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子供の歯ブラシおすすめは?選び方ポイントまとめ

湊 寛明
湊 寛明
この記事の監修者 

歯科医師。医療法人社団ピュアスマイル理事長。インビザライン ブラックダイヤモンドドクター。インビザライン世界サミット23万人いるインビザラインドクターの中からトッププロバイダーの1人に選出。
https://purerio.tokyo/

子供が歯磨き習慣を身につけることは、将来の健康な歯を保つためにとても大切です。

小さい頃から正しい歯磨き習慣を身につけることで、虫歯予防や歯並びの健康にも大きな影響を与えます。

 

しかし、なかなか習慣が身につかない、子供が嫌がって歯磨きをしてくれないなどの悩みを抱える親御さんも多いのではないでしょうか。

子供の歯磨き習慣をつけるために大切な要素の1つが「歯ブラシ選びかもしれません。

 

この記事では、子どもが楽しく楽しく歯磨きを続けられるよう、子供用歯ブラシのおすすめの選び方ポイントついて詳しく紹介します。

また、歯磨きを嫌がる子供への対処法や仕上げ磨きのコツについても紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

1.子供用歯ブラシの選び方

子供の歯ブラシを選ぶ際には、以下のポイントを重視しましょう。

1-1.年齢に合ったサイズと形状のものを選ぶ

歯ブラシは、まず子供の口の大きさや成長段階に応じた歯ブラシを選ぶことが大切です。

年齢で分けると、次のようになります。

 

・乳児(0〜2歳)

この時期はまだ歯が生え始めたばかりです。

歯磨き習慣をつけるためにも、安全性が高く、嫌がらずに使える歯ブラシを選びましょう。

小さな子の手にも持ちやすい太めのハンドル、小さめのブラシヘッドがおすすめです。

 

・幼児(3〜5歳)

自分で磨く習慣をつける時期なので、握りやすく楽しく使えるデザインがポイントです。

やや大きめのヘッド、握りやすいグリップのものを選びましょう。

 

・学童期(6歳〜)

この時期は仕上げ磨きと自分磨きを並行することが重要です。

 大人用に近いサイズで、仕上げ磨きもしやすいものを選ぶといいでしょう。

 

年齢を目安に適切なサイズを選ぶことで、歯磨きがしやすくなり、子供がストレスを感じにくくなります。

また、成長に合わせて歯ブラシのサイズを変更することも大切です。

1-2.柔らかい毛先を選ぶ

子供の歯茎は敏感なので、柔らかめの毛を選びましょう。

硬すぎると歯茎を傷つける恐れがあります。

歯茎を傷つけて痛みがあったり、血が出たりすると、歯磨きを嫌がる原因になります。

 

歯が生え始めたばかりの乳児には、極細毛やシリコン製のブラシが適しています。

また、歯ブラシの毛先が広がってきたら、新しいものに交換することが重要です。

目安としては、約1ヶ月ごとに歯ブラシを交換するのが理想的です。

1-3.子供が持ちやすいものを選ぶ

歯磨きの習慣を身につけさせるためには、子供が自ら歯ブラシを持つことが大切です。

そのため、子供が自分で握りやすい太めのグリップや、滑りにくいラバー付きのハンドルがおすすめ。

 

特に、3歳以降は、持ちやすい形状のものを選ぶことで、自主的に歯磨きをする意欲を高められます。

1-4.安全に使えるものを選ぶ

子供が安心して使える歯ブラシを選ぶことも重要です。

誤飲を防ぐためにヘッドが大きすぎないものを選び、先端が丸くなっているものが理想的です。

また、柄の部分がしっかりしていて折れにくい設計のものを選ぶことで、安全に歯磨きを行うことができます。

特に乳児向けの歯ブラシには、喉突きを防ぐためのガードが付いているものもあります。

 

さらに、子供が歯磨き中に歩き回ったり走り回ったりしないように、座って磨く習慣をつけることも大切です。

親がそばで見守りながら、正しい使い方を教え、より安全に歯磨きができるようにしていきましょう。

1-5.子供の好きな色・キャラクターのものを選ぶ

子供の好みがはっきりしてきたら、子供が気に入りそうな歯ブラシを選ぶのがおすすめです。

好きな色、好きなキャラクターの歯ブラシを選ぶことで、歯磨きに積極的になってくれるかもしれません。

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2.子供が歯磨きを嫌がるときの対策

子供が歯磨きを嫌がる時には、どのような対策がいいでしょうか。

2-1.歯磨きを楽しい時間にする

子供が歯磨きを嫌がる場合、まずは楽しい時間にする工夫が大切です。

お気に入りのキャラクターの歯ブラシを選んだり、歯磨きの時間に楽しい音楽を流したりすることで、ポジティブな印象を持たせることができます。

2-2.ご褒美の工夫

歯磨きを終えた後に小さなシールを貼るなどのご褒美を用意すると、子供のモチベーションが上がるかもしれません。

子供の興味や関心に合わせて、何かご褒美になりそうなものを探してみましょう。

 

また、毎日決まった時間に歯磨きを行い、習慣化することも大切です。

2-3.絵本や動画を活用する

子供にとって、歯磨きは「やらなければならないこと」というより、「楽しいこと」と感じられるような工夫が必要です。

そのために、絵本や動画を活用するのが良いかもしれません。

歯磨きをテーマにした絵本は、カラフルなイラストやストーリーを通じて、歯を磨くことの大切さを自然に学ぶことができます。

また、動画も子供にとっては効果的な楽しい学習ツールです。

子供向けの歯磨きソングやアニメーションを活用すると、リズムに合わせて楽しく歯を磨くことができます。

2-4.無理強いせず、少しずつ慣れさせる

子供がどうしても歯磨きを嫌がる場合、無理に押さえつけて磨こうとすると、歯磨きそのものが嫌いになってしまう可能性があります。

そのため、子供のペースに合わせて、少しずつ慣れさせることが大切です。

 

まず、歯ブラシを口に入れること自体に慣れることから始めましょう。

最初は歯ブラシをおもちゃのように持たせて遊ばせたり、親が目の前で歯を磨く姿を見せたりするのも効果的です。

 

また、最初は時間を短く設定し、少しずつ歯磨きの時間を伸ばしていくのも良い方法です。

例えば、最初の数日は10秒だけ歯ブラシを口に入れる練習をし、次のステップでは前歯だけを軽く磨くようにします。

その後、慣れてきたら奥歯まで磨くようにし、最終的に全体をしっかり磨けるようにしましょう。

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3.仕上げ磨きのコツは?

子供が自分で歯を磨くようになっても、まだ十分に磨けていないことが多いため、親が最後に仕上げ磨きをしてあげることが大切です。

特に、乳歯は虫歯になりやすいため、正しい方法で仕上げ磨きをすることで、虫歯予防の効果が高まります。

仕上げ磨きをスムーズに行うためのコツを紹介します。

3-1.仕上げ磨きの正しい方法

仕上げ磨きの際は、子供をリラックスさせた状態で行うことが大切です。

以下の手順で、しっかりと汚れを落としましょう。

 

【姿勢を整える】
仕上げ磨きをする際は、子供を膝の上に寝かせ、親の膝に頭を乗せる「ひざ枕スタイル」が一般的です。

この体勢にすると、親が口の中を見やすくなり、しっかりと磨くことができます。

 

【歯ブラシを鉛筆持ちする】
歯ブラシを鉛筆を持つように握ると、力を入れすぎずに細かく磨けます。

強く磨きすぎると歯茎を傷つける原因になるため、やさしく丁寧に動かしましょう。

 

【歯の裏側・奥歯を重点的に磨く】
子供は自分で歯を磨くとき、前歯の表側ばかりを磨きがちです。

そのため、仕上げ磨きでは歯の裏側や奥歯を重点的に磨いてあげます。

特に、奥歯の噛み合わせ部分や歯と歯の間は汚れが溜まりやすいので、細かく動かしながら磨きましょう。

 

【上唇の裏側(上の前歯の付け根)を優しく磨く】
上の前歯の根元付近には、唾液の分泌が少なく、プラーク(歯垢)が溜まりやすい場所です。

しかし、ここは敏感で痛みを感じやすいため、特にやさしく磨くことを心がけましょう。

 

【仕上げにデンタルフロスを使う】
歯と歯の間の汚れは歯ブラシだけでは取りきれないことが多いため、デンタルフロスを活用するとよりしっかりと磨けます。

特に奥歯の間は虫歯になりやすいため、週に数回でもフロスを取り入れるとよいでしょう。

3-2.仕上げ磨きを嫌がったら

仕上げ磨きを嫌がる子供も多いため、スムーズに行うための工夫が必要です。

 

【楽しい雰囲気を作る】
歯磨きの時間を楽しくすることで、仕上げ磨きも受け入れやすくなります。

お気に入りの歯ブラシや歯磨き粉を使うなど、楽しい雰囲気を作りましょう。

 

【短時間で終わらせる】
仕上げ磨きはできるだけ手早く行うことがポイントです。

長時間かかると子供が飽きてしまうため、磨く順番を決めてスムーズに進めましょう。

 

【子供に鏡を見せながら磨く】
鏡を見ながら磨くと、「ここに汚れがあるね」と視覚的に説明しやすくなり、子供自身も納得しやすくなります。

また、鏡を見せることで歯磨きの練習にもなるため、自分で正しく磨けるようになる助けにもなります。

 

【たくさん褒める】
歯磨きが終わったら「よく頑張ったね!」とたくさん褒めてあげましょう!

3-3.仕上げ磨き用の歯ブラシ選び

仕上げ磨きは、子供の歯ブラシで行なってもかまいませんが、仕上げ磨き用の歯ブラシを使ってもいいでしょう。

仕上げ磨き用は通常の子供用歯ブラシとは異なり、細かい部分までしっかり磨けるものを選ぶといいですね。

 

【ヘッドが小さいものを選ぶ】
仕上げ磨きでは、親が子供の口の中をしっかりと確認しながら磨く必要があります。

そのため、ヘッドが小さくて奥歯まで届きやすい歯ブラシを選ぶのがポイントです。

小回りが利くものを使うことで、細かい部分まで磨きやすくなります。

 

【毛先がやわらかいものを選ぶ】
子供の歯茎はデリケートなため、毛先が柔らかめの歯ブラシを選びましょう。

特に、歯の生え変わりの時期は歯茎が敏感になりやすく、硬すぎる毛の歯ブラシを使用すると痛みを感じることがあります。

やわらかめの毛を選ぶことで、子供も歯磨きを嫌がりにくくなります。

 

【グリップが持ちやすいものを選ぶ】
親が歯ブラシを細かく動かせるように、グリップの形状にも注目しましょう。

持ちやすく滑りにくいデザインのもので、扱いやすい細めのグリップが理想的です。

 

【毛束がコンパクトで密集しているものを選ぶ】
毛束がコンパクトで密集している歯ブラシは、歯の隙間や奥歯の細かい部分までしっかり磨けます。

特に、虫歯ができやすい奥歯の噛み合わせ部分や、歯と歯の間の汚れを効果的に落とすために、密集した毛束の歯ブラシを選ぶとよいでしょう。

 

【歯垢除去力が高い超極細毛タイプもおすすめ】
最近では、歯垢をしっかり落とせる「超極細毛」の仕上げ磨き用歯ブラシも人気があります。

歯と歯の間や歯周ポケットの汚れを取りやすいため、より丁寧な仕上げ磨きをしたい場合におすすめです。

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4.まとめ:子どもに合わせた歯ブラシを選ぼう

歯並びは遺伝で決まる?乳歯と永久歯の歯列への影響と矯正の必要性

子供の歯磨き習慣を身につけることは、将来の健康な歯を保つために非常に重要です。

しかし、子供が歯磨きを嫌がったり、正しい歯磨きができなかったりすることも多いため、年齢や成長に合った歯ブラシを選ぶことが大切です。

 

歯ブラシを選ぶ際には、年齢に応じたサイズや形状、柔らかい毛先、持ちやすさ、安全性などのポイントを考慮しましょう。

また、仕上げ磨き用の歯ブラシを活用することで、より効果的に歯を磨き、虫歯を防ぐことができます。

 

毎日の歯磨きを習慣化し、親子で楽しく取り組むことで、子供の健康な歯を守ることができます。

適切な歯ブラシを選び、無理のないペースで歯磨きを続けていきましょう。

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