「出っ歯は自力で治せる?」
「出っ歯のセルフケアがあるなら知りたい」
ネットやSNSで「出っ歯は自力で治せる」と聞いたことはありませんか?歯並びで悩んでいるなら「自力でできるならやってみよう」と思うかもしれません。
結論、前に出ている歯を自力で押すと歯列のバランスが崩れるため、噛み合わせが悪化してしまう可能性があります。他にも思わぬトラブルを招いてしまう恐れがあります。そのため、自力で前歯を押すのはやめておきましょう。
本記事では、出っ歯を悪化させないためのセルフケアや、歯列矯正を受ける3つのメリットを紹介します。
出っ歯の正しい矯正方法・セルフケアについて知り、自分に最適な治療を受け、理想の口元を手に入れましょう。
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- 1.出っ歯(上顎前突)は自力で治せない
- 1-1.理論上は可能だが現実的には不可能
- 1-2.さらに悪化する場合がある
- 2.出っ歯の原因は主に2つ
- 2-1.遺伝
- 2-2.生活習慣
- 3.出っ歯を悪化させないためのセルフケア
- 3-1.舌癖をなおす
- 3-2.爪の噛み癖を止める
- 3-3.指しゃぶりを4〜5才までにやめる
- 4.出っ歯を矯正するメリット3つ
- 4-1.理想の見た目に近づく
- 4-2.虫歯や歯周病を予防できる
- 4-3.噛み合わせを改善できる
- 5.出っ歯の矯正治療方法
- 5-1.マウスピース矯正
- 5-2.ワイヤー矯正
- 5-3.セラミッククラウンによる歯列矯正(セラミッククラウン法)
- 5-4.外科手術
- 6.出っ歯は自力ではなく矯正治療で治そう
1.出っ歯(上顎前突)は自力で治せない
出っ歯は上顎前突(じょうがくぜんとつ)と呼ばれ、上の前歯が下の前歯より4mm以上突出している状態をいいます。
歯列矯正は矯正装置で力を加えて治療します。そのため、自力で押すのと理論上は同じだと思われがちです。ただ、自力で歯を押すのにはリスクが伴います。
出っ歯を自力で治せない理由は以下の通りです。
- ・理論上は可能だが現実的には不可能
- ・さらに悪化する場合がある
歯を自力で押して治療はできません。適切な矯正治療を受け、健康的な歯を手に入れましょう。
1-1.理論上は可能だが現実的には不可能
出っ歯の歯列矯正は、矯正器具で突出した上の前歯を後ろへ戻す治療です。理論上では、自力で上の歯を後方へ押せばセルフケアが可能です。
矯正治療は1日に20時間以上、力を加え続けないといけません。常に圧力をかけながら、歯を理想的な位置へ移動させます。しかし、睡眠中は歯に力を加えられません。そのため、現実的に判断すると、出っ歯を自力で改善させるのは不可能だといえます。
1-2.さらに悪化する場合がある
もし、前歯を押し続けられたとしても、自力で出っ歯を治す行為はおすすめできません。
セルフケアの場合「早く出っ歯を治したい」という思いから、短期間で強く押してしまう人もいます。しかし、本来の歯列矯正は、少しずつ適度な圧力をかけながら歯並びを整える治療です。無理に歯を後ろへ押してしまうと、歯列のバランスが崩れて噛み合わせが悪化するリスクがあります。
また、セルフケアは思わぬトラブルを招く可能性もあります。たとえば、すでに歯肉炎や歯周病にかかっていた場合、歯茎の隙間に雑菌が入って悪化するかもしれません。結果的に、余計な治療費が発生するケースも考えられるでしょう。
歯並びを整えるためには、歯科クリニックでの矯正治療をおすすめします。
2.出っ歯の原因は主に2つ
出っ歯の原因は、先天的なものと後天的なものの2種類に分けられます。
- ・遺伝
- ・生活習慣
遺伝が原因の出っ歯は生活習慣で予防・改善するのは難しく、矯正治療が必要になります。また、歯並びには生活習慣も大きく影響するため、とくに成長過程の子どもは日々の習慣に気をつけましょう。
2-1.遺伝
親の歯並びが悪くても、自分の歯並びが悪くなるとは限りません。なぜなら、親から子へ遺伝するのは、顎と歯の大きさや形だからです。出っ歯は「上顎全体が前に出ている」「下顎が上顎より小さく下顎が引っ込んでいる」ような先天的な骨格が原因の場合もあります。
骨格が原因の場合、生活習慣の改善や矯正治療だけで改善するのは難しく、顎を動かす手術が必要になるかもしれません。歯科クリニックで自分の出っ歯の原因はどこにあるのか、歯列矯正だけで改善するのか相談するといいでしょう。
2-2.生活習慣
出っ歯は、日々の生活習慣で引き起こされる可能性があります。歯ぎしりや食いしばりなど、長期間にわたって歯に負担がかかると歯並びに影響がでてくるケースもあります。
出っ歯になるリスクがある生活習慣は以下の通りです。
- ・舌で歯を触る癖
- ・口呼吸
- ・唇をかむ
これらの癖を改善すれば歯列の乱れを防ぎ、出っ歯になる可能性を下げられるでしょう。
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3.出っ歯を悪化させないためのセルフケア
出っ歯を自力で治すのはおすすめしませんが、出っ歯の進行を和らげるのはセルフケアでもできるでしょう。自分でできるセルフケアは下記の通りです。
- ・舌癖をなおす
- ・爪の噛み癖を止める
- ・指しゃぶりを4〜5才までにやめる
骨格が原因の場合はセルフケアでも改善はできません。ただ、出っ歯の原因は生活習慣が大きく影響します。生活習慣の改善は、歯列の乱れの予防にもつながります。すでに前歯が出てきている場合は、日々の癖を改善し、出っ歯を悪化させないようにしましょう。
3-1.舌癖をなおす
出っ歯の原因のひとつに「舌で前歯を押すクセ」があり、舌癖には2種類あります。
- ・常に舌を前歯に当てている
- ・無意識で食事の際に押してしまう
無意識だと、食べ物を飲み込むときに舌で押し込むつもりが前歯も押してしまいます。そのため、気づかないうちに出っ歯が悪化するかもしれません。
また、歯列矯正を受けた場合でも舌癖には注意しましょう。とくに、治療後しばらくの間は歯が不安定なので、舌癖によって後戻りする可能性があります。
3-2.爪の噛み癖を止める
硬い爪を日常的に噛み続けると、出っ歯を悪化させる可能性があります。
また、爪を噛む癖は切端咬合(せったんこうごう)のリスクにもつながります。切端咬合とは、上の歯と下の歯の先端同士がぶつかり、欠けてしまうリスクがある症状です。
いずれも歯列に影響するだけでなく、衛生的にも問題があるため爪を噛むのはやめましょう。
3-3.指しゃぶりを4~5才までに止める
指しゃぶりは出っ歯だけでなく、さまざまな問題を引き起こす可能性があります。
たとえば、上の歯と下の歯が当たらない開咬も、おしゃぶりが要因のひとつにあげられています。とくに、子どもは骨格の成長期でもあるため、悪い生活習慣は早めに直してあげましょう。
4.出っ歯を矯正するメリット3つ
出っ歯を矯正し、歯並びを改善すれば得られるメリットは下記の通りです。
- ・理想の見た目に近づく
- ・虫歯や歯周病を予防できる
- ・噛み合わせを改善できる
口元のコンプレックスで笑顔になれない、虫歯が頻繁にできるといった悩みは歯列矯正で解決できる可能性があります。
4-1.理想の見た目に近づく
出っ歯で見た目にコンプレックスがある人は多いかもしれません。口元が気になると笑顔になれず、笑うときには手で隠すこともあるでしょう。
歯列矯正で歯並びを改善すれば笑うときに口元を気にしないため、写真撮影も苦ではなくなります。また、笑顔が増えれば相乗効果で性格も明るくなるかもしれません。
清潔感のある口元は印象がよく、周りの人にいいイメージを持ってもらえます。歯並びを改善すれば、理想の見た目や性格に近づける可能性があるでしょう。
4-2.虫歯や歯周病を予防できる
前歯が前に突出していると、歯磨きでブラッシングがしにくくなるため磨き残しが発生してしまいます。そのため、虫歯や歯周病の原因になります。
歯並びを改善すれば、歯ブラシが届きにくかった場所に手入れが届くようになるので、虫歯予防につながるでしょう。
口内環境が整うことで歯を健康的に維持できるため、将来に丈夫な歯が残る可能性も高まります。また、食べ残しが口内に残りづらくなるので、口臭予防にもなります。
4-3.噛み合わせを改善できる
出っ歯は前歯だけでなく、歯全体の噛み合わせに影響します。噛み合わせが悪いと食べ物をうまく噛めないまま飲み込んでしまうので、消化不良の原因となります。
さらに、噛み合わせがよくなれば均等に噛めるようになり、顔のバランスや体の歪み、肩こりの軽減にもつながるでしょう。
歯列矯正は歯だけではなく、体全体が整う可能性もある治療といえます。
5.出っ歯の矯正治療方法
出っ歯を矯正する際は、一般的な歯列矯正か抜歯を伴う治療法があります。主な治療法は下記の通りです。
- ・マウスピース矯正
- ・ワイヤー矯正
- ・セラミッククラウンによる歯列矯正(セラミッククラウン法)
- ・外科手術
歯を並べる場所が足りず抜歯を伴う場合、犬歯と奥歯の間にある第一小臼歯を抜歯して、スペースを確保します。
一方で、抜歯をしない矯正には歯を残せるメリットがあり、治療のハードルも低いでしょう。ただ、無理に矯正すると噛み合わせの悪化を招くリスクがあります。
そのため、歯列矯正を受ける際は知識や経験が豊富なクリニックがおすすめです。
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5-1.マウスピース矯正
マウスピース矯正とは、透明のマウスピース型矯正装置(アライナー)で歯並びを整える治療法です。
矯正中は、約2週間ごとに新しいマウスピースに交換しながら歯を移動していきます。メーカーによっては全顎矯正も可能です。軽度な出っ歯やすきっ歯など、部分矯正にも適している矯正方法です。
マウスピース矯正のメリットとして、「目立たない」「取り外せる」という2点があげられます。周囲の目を気にせずに治療できるため、生活上でストレスを感じません。また、取り外せるため食事や歯磨きなどもしやすく、虫歯や歯周病のリスクも軽減できます。
注意点として、マウスピース矯正中は1日20時間以上の装着が必要です。装着を忘れてしまうと計画通りに歯が動かず、場合によっては治療期間が伸びてしまうこともあります。
重度の出っ歯や叢生などはマウスピース矯正が適応しないケースもあるため、治療の際は歯科医師による診断が必要です。
5-2.ワイヤー矯正
ワイヤー矯正は、ブラケットに通したワイヤーの力で歯列を整える矯正方法です。
矯正中は定期的に通院し、ワイヤーを調整しながら少しずつ歯を移動していきます。ワイヤー矯正は、出っ歯を含めてさまざまな症状に対応しており、マウスピース矯正では対応できない歯並びも改善できます。
ワイヤー矯正は「装置が目立つから気が進まない」という人もいるでしょう。
装置の見た目が気になる場合は、歯の裏側に装着する裏側矯正(舌側矯正)も選択肢のひとつです。また、白や透明の器具(審美ブラケット)もあります。ただ、どちらも一般的なワイヤー矯正に比べて医療費は割高になります。
5-3.セラミッククラウンによる歯列矯正(セラミッククラウン法)
セラミッククラウン法とは、人工歯(セラミッククラウン)を利用する矯正方法です。自分の歯を削って土台とし、セラミックの差し歯を被せて見た目を美しく整えます。
セラミック矯正は、主に以下のような症状のケースに向いている治療です。
- ・前歯の一部分だけがすきっ歯になっている
- ・歯が数本だけ曲がって生えている
- ・矮小歯(わいしょうし:異常に小さい歯)によって隙間が目立つ
セラミック矯正は短期間で治療できます。ただ、歯を移動できないため、全体の歯列乱れには適していません。高額の素材でも破損リスクや寿命があるため、長期的には治療費が高額になる可能性があります。
5-4.外科手術
出っ歯の原因が骨格の異常による場合、外科手術と矯正歯科治療を併用することが多いでしょう。
そのため、手術ができない歯科医院や矯正歯科の場合は、口腔外科や美容外科などで外科手術をします。
なお、厚生労働省が定める疾患については保険適用で治療が受けられます。
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6.出っ歯は自力ではなく矯正治療で治そう
出っ歯は自力で治そうとすると歯列のバランスが崩れ、噛み合わせが悪化してしまう恐れがあります。出っ歯の進行を遅らせるためには、舌癖や爪を噛む癖をやめましょう。
出っ歯を治療するなら、周りの人から気づかれにくいマウスピース矯正がおすすめです。
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治療費は月額なので一度にまとまった金額を支払う必要がなく、月額1,760円〜と低価格です。また、治療費には、毎月の調整料・治療後の保定管理料も含まれているため、通院するための費用もかかりません。
現在の出っ歯の症状が気になる人は、無料相談やカウンセリングを利用してみましょう。歯科医師に診てもらえば、自分の症状に適している治療方法を教えてもらえます。
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