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インビザラインの治療期間はどれくらい?平均・プラン別・年齢別の目安と期間を短くするポイントを徹底解説

湊 寛明
湊 寛明
この記事の監修者 

歯科医師。医療法人社団ピュアスマイル理事長。インビザライン ブラックダイヤモンドドクター。インビザライン世界サミット23万人いるインビザラインドクターの中からトッププロバイダーの1人に選出。
https://purerio.tokyo/

目立たずに歯並びを整えられるインビザラインですが、実際に自分の歯並びだとどれくらいの期間がかかるのかは気になるところかと思います。

 

インビザラインの治療期間は平均1〜2年程度とされていますが、選択するプランや年齢、日々の自己管理の状況によって、数ヶ月で終わるケースから2年以上かかるケースまで大きな幅があります。

 

本記事では、治療プランや年齢別のリアルな目安期間や治療が長引く原因、最短で治療を終えるためのポイントまで詳しくご紹介します。

1. インビザラインの治療期間はどれくらい?

インビザラインによる矯正治療にかかる期間は、一般的に1〜2年程度が平均的な目安とされています。

しかし、実際にはお口の中の状態や、選択する治療プランによって数ヶ月で終わるケースから2年以上かかるケースまで大きな幅があります。

 

ここでは、インビザラインの期間を左右する5つの要因と、7種類のプラン別にかかる期間の目安を一覧で分かりやすく解説します。

1-1. 平均的な治療期間は1〜2年程度

インビザラインの治療期間は、平均で1〜2年程度が目安とされています。

ただし、実際には以下のような要因によって治療にかかる期間は大きく変わります。

 

✅ 歯並びの状態
✅ 治療する範囲
✅ 抜歯の有無や前処置の内容
✅ マウスピースの装着状況
✅ 患者さんの年齢

 

歯の移動が少なく部分のみの矯正は数ヶ月で終わる場合もありますが、複雑なケースでは2年以上かかることもあります。

1-2. 種類(プラン)別|治療期間の目安

インビザラインには、歯並びや治療範囲に応じて複数の治療プランがあります。

部分的に改善したい場合は短期間で済むこともありますが、全体的な噛み合わせや複雑な不正を改善するにはより長い治療期間が必要です。

プラン名 対象範囲 治療期間の目安 特徴
インビザライン・コンプリヘンシブ(フル) 全顎 約1〜3年程度 インビザラインの標準プランで枚数無制限。
歯並び全体や噛み合わせまで総合的に整えられる。
インビザライン・モデレート 部分〜全顎 約6ヶ月〜1年程度 全体矯正だが比較的軽度で最大26枚程度。
治療期間や負担を抑えたい人向け。
インビザライン・ライト 軽度部分 約3〜8ヶ月程度 気になる前歯を中心に整える短期治療向けプラン。
最大14枚程度。
インビザライン・エクスプレス ごく軽度の部分(主に前歯部) 約3〜6ヶ月程度 インビザラインの中で最も軽度向け。
短期間での見た目改善を目的とする。
インビザラインGo 前歯の部分 約3〜9ヶ月程度 審美目的の部分矯正に特化。
前歯の見た目改善を重視した設計。
インビザライン・ティーン 全顎 約1〜2年程度 成長期に配慮した設計。
装着管理サポート機能がある。
インビザライン・ファースト 全顎 約6ヶ月〜1年半程度 顎の成長を活かす小児向けプラン。
永久歯が生えそろう前に使用。

※治療期間はあくまで目安であり、歯並びの状態・治療計画・装着状況などによって前後します

前歯だけの矯正にかかる費用や治療範囲について詳しく知りたい方は、『前歯6本だけの矯正費用はいくら?部分矯正の相場や治療期間を解説』も参考にしてください。

2. 【年齢別】インビザライン治療期間の目安

インビザラインは幅広い年代に対応している治療法ですが、実は大人と子どもで治療の進み方やアプローチは大きく変わります。

 

顎の成長をコントロールしながら進める子どもの治療に対し、大人の治療はすでに固まった骨の中で歯を動かすため、綿密な計画とそれなりの時間が必要です。

 

ご自身やご家族の年齢に当てはまる項目をチェックして、治療スケジュールのリアルな目安をイメージしてみましょう。

2-1. 子どもの治療期間

子どものインビザライン治療は、主に次の年代を対象としています。

子どもは骨が柔らかく歯が動きやすいため、比較的スムーズに治療が進みやすいといわれています。

 

小児期(6〜10歳頃):混合歯列期
✅ 中学生〜高校生:永久歯列完成期

 

小児期から行うインビザライン・ファーストの場合は、顎の成長をコントロールし将来の歯並びを整えやすくすることが目的です。

そのため、治療期間の目安は約6ヶ月〜1年半程度と比較的短いですが、その後に第二期治療(永久歯が生えそろってからの矯正)が必要になるケースもあります。

 

一方、中高生の場合(インビザライン・ティーン)は大人と同様に歯を動かす治療で治療期間は約1〜2年程度が目安とされることが一般的です。

2-2. 大人の治療期間

大人のインビザライン治療は、20代から幅広い年代が対象です。

 

一般的な治療期間の目安は約1〜3年程度ですが、部分矯正や軽度なケースであれば6ヶ月〜1年程度で終わることもあります。

歯並びの状態や治療範囲、マウスピースの装着時間管理、治療計画の精度などによって異なりますが、子どもと比べて治療期間が長くなりやすい傾向があります。

 

また顎の骨の成長がすでに止まっているため、歯を動かすためのスペースを確保するために、抜歯が必要になるケースもあります。

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3. インビザラインの治療期間が長引く主な原因

インビザラインは非常に緻密なシミュレーションに基づいて進められますが、予定した期間で終わるかは、自己管理の状況や、奨励そのものの難易度などいくつかの要因によって左右されます。

 

ここでは、治療をスムーズに終わらせるために必ず押さえておきたい、治療期間が長引く6つの主な原因とトラブルを解説します。

3-1. 装着時間を守れていない

インビザラインは1日20〜22時間以上の装着が推奨されています。

 

装着時間が不足すると、歯が計画どおりに動かない、次のマウスピースが合わなくなるといった問題が起こりやすく、治療期間が延びる原因になります。

 

食後や外出時につけ忘れることが積み重なると、治療全体に影響することもあるので注意が必要です。

3-2. 装着方法や使い方に問題がある

装着時間を守っていても、正しく装着できていなければ計画どおりに歯が動かないことがあります。

マウスピースが浮いている、チューイを使っていない、はまっていない状態で使い続けていると歯の移動が不十分となり調整や再計画が必要になることがあります。

 

また、誤ってマウスピースを紛失・破損したりした場合も新しいマウスピースを作るために治療が一時的に止まり、結果的に治療期間が伸びる原因になります。

3-3. 治療計画の修正が必要になった

インビザラインは、事前にシミュレーション(クリンチェック)を行い、治療計画を立てますが、実際の歯の動きが計画どおりに進まないこともあります。

その場合、追加アライナー(リファインメント)や治療計画の修正が必要になり、治療期間が延びることがあります。

 

 

治療計画の修正は、初期の治療計画の精度や症例の見極めによって差が出ることもあります。

3-4. 通院間隔が空きすぎて調整が遅れる

インビザラインは自己管理型の矯正なため定期的な通院によるチェックが欠かせません。

 

通院間隔が空きすぎると、マウスピースの不具合に気づくのが遅れたり、歯の動きのズレを早期に修正できなかったりといった問題が起き、治療が長引く原因になることがあります。

 

忙しさなどで通院を後回しにしてしまうと小さなズレが大きな修正につながることもあるため注意が必要です。

3-5. 虫歯・歯周病などで治療が中断する

治療中に虫歯や歯周病が見つかると、矯正を一時中断してそちらの治療を優先する必要があります。

この治療によってインビザライン全体の治療期間も遅延する原因になります。

 

また、インビザライン治療前にも虫歯や歯周病がある場合はその治療が優先になります。

特にマウスピース矯正は装着中に唾液の自浄作用が弱まるため口腔ケアが不十分だとトラブルが起こりやすくなります。

3-6. 歯並びが重度のケース

歯を大きく動かす必要がある重度の歯並びの乱れがあるケースでは、治療期間が長くなる傾向があります。

特に、歯が部分的に重なり合ってガチャガチャした歯並びになっている「叢生」の場合は治療に時間がかかります。

 

また、歯並びの乱れが重度の場合はスペースを確保するために「抜歯」を伴う治療計画が必要になることがあります。
抜歯を行うと、抜いた部分の傷口が回復するのを待つ期間や、歯を大きく移動させる工程に時間がかかるため、その分だけ全体の治療期間が延びやすくなります。

 

このような重度症例でインビザラインだけでの治療が難しい場合は、ワイヤー矯正との併用が検討されることもあります。

 

また、歯並びの状態によっては、安さや短期間を重視したマウスピース矯正では十分な改善が難しいケースもあります。ローコストマウスピース(LCM)の特徴や注意点について詳しく知りたい方は、『安くて早い『ローコストマウスピース(LCM)』の落とし穴!』も参考にしてください。

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4. インビザラインの治療期間を短くするためにできること

インビザラインの治療を長引かせずに進めるには、事前の治療計画の精度や日々のケアや管理が不可欠です。

 

ここでは、スムーズにインビザラインによる矯正治療を進めるための7つの方法を解説します。

4-1. 装着時間や使用方法を守る

インビザラインで最も重要なのは、マウスピースの装着時間と正しい使用方法を守ることです。

1日20〜22時間程度の装着が推奨されており、これを下回ると歯が計画どおりに動かなくなり、治療期間が伸びる原因になります。

 

食事・歯磨き後はすぐに装着する、装着中の飲食を避けると言った基本的な使い方を守ることも治療をスムーズに進めることにつながります。

4-2. 交換時期を自己判断で変えない

「早く終わらせたい」という気持ちから自己判断でマウスピースの交換時期を早めると逆効果です。

 

交換を早めすぎると、歯が計画どおりに動かない、痛みや違和感が強くなる、結果的に再調整が必要になるといったリスクがあり、かえって治療期間が延びることがあります。

 

マウスピースの交換時期は、必ず歯科医師の指示に従いましょう。

4-3. チューイを正しく使用する

チューイはマウスピースを歯にしっかり密着させるための補助器具です。

 

正しく使用することでマウスピースの浮きを防ぎ、歯に均等な力がかかりやすくなりまます。これにより歯の動きが安定し、治療効果を最大限に引き出せます。

ただし、「噛めば噛むほど良い」というものではなく、使用方法や頻度は歯科医師の指示を守ることが大切です。

4-4. 定期的に通院し調整を怠らない

定期的に歯科医院で調整や診断を受けることはインビザライン矯正を計画通りに進めるために不可欠です。

 

定期的な通院によって、マウスピースの適合状態・歯の動きのズレ・口腔内トラブルの有無を早期に確認・修正できるため、治療の遅延を防ぐことができます。

 

決められた通院スケジュールを守ることが結果的に治療期間短縮につながります。

4-5. 口腔内とマウスピースを清潔に保つ

治療中に虫歯や歯周病が起こると矯正治療を一時中断しなければならない場合があります。

 

そのため、丁寧な歯磨き・マウスピースの洗浄・定期的なクリーニングによる口腔内とマウスピースの清潔管理が重要です。

 

また、喫煙習慣がある場合はニコチンによって血流や代謝が低下する可能性が指摘されており歯の動きや回復に影響することもあります。

4-6. インビザライン経験が豊富な歯科医院を選ぶ

インビザラインの治療期間には歯科医院や歯科医師の経験・治療計画の精度も関係しています。

 

インビザラインの症例数が多いクリニックでは、適切なプラン選択・精度の高いクリンチェック・症例に応じた柔軟な対応が期待でき、無駄な修正や遠回りを減らせる可能性があります。

 

また、症例によっては全体矯正ではなく部分矯正で対応できる場合もあり結果的に治療期間を抑えられるケースもあります。

4-7. 加速矯正装置を活用する

インビザライン矯正の治療期間を短縮する方法として最も効果的なのが光加速矯正装置(PBM Healing、OrthoPulseなど)の活用です。

 

近赤外線光刺激によって歯周組織の代謝をサポートし、歯の動きを促す可能性があるとされており、場合によっては治療期間を大幅に短縮できることもあります。

また、矯正による痛みも軽減されると言われています。

 

ただし、すべての人に効果があるわけではなく、症例や治療計画によって効果に差があるため、治療期間短縮を保証するものではないことには注意が必要です。

使用の可否や効果については歯科医師に相談しましょう。

5. インビザラインの治療期間に関するよくある質問

Q1. インビザラインの治療期間は最短でどれくらい?

症例によっては最短で数ヶ月程度で治療が完了するケースもあります。

前歯のみの軽度な歯列不正であれば、インビザラインエクスプレスやライトを使用して約3〜6ヶ月で治療が終わることがあります。

 

ただし、これはあくまで歯並びが非常に軽度、噛み合わせに大きな問題がない、装着時間や使用方法をきちんと守れているといった条件がそろった場合に限られます。

 

最短期間はあくまで一部の症例に当てはまるもので、多くの方は1〜2年程度が目安になります。

Q2. 装着時間が守れないとどれくらい期間が延びますか?

装着時間が不足すると、治療期間が数ヶ月以上延びることもあります。

 

特に1日17時間以下の状態が続くと、マウスピースが想定どおりに機能しにくくなり、追加のマウスピース作製などにより治療期間がさらに延びることがあります。

 

装着時間は、治療期間を左右する最も重要な要素のひとつです。

Q3. 結婚式や就活など期限が決まっている場合、治療期間は調整できますか?

ある程度の調整が可能な場合がありますが、症例によって異なります。

 

部分矯正が可能かを歯科医師が判断した場合には多少調整できる場合があります。

 

ただし、無理に期間を短くすれば噛み合わせや歯の安定性に影響が出ることもあるため、期限がある方は、できるだけ早い段階で歯科医院に相談し、現実的な治療計画を立てることが重要です。

Q4. 保定期間はどれくらい必要ですか?

保定期間の長さは、歯並びの状態や年齢や歯の動きやすさなどによって異なりますが、一般的には、矯正期間と同程度の1〜2年程度の保定期間が必要とされています。

 

保定を怠ると後戻りのリスクが高まるため、治療終了後も継続した管理が大切です。

6. まとめ|インビザラインの治療期間を知り納得のいく矯正を

インビザラインの治療期間は、平均すると1〜2年程度がひとつの目安ですが、実際には歯並びの状態・治療内容・装着状況などによって大きく異なります。

 

軽度の歯並びのケース は数ヶ月で完了することもありますが、中等度以上の症例や噛み合わせ調整が必要なケースでは、2年以上かかることもあります。

 

また、インビザライン矯正の治療期間は、歯科医院選びや患者さん自身の日々の管理によって大きく変わります。

保定期間などの適切な自己管理はもちろん、治療に疑問があった時などはできるだけ早めに歯科医院に相談することがスムーズな治療を進めるための近道です。

 

インビザラインやその他のマウスピース矯正サービスを比較しながら、自分に合った治療方法を選びたい方は、『マウスピース矯正サービスおすすめ7選|特徴・料金・選び方ガイド』の記事も参考にしてください。

 

ウィ・スマイルでは、月額3,000円〜始められるインビザラインなどのマウスピース矯正を提供しており、全国の提携クリニックで治療期間や費用の相談が可能です。「自分の場合はどれくらいかかるの?」と気になっている方は、まずは無料相談で治療期間の目安を確認してみましょう。

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