
- この記事の監修者
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歯科医師。医療法人社団ピュアスマイル理事長。インビザライン ブラックダイヤモンドドクター。インビザライン世界サミット23万人いるインビザラインドクターの中からトッププロバイダーの1人に選出。
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「子どものマウスピース矯正っていくらかかるの?」
「ワイヤー矯正より高いのかな?」
そんな疑問を持って検索している保護者の方も多いのではないでしょうか。
最近は見た目が目立ちにくく、取り外しができる“マウスピース矯正”が子どもの矯正治療でも注目を集めていますが、その一方で費用面への不安を感じる方も少なくありません。
この記事では、子どものマウスピース矯正にかかる費用相場を中心に、ワイヤー矯正との比較、年齢別の適応、そして歯科医院を選ぶときのポイントまで、分かりやすく解説していきます。
お子さんの歯並びに悩むすべての方が、費用も治療内容も納得できる矯正を選ぶための参考になりますように。
- 1. 子どものマウスピース矯正にかかる費用相場
- 1-1. 一般的な価格帯
- 1-2. 月額制やパッケージ制などの料金体系
- 1-3. 保険適用や医療費控除は対象になる?
- 2. 子どものマウスピース矯正とは?
- 2-1. 透明なマウスピースでやさしく歯並びを整える治療
- 2-2. 小児矯正の早期段階で選ばれることが多い理由
- 3. ワイヤー矯正との費用・特徴の違い
- 3-1. 見た目・通院頻度・費用・効果などを比較
- 3-2. 子どもに合った選び方のポイント
- 4. 年齢別に見る!マウスピース矯正の向き・不向き
- 4-1. 5〜8歳のプレ矯正期(第一期治療)
- 4-2. 9〜12歳の本格矯正期(永久歯列への移行期)
- 4-3. 中学生以上の場合(第二期治療)
- 5. 費用と納得のバランスで選ぶ!歯科医院の選び方
- 5-1. 料金の明瞭さ・追加費用の有無
- 5-2. 相談しやすい体制があるか
- 5-3. 矯正実績や口コミも要チェック!
- 6. まとめ|費用と効果、どちらも納得できる矯正治療を
1. 子どものマウスピース矯正にかかる費用相場

この章では、保護者が最も気になる「マウスピース矯正にかかる金額」について、相場や料金体系、保険・医療費控除などの視点から詳しく解説します。
1-1. 一般的な価格帯
子どものマウスピース矯正にかかる費用は、症例や医院によって差はありますが、一般的には30万円〜60万円程度が目安とされています。
軽度な部分矯正であれば30万円前後から始められるケースもありますが、全体的な歯並びを整える必要がある場合や、成長期に合わせて治療計画を組む場合には費用がやや高くなる傾向にあります。
1-2. 月額制やパッケージ制などの料金体系
最近では、治療を始めやすくするために「月額制」や「パッケージプラン」を導入している歯科医院も増えています。
月額制:
初期費用を抑えながら、月々1万〜2万円程度で矯正を進められるプラン。費用を分散できるのがメリットです。
パッケージ制:
治療前に総額が明示され、追加費用が発生しにくいプラン。トータルで支払い計画を立てやすく安心感があります。
各プランには含まれるサービス(調整料・再診料・保定装置など)が異なるため、内容の確認が大切です。
1-3. 保険適用や医療費控除は対象になる?
子どもの矯正治療は、基本的には自由診療となるため、健康保険は適用されません。
ただし、以下のような場合は保険適用の対象になる可能性があります。
・顎変形症など、咬合異常が医学的に認められる場合
・厚生労働省が指定する施設で治療を受ける場合
また、医療費控除の対象にはなるため、1年間で10万円を超える医療費がかかった場合は、確定申告で一部の控除を受けることができます。
領収書や治療明細はしっかり保管しておきましょう。
医療費控除について、申請方法など詳しい情報は以下の記事をご覧ください。
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2. 子どものマウスピース矯正とは?

この章では、子ども向けのマウスピース矯正がどのような治療なのかを基本から解説します。大人の矯正との違いや、子どもに選ばれる理由も紹介します。
2-1. 透明なマウスピースでやさしく歯並びを整える治療
子ども用のマウスピース矯正は、透明で取り外し可能な装置を使って歯を少しずつ動かしていく治療方法です。
見た目が自然で目立ちにくく、取り外して歯磨きや食事ができるため、子どもにも受け入れやすいのが特徴です。また、金属アレルギーの心配が少ないというメリットもあります。
治療には継続的な装着(1日20時間以上)が必要ですが、慣れてくると装着の習慣も身につきやすく、生活に大きな負担をかけずに矯正が進められます。
2-2. 小児矯正の早期段階で選ばれることが多い理由
マウスピース矯正は、歯がすべて永久歯に生え変わる前の「第一期治療(プレ矯正)」の段階で選ばれることが多いです。
この時期は顎の成長をコントロールしやすく、歯の並ぶスペースを確保したり、悪習癖(指しゃぶり・口呼吸など)を改善する目的で使われることもあります。
ワイヤー矯正のように複雑な装置を使わずに済むため、歯科医院での処置も比較的スムーズです。子どもの負担を最小限にしながら、やさしく歯並びを整えていけるのが魅力です。
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3. ワイヤー矯正との費用・特徴の違い

この章では、マウスピース矯正とワイヤー矯正の違いを比較しながら、それぞれのメリット・デメリットをわかりやすく解説します。
3-1. 見た目・通院頻度・費用・効果などを比較
子どもの矯正治療を考える際に気になるのが、装置の見た目や通院の頻度、そして治療費や効果です。
ここでは、マウスピース矯正とワイヤー矯正の代表的な特徴を一覧で比較してみましょう。
比較項目 | マウスピース矯正 | ワイヤー矯正 |
---|---|---|
見た目 | 透明で目立ちにくい | 装置が目立ちやすい |
通院頻度 | 少なめ(1.5〜2ヶ月ごと) | 多め(月1回程度) |
費用相場 | 約30〜60万円 | 約40〜80万円 |
痛み・違和感 | 比較的少ない | 締め付けによる痛みが出やすいことも |
対応範囲 | 軽度〜中等度の症例に対応 | 軽度から重度まで幅広く対応 |
マウスピース矯正は見た目の自然さや快適さが魅力で、子どもが積極的に治療に取り組みやすい一方、装着時間を守れないと効果が出にくいという側面もあります。
ワイヤー矯正は対応できる症例の幅が広く、確実に歯を動かす力がある分、違和感や痛みを感じるケースも多いですが、自己管理が難しい年齢の子には向いていることもあります。
3-2. 子どもに合った選び方のポイント
子どもの矯正方法を選ぶ際は、以下のような観点を考慮することが大切です。
本人の性格やライフスタイル:
・自分でしっかり管理できそう → マウスピース矯正
・装着時間の自己管理が不安 → ワイヤー矯正
歯並びの状態:
・軽度〜中等度 → どちらも可能
・重度・骨格性のズレあり → ワイヤー矯正が有利
見た目や通学時の安心感:
・学校生活で目立たせたくない → マウスピース矯正が人気
矯正治療は数年単位の長期的な取り組みになるため、費用だけでなく、お子さんの性格や生活スタイルに合っているかどうかも判断基準になります。まずは専門の矯正歯科でしっかり相談し、最適な方法を見つけることが大切です。
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4. 年齢別に見る!マウスピース矯正の向き・不向き

この章では、お子さんの年齢ごとにマウスピース矯正の適応がどう変わるのかを紹介します。
それぞれの成長段階での治療のメリットや注意点もあわせて解説します。
4-1. 5〜8歳のプレ矯正期(第一期治療)
この時期は、乳歯と永久歯が混在している「混合歯列期」と呼ばれ、顎の骨の成長を促しながら歯並びの基盤を整える治療が中心です。
マウスピース矯正では、歯そのものを大きく動かすというよりも、成長を促しながら「歯が正しく並ぶスペースを確保する」ことを目的とします。
口呼吸や指しゃぶりなどの癖を改善したり、顎の成長を左右バランスよく導いたりすることができるため、早めのアプローチが効果的です。
4-2. 9〜12歳の本格矯正期(永久歯列への移行期)
この時期になると、ほとんどの乳歯が抜け、永久歯がそろいはじめるタイミングです。本格的に歯の移動を進める矯正治療がスタートできる段階といえます。
軽度から中等度の歯並びの乱れであれば、マウスピース矯正で十分対応できるケースも多く、本人が装着管理できる年齢になっていることから、治療の成功率も高まります。
ただし、複雑な症例や噛み合わせに問題がある場合は、ワイヤー矯正や他の装置の併用が必要となることもあります。
4-3. 中学生以上の場合(第二期治療)
中学生以降になると、顎の成長もおおよそ落ち着き、成人とほぼ同様の矯正治療が可能になります。この段階では歯をしっかり動かす治療がメインとなり、マウスピース矯正でも幅広い症例に対応できるようになります。
特に見た目を気にする年頃でもあるため、透明で目立ちにくいマウスピースは心理的なハードルも低く、積極的に選ばれる傾向にあります。
ただし、永久歯の並びや噛み合わせに問題がある場合は、ワイヤー矯正を検討する必要があるため、専門医の判断が欠かせません。
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5. 費用と納得のバランスで選ぶ!歯科医院の選び方

この章では、子どものマウスピース矯正を安心して任せられる歯科医院を選ぶためのポイントを紹介します。
費用面だけでなく、信頼性や対応力も大切です。
5-1. 料金の明瞭さ・追加費用の有無
マウスピース矯正の費用は医院ごとに差があり、見た目の安さだけで判断すると、後から思わぬ追加費用が発生するケースもあります。そのため、料金体系が明確に提示されているかどうかをしっかり確認することが大切です。
たとえば、以下の点は事前にチェックしておくと安心です。
・初期費用と追加費用(調整料・再診料など)がどのように設定されているか
・保定装置や通院時の費用は別料金なのか、含まれているのか
・装置の破損や紛失時に発生する再作成費用の有無
医院によっては、パッケージプランや定額制などで費用を明示してくれるところもあります。
「トータルでいくらかかるのか」がわかると、治療計画を立てやすく、保護者としても納得して治療に臨むことができます。
5-2. 相談しやすい体制があるか
小児矯正では、治療の継続性や安心感がとても大切になります。そのため、保護者が気軽に相談できる雰囲気のある医院を選ぶことが重要です。
初回カウンセリングでの対応が親切であるか、説明がわかりやすいか、治療のリスクや注意点までしっかり伝えてくれるかなど、医院のスタンスを見極めましょう。
また、診療時間の柔軟さやLINEなどでの問い合わせ対応など、現代的なサポート体制が整っているかも、忙しい家庭にとっては大きなポイントになります。
5-3. 矯正実績や口コミも要チェック!
どれだけ実績のある医院か、どんな症例を多く扱っているかも、医院選びにおいては重要な基準です。
特に子どものマウスピース矯正は、大人と異なる配慮が必要なため、小児矯正の実績があるかどうかを確認しましょう。
また、GoogleレビューやSNS、地域の口コミ掲示板などで「実際に治療を受けた人の声」を参考にするのもおすすめです。通いやすさや先生の対応、予約の取りやすさなど、リアルな情報を得ることができます。
一時的な費用の安さだけでなく、長く安心して通えるかどうかの視点で総合的に判断することが、成功への第一歩です。
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6. まとめ|費用と効果、どちらも納得できる矯正治療を

マウスピース矯正は、目立ちにくく取り外しができるという点で、子どもにも人気のある矯正方法です。軽度から中等度の症例に適しており、本人の装着管理ができる年齢であれば、効果的に治療を進められる可能性が高いです。
費用面では医院によって差がありますが、30万〜60万円前後が相場で、月額制やパッケージ制など柔軟な料金体系も選べます。ただし、追加費用の有無や保定装置の料金、再診料などの詳細は事前に確認しておくことが大切です。
ワイヤー矯正との違いを理解し、年齢や症例に応じた適切な選択をすることが、失敗しない矯正治療につながります。
大切なのは「価格」だけでなく、「納得できる治療内容」と「信頼できる歯科医院」を見極めること。まずは気軽にカウンセリングを受けてみて、お子さんに合った矯正方法を探してみてくださいね。
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