矯正治療や親知らずの抜歯を受けると、「抜歯後の食事はどうすればいいの?」と心配になる方も多いですよね。
今回は、抜歯後の食事のタイミングや注意点、おすすめのメニューについてわかりやすく解説していきます。また、すでに抜歯を終えたばかりの方もぜひ参考にしてください。
- 1. 抜歯後の食事はいつでも大丈夫?
- 1-1.麻酔が切れるまでは食事を控える
- 1-2.抜歯当日でも食事は可能
- 1-3.食事の際の姿勢にも気をつけよう
- 2. 抜歯後に避けたい食べ物や飲み物
- 2-1.避けたほうが良い食べ物・飲み物リスト
- 3. 抜歯後でも安心して食べられるおすすめのメニュー
- 3-1.抜歯当日~1週間におすすめの食事
- 3-2.親知らずの抜歯後におすすめの食事
- 4. 抜歯後のお口のケアも忘れずに
- 4-1.歯みがきは優しく行う
- 4-2.口傷に食べ物が詰まったときの対処法
- 4-3.血餅を守るための注意点
- 5. まとめ:抜歯後も無理なく食事を楽しんで、快適な口内環境を保とう
1. 抜歯後の食事はいつでも大丈夫?
どのタイミングで食事ができるのか、多くの患者さんの不安の一つにあるでしょう。
しかし、抜歯後は基本的に当日から食事を摂ることが可能です。 尚、抜歯した部分の歯ぐきには穴が空いている状態ですので、傷口を傷つけないように配慮する必要があります。食事を安全に楽しむために、次のポイントに気を付けましょう。
1-1.麻酔が切れるまでは食事を控える
一般的に局所麻酔の持続時間は2〜3時間程度とされており、この間は感覚が麻痺しています。そのため、麻酔がかかっている間に食事をしてしまうと、口の中を噛んでしまったり、熱いものを飲んで火傷になってしまう危険があります。麻酔が完全に切れるまで食事は控えるようにしましょう。
1-2.抜歯当日でも食事は可能
「抜歯当日は食事ができないのでは?」と不安に思う方もいるかも知れませんが、抜歯当日でも食事は可能です。
矯正治療での抜歯:比較的軽い処置であることが多く、痛みが少ない場合が多いため、当日からでも食事ができることがよくあります。
親知らずの抜歯:歯の位置や状態によっては、歯ぐきを切開したり骨を削ったりする場合もあり痛みが強く出やすいです。そのため、食事をするときは抜歯した側を避けて噛むように注意し、特に温かいものや刺激のある食べ物は控えるようにしましょう。
1-3.食事の際の姿勢にも気をつけよう
食事するときの姿勢も抜歯後の回復に影響します。
食事中はゆっくりと噛むように心がけましょう。また、口を大きく開ける動作は歯を抜いた後の痛みを引き起こす可能性があるため、ゆっくりと食べることを心がけましょう。
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2. 抜歯後に避けたい食べ物や飲み物
「麻酔が切れたから何でも食べられる」というわけではなく、抜歯後のデリケートな口内の環境に合わせた食事選びが必要です。
以下のような食べ物や飲み物は、傷口を悪化させる恐れがあるので、しばらくは控えるようにしましょう。
2-1.避けたほうが良い食べ物・飲み物リスト
・硬いものや尖ったもの:根菜、せんべい、フランスパンなどの硬い食材は噛む際に強い力がかかり、傷口に負担をかけるリスクがあります。小魚の骨なども避けましょう。
・香辛料やスパイスが消えたもの:カレーやキムチなどの辛い料理は、血流を促進して腫れや出血が起こります。抜歯後は特に刺激の少ない食事を選びましょう。
・粘着性のある食べ物:餅、キャラメル、ガムなど、歯や歯ぐきにくっつきやすい食べ物は、傷口に付着し、治癒を遅らせる可能性があります。
・アルコール:アルコールは血行を促進し出血を伴うリスクがあります。 また、アルコール自体が傷口に刺激を与えるため、抜歯後の飲酒は控えてください。
・ストローの使用:ストローを使って飲み物を飲むと、吸う力で血餅(かさぶたのような血の塊)が出ることがあります。飲み物はコップからゆっくりと飲みましょう。
・タバコ:ニコチンには血管を収縮させる作用があり、治癒を遅らせる可能性があります。抜歯後の回復を早めるため、禁煙をおすすめします。
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3. 抜歯後でも安心して食べられるおすすめのメニュー
抜歯後は、傷口に負担をかけない柔らかい食べ物が理想的です。 以下に、抜歯後におすすめの食事をいくつかご紹介します。
3-1.抜歯当日~1週間におすすめの食事
・おかゆ・雑炊・お茶漬け:ご飯を柔らかく煮込んだおかゆや雑炊は、刺激が少なく食べやすいです。 お茶漬けもさっぱりしているので、抜歯直後にはぴったりです。
・うどん・そば: 柔らかく茹でたうどんやそばは、喉ごしがよく噛む力をあまり必要としないためおすすめです。温かいスープに浸して食べるとさらに食べやすくなります。
・蒸しパン・茶碗蒸し:やわらかくてのどごしの良い蒸しパンや茶碗蒸しは、デザート感覚で楽しめる食事です。
・やわらかい煮物やゆで卵:野菜をしっかり煮込んでやわらかくした煮物や、半熟のゆで卵などは栄養価も高く、回復をサポートします。 ビタミンやタンパク質を摂取することで、傷口の修復力を高めることができます。
3-2.親知らずの抜歯後におすすめの食事
親知らずの抜歯後は特に傷口が大きく痛みが出やすいため、さらに食べやすい流動食やドリンクタイプの栄養補助食品が安心です。
・豆腐やすりおろしリンゴ、ヨーグルト:やわらかく、喉ごしも良いので、痛みがある時でも食べやすいです。フルーツ入りのヨーグルトは、味に変化をつけたいときにおすすめです。
・ゼリーやリラックスプリン、ゼリー飲料:デザート感覚で摂れるゼリーやプリンは、甘さで食べやすさも期待できます。
・栄養補助ドリンク、具のないスープ:食事量が減ってしまう時でも、栄養バランスを整えるために補助食品を取り入れると良いでしょう。コンビニでも手軽に購入できるため、オススメです。
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4. 抜歯後のお口のケアも忘れずに
抜歯後は食事だけでなく口腔内のケアもとても大切です。傷口を清潔に守ることで、感染リスクを軽減し早期回復につながります。
次のポイントを意識して、抜歯後のケアをしっかりと実践していきましょう。
4-1.歯みがきは優しく行う
抜歯後も口内を清潔に過ごすために歯みがきは必要です。また、ヘッドが小さなタフトブラシを使うと、磨きにくい部分もケアしやすくなります。
4-2.口傷に食べ物が詰まったときの対処法
「食べ物が傷口に詰まってしまった」という経験がある方もいるかもしれません。
このような場合、歯ブラシやつまようじで無理に取ろうとすると、傷口を悪化させる原因となってしまうこともあります。こういった場合はマウスウォッシュを使用して優しくゆすぐようにしましょう。
4-3.血餅を守るための注意点
抜歯後には、「血餅(けっぺい)」というかさぶたのような血の塊ができ、傷口を保護します。強いうがいを避け、血餅がある状態を守りましょう。
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5. まとめ:抜歯後も無理なく食事を楽しんで、快適な口内環境を保とう
抜歯後の食事は少し気を使う必要がありますが、適切なタイミングと食事内容を選べば無理なく回復を目指せます。食事に気を配りつつ、清潔な口内環境を守って治癒をスムーズに進めましょう。
不安なことや気になる点があれば、一歩踏み出し歯科医師にご相談してみてください。日々のケアを大切にしながら、健康的な生活をサポートしていきましょう。
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