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アメリカでの歯列矯正費用はいくら?日本との違いや保険制度まで徹底解説

湊 寛明
湊 寛明
この記事の監修者 

歯科医師。医療法人社団ピュアスマイル理事長。インビザライン ブラックダイヤモンドドクター。インビザライン世界サミット23万人いるインビザラインドクターの中からトッププロバイダーの1人に選出。
https://purerio.tokyo/

アメリカで歯列矯正を検討している方の多くが気になるのが、「実際いくらかかるの?」という費用面。

日本と比べて医療費が高いイメージのあるアメリカでは、矯正治療も例外ではありません。

 

本記事では、

 ・アメリカの矯正費用の相場

 ・日本との比較

 ・保険制度の実情

 ・そして費用を抑えるための方法

まで、わかりやすく解説していきます。

1. アメリカでの歯列矯正の費用相場は?

アメリカで歯列矯正を受ける場合、治療方法や対象年齢、住んでいる地域によって費用が大きく異なります。

この章では、治療方法ごとの相場感、年齢別の費用の違い、地域差など、アメリカの矯正費用事情をわかりやすく解説していきます。

1-1. 全体矯正(ワイヤー・マウスピース)の費用目安

アメリカで最も一般的な矯正治療は「全体矯正(フルマウス)」で、歯列全体を整える本格的な治療です。治療方法によって費用に大きな差があり、選ぶ装置の種類が価格を左右します。

 

矯正方法費用相場(USD)日本円換算(目安)特徴
ワイヤー矯正(メタル)$3,000〜$7,000約45〜105万円最も一般的。費用は比較的抑えめ
セラミック矯正$4,000〜$8,000約60〜120万円目立ちにくいがやや高額
マウスピース矯正(インビザラインなど)$4,000〜$9,000約60〜135万円見た目重視の人気治療
部分矯正$1,500〜$4,000約22〜60万円軽度症例に対応。期間も短い

 

※上記は「全体矯正(フルマウス)」を対象とした価格帯です。

※費用は都市部や高級クリニックではさらに高額になるケースもあります。

※初診料、X線、保定装置(リテーナー)などは別料金の場合もあるため、総額での確認が必須です。

1-2. 子どもと大人の矯正費用の違い

アメリカでは子どものうちに矯正を始めるのが一般的で、その分費用や治療計画も大人とは異なります。

以下に、子どもと大人の平均的な費用の違いを表にまとめました。

 

対象費用相場(USD)日本円換算(目安)備考
子ども(7〜14歳)$3,000〜$6,000約45〜90万円予防的な早期治療が多く、軽度が多い
大人(15歳以上)$4,000〜$9,000約60〜135万円骨格完成後の矯正で難易度が高いことも

 

💡ポイント:子どもは「2段階治療(予防的なプレ治療→本格矯正)」となるケースもあり、トータルでは大人より高くなる可能性もあります。

1-3. 都市・州による料金の差(カリフォルニア・NYなど)

アメリカでは都市や州によって、矯正費用にかなりの地域差があります。

家賃や人件費、保険制度の違いなどが価格に反映されるからです。

 

都市・地域費用の傾向一般的な相場
カリフォルニア州(例:LA、SF)高い$6,000〜$9,000
ニューヨーク州高い$6,500〜$10,000
テキサス州(例:ヒューストン)やや安め$4,000〜$7,000
フロリダ州平均的$4,500〜$8,000
中西部(例:オハイオ、ミズーリ)比較的安い$3,500〜$6,000

 

💡 補足:地方都市や郊外に行くほど費用は下がる傾向があり、「アメリカ全体の平均=約$5,500〜$7,500」というのが現実的なイメージです。

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2. アメリカと日本の矯正費用を比較してみよう

アメリカと日本では、矯正治療の文化や制度が異なるため、費用面にも大きな差があります。アメリカの方が全体的に高額な傾向にありますが、治療内容や地域、保険制度の違いなどを考慮すると一概には比較できません。

 

この章では、日本とアメリカの矯正費用を種類別に比較表で可視化し、その背景や違いについても詳しく解説します。

2-1. 日本の矯正費用の平均

日本では自由診療のため、費用は医院ごとに異なりますが、以下が一般的な相場です。

 

治療法費用の目安(日本)備考
ワイヤー矯正(表側)約70〜100万円金属ブラケットが主流
セラミック矯正約80〜120万円審美性重視でやや高額
マウスピース矯正約80〜110万円インビザラインが主流
部分矯正約20〜50万円前歯だけ等、範囲限定

 

💡ポイント:保険適用外の自由診療が多く、地域差もあるが、日本の方が比較的リーズナブルな傾向があります。

2-2. アメリカとの費用比較表

同じ治療法でも、アメリカと日本では費用に差があります。

以下に一覧で比較してみましょう。

 

治療法アメリカの相場(USD)日本円換算日本の相場費用の差
ワイヤー矯正$3,000〜$7,000約45〜105万円約70〜100万円アメリカやや高め
セラミック矯正$4,000〜$8,000約60〜120万円約80〜120万円ほぼ同程度
マウスピース矯正$4,000〜$9,000約60〜135万円約80〜110万円アメリカの方が高め
部分矯正$1,500〜$4,000約22〜60万円約20〜50万円ほぼ同程度

 

2-3. なぜアメリカの費用は高くなるのか?

アメリカで矯正費用が高額になる主な理由は以下の通りです。

 

✔ 医療費全体が高い(自由診療+訴訟リスクによる保険料増)

✔ 技術料・人件費・家賃などの運営コストが高い

✔ 多くの歯科医が「民間保険制度」頼りで自己負担が大きくなることも

✔ クリニックが地域密着型ではなく、「ブランド化」「高級化」している傾向もある

 

補足:ただし、大学病院や非営利団体などを利用することで、比較的安く矯正できる選択肢も存在します(このあとの章で紹介予定!)

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3. アメリカの矯正治療に保険は使える?

アメリカでは医療保険制度が日本と異なり、矯正治療への保険適用の有無は契約している保険の種類やプランに大きく左右されます
民間保険のオプション次第では一部がカバーされるケースもありますが、自己負担額が大きいのが実情です。

 

ここでは、アメリカで利用できる保険の種類と、矯正治療との関係について解説していきます。

3-1. 民間保険でのカバー範囲とは

アメリカでは多くの人が民間のデンタルプランに加入しています。

矯正治療に関しては、以下のような条件が設けられていることが一般的です。

 

対象年齢:子どものみ対象(18歳未満)というケースが多い
カバー額:最大$1,000〜$3,000までの上限あり
コペイ(自己負担):一部負担+残額全額自己負担となることが多い
加入時の条件:初年度は適用不可、1年間の待機期間がある場合も

 

💡ポイント:保険でカバーされる場合でも全額ではなく、一部のみ。自己負担は高め。

3-2. Medicaid(メディケイド)の適用条件

低所得者向け公的保険「Medicaid」でも、矯正治療が必要と認定された場合に限り、補助が受けられるケースがあります。

 

子ども(21歳未満):

咀嚼や発音に深刻な影響がある場合など、医学的必要性があると判断されると補助対象に

 

大人:

原則対象外。ただし州によっては例外あり

 

州ごとに制度の運用が異なるため、居住地域のMedicaid事務局に確認が必要です。

3-3. 保険を使う際の注意点と確認ポイント

アメリカで矯正に保険を使う際には、以下の点に注意しましょう。

 

✔ 保険に矯正治療が含まれているか必ず事前確認すること

「医学的に必要」と認定される条件があるかをチェック

✔ 申請手続きや事前承認(プリオーソリゼーション)が必要な場合もある

✔ 支払われる保険金は患者が立て替えてから申請→還付形式も多い

 

💡まとめ:保険で全額をカバーできることは少なく、あくまで“補助的”なものと考えておくのが現実的です。

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4. アメリカでの矯正費用を抑える方法とは?

アメリカでの矯正治療は、費用が高額になるケースが多いため、少しでも出費を抑えたいというニーズは非常に多くあります。

 

ここでは、クリニックの選び方や公的・非営利機関の活用方法、分割支払い制度など、現地で実際に使える費用節約術を解説します。

4-1. 安く治療できるクリニックの探し方

一般的な開業医よりも、以下のような施設では比較的安価に治療できる可能性があります。

 

歯科大学の附属クリニック:

学生による施術(教員監督あり)で費用が抑えられる。待機リストがあることも

 

非営利医療団体(NPO):

所得に応じたスライディングスケール制度あり。地域密着型が多い

 

歯科保険提携クリニック:

特定の保険プラン加入者向けのディスカウントがある

 

💡ポイント:Googleマップや「low cost orthodontics + city名」などで検索すると、該当施設が見つけやすいです。

4-2. 大学病院や非営利団体の活用

多くの州には、歯学部のある大学が提供する実習兼治療施設があります。

費用は一般的なクリニックの6〜7割程度で済むことも。

 

施設名の例特徴
UCLA School of Dentistryカリフォルニア治療費が明示されていて透明性あり
NYU College of Dentistryニューヨーク日本人患者も多く、英語対応が不安な方にも安心
Howard University Dental ClinicワシントンDC非営利医療機関としての支援体制も充実

 

こうした施設では、矯正の治療計画が丁寧に立てられる一方、予約枠が限られていたり待ち時間が長めになることもあります。

4-3. 分割払いやファイナンス制度の活用

アメリカの多くの歯科医院では、治療費の一括払いが難しい方向けに月々の分割払い(Installment)や、医療専用ローン(Dental Financing)を提供しています。

 

支払い方法内容利用時の注意点
院内分割払い医院が直接支払いを分割対応無利息〜低金利。途中で支払い変更ができる場合も
CareCredit(医療用クレジット)医療専門のクレジット会社を使う利用審査あり。返済遅延に注意
クレジットカード通常のカードで分割払いリボ払いの場合、金利が高くなることも

 

💡ポイント:契約前に「金利」や「途中解約時の手数料」などをしっかり確認することが大切!

 

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5. 【体験談】アメリカで矯正治療を受けた日本人の声

実際にアメリカで矯正治療を受けた人の体験談は、費用感や進め方の参考になると同時に、「自分もできるかも」と背中を押してくれる存在でもあります。

ここでは、子どもの治療と大人の治療に分けて、それぞれの日本人患者の声を紹介します。

5-1. 子どもの矯正を受けたケース

ケース:駐在中の親御さん(ロサンゼルス)
「子どもが9歳のときに現地校で矯正を勧められ、近所の歯科で相談。ワイヤー矯正で$5,000(約75万円)かかりましたが、保険で半額程度がカバーされ、自己負担は$2,500ほどに。日本語対応の歯科を選べたので安心でした。」

 

感想:

・アメリカでも保険が使えると費用負担が抑えられる

・小児矯正は周囲の勧めで始めやすい環境

5-2. 留学中に矯正を始めた大人のケース

ケース:大学留学中の女性(ニューヨーク)
「もともと歯並びが気になっていたので、アメリカ滞在中にマウスピース矯正(インビザライン)を決意。総額は$8,000(約120万円)で、自費でしたが分割払いを利用。治療期間は約1年半、見た目もきれいになって満足しています!」

 

感想:

・マウスピースは高額だが、目立たず快適

・留学中でも治療計画をしっかり立てれば継続できる

 

 

💡 体験談から分かるポイント

・保険適用の有無で費用は大きく変動

・分割払いや日本語対応の歯科医院など、選び方次第で安心感UP

・日本人コミュニティ内での口コミも大切な情報源

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6. まとめ:アメリカの矯正費用は高額だけど、工夫すれば抑えられる!

アメリカでの矯正治療は、一般的に$3,000〜$9,000(約45万〜135万円)と、日本よりも高額になりやすい傾向があります。特に都市部では費用が上がりやすく、保険の適用範囲も限られているため、事前にしっかりと情報収集することが大切です。

 

ただし、歯科大学の附属クリニックや非営利団体の利用分割払いや保険の活用によって、負担を軽減することは十分に可能です。

また、実際にアメリカで治療を受けた日本人の体験談からも、「自分の状況に合った選択」をすることが成功の鍵であることがわかります。

 

海外での矯正治療は不安もあるけれど、しっかり準備すれば安心して進められます。まずは信頼できる現地の歯科医院を探し、無料カウンセリングなどからスタートしてみましょう!

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