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矯正で4本抜歯すると費用はいくら?相場・同時抜歯・保険まで完全ガイド

湊 寛明
湊 寛明
この記事の監修者 

歯科医師。医療法人社団ピュアスマイル理事長。インビザライン ブラックダイヤモンドドクター。インビザライン世界サミット23万人いるインビザラインドクターの中からトッププロバイダーの1人に選出。
https://purerio.tokyo/

「矯正治療のために4本も抜歯するって本当?」「費用はいったいどれくらいかかるの?」
そんな不安を抱えている方は少なくありません。

この記事では、

 ・矯正で4本抜歯する場合の費用相場
 ・抜歯1本あたり・4本同時抜歯の料金と注意点
 ・保険適用や医療費控除の活用方法

などをわかりやすく解説します。

1. 矯正で4本同時に抜歯すると費用はいくらかかる?

矯正治療で「4本抜歯」と言われると驚く方も少なくありません。

実際にかかる費用がどのくらいなのか、1本ごとの料金、合計費用、矯正費用との関係など、わかりやすく解説します。
後悔しないためにも、事前に費用の全体像を把握しておきましょう。

1-1. 抜歯1本あたりの費用相場(保険/自費)

矯正治療のために抜歯をする場合、その費用は1本あたり3,000〜15,000円程度が一般的です。
ただし、これは保険診療か自費診療かによって大きく変わります。

・保険適用の場合:親知らずや過剰歯など、機能的な問題が明確なケースでは1本数千円程度で済むことがあります。

・自費診療の場合:矯正目的で小臼歯を抜く場合、保険が効かず1本5,000〜15,000円ほどかかるケースが多いです。

加えて、抜歯の難易度(歯の根が曲がっている・骨に埋まっているなど)によっても、金額は上下します。

1-2. 4本同時に抜くといくら?トータル費用例

矯正で多く見られるのが、小臼歯4本(上下左右で合計4本)を抜くパターンです。

この場合の抜歯だけの費用総額は以下のようになります。

費用区分抜歯1本あたり4本抜歯の合計費用
保険適用約3,000円約12,000円前後
自費診療約5,000〜15,000円約20,000〜60,000円前後

 

ただし、クリニックによっては初診料やX線・診断料に含まれている場合もあります。
費用の内訳を明確に提示してくれる医院を選ぶことが、後々のトラブルを防ぐポイントです。

1-3. 矯正費用に抜歯代は含まれる?別途でかかるケースもある?

矯正治療を受けるクリニックによっては、「矯正治療費に抜歯代が含まれている」ケースもあります。とくに総額パッケージ制のクリニックでは、装置代・調整料・抜歯代が一括料金になっていることがあります。

一方、抜歯は提携先や外部の口腔外科に紹介して行うケースでは、別途費用が発生するのが一般的です。
紹介先が自費での診療になる場合は、予想以上の出費になることもあるため、事前に確認しておくことが重要です。

1-4. 抜歯の難易度で料金が変わることもある?

見落としがちなのが、抜歯の難易度による価格差です。

以下のようなケースでは、通常よりも費用が高くなる可能性があります。

 

  • 根が曲がっている・歯が割れている
  • 歯が骨に埋まっている(埋伏歯)
  • 歯周病などで歯茎の状態が悪い
  • 麻酔が通常より多く必要な場合


このようなケースでは、1本につき10,000〜20,000円前後になることもあります。
歯科医師による診断のもと、事前に難易度と費用を確認しておくことが安心です。

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2. 4本を同時に抜歯する場合の費用とリスク

矯正治療の一環として「4本まとめて抜歯する」ことは可能なのか、気になる方も多いはずです。
ここでは、同時抜歯ができるかどうか、費用への影響、痛みやリスクについて詳しく解説します。

2-1. 4本同時抜歯はできる?一般的な治療の流れ

結論から言うと、4本を同時に抜歯することは可能です。

ただし、誰にでも行えるわけではなく、口腔内の状態や患者さんの体調、治療の進行具合によって判断されます。

一般的な矯正の抜歯パターンは以下のいずれかです:

  • 左右1本ずつを2回に分けて抜く(2回法)
  • 上下左右4本を1日で抜く(1回法/同時抜歯)


担当医が、術後の痛み・腫れ・出血の程度や安全性を考慮して提案します。
4本一気に抜くと食事や会話に支障が出ることもあるため、分割抜歯をすすめられるケースも多いです。

2-2. 同時抜歯だからといって費用が安くなる?

「4本まとめて抜いたら、費用も安くなるのでは?」

と期待する方もいますが、基本的に1本ずつの料金設定となっており、費用は4本分の合計で請求されるのが一般的です。

ただし、以下のようなケースでは若干安くなる可能性があります:

  • 一度の処置で済むため、診察・麻酔費用の重複がない
  • クリニックによっては「同日抜歯割引」などの独自制度を導入している


ただしこれは一部の医院に限られるため、事前に見積書を確認し、どこまでが含まれているかを把握することが重要です。

2-3. 同時抜歯のリスクと術後の注意点

同時に4本抜歯する場合は、以下のような身体的負担や注意点があります。

痛み・腫れのピークが一気に来る
4本の抜歯による炎症反応が重なり、痛みや腫れが強く出る可能性があります。

特に翌日以降に頬の腫れや違和感が目立ちやすくなります。

食事・会話に支障が出る
噛む・話すといった日常動作がしにくくなるため、術後1〜3日は流動食中心の生活になることもあります。

出血や感染のリスクが増す
複数箇所の傷口が同時に存在するため、止血や衛生管理が重要です。

術後は処方された薬をきちんと服用し、うがいのしすぎに注意する必要があります。

 

■参考記事:矯正で4本も抜歯が必要?抜歯矯正のメリット・デメリットと後悔しないためのポイントを解説!

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3. 矯正で4本抜歯する費用を安くするには?保険と医療費控除の活用法

矯正の抜歯費用は自費になることが多いため、少しでも費用を抑えたいと考える方も多いのではないでしょうか。
ここでは、抜歯に保険が使える条件や、医療費控除を利用して費用負担を軽減する方法についてわかりやすく解説します。

3-1. 抜歯のみなら保険が効く可能性がある

矯正を目的とした抜歯は原則保険適用外(自費)ですが、例外的に機能的な問題がある歯の場合は保険が使えるケースがあります。

保険が適用されるケースの例:
・重度の虫歯や歯周病によって抜歯が必要
・親知らず(智歯)が炎症・痛みを引き起こしている
・過剰歯や埋伏歯による咬合障害がある

こうした機能障害や病的理由での抜歯であれば、保険診療として1本数千円程度に収まることも。
ただし、矯正の一環としての抜歯は、見た目改善とみなされるため自費となるのが原則です。

3-2. 矯正が自費でも、医療費控除は対象になる?

たとえ矯正治療が自費であっても、医療費控除の対象になるケースは多くあります。

医療費控除の対象になる条件例:
・噛み合わせや発音など機能改善を目的とした矯正治療
・医師の診断書がある、もしくは必要性が明確である場合
・支払いが本人または生計を一にする家族によるもの

抜歯も矯正治療に付随して行われるものであれば、医療費控除の対象として合算可能です。

領収書や診療明細書は必ず保管しておきましょう。

3-3. 節税に活かせる医療費控除の計算方法

医療費控除では、その年の総医療費から10万円(または総所得の5%)を差し引いた金額が控除対象となります(上限200万円)。

たとえば年間40万円の医療費がかかった場合:
・控除対象額:40万円 − 10万円 = 30万円
・所得税率が20%の場合、約6万円の節税効果

なお、通院時の交通費(電車・バス代)も対象になるため、矯正の通院が多い方は必ず記録しておくとよいでしょう。

 

■参考記事:大人の歯列矯正で医療費控除を受ける方法|条件・申請のやり方を徹底解説

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4. 矯正で4本抜歯するときのよくある質問と不安への回答まとめ

矯正歯科医院のセカンドオピニオンもおすすめ

「4本も抜いて大丈夫?」「費用はいつ払うの?」「同時に抜くと痛くない?」

など、矯正で抜歯が必要になった際に寄せられるよくある疑問をまとめました。

Q1. 矯正前に必ず4本抜歯しなければならないの?

A. 必ずしも4本抜歯が必要というわけではありません。

歯と顎の大きさのバランスによって抜歯が必要かどうかが判断されます。
軽度の歯並びの乱れであれば、非抜歯矯正が可能なケースもありますが、出っ歯や口元の突出感が強い場合は、スペース確保のために4本抜歯が最適とされることが多いです。

 

■参考記事:矯正で抜歯は本当に必要?抜歯矯正と非抜歯矯正の違いを徹底解説!

Q2. 抜歯費用はどのタイミングで支払うの?

A. 抜歯のタイミングで都度支払うのが一般的です。

矯正治療費とは別で請求されることが多く、抜歯が提携先の歯科医院で行われる場合は、抜歯当日に現地で支払う形式になることもあります。
治療契約時に、抜歯費用が含まれているかどうかを必ず確認しましょう。

Q3. 抜歯しないと矯正できない?非抜歯の選択肢はある?

A. 矯正治療において抜歯は「最終手段」とされており、できる限り歯を残す方向で治療計画が立てられます。

ただし、スペース不足が著しい場合や、歯の前突を大きく引っ込めたいケースでは非抜歯では限界があるため、専門医としっかり相談することが重要です。

Q4. 同時に4本抜歯すると痛みや腫れが強くなる?

A. はい、一度に複数本抜歯することで炎症反応が強く出ることがあります。

特に翌日〜2日目にかけて腫れや痛みのピークを迎えるため、スケジュールに余裕を持って行うのが安心です。
そのため、2回に分けて抜歯をすすめるクリニックも多いです。

Q5. 支払い方法は?分割や医療ローンの利用はできる?

A. 多くの矯正歯科では、分割払いや医療ローンに対応しています。

ただし、抜歯費用のみ現金払いで対応しているクリニックもあるため注意が必要です。
特に外部の口腔外科での抜歯は、ローン対象外になることもあるので、契約前に確認しておきましょう。

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5. 矯正で4本抜歯する場合の費用まとめ|内訳と安く抑えるポイントを解説

矯正治療で4本抜歯する場合、抜歯1本あたりの費用は3,000〜15,000円前後が相場で、合計2〜6万円程度が一般的です。
費用は矯正費用に含まれている場合もあれば、別途かかるケースもあるため、契約前に確認が必須です。

さらに、保険適用が可能なケースや、医療費控除の活用によって、支払い負担を軽減することもできます。
同時に抜歯することによるメリット・リスクについても把握し、納得のいく形で治療に進むことが大切です。

「いきなり本格的な矯正に進むのは不安…」という方は、
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実際に装置をつけてみることで、自分に合った治療のイメージがつかめるはずです。

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