
- この記事の監修者
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歯科医師。医療法人社団ピュアスマイル理事長。インビザライン ブラックダイヤモンドドクター。インビザライン世界サミット23万人いるインビザラインドクターの中からトッププロバイダーの1人に選出。
https://purerio.tokyo/

「最近、口臭が気になる…」「舌が白くなっている気がする…」
そんな悩みを感じたことはありませんか?
この記事では、
・舌苔の正体やリスク
・舌ブラシの種類と選び方
・正しい使い方
まで丁寧に解説。
- 1. 舌の汚れ「舌苔」はなぜできる?放っておくとどうなる?
- 1-1. 舌苔とは?白くなる原因と口臭との関係
- 1-2. 舌を磨かないと起こるデメリット
- 1-3. 間違った舌磨きが引き起こすリスク
- 2. 舌磨きに歯ブラシはNG?専用の舌ブラシを使うべき理由
- 2-1. 歯ブラシで舌を磨くと傷つきやすい
- 2-2. 舌ブラシ・舌クリーナーの特長とは?
- 2-3. 舌ブラシが推奨されるのはどんな人?
- 3. 舌ブラシの種類と選び方|目的に合ったケアをしよう
- 3-1. 素材別(シリコン・ナイロン・金属)の違い
- 3-2. 形状別(ヘラ型・ブラシ型・コンビ型)の特徴
- 3-3. 敏感な人・初心者・子ども向けの選び方
- 4. 舌ブラシの正しい使い方|やさしく・適切な頻度でケア
- 4-1. 使うタイミングは?朝がベストな理由
- 4-2. 舌を傷つけないブラッシングのコツ
- 4-3. 毎日やるべき?頻度と注意点
- 5. おすすめの舌ブラシ商品と比較ポイント
- 5-1. 初心者に人気!市販で買える定番モデル
- 5-2. コスパ・やさしさ・効果のバランスで選ぶ
- 5-3. 歯科医院や口コミで評価が高いものは?
- 6. まとめ|舌ブラシを使って口内環境をもっと健やかに
1. 舌の汚れ「舌苔」はなぜできる?放っておくとどうなる?

まずは「そもそも舌苔とは何か?」について知っておきましょう。
1-1. 舌苔とは?白くなる原因と口臭との関係
舌苔(ぜったい)とは、舌の表面に溜まった細菌・食べカス・粘膜のカスなどが混ざってできる白〜黄白色の膜のことです。
舌苔が増える主な原因には以下のようなものがあります。
・唾液の分泌が少ない(口呼吸・加齢など)
・食生活の偏りやストレス
・舌の動きが少ない(会話量が少ない、加齢)
舌苔は見た目の不快感だけでなく、口臭の原因としてもよく知られています。
放置すると細菌が繁殖しやすくなり、虫歯や歯周病のリスクも高まります。
1-2. 舌を磨かないと起こるデメリット
「歯磨きはしっかりしているのに、なぜか口臭が…」という方は、舌苔の蓄積が関係しているかもしれません。
舌のケアを怠ると
・慢性的な口臭が生じやすくなる
・舌の表面がざらつき、味覚にも影響
・全体的な口腔内の衛生バランスが乱れる
つまり、舌は「磨かなくていい場所」ではなく、「きちんとケアすべき場所」なのです。
1-3. 間違った舌磨きが引き起こすリスク
舌ケアは大切ですが、方法を間違えると逆効果になることもあります。
・ゴシゴシこすりすぎると、舌の粘膜を傷つけて炎症を起こす
・必要以上に頻繁に磨くと、味覚を感じる「味蕾(みらい)」を傷める
・強すぎる刺激で嘔吐反射を引き起こす可能性も
また、歯ブラシで代用すると毛先が固すぎて傷ができやすく、かえって舌苔が付きやすくなることもあります。
「やさしく・適切な道具で・正しい方法」でケアすることが、清潔な舌を保つための基本です。
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2. 舌磨きに歯ブラシはNG?専用の舌ブラシを使うべき理由

「歯ブラシでも舌を磨けるのでは?」と思う方も多いかもしれません。
しかし、歯ブラシでの舌磨きは、かえって舌に負担をかけてしまうことがあるため注意が必要です。
2-1. 歯ブラシで舌を磨くと傷つきやすい
歯ブラシは歯を清掃するために設計されており、毛先が細く硬めのものが多く見られます。
そのため、舌のようにデリケートな粘膜を磨くには刺激が強すぎて、以下のようなリスクがあります。
・舌の粘膜が傷つきやすい
・痛みや出血、違和感が残る
・味覚を感じる味蕾を傷めてしまう可能性
これらの理由から、舌には専用のケアツールを使うことが望ましいとされています。
2-2. 舌ブラシ・舌クリーナーの特長とは?
舌ブラシや舌クリーナーは、舌の柔らかい粘膜を優しく傷つけずに汚れだけを除去するように設計されています。
・ヘラ状やブラシ状で形状が舌のカーブにフィットしやすい
・弾力のある素材(シリコンなど)でやさしい使用感
・舌苔を効率よく除去できる設計になっている
そのため、舌のケア専用の道具として安全性と効果の両立が図られているのです。
2-3. 舌ブラシが推奨されるのはどんな人?
以下のような方には特に、舌ブラシの使用が推奨されます。
・舌が白くなりやすい・口臭が気になる方
・口呼吸やドライマウスになりやすい方
・舌苔の付きやすい高齢者や舌の動きが少ない方
歯と同じように、「舌も自分に合った道具で磨く時代」です。
正しく選んで、やさしく毎日のケアに取り入れていきましょう。
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3. 舌ブラシの種類と選び方|目的に合ったケアをしよう

舌ブラシにはさまざまな種類があり、素材や形状によって使い心地や効果が異なります。
自分の舌の状態や目的に合わせて、最適なものを選ぶことが大切です。
3-1. 素材別(シリコン・ナイロン・金属)の違い
シリコン製:柔らかくて弾力があり、初心者や刺激に敏感な人におすすめ。
ナイロン製:しっかりとしたブラシ感があり、汚れを掻き出す力が強い。
金属製(銅・ステンレス):抗菌性が高く、ヘラ状で長く使えるが力加減には注意が必要。
素材によって舌への刺激の強さや使用感が異なるため、実際に使ってみて自分に合うものを選ぶのが理想です。
3-2. 形状別(ヘラ型・ブラシ型・コンビ型)の特徴
ヘラ型:表面をなでるようにして汚れをこそげ取るタイプ。舌へのダメージが少なく、扱いやすい。
ブラシ型:細かなブラシが舌の凹凸に入り込み、舌苔をしっかり除去できる。
コンビ型:ヘラとブラシの両方の機能を備えたハイブリッドタイプで、汎用性が高い。
目的や使用感の好みによって、形状も選び分けると良いでしょう。
3-3. 敏感な人・初心者・子ども向けの選び方
敏感な人や初心者:シリコン素材でヘラ型のものが安心。刺激が少なく、慣れるまで継続しやすい。
子ども向け:小さめのヘッドで柔らかい素材、安全ストッパー付きの製品などが望ましい。
舌苔が厚めの人:ナイロン製やブラシ型で、舌の凹凸にしっかり対応できるものが効果的。
使い勝手の良さだけでなく、継続して使いやすいかどうかも選ぶ際のポイントになります。
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4. 舌ブラシの正しい使い方|やさしく・適切な頻度でケア

舌ブラシは使い方を間違えると、逆に舌を傷つけたり、必要な粘膜を削ってしまうこともあります。
正しい方法で、やさしく丁寧にケアしましょう。
4-1. 使うタイミングは?朝がベストな理由
舌苔は、睡眠中に口の中の自浄作用が低下することで溜まりやすくなります。そのため、舌磨きは朝の歯みがきと一緒に行うのがベストです。
起床直後にケアすることで、口臭の原因物質を除去し、1日の口内環境をリセットできます。
4-2. 舌を傷つけないブラッシングのコツ
・舌ブラシを舌の奥から手前に向かって、1方向にやさしくなでるように動かす
・力を入れすぎず、軽いストロークで2〜3回程度が目安
・奥まで入れすぎると嘔吐反射を起こすことがあるので注意
※前後にゴシゴシ往復させるのはNGです。粘膜を傷める原因になります。
4-3. 毎日やるべき?頻度と注意点
毎日のケアが理想ですが、強くこすりすぎない限り1日1回・朝のみの使用がおすすめです。
以下のような点にも注意しましょう。
・舌に痛みや違和感がある場合は無理せず中止する
・舌ブラシは定期的に交換する(目安:1〜2ヶ月)
・使用後は清潔に洗ってしっかり乾かす
やさしく・正しい頻度で続けることが、舌ケアの成功ポイントです。
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5. おすすめの舌ブラシ商品と比較ポイント

ここでは、実際に市販されている舌ブラシの中から、初心者にも使いやすく人気のあるモデルをいくつか紹介します。
あわせて、選ぶ際の比較ポイントも確認しておきましょう。
5-1. 初心者に人気!市販で買える定番モデル
・ライオン「NONIO 舌クリーナー」:ヘラとブラシのハイブリッド構造でやさしくしっかり除去
・小林製薬「舌ケアブラシ やわらかめ」:舌にやさしい極細毛&日本人向けのサイズ感
・システマ「舌ブラシ」:シリコン素材で初心者にもおすすめ。舌を傷つけにくい
どれもドラッグストアやネットで手軽に購入でき、初めての方にも扱いやすい設計です。
販売価格の相場や、詳しい商品情報は以下の記事もご覧ください。
5-2. コスパ・やさしさ・効果のバランスで選ぶ
舌ブラシを選ぶ際は、以下のポイントを比較しましょう。
・価格帯:継続使用を考えると1本500円前後が目安
・素材とやさしさ:シリコン=やさしい、ナイロン=除去力が高い
・清掃力:ブラシ型の密度や、ヘラの弾力なども考慮
どの商品も一長一短があるため、自分の舌の敏感さや舌苔の量に応じてバランスを考えましょう。
5-3. 歯科医院や口コミで評価が高いものは?
歯科医の推薦があるものや、口コミ評価が高い製品は信頼性があります。
・医療系レビューサイトで高評価の舌ブラシ
・楽天・Amazonレビュー数が多く、評価が安定している商品
・歯科医院で販売されているプロ仕様モデル
初めて選ぶ場合は、「歯科推奨」や「レビュー★4.0以上」などをひとつの基準にするのもおすすめです。
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6. まとめ|舌ブラシを使って口内環境をもっと健やかに

舌は、歯や歯ぐきと同じようにケアが必要な場所です。
舌苔がたまると見た目だけでなく、口臭や味覚、全体の口内バランスにも影響を及ぼします。
そこで大切なのが、専用の舌ブラシを使って、正しい方法・適切な頻度でケアをすること。
・歯ブラシではなく舌専用の道具を選ぶ
・力を入れすぎず、優しく磨く
・自分に合ったタイプを選び、継続して使う
毎日のルーティンに舌ケアを取り入れることで、口の中がより清潔になり、気になる口臭の予防にもつながります。
「最近、舌が白っぽい」「朝の口臭が気になる」という方は、今日から舌ブラシを始めてみてはいかがでしょうか?
健やかで快適な口内環境を手に入れる第一歩です。
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