- この記事の監修者
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歯科医師。医療法人社団ピュアスマイル理事長。インビザライン ブラックダイヤモンドドクター。インビザライン世界サミット23万人いるインビザラインドクターの中からトッププロバイダーの1人に選出。
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朝起きたときに舌が痛かったり、噛んだ跡や出血があったりして、「寝てる時に舌を噛むのはなぜ?」と不安になっていませんか。
寝ている間に舌を噛む原因には、歯ぎしり・食いしばり、舌の位置、歯並びや噛み合わせなどがあります。何度も繰り返す場合や傷が治りにくい場合は、原因を確認することが大切です。
この記事では、寝てる時に舌を噛む原因や傷ができたときの対処法、繰り返さないための予防方法、症状に応じた受診先をわかりやすく解説します。歯並びや噛み合わせとの関係が気になる方も、ぜひ参考にしてください。
- 1. 寝てる時に舌を噛むのはなぜ?考えられる原因
- 1-1. 睡眠中の歯ぎしり・食いしばり
- 1-2. 舌の筋力低下・舌の位置の乱れ
- 1-3. 歯並び・噛み合わせの乱れ
- 1-4. 舌が大きい・口の中が狭い
- 1-5. 詰め物・被せ物・入れ歯が合っていない
- 1-6. ストレスや睡眠不足が影響している
- 1-7. 睡眠時無呼吸症候群や発作が関係することもある
- 2. 寝ている間に舌を噛んだときの対処法
- 2-1. 水で口を軽くすすぐ
- 2-2. 清潔なガーゼで圧迫して止血する
- 2-3. 腫れや痛みがある場合は外側から冷やす
- 2-4. 刺激物や硬い食べ物を控える
- 2-5. 出血が止まらない場合は早めに受診する
- 3. 寝ているときに舌を繰り返し噛むと起こりやすいトラブル
- 4. 寝てる時に舌を噛むのを防ぐ方法
- 4-1. 歯科で噛み合わせを確認する
- 4-2. 歯科でナイトガードを作製する
- 4-3. 舌の正しい位置を意識する
- 4-4. 睡眠時間を確保しストレスを整える
- 4-5. 市販のマウスピースを長期間自己判断で使わない
- 5. 寝てる時に舌を噛む場合は何科を受診する?
- 5-1. 歯ぎしり・歯並び・噛み合わせなら歯科
- 5-2. 傷・白い部分・しこりなら歯科口腔外科
- 5-3. いびき・無呼吸なら耳鼻咽喉科や呼吸器内科・睡眠外来
- 5-4. けいれん・意識障害なら救急や脳神経内科
- 6. まとめ|寝てる時に舌を噛む場合は原因に合わせて対処しよう
1. 寝てる時に舌を噛むのはなぜ?考えられる原因

寝てる時に舌を噛む背景には、歯ぎしりや食いしばり、舌の位置、歯並びなどが関係していることがあります。
複数の原因が重なっている場合もあるため、繰り返し舌を噛む場合は、口の中の状態を歯科で確認してもらいましょう。
1-1. 睡眠中の歯ぎしり・食いしばり
睡眠中に歯を強く噛み締めたり、こすり合わせたりすると、歯の間に入り込んだ舌を噛むことがあります。
歯ぎしりや食いしばりは無意識に起こるため、自分では気づきにくいのが特徴です。朝起きたときに顎がだるい、歯がすり減っている場合は、睡眠中に強い力がかかっている可能性があります。
1-2. 舌の筋力低下・舌の位置の乱れ
舌の筋力が低下して動きを調整しにくくなると、舌を適切な位置に保てない場合があります。
舌が低い位置にあると、歯列の内側や上下の歯の間に入り込みやすくなり、舌を噛む一因になると考えられています。ただし、舌噛みだけで舌の位置に問題があるとは判断できません。
また、舌で前歯を押す、歯の間に舌を出すといった癖があると、歯並びや噛み合わせに影響することもあります。詳しくは「舌癖は歯並びに影響する?原因・改善トレーニング・矯正法を解説」で解説しています。
1-3. 歯並び・噛み合わせの乱れ
歯並びや噛み合わせが乱れていると、舌を動かすスペースが狭くなったり、上下の歯が通常とは異なる位置で接触したりすることがあります。その結果、寝ている間に舌の側面や先端を巻き込んで噛みやすくなる場合があります。
とくに、歯が内側に傾いている、歯列の幅が狭い、上下の歯が深く噛み合っている場合は注意が必要です。同じ場所を繰り返し噛む方は、歯並びや噛み合わせが関係していないか、歯科で確認してもらいましょう。
1-4. 舌が大きい・口の中が狭い
舌の大きさに対して顎や歯列が狭いと、舌が歯列内に収まりにくく、歯に触れやすくなる可能性があります。
舌そのものが大きい場合だけでなく、顎が小さい、歯列の幅が狭いなど、舌と口の中のスペースのバランスが関係するケースもあります。
1-5. 詰め物・被せ物・入れ歯が合っていない
詰め物や被せ物が欠けている、入れ歯が合っていないなどの問題があると、舌に繰り返し当たって傷ができることがあります。
歯科治療後から同じ場所を噛むようになった場合は、詰め物などの高さや形が影響している可能性もあります。自分で削ったり調整したりせず、治療を受けた歯科へ相談しましょう。
1-6. ストレスや睡眠不足が影響している
ストレスや睡眠不足が直接舌噛みを起こすとは限りませんが、歯ぎしりや食いしばりが強くなる背景の一つと考えられています。
疲れがたまっているときに舌噛みが増える場合は、十分な睡眠をとり、心身を休めることも大切です。ストレスによって無意識に舌を噛んだり、歯にこすりつけたりする場合もあります。
1-7. 睡眠時無呼吸症候群や発作が関係することもある
大きないびきや無呼吸、起床時の頭痛、日中の強い眠気がある場合は、睡眠時無呼吸症候群が隠れている可能性があります。ただし、舌を噛むこと自体は睡眠時無呼吸症候群の代表的な症状ではありません。
また、舌噛みに加えて全身のけいれんや意識消失、発作後の混乱などがあった場合は、睡眠中の発作も考慮する必要があります。舌を噛んだだけでてんかんとは判断できないため、ほかの症状を伴う場合は早めに医療機関を受診してください。
2. 寝ている間に舌を噛んだときの対処法

ここでは、寝ている間に舌を噛んで傷や出血が生じたときに、自宅でできる応急処置と受診を検討したい目安について解説します。患部を悪化させないためにも、正しい方法で対処することが大切です。
2-1. 水で口を軽くすすぐ
出血が落ち着いている場合は、水で口の中を軽くすすぎ、血液や汚れを洗い流します。傷口を刺激しないよう、強いうがいや舌で触ることは避けましょう。
まだ出血している場合は、うがいを繰り返さず、清潔なガーゼによる圧迫止血を先に行います。
2-2. 清潔なガーゼで圧迫して止血する
舌を噛んで出血している場合は、清潔なガーゼや布を傷口に当て、しっかりと圧迫して止血します。
途中で何度もガーゼを外すと、固まり始めた血がはがれて出血が続くことがあります。血が止まるまで一定時間そのまま押さえ、強いうがいや傷口を舌で触ることは避けましょう。
2-3. 腫れや痛みがある場合は外側から冷やす
舌の腫れや痛みがある場合は、保冷剤や氷をタオルで包み、口の外側から冷やします。冷やすことで、腫れや痛みを和らげられる場合があります。
凍傷を防ぐため、氷や保冷剤を皮膚や傷口に直接当てたり、長時間冷やし続けたりしないよう注意しましょう。
2-4. 刺激物や硬い食べ物を控える
傷が治るまでは、香辛料の多い料理や酸味の強い食品、熱い飲み物などを控えましょう。せんべいやナッツなどの硬い食べ物も、傷口を刺激する可能性があります。
おかゆや豆腐、ヨーグルトなど、やわらかく刺激の少ない食べ物を選ぶと、食事中の痛みを抑えやすくなります。
2-5. 出血が止まらない場合は早めに受診する
ガーゼで圧迫しても出血が止まらない場合や、傷が深く開いている場合は、早めに歯科口腔外科などを受診してください。傷の状態によっては、縫合などの処置が必要になることがあります。
舌が大きく腫れて呼吸しにくい場合は、通常の歯科受診を待たず、救急相談・受診が必要です。
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3. 寝ているときに舌を繰り返し噛むと起こりやすいトラブル

舌を繰り返し噛むと、粘膜が傷ついて出血したり、傷口が口内炎のようになったりすることがあります。治りかけた部分を再び噛むことで、痛みや腫れが長引く場合もあります。
舌は食事や会話の際によく動かすため、傷があると食べ物がしみたり、話しにくさを感じたりすることも少なくありません。痛みを避けようとして、十分に噛めなくなることもあります。
また、同じ場所を繰り返し噛んでいると、傷が治りにくくなることがあります。歯並びの悪さや歯の尖った部分や合わない詰め物・入れ歯が当たっている可能性もあるため、症状が長引く場合は歯科や歯科口腔外科に相談しましょう。
4. 寝てる時に舌を噛むのを防ぐ方法

ここでは、寝てる時に舌を噛むのを防ぐために、噛み合わせの確認やナイトガードの使用、舌の位置、生活習慣の見直しについて解説します。
4-1. 歯科で噛み合わせを確認する
寝ているときに同じ場所ばかり舌を噛む場合は、歯並びや噛み合わせ、尖った歯などが影響している可能性があります。詰め物・被せ物・入れ歯を使用している方は、形や高さが舌に当たっていないかも確認が必要です。
歯科では、歯のすり減りや欠け、詰め物の状態、顎の痛みなどを確認し、舌を噛みやすい原因を調べます。自分では口の中全体を確認しにくいため、繰り返す場合は一度相談してみましょう。
4-2. 歯科でナイトガードを作製する
歯ぎしりや食いしばりが関係している場合は、就寝時に装着するナイトガードが選択肢になります。ナイトガードは上下の歯が直接ぶつかるのを防ぎ、歯や顎にかかる負担を軽減するためのマウスピースです。
ただし、ナイトガードを使えば必ず舌を噛まなくなるわけではありません。歯ぎしりの状態や歯並びによって適した形が異なるため、歯科で診察を受けて作製・調整してもらうことが大切です。
4-3. 舌の正しい位置を意識する
安静時の舌は、舌先を上の前歯のすぐ後ろにある「スポット」と呼ばれる位置に置き、舌全体が上顎に触れている状態が目安です。舌が低い位置にある場合は、歯の近くに収まりやすくなることがあります。
睡眠中に自分で舌の位置を調整することはできませんが、日中から舌の位置を意識することは、口周りの機能を整えるきっかけになります。舌の位置や動かし方に不安がある場合は、自己流のトレーニングを続けず、歯科で相談しましょう。
自分の舌が正しい位置にあるか確認したい方は、「正しい舌の位置とは?セルフチェック方法や歯並びへの影響、改善トレーニングを解説」も参考にしてください。舌の位置を確認する方法や改善トレーニングを紹介しています。
4-4. 睡眠時間を確保しストレスを整える
ストレスや疲労、睡眠不足は、歯ぎしりや食いしばりに関係する要因の一つです。就寝時間をなるべく一定にし、寝る前はゆっくり過ごすなど、睡眠環境を整えましょう。
深呼吸や軽い運動、入浴など、自分に合った方法でリラックスすることも大切です。ただし、生活習慣を見直しても舌噛みが続く場合は、ほかの原因がないか歯科や医療機関で確認してください。
4-5. 市販のマウスピースを長期間自己判断で使わない
市販のマウスピースは手軽に購入できますが、自分の歯並びや噛み合わせに合うとは限りません。歯科で作製するナイトガードと比べて、十分にフィットしない場合もあります。
合わないマウスピースを使い続けると、痛みや違和感が出たり、寝ている間に外れたりすることも考えられます。長期間使用する場合や、装着後に噛み合わせの変化を感じた場合は、使用を続ける前に歯科へ相談しましょう。
5. 寝てる時に舌を噛む場合は何科を受診する?

寝てる時に舌を噛む場合、どの診療科を受診すればよいのか迷っていませんか。ここでは、歯ぎしりや舌の傷、いびき、けいれんなど、症状に応じた受診先を解説します。
5-1. 歯ぎしり・歯並び・噛み合わせなら歯科
寝てる時に舌を繰り返し噛み、朝起きると顎がだるい、歯がすり減っているといった症状がある場合は、歯科へ相談しましょう。
歯科では、歯ぎしりや食いしばりの有無、歯並び・噛み合わせ、詰め物や被せ物の状態などを確認できます。必要に応じて、ナイトガードの作製や詰め物の調整、矯正治療などが検討されます。
矯正治療を検討する場合は、料金や治療期間だけでなく、対応できる歯並びや診療体制も確認することが大切です。安くて早い矯正を検討している方は、契約前に「安くて早い「ローコストマウスピース(LCM)」の落とし穴!」も確認しておきましょう。
5-2. 傷・白い部分・しこりなら歯科口腔外科
舌の傷が治らない、白い部分やしこりがある、腫れや膿がみられる場合は、歯科口腔外科の受診を検討しましょう。
尖った歯や合わない詰め物・入れ歯による刺激が続くと、舌に傷や潰瘍ができることがあります。白い部分やしこりがすべて重大な病気とは限りませんが、症状が長引いたり大きくなったりする場合は、早めに診察を受けることが大切です。
5-3. いびき・無呼吸なら耳鼻咽喉科や呼吸器内科・睡眠外来
寝てる時に舌を噛むだけでなく、大きないびきや無呼吸を指摘された場合は、耳鼻咽喉科や呼吸器内科、睡眠外来へ相談しましょう。
睡眠時無呼吸症候群では、日中の強い眠気や起床時の頭痛、熟睡できない感覚などが現れることがあります。睡眠中の呼吸状態を調べる検査が必要になる場合もあるため、専門の医療機関で確認してもらいましょう。
5-4. けいれん・意識障害なら救急や脳神経内科
舌を噛んだ前後に全身のけいれんや意識消失、発作後の混乱などがあった場合は、救急または脳神経内科へ相談してください。
特に、けいれんが長く続く、発作を繰り返す、呼吸や意識が戻らない場合は、速やかに救急車を呼ぶ必要があります。舌を噛んだことだけでてんかんとは判断できませんが、発作が疑われる場合は専門医による診察や検査を受けることが大切です。
6. まとめ|寝てる時に舌を噛む場合は原因に合わせて対処しよう

寝てる時に舌を噛む原因には、歯ぎしり・食いしばり、舌の位置、歯並びや噛み合わせなどが考えられます。ストレスや睡眠不足が影響することもあります。
傷ができた場合は口の中を清潔にし、出血している部分をガーゼで圧迫しましょう。出血が止まらない、舌が大きく腫れる、けいれんや意識消失を伴う場合は、早めの受診が必要です。
マウスピース矯正を検討しているものの、どのサービスを選べばよいか迷っている方は、「おすすめのマウスピース矯正サービス7選」も参考にしてください。料金や特徴、選び方を比較できます。
歯並びや噛み合わせが舌の噛みやすさに関係している場合は、矯正治療が選択肢になることもあります。ウィ・スマイルでは、全国100院以上の提携クリニックから、通いやすい歯科医院を探せます。初回相談は無料のため、舌を繰り返し噛む原因が歯並びにあるのか気になる方は、まずはお近くのクリニックで相談してみてください。
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