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舌を噛むのを防ぐには?寝ている間・食事中の原因と今すぐできる対策

湊 寛明
湊 寛明
この記事の監修者 

歯科医師。医療法人社団ピュアスマイル理事長。インビザライン ブラックダイヤモンドドクター。インビザライン世界サミット23万人いるインビザラインドクターの中からトッププロバイダーの1人に選出。
https://purerio.tokyo/

「食事中に舌を噛んでしまう…」「寝ている間に舌を噛んで痛い」

 

そんな経験はありませんか?

 

舌を噛むのは一時的なことが多いですが、頻繁に噛む場合は、歯並びや噛み合わせが原因の可能性も。

放置すると口内炎が悪化したり、噛み合わせのズレが進行することもあります。

 

この記事では、舌を噛む原因と対策、必要に応じた矯正治療について解説します。

1. 舌を噛むのはなぜ?主な原因と対策

舌を噛むのには いくつかの原因 があります。

 

大きく分けると以下のようになります

 

  1. 1. 食事中や会話中に舌を噛む
  2. 2. 寝ている間に舌を噛む
  3. 3. 病気や口腔環境の影響で舌を噛みやすい

 

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1-1. 食事中や会話中に舌を噛む原因

 早食いや不意に噛んでしまう

 

食事中に舌を噛むことが多い場合、食べるスピードが速すぎたり、舌の動きが追いついていない ことが考えられます。

 

 

 ストレスや疲労が影響

 

疲れていると 舌や口周りの筋肉の動きが鈍くなり、噛みやすくなる ことがあります。

ストレスがたまると 噛みしめ癖が出ることもある ため注意が必要です。

 

 

 舌の動きが悪い(舌の筋力低下)

 

加齢や舌の筋力低下により 舌の位置が不安定になると、誤って噛みやすくなる ことがあります。

1-2. 寝ている間に舌を噛む原因

歯ぎしり・食いしばりの影響

 

寝ている間に 無意識に歯を食いしばっていると、舌を巻き込んで噛んでしまうことがあります。

 

 

舌の位置が正しくない

 

舌の正しい位置は 上あごに軽くついている状態(スポットポジション)です。

しかし、噛み合わせが悪いと 舌が下がりやすくなり、歯の間に入り込んで噛みやすくなる ことがあります。

 

 

口呼吸の影響

 

口呼吸をしていると、舌が口の中で不安定になり 歯の間に落ち込んで噛みやすくなる ことがあります。

1-3. 頻繁に舌を噛むのは病気のサイン?

「最近、舌を頻繁に噛む…」そんな場合、病気のサインの可能性も。

 

以下のような疾患が関係していることがあります。

 

顎関節症(がくかんせつしょう)

→ 噛み合わせのズレや顎の痛みにより、舌の位置が不安定になり、噛むリスクが高まる

 

舌のサイズが大きい(巨舌症)

→ 舌が常に歯に当たりやすくなり、噛みやすくなる(先天性のケースもあれば、甲状腺の異常などが原因のことも)

 

脳梗塞・パーキンソン病

→ 舌の動きをコントロールしにくくなるため、無意識に舌を噛んでしまうことがある

 

神経の異常(ストレス・自律神経の乱れ)

→ ストレスや疲労が原因で、無意識に舌を噛むことが増える(歯ぎしりや食いしばりと関連していることも)

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2. 舌を噛むのは歯並びや噛み合わせが原因かも?

頻繁に舌を噛む方の多くは、歯並びや噛み合わせに問題を抱えている ことがあります。

 

歯の位置や噛み合わせがズレていると、舌が正常な位置をキープできず、食事中や会話中に誤って噛んでしまうのです。

2-1. 噛み合わせが悪いと舌を噛みやすい?

開咬(前歯が噛み合わない)

→ 前歯が開いていると舌が前に出やすく、話す・食べる際に噛みやすくなる

 

受け口(反対咬合)

→ 下の前歯が前に出ていると、舌の動きが制限され、無意識に噛みやすい

 

ガタガタの歯並び(叢生)

→ 歯がデコボコしていると、舌の動くスペースが狭くなり、食事中に噛みやすい

 

親知らずが原因で噛み合わせがズレることも

→ 親知らずが押し出されると、歯並びがズレて舌のポジションが変わり、噛む頻度が増える

2-2. 矯正治療で舌を噛む癖を改善できる?

噛み合わせを改善すると、舌が正しい位置に収まる
→ 矯正で歯並びを整えることで、舌が自然と正しい位置(上あご)に置かれるようになり、噛むリスクが減る

歯のガタガタが解消されると、舌の動きがスムーズになる
→ 歯が並び直ることで、舌がスムーズに動き、食事や会話中の誤嚥や噛みミスが減る

マウスピース矯正なら、舌に優しい矯正が可能
→ ワイヤー矯正に比べて装置が滑らかなので、舌に当たりにくく、違和感が少ない

💡 「舌を噛むのは歯並びのせいかも?」と感じたら、一度矯正相談をしてみましょう!

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3. 舌を噛まないための予防法!今日からできる対策

「舌を噛むのを防ぐにはどうしたらいいの?」と思っている方へ。

舌を噛まないようにするには、食べ方の工夫舌の正しい位置の意識歯ぎしり対策 など、いくつかの方法があります。

ここでは、舌を噛まないための具体的な予防策を紹介します。

3-1. 食事中に舌を噛まないためのポイント

ゆっくり噛む・よく咀嚼する

食事中に舌を噛んでしまう原因の多くは、急いで食べることによる舌の動きのズレです。

特に、硬い食べ物や大きめの食べ物を食べる際は 舌をしっかりと引っ込め、ゆっくり噛むことを意識しましょう。


舌の正しい位置を意識する(スポットポジション)

舌の正しい位置は 「スポットポジション」と呼ばれる、上あごの前歯の裏に軽くつける位置です。

普段からこの位置を意識すると、舌が前に出るのを防ぎ、噛むリスクを軽減 できます。


片側ばかりで噛まないようにする

左右どちらかの歯だけで噛む癖があると、舌の動きも偏ってしまい、舌を噛みやすくなる ことがあります。

バランスよく両側の歯で噛むように意識しましょう。

3-2. 寝ている間に舌を噛む人向けの対策

「朝起きたら舌が痛い…」「夜中に舌を噛んで目が覚める…」

こうした症状に悩んでいる人は少なくありません。

寝ている間に舌を噛むのは、無意識の歯ぎしり食いしばり舌の位置の問題 が関係していることが多いです。

ナイトガード(マウスピース)を使う

歯ぎしりや食いしばりが原因で舌を噛んでしまう人には、ナイトガード(マウスピース)が有効です。
ナイトガードを装着することで、歯の間に舌が入り込むのを防ぎ、舌を噛むリスクを軽減 できます。


枕の高さや寝る姿勢を見直す

仰向けで寝ると 舌が後ろに下がり、歯の間に挟まりやすくなる ことがあります。

・ 枕を少し高めにすると、舌が正しい位置に収まりやすくなる
・ 横向き寝を意識すると、舌が歯の間に落ちにくくなる


口呼吸を防ぐ(鼻呼吸を意識する)

口呼吸をしていると、舌の位置が不安定になり、歯の間に入り込みやすくなります。
口呼吸を防ぐために、鼻呼吸を意識し、必要なら「口閉じテープ」などを活用 するのも有効です。

3-3. 舌の正しい位置を意識するトレーニング

舌を噛まないためには、舌の正しい位置を意識し、舌の筋力を鍛えることが大切 です。

舌の筋力が弱いと、歯の間に落ち込みやすくなり、噛むリスクが高まる ため、トレーニングを取り入れてみましょう。


MFT(口腔筋機能療法)で舌の位置を矯正

MFTとは、舌や口の周りの筋肉を鍛えるトレーニング です。
正しい舌の位置を身につけることで、無意識に舌を噛むのを防ぐ効果 があります。

✔ 舌を上あごにつける練習(スポットポジションを意識)
✔ 舌を口の中で上下左右に動かすトレーニング
✔ 「タングプッシュ」(舌で上あごを押し上げる運動)


「あいうべ体操」で舌の筋力を鍛える

「あー」「いー」「うー」「べー」と大きく口を開けて発声するトレーニング です。
舌と口周りの筋肉を強化し、舌の位置を安定させる効果があります。

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4. 舌を噛む癖を放置するとどうなる?

「舌を噛むのは一時的なものだから大丈夫」と思って放置していませんか?

頻繁に舌を噛むことを放置すると、口内炎が悪化したり、口腔環境に悪影響を及ぼす可能性 があります。

さらに、舌を噛みやすい噛み合わせのままだと、長期的な健康リスクにつながることも…!

ここでは、舌を噛む癖を放置すると起こるリスク について解説します。

4-1. 舌を頻繁に噛むと口内炎や傷の原因に

舌を頻繁に噛んでしまうと、舌の表面が傷つき、口内炎ができやすくなります。

特に、同じ部分を何度も噛んでしまうと、傷口が治りにくくなるため注意が必要です。

舌を噛んだときの正しい対処法

✔ 清潔な水でうがいをして細菌を除去する
✔ 腫れを抑えるために冷たいものを口に含む(氷や冷水)
✔ 殺菌作用のあるうがい薬(イソジンなど)を使用する


舌の傷がなかなか治らない場合

 

舌を噛んでできた傷は 通常1週間程度で治癒 しますが、なかなか治らない場合は 歯並びや噛み合わせの問題が影響している可能性があります。

4-2. 舌の痛みや違和感が続くなら歯科受診を

舌を噛むことが頻繁にある場合、噛み合わせや歯並びのズレが原因になっている可能性があります。

✔ 舌を頻繁に噛む場合 → 矯正相談を検討
✔ 舌の痛みが治らない → 歯科や口腔外科を受診

 

✅ こんな症状がある場合は歯科受診を!

 

・ 噛み合わせのズレを感じる
・ 舌の同じ部分を何度も噛む
・ 舌に違和感やしびれがある
・ 舌の傷が2週間以上治らない

💡 「舌を噛む頻度が増えた」「痛みが続く」という場合は、まずは歯科医院で相談してみましょう。

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5. まとめ|舌を噛むのを防ぐには、歯並びと舌の位置を整えよう!

舌を噛む原因は、早食いや歯ぎしり、舌の筋力低下、噛み合わせのズレ などさまざま。

 

放置すると口内炎の悪化や噛み合わせのズレが進行することもあります。

舌を噛まないためには?
✅ ゆっくり食べる・噛むスピードを意識する
✅ 歯ぎしり・食いしばり対策(ナイトガードなど)
✅ 舌の正しい位置を意識する(上あごに軽くつける)

噛み合わせや歯並びの問題が原因なら、矯正治療で根本的に改善できることもあります。

特に、開咬・受け口・ガタガタの歯並び があると舌を噛みやすいため、矯正相談を検討するのも一つの方法です。

💡 「舌を頻繁に噛む…」「歯並びが影響しているかも?」と感じたら、早めに専門家に相談しましょう!

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