発生する場合があります。

 

この記事では、モニター価格の目安や応募条件、募集の探し方、契約前の注意点を分かりやすく解説します。安さだけで選んで後悔しないために、ぜひ参考にしてください。

1. マウスピース矯正の「モニター」とは?

マウスピース矯正モニターとは、写真撮影やアンケートなどに協力することで、通常より安い料金で治療を受けられる制度です。

「どうして安くなるの?」と疑問に思う方もいるでしょう。クリニックは、提供された写真や感想を症例紹介や治療説明などに活用できます。その協力のお礼として、通常より安いモニター価格を設定しているのです。

 

主な協力内容には、以下のようなものがあります。

 

  • 治療前・治療中・治療後の写真撮影
  • 治療後のアンケート
  • SNSへの治療経過や感想の投稿
  • 公式サイト・広告・院内資料への症例掲載

 

求められる内容はクリニックによって異なります。口腔内の写真だけで済む場合もあれば、顔全体の撮影や動画出演、定期的なSNS投稿が必要な場合もあります。

 

また、モニターは無料で治療を試せる制度ではありません。一般的には、歯科医師の診断を受け、治療内容や費用に同意したうえで契約する矯正治療です。

モニターとキャンペーン割引、通常プランの主な違いは以下のとおりです。

比較項目 モニター キャンペーン割引 通常プラン
割引の条件 写真・アンケートなどへの協力 期間・人数・対象プランなど 原則として割引条件なし
写真の提供 求められる場合がある 通常は不要 通常は不要
顔出し・SNS投稿 求められる場合がある 通常は不要 通常は不要
募集枠 症例や人数が限定される場合がある 期間・人数限定の場合がある 原則として募集枠なし
条件を守れない場合 通常料金との差額が発生する場合がある キャンペーン規約による 通常の解約条件による

 

「キャンペーン」と書かれていても、写真撮影やSNS投稿が条件に含まれていることがあります。名称だけで決めず、応募条件や契約内容まで確認しておきましょう。

2. マウスピース矯正モニターはどれくらい安くなる?

モニターに応募すると、実際にどれくらい安くなるのか気になる方も多いでしょう。ここでは、現在の募集例をもとに通常料金とモニター価格を比較し、追加費用や治療総額を確認するポイントを紹介します。

2-1. 数万円の値引きや10~20%程度の割引が目安

「モニターになると、結局いくら安くなるの?」と気になりますよね。

マウスピース矯正モニターの割引額に、決まった相場はありません。実際のモニター募集を見ると、数万円の定額割引や、通常料金から10~20%程度割り引かれるケースがあります。

 

通常料金から10%または20%割引された場合の目安は、以下のとおりです。

通常料金 10%割引の場合 20%割引の場合
30万円 27万円
3万円安くなる
24万円
6万円安くなる
50万円 45万円
5万円安くなる
40万円
10万円安くなる
80万円 72万円
8万円安くなる
64万円
16万円安くなる
100万円 90万円
10万円安くなる
80万円
20万円安くなる

※ただし、割引額や割引率は、治療範囲やマウスピースの種類、写真公開などの条件によって変わります。

2-2. モニター価格に含まれない可能性がある費用

表示されているモニター価格が、そのまま治療総額になるとは限りません。以下の費用が別途かかることがあります。

 

費用項目 確認するポイント
初診・カウンセリング料 無料か有料か
精密検査・診断料 モニター料金に含まれているか
調整・再診料 通院のたびに支払いが必要か
虫歯・歯周病治療費 矯正を始める前に治療が必要か
抜歯・IPRなどの処置費 治療費とは別料金になっていないか
追加アライナー代 追加製作や作り直しが保証に含まれているか
リテーナー代 治療後に使用する保定装置の費用が含まれているか
撮影に伴う費用 追加通院の交通費などがかからないか
治療中断時の費用 通常料金との差額や違約金が発生しないか

 

実際に、クリニックによっては追加アライナーやリテーナーが別料金です。そのため、「モニター価格が安い」という理由だけで決めず、どこまで料金に含まれているかを確認しましょう。

 

費用を抑えられるプランは魅力的ですが、治療範囲や追加費用、診断体制まで確認することが大切です。安いマウスピース矯正を検討している方は、ローコストマウスピース(LCM)の注意点も確認しておきましょう。

3. マウスピース矯正モニターを受けるための応募条件

モニター価格でマウスピース矯正を受けられたら、費用の負担が減って嬉しいですよね。

しかし、矯正モニター価格での矯正治療は誰でも受けられるわけではなく、いくつかの条件があります。

3-1. マウスピース矯正で治療できる歯並びである

まずは、マウスピース矯正で治療できる歯並びであることが前提です。

 

モニター募集では、軽度から中等度のすきっ歯や歯のガタつき、出っ歯、前歯が咬み合わない状態「開咬(かいこう)」、過蓋咬合(かがいこうごう)」などが対象になることがあります。ただし、同じ出っ歯やすきっ歯でも、症状の程度や噛み合わせによって治療方法は変わります。

 

骨格的な問題が大きい場合や抜歯が必要な場合は、ワイヤー矯正や外科手術との併用が検討されることもあります。また、虫歯や歯周病がある場合は、そちらの治療を優先することがあります。

 

自分で適応を判断せず、検査を受けたうえで歯科医師に確認しましょう

3-2. 写真・動画・アンケートの提供に同意できる

マウスピース矯正モニターでは、治療前後や治療途中の写真撮影、アンケートへの回答などを求められるのが一般的です。

 

応募前には、次の内容を確認しておきましょう。

 

  • 口の中だけか、口元や顔全体も撮影するのか
  • 目元を隠すか、匿名で掲載されるか
  • 公式サイト・SNS・広告など、どこで使われるのか
  • 写真や動画がいつまで掲載されるのか
  • 掲載後に削除を依頼できるのか

 

顔出しが不要な募集もあれば、顔全体の写真や動画撮影が条件になる募集もあります。「口元だけだと思っていた」と後悔しないよう、公開範囲まで確認することが大切です。

3-3. 装着時間と通院スケジュールを守れる

マウスピース矯正では、一般的に1日20~22時間程度の装着が必要です。歯科医師から指定された交換時期や通院スケジュールも守らなければなりません。

 

モニターでは、通常の通院に加えて、次のような対応を求められることがあります。

 

  • 定期的な経過撮影
  • 指定された日時での通院
  • アンケートやSNS投稿
  • 治療終了後の症例撮影

 

装着時間や撮影日を守れないと、モニター価格が適用されなくなる場合もあります。仕事や学校と両立できるか、応募前に考えておきましょう。

3-4. 年齢や募集人数など医院独自の条件を満たす

モニターの応募条件は、クリニックによって異なります。よくある条件は以下のとおりです。

 

  • 対象となる年齢を満たしている
  • 未成年者は保護者の同意や同伴ができる
  • 募集対象の症例やプランに当てはまる
  • 平日や指定された時間に通院できる
  • 治療を最後まで続けられる
  • SNSアカウントを持っている
  • 先着・抽選などの募集枠に入っている

 

条件を満たしているように見えても、募集がすでに終了していることがあります。応募前に募集期間や対象医院も確認しましょう。

3-5. 応募しても採用されない場合がある

モニターへ応募しても、必ずモニター価格が適用されるわけではありません。

 

クリニックによっては事前審査があり、応募時の写真や診察結果をもとに採用を判断します。一方で、事前審査を設けていないクリニックでも、マウスピース矯正の適応可否は歯科医師が診断します。

 

募集している症例に当てはまらない、募集人数に達している、通院や撮影の条件を満たせないといった理由で採用されないこともあります。「応募=割引の確定」ではないことを理解しておきましょう。

4. マウスピース矯正モニター募集の探し方と申し込み方法

「モニターに応募したいけれど、どこで募集しているの?」と迷う方もいるでしょう。

 

まずは、Googleなどで地域名を組み合わせて検索してみましょう。気になる募集が見つかったら、クリニックの公式サイトやモニター募集ページ、公式SNSを確認します。募集期間・対象医院・料金・応募条件・情報の更新日までチェックしましょう。

検索結果に募集ページが表示されていても、すでに受付を終了していることがあります。募集状況が分からない場合は、公式LINEや電話、カウンセリングで直接確認すると確実です。

 

一般的な申し込みの流れは、以下のとおりです。

 

① 募集期間と応募条件を確認する
② 公式フォーム・LINE・電話から申し込む
③ カウンセリングと検査を受ける
④ モニターの対象になるか確認・審査を受ける
⑤ 料金・写真の公開範囲・通院条件を確認する
⑥ 契約後に治療を開始する

 

クリニックによっては、申し込み時にモニター番号が必要です。非公式の紹介ページやSNSのDMからではなく、クリニックの公式窓口から申し込みましょう。

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5. マウスピース矯正モニターのデメリットと「実質無料」の注意点

通常の矯正費用よりも、お得に始められるマウスピース矯正のモニターですが、注意点もあります。

注意しておく点を知らないまま始めると、後悔につながることもあります。

5-1. 「実質無料」「全額返金」でも費用が残る場合がある

モニターの割引方法には、主に以下の種類があります。

 

  • 最初から治療費が割り引かれる
  • 支払い後に報酬やキャッシュバックを受け取る
  • ローンを組み、毎月還元を受ける

 

ローンと還元を組み合わせた仕組みでは、還元が止まっても返済だけが残る可能性があります。

 

日本矯正歯科学会は2023年、「モニターになれば治療費が実質無料になる」と勧誘されたものの、モニター料金が支払われず、集団訴訟に発展した事例について注意喚起を行っています。

契約前に、誰が・いつ・いくら還元するのか、還元が止まった場合の支払い、ローンや解約の条件を書面で確認しましょう。

5-2. 症例写真がSNSや広告に掲載されることがある

モニターでは、治療前後の写真や動画が公式サイト・SNS・広告などに掲載される場合があります。

 

口元だけの募集もあれば、顔全体や動画撮影が必要な募集もあります。匿名でも知人に気づかれる可能性はゼロではありません。

撮影範囲・掲載媒体・掲載期間・二次利用・削除の可否を、口頭ではなく書面で確認しておきましょう。

5-3. 撮影やSNS投稿の負担が増える場合がある

通常の診察とは別に、症例撮影のための通院やアンケート、SNS投稿が必要になることがあります。

 

追加通院の回数や投稿頻度、指定日に通えない場合の扱いを確認し、交通費や時間の負担も含めて判断しましょう。

5-4. 中断・転院・閉院時に追加費用が発生することがある

転居や体調不良などで治療を中断すると、モニター割引が取り消され、通常料金との差額を求められる場合があります。

 

また、担当医の退職やクリニックの閉院で治療を続けられなくなっても、契約によってはローンの返済が続く可能性があります。

中断時の差額や未使用分の返金、転院・治療の引き継ぎ、閉院時の対応を契約前に確認しておきましょう。

5-5. 診断体制・保証・保定まで確認して選ぶ

モニター料金だけでなく、検査や治療後のサポートも比較することが大切です。

 

歯科医師が必要な検査を行っているか、噛み合わせや治療リスクも説明しているか、追加アライナーの保証や治療後の保定に対応しているかを確認しましょう。

モニターは、安さだけで選ばないことが大切です。不明点が残っている場合はその場で契約せず、書面を持ち帰って落ち着いて検討しましょう。

 

モニターに限らず、料金や治療範囲、通院方法などを比較して選びたい方は、マウスピース矯正サービスおすすめ7選も参考にしてください。

6. マウスピース矯正モニターについてよくある質問

マウスピース矯正モニターの費用や顔出し、審査など、応募前に気になる疑問について回答します。

6-1. マウスピース矯正をモニターで完全無料にできるのか

完全無料の募集はありますが、ごく一部です。

 

芸能事務所への所属や顔出し、SNS投稿、書類審査など、厳しい条件が設けられることもあります。また、「実質無料」はいったん治療費を支払い、報酬やキャッシュバックで相殺する仕組みの場合があります。応募前に、治療総額や追加費用、返金条件まで確認しましょう。

6-2. モニターになると顔出しが必要なのか

顔出しが必須とは限りません。

 

口元だけ、目元を隠した写真、匿名での掲載など、条件はクリニックによって異なります。

写真や動画をどこに、いつまで掲載するのか、あとから削除できるのかも契約前に確認しておくと安心です。

6-3. 学生や未成年でもモニターに応募できるのか

学生や未成年でも応募できる場合があります。

 

ただし、18歳以上に限定しているケースや、保護者の同意・同伴が必要なケースもあります。

年齢だけでなく、歯並びや通院条件も審査されるため、募集要項を確認しましょう。

6-4. モニター審査に落ちない方法はあるのか

必ず審査に通る方法はありません。

 

マウスピース矯正が適応できる歯並びか、医院が募集している症例に合うか、通院や撮影の条件を守れるかなどで判断されます。

応募時は情報を正確に伝え、条件を無理なく続けられるか確認することが大切です。

6-5. モニター以外で費用を抑える方法はあるのか

症例によっては、前歯を中心に動かす部分矯正や、写真公開のないキャンペーンを利用できる場合があります。複数のクリニックから見積もりを取り、追加費用を含めた治療総額で比べるのもおすすめです。

 

詳しくは「前歯だけのマウスピース矯正にかかる値段」も参考にしてください。

なお、分割払いやデンタルローンは毎月の負担を抑える方法です。治療総額が安くなるとは限らず、手数料が加わる場合もあります。

 

モニター以外の低価格サービスを選ぶ場合も、料金だけでなく、治療範囲や口コミの背景まで確認することが大切です。キレイラインを検討している方は、「キレイラインが「最悪」と言われる理由と後悔しない選び方」も参考にしてください。

7. まとめ|マウスピース矯正モニターは安さだけで選ばないことが大切

マウスピース矯正モニターは、通常より治療費を抑えられる可能性があります。ただし、割引額や応募条件はクリニックごとに異なり、完全無料の募集はごく一部です。

 

応募前には、写真の公開範囲や追加通院の有無、追加費用、中断時の対応まで確認しましょう。表示されたモニター価格だけでなく、最終的な治療総額で比較することが大切です。なお、モニターやマウスピース矯正の対象になるかは、歯科医師の診断によって決まります。

 

ウィ・スマイルでは、マウスピース矯正について相談できるお近くの提携クリニックを探せます。モニター募集の有無はもちろん、自分の歯並びがマウスピース矯正の対象になるのかも確認できます。「できるだけ費用を抑えたい」「まずは治療総額を知りたい」という方は、気になるクリニックのカウンセリングを予約して相談してみましょう。

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