- この記事の監修者
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歯科医師。医療法人社団ピュアスマイル理事長。インビザライン ブラックダイヤモンドドクター。インビザライン世界サミット23万人いるインビザラインドクターの中からトッププロバイダーの1人に選出。
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口内炎が痛くて早く何とかしたいと困っていませんか?
口内炎は多くの場合、数日~2週間程度で自然に治ります。しかし、「痛みが強く、食事がしにくい」「気になって仕事や勉強に集中できない」などの理由から、少しでも早く治したいと考える方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、口内炎ができて痛いときにおすすめの食べ物や、痛くて我慢できないときの対処法について解説します。口内炎を予防するための方法も紹介しているので、口内炎を早く治したい方や、繰り返しできて困っている方は、ぜひ参考にしてください。
- 1. 口内炎ができて痛いときにおすすめの食べ物
- 1-1. ビタミンB2を含む食べ物
- 1-2. ビタミンB6を含む食べ物
- 1-3. ビタミンAを含む食べ物
- 1-4. ビタミンCを含む食べ物
- 1-5. ビタミンB1を含む食べ物
- 1-6. やわらかく口内炎を刺激しない食べ物
- 2. 口内炎が痛いときに控えたほうがいい食べ物
- 2-1. 辛い食べ物、酸っぱい食べ物、熱い食べ物
- 2-2. 炭酸飲料やアルコール、甘い食べ物
- 3. そもそもなぜ口内炎はできる?原因と予防法
- 4. 口内炎が痛くてたまらないときの対処法
- 4-1. 市販薬を使用する
- 4-2. 医療機関を受診する
- 5. 口内炎に関するよくある質問
- Q1. 口内炎は何日くらいで治る?
- Q2. 歯列矯正中にできやすい口内炎の種類は?
- 6. まとめ|口内炎ができてしまったら食べ物を工夫して早く治そう
1. 口内炎ができて痛いときにおすすめの食べ物

口内炎とは口のなかの粘膜にできる炎症の総称で、栄養不足や免疫力の低下などが原因で起こります。口内炎ができて痛いときには、粘膜の修復や免疫力の向上などにかかわる栄養素を含む食べ物を意識して摂ることが大切です。どのような栄養素や食べ物がおすすめか、詳しく解説します。
1-1. ビタミンB2を含む食べ物
ビタミンB2は「発育のビタミン」ともいわれ、健康的な皮膚や粘膜の維持、再生にかかわる栄養素の一つです。水溶性のため尿となって排出されやすく、体内に蓄積されにくい特徴があります。そのため、口内炎の症状があるときだけでなく、普段から意識して摂取しておきたい栄養素です。
ビタミンB2を含む代表的な食品は以下のとおりです。
| 納豆、卵、牛乳、チーズ、ヨーグルト、キノコ類、レバー、魚肉ソーセージなど。 |
1-2. ビタミンB6を含む食べ物
ビタミンB6は、体内でタンパク質の分解や合成を助ける働きを持つ栄養素です。食品から摂取したタンパク質は体内でアミノ酸に分解され、そのアミノ酸が再構成されることで皮膚や粘膜、髪、爪などの組織が作られます。この再構築の過程でビタミンB6が関与するため、ビタミンB6を摂取することは健康な皮膚や粘膜を保つうえで重要です。
また、ビタミンB6は免疫機能の維持や、精神の安定に寄与するセロトニンなどの神経伝達物質の合成にも関与しています。ストレスや疲労が原因で口内炎ができやすい方は、積極的に摂取したい栄養素といえるでしょう。
ビタミンB6が含まれる代表的な食品は以下のとおりです。
ししとう、ピーマン、モロヘイヤ、玄米、にんにく、サツマイモ、バナナ、カツオ、ゴマサバ、牛肉、鶏肉など |
1-3. ビタミンAを含む食べ物
ビタミンA(レチノール)は皮膚や粘膜の健康維持、免疫機能の働きを高めるのに必要な栄養素です。免疫機能が高ければ口内の雑菌による炎症が起こりにくく、また口内炎になっても粘膜の修復機能が働き、早期回復が期待できます。
ただし、レチノールは脂溶性で体内に残りやすく、過剰摂取の恐れがあります。そのため、体内で必要な量だけビタミンAに変換されるβ-カロテンを含む食品などもバランス良く摂ることが大切です。
ビタミンAやβ-カロテンが含まれる食品には、以下のようなものがあります。
| 豚レバー、鶏レバー、うなぎ、いか、のり、モロヘイヤ、にんじん、ほうれん草など。 |
1-4. ビタミンCを含む食べ物
ビタミンCはコラーゲンの生成に不可欠な栄養素です。血管や粘膜を丈夫にし、傷や炎症の治癒に役立つことでも知られています。
ただしビタミンCは熱や空気に弱く、水に溶けやすい性質があるため、水にさらしたり加熱したりすると実際に摂取できる量は大幅に失われてしまいます。効率良く摂取するには、「新鮮な食材を手早く調理する」ことがポイントです。
ビタミンCが含まれる代表的な食品は以下のとおりです
| 赤ピーマン、芽キャベツ、ブロッコリー、パセリ、キウイ、柿、いちご、煎茶など。 |
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1-5. ビタミンB1を含む食べ物
ビタミンB1は、ブドウ糖をエネルギーに変える際に欠かせない栄養素です。体内でエネルギーを作り出す働きにかかわるため、不足すると疲労感やだるさを感じやすくなります。
また、イライラしやすくなったり、よく眠れなかったりと神経系にも悪影響をおよぼしかねません。そのため、ストレスや睡眠不足などが原因で口内炎ができている場合には積極的に摂るとよいでしょう。
ビタミンB1が含まれる代表的な食品は以下のとおりです。
| 豚肉、うなぎ、大豆、玄米、全粒粉パン、落花生、グリーンピース、ごまなど。 |
1-6. やわらかく口内炎を刺激しない食べ物
口内炎が痛いときは、できるだけ刺激の少ないやわらかい食べ物を選びましょう。具体的にはおかゆや雑炊、うどん、そうめん、シチュー、煮魚など水分が多く、やわらかく調理されたメニューは口内炎への刺激が少なく、食べやすいのでおすすめです。
固形物を噛むのがつらい場合は、スムージーや野菜ジュースでビタミンを補給しましょう。どうしても食事が難しいほど痛みが強いときは、ビタミン剤などのサプリメントを活用して栄養補給を行なうのも有効です。
2. 口内炎が痛いときに控えたほうがいい食べ物

口内炎が痛くてつらいときは、口内の炎症部分を刺激したり、治癒に必要な栄養素を過剰に消費したりする食べ物をできるだけ避けることが大切です。どのような食べ物を避ければよいのか、具体的に見ていきましょう。
2-1. 辛い食べ物、酸っぱい食べ物、熱い食べ物
口内炎ができているときに刺激の強い食べ物を摂ると症状を悪化させる原因になりかねないため、しばらく控えたほうがよいでしょう。
例えば唐辛子などの辛い物や香辛料が含まれるソース、タレなどは、粘膜を傷付けて炎症を悪化させる原因になります。また熱い食べ物も、口内炎を刺激して強い痛みにつながることがあります。
レモンやオレンジなどの果物は口内炎の早期治癒に役立つビタミンCを豊富に含みますが、酸によってしみる可能性があるので注意が必要です。
口内炎ができている間はこうした刺激物を避け、穏やかな味付けでやわらかく、適度な温度の食べ物を選ぶことが、つらい痛みの軽減につながります。
2-2. 炭酸飲料やアルコール、甘い食べ物
炭酸飲料やアルコール、甘い食べ物も、口内炎ができたときには控えたい食品です。炭酸飲料や甘い物に含まれる糖分やアルコールを体内で分解する際には、大量のビタミンB群が消費されるためです。
口内炎の治癒に必要なビタミンB群が糖分やアルコールの分解に消費されると、「なかなか治らない」原因になる可能性があります。そのため、口内炎が痛む、早く治したいときには、甘い物やアルコールをできるだけ控えるようにしましょう。また、体内で糖に分解される炭水化物も過剰に摂取しないことが大切です。
3. そもそもなぜ口内炎はできる?原因と予防法

口内炎ができる原因はさまざまです。その代表的なものを以下にまとめました。
🔴栄養バランスの偏り
🔴ストレスや疲労
🔴細菌やウイルス
🔴口のなかを噛む癖
🔴歯科矯正中の刺激
ビタミンB群をはじめとする栄養素の不足、ストレス・疲労などによって粘膜の修復力や免疫力が低下すると、口のなかを誤って噛んだ際の傷が治りにくくなり、炎症が悪化してしまいます。また、細菌やウイルスへの感染、日常的な噛み癖なども口内炎の発症につながる要因です。
特に歯列矯正中の方は、装置が粘膜を刺激したり、歯の移動によって噛み合わせが変わり、頬の内側を誤って噛みやすくなったりして口内炎ができやすくなります。装置に汚れがたまり、雑菌が繁殖しやすい環境になることも口内炎の原因の一つです。
口内炎の発症を防ぐには、ビタミンを中心としたバランスの良い食事を心がけ、十分な睡眠を取ることが大切です。歯磨きなどで口のなかを清潔に保つことも予防につながります。
もし矯正器具が粘膜に当たって痛みを感じる場合は、矯正用ワックスで装置を保護する方法もあるため、気になる場合はかかりつけの歯科医院で相談してみましょう。
4. 口内炎が痛くてたまらないときの対処法

口内炎は多くの場合、数日~2週間ほどで自然に治癒します。しかし、痛みが強く、食事や会話などがつらい場合は以下の方法で対処してみてください。
4-1. 市販薬を使用する
市販薬を活用すると、口内炎の痛みや炎症が和らぐだけでなく、早期治癒も期待できます。口内炎箇所に直接塗る軟膏や貼って保護するパッチタイプの薬は、患部を物理的な刺激から守りながら炎症を抑えてくれます。
ほかにも、手軽に使えるスプレー薬やうがい薬、体の内側からケアする内服薬など、状況に合わせて選べる選択肢が豊富にあります。効果には個人差がありますが、自分が使いやすいものを取り入れて痛みの軽減に役立てましょう。
4-2. 医療機関を受診する
口内炎は自然に治ることが多いため、過度に心配する必要はありません。しかし、痛みが非常に強い場合や、2~3週間経過しても症状が改善しないときは、医療機関の受診を検討しましょう。
受診先としては歯科や口腔外科、耳鼻咽喉科が一般的ですが、症状によっては内科や皮膚科で相談できることもあります。口内炎が長引く場合には思わぬ原因が隠れていることもあるため、気になる症状が続く場合は医師の診察を受けることが大切です。
5. 口内炎に関するよくある質問
口内炎について、よく寄せられる質問と回答を紹介します。
Q1. 口内炎は何日くらいで治る?
A. 口内炎は、数日~2週間程度で自然に治るのが一般的です。
それ以上経過しても症状が改善しない、口内炎を頻繁に繰り返す場合はほかの疾患が隠れている可能性も考えられるため、一度医療機関を受診しましょう。
Q2. 歯列矯正中にできやすい口内炎の種類は?
A. 歯列矯正中は、矯正装置や歯の移動の影響で口内炎ができやすくなります。よく見られる口内炎の種類は以下のとおりです。
| 口内炎の種類 | 原因や特徴 |
| カタル性口内炎 | 矯正器具やワイヤーなどが粘膜に当たることでできる外傷性の口内炎。赤く腫れる。 |
| アフタ性口内炎 | 白くて丸い小さな潰瘍が特徴の口内炎。舌や頬の内側、歯茎などにできる一般的な口内炎。 |
| カンジダ性口内炎 | 口腔内に常在しているカンジダ菌というカビの一種が繁殖することで発症。舌や頬などに白い苔のようなものができる。 |
| アレルギー性口内炎 | 金属が口内に触れることでできる。矯正器具や歯の詰め物などが原因となることがある。 |
カタル性口内炎は、矯正装置が合っていない場合によく見られる口内炎です。アフタ性口内炎は疲労や風邪などで免疫機能が弱っているときや、栄養不足の場合に特にできやすい傾向にあります。
カンジダ性口内炎は症状が進行すると自然に治るまでに時間がかかるため、医療機関で抗真菌薬を処方してもらいましょう。矯正器具のアレルギーで口内炎ができている場合も、早めに歯科医師に相談することをおすすめします。
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6. まとめ|口内炎ができてしまったら食べ物を工夫して早く治そう
口内炎は繰り返しできることも多く、痛みや不快感に悩まされやすい口のトラブルの一つです。しかし、食べ物の選び方を工夫することで治癒を早めたり、悪化を防いだりできる場合があります。口内炎を予防するためには、普段からバランスの良い食事を心がけ、ストレスや疲労をためないようにすることが大切です。
もし口内炎を繰り返している場合は、歯並びや噛み合わせの影響で粘膜に歯が当たりやすくなっている可能性もあります。気になる症状がある場合は、歯科医院で相談してみるとよいでしょう。
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